名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS2-11 先手石田流に右四間飛車(6)

2024-02-15 | 基本定跡の研究

昨日はこの図から

後手がすぐに65歩と仕掛ける順を調べてみましたが、後手ペース~互角くらいでした。少し囲ってから仕掛けてみましょう。42銀38銀31金16歩14歩67銀

後手はエルモ囲いにしてみました。61金のままにしておけば、74歩同歩同飛に65歩とカウンターで反撃できます。なので先手の待ち方が問題ですが、まずは67銀の形から。65歩同歩88角成同飛65銀

振り飛車側からみると素直な65同歩とは取りにくいようですが、この図は66歩を打って、同銀同銀同飛には55角があるので難しい(69飛成11角成22銀同馬同玉68飛同飛同金で互角) です。なので66歩には33角77角

角を打ち合います。これでも66銀とは取りにくくて、54銀86歩74歩

74同歩には72飛~74飛です。85歩75歩84歩

84同歩同飛71金という形もありますが、76歩同銀55銀

6筋は受からなくなっています。83歩成66銀95角57銀成

あちこちで駒取りになっていますが、62角成同金77歩

87歩98飛58成銀同飛15歩

この端攻めが結構厳しいのです。15同歩ならば17歩同香35角打

16歩同香17金をねらって後手ペース、評価値は-147です。先手は82飛と打つと71金打で捕まるので、後手に分があるようです。

端攻めを手抜いた場合は

71飛16歩18歩45角

この角打が攻防です。56銀63角55銀33角46銀74歩

61金打で飛を捕獲しようという意図で、これも後手ペースです。

後手はすぐに仕掛けるよりも、エルモ囲いで様子をみるのが有力です。先手の他の変化も調べてみましょうか。

 

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