昨日はこの図から
後手がすぐに65歩と仕掛ける順を調べてみましたが、後手ペース~互角くらいでした。少し囲ってから仕掛けてみましょう。42銀38銀31金16歩14歩67銀
後手はエルモ囲いにしてみました。61金のままにしておけば、74歩同歩同飛に65歩とカウンターで反撃できます。なので先手の待ち方が問題ですが、まずは67銀の形から。65歩同歩88角成同飛65銀
振り飛車側からみると素直な65同歩とは取りにくいようですが、この図は66歩を打って、同銀同銀同飛には55角があるので難しい(69飛成11角成22銀同馬同玉68飛同飛同金で互角) です。なので66歩には33角77角
角を打ち合います。これでも66銀とは取りにくくて、54銀86歩74歩
74同歩には72飛~74飛です。85歩75歩84歩
84同歩同飛71金という形もありますが、76歩同銀55銀
6筋は受からなくなっています。83歩成66銀95角57銀成
あちこちで駒取りになっていますが、62角成同金77歩
87歩98飛58成銀同飛15歩
この端攻めが結構厳しいのです。15同歩ならば17歩同香35角打
16歩同香17金をねらって後手ペース、評価値は-147です。先手は82飛と打つと71金打で捕まるので、後手に分があるようです。
端攻めを手抜いた場合は
71飛16歩18歩45角
この角打が攻防です。56銀63角55銀33角46銀74歩
61金打で飛を捕獲しようという意図で、これも後手ペースです。
後手はすぐに仕掛けるよりも、エルモ囲いで様子をみるのが有力です。先手の他の変化も調べてみましょうか。