手順の復習から。右四間飛車を見せて、先手が石田流をあきらめたら、後手はエルモ囲いから仕掛けます。
68飛に71金
というのが落ち着いた手です。先手の最善は46歩で、66歩同角同銀33角
銀取りの受け方は、65歩と67金は調べました。他の手としては、77銀がありそうですが、68飛成同金74歩
ゆっくり76歩をねらって後手ペース。評価値は-247です。
戻って
67歩と守れば64飛
74歩をねらいます。77銀74歩78飛75歩66銀
先手は銀を屈伸してさばきにかかりますが、65歩75銀62飛
86銀72金77角
77同角成同銀33角
この図の評価値は-231で後手ペース。
ということで、
この71金の工夫で、後手ペースで戦えるのですが、今見直してみると56歩66歩同銀という形も見えますね。調べてみましょう。
私は類似形の経験があるので悩むのですが、ここは65歩よりも65銀のほうが良いです。65同銀88角成同飛65飛は
評価値は-481の後手有利。
戻って
65銀には55銀のかわしですが、54歩で銀取りです。
ここで分岐して、64歩は67歩同飛56銀
69飛72金63歩成
63同金64歩同金
64同飛同飛同銀88角成
この図の評価値は-627の後手有利です。駒得だし馬は引いて使えるし、寄せ合いでも勝てるでしょう。
戻って
64歩ではなくて77桂ならば、76銀62飛成同金
54銀69飛63歩
この時の応手も悩ましいですが、AIによる最善手は52金82飛51歩
55歩同角53歩がありますが、63金同銀同飛成
この図の評価値は-350の後手有利。77銀成が楽しみです。
ということで
この71金で後手ペースとして良いでしょう。67銀型を終わります。