エルモ囲いでの右四間飛車で
先手が67銀型で受けたら、という話の続きです。65同歩は後手ペースでした。取らないとすれば、軽いのは76飛です。66歩に同銀は65銀
これは簡単に後手が駒得になります。
戻って
76飛66歩を同角同銀88角
77角に79角成~89馬が間に合うので後手有利。評価値は-850です。
66同銀ではなくて66同飛同飛同銀69飛
これも後手有利で、評価値は-772.76飛と浮くのは簡単に後手有利になります。
また戻って
面倒なのは68飛の受けです。66歩に同銀から見てみますが
ここは65銀 (同銀88角成同飛65飛56角・・・) でも後手ペースです。評価値で優るのは、65歩77銀72金
先手は76銀と出たいのですが、6筋が不安です。67歩63金76銀
88角成同飛33角98飛74歩
74同歩同金75歩64金68金
これは78歩の垂らしを受けた手。66歩同歩55金
後手は自然に右金をさばきます。この図の評価値は-330で後手有利。後手陣は角を打ちこまれる隙が無いです。
ということでこの図から
68飛66歩に同角が本線です。
ここは55銀77角66歩76銀としても
後手ペースなのですが、この後の指し方が難しいです。
なので66同角には
同角同銀のほうを採用します。この後が長いので明日に回します。先日この形の類似形に2局出会いましたから (先に研究してておけばよかった) 、振り飛車側はこう指したいところなのでしょう。