名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS2-11 先手石田流に右四間飛車(7)

2024-02-16 | 基本定跡の研究

エルモ囲いでの右四間飛車で

先手が67銀型で受けたら、という話の続きです。65同歩は後手ペースでした。取らないとすれば、軽いのは76飛です。66歩に同銀は65銀

これは簡単に後手が駒得になります。

戻って

76飛66歩を同角同銀88角

77角に79角成~89馬が間に合うので後手有利。評価値は-850です。

66同銀ではなくて66同飛同飛同銀69飛

これも後手有利で、評価値は-772.76飛と浮くのは簡単に後手有利になります。

また戻って

面倒なのは68飛の受けです。66歩に同銀から見てみますが

ここは65銀 (同銀88角成同飛65飛56角・・・) でも後手ペースです。評価値で優るのは、65歩77銀72金

先手は76銀と出たいのですが、6筋が不安です。67歩63金76銀

88角成同飛33角98飛74歩

74同歩同金75歩64金68金

これは78歩の垂らしを受けた手。66歩同歩55金

後手は自然に右金をさばきます。この図の評価値は-330で後手有利。後手陣は角を打ちこまれる隙が無いです。

ということでこの図から

68飛66歩に同角が本線です。

ここは55銀77角66歩76銀としても

後手ペースなのですが、この後の指し方が難しいです。

なので66同角には

同角同銀のほうを採用します。この後が長いので明日に回します。先日この形の類似形に2局出会いましたから (先に研究してておけばよかった) 、振り飛車側はこう指したいところなのでしょう。

 

コメント
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