名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
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SS2-11 先手石田流に右四間飛車(5)

2024-02-14 | 基本定跡の研究

後手の右四間飛車に対して、先手の石田流はうまくいきません。となれば

飛を浮かず、低い陣形で備えるのが普通でしょうか。鈴木大介先生の本では、32玉28玉としたところで、65歩同歩同銀と仕掛けます。22角成同銀77銀

後手の攻め方は3通りあるのですが、66銀同銀同飛がシンプルです。対して38銀で互角だというのですが。

ここは67銀が厳しいです。先手の最善の応手は77銀ですが

58銀成が利いて、同飛

67飛成68飛同竜同銀

88飛77角89飛成82飛62歩

こんなところですが、評価値は-456の後手有利です。そんなに差があるのかという気がしますが、81飛成48金69銀打49金同銀51金右

先手玉は薄くて、後手には67桂とかの攻めがあるということなのでしょう。

先手は途中の38銀の所が間違いで、67歩を打たねばなりません。

62飛74歩同歩同飛73歩76飛

この図の評価値は-85、まだ互角です。

戻って

ここでは66歩もあって、68飛45角98角

鈴木先生は互角だとのことですが、評価値は-146の後手ペース。この後の指し方次第です。

また戻って

第3の手は76銀同銀69飛成

銀を捨てて飛金取りです。でも68飛49竜48金

金を取り返したけれど竜金取りが残ってしまいました。評価値は+227の先手ペース。鈴木先生は怖いところがあると言いますが。

ということで、この仕掛けは後手ペースだけど互角の範囲なのかなあ、というくらいです。

 

コメント
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