名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS2-11 先手石田流に右四間飛車(9)

2024-02-18 | 基本定跡の研究

この形の仕掛けで

68飛66歩同角はかなり難しそうです。そこで、68飛に71金と待つのが深謀遠慮の手です。

この71金は後手にとって少しプラスです。先手は65歩や77角とすると、前に調べた手順 (後手もち) よりも1手損になるので劣ります。56歩は66歩同角同銀79角が生じるのではっきりマイナスです。最善は46歩で、66歩同角同角同銀33角

45角が打てないので33から角を打ちます。銀取りの受け方としては65歩が普通でしょうか。これには64歩と合わせて、64同歩同飛65歩84飛

87飛成のねらいは角を打って受けるしかありません。78角61金98香51金56歩63歩36歩74歩

先手の動かす駒がないので、後手は金を寄せて63歩を打って (先手から64歩と伸ばされないようにして) 、74歩と動きます。1歩持って73桂~64歩と攻めれば成功なので、47金75歩同銀85飛

76歩88角成で後手有利のようですが、86歩95飛96歩

後手の飛は詰まされます。77歩67角79馬58飛75飛

75同歩66銀85角78歩成

この図の評価値は-193で後手良しです。

先手からの変化としては

33角に67金というのも難しいです。

三間飛車を指す振り飛車党が好むとは思えませんが。65歩77銀55銀

76金66銀58金

これで難しいというのですから驚きます。77銀成同桂64飛

36歩66歩65銀

84飛86歩87銀

85歩76銀成同銀44飛

55角94飛33角成同桂

96歩55角に56銀と打ち

46角37銀24角47金

こんな指し方ができる振り飛車党がいるものでしょうか。44飛46歩25桂48銀86金

45歩64飛65銀左77金

66飛33角64銀66角

ここまで進んで評価値は-102の後手ペースです。ここに至る前に先手が受け間違えるでしょう。

 

 

 

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