名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS2-11 先手石田流に右四間飛車(3)

2024-02-12 | 基本定跡の研究

先手の陣形をもっと検討してみましょう。

角交換から67角と45角の筋を避けるには、66歩~58金左~46歩しかなさそうです。62飛76飛54銀77桂

これで65歩からの攻めは封じました。32玉48玉72金38玉55銀

すると銀を出られて歩の両取りです。66歩のほうを取られるとより困るので、67金46銀

先手玉を堅く囲うことが難しいです。以下の手順は省略で

後手は銀を引き上げて銀冠にしてみました。先手は美濃囲いをあきらめて67の金を46に持ってきました。後手は機を見て74歩同歩72飛

後手玉のほうが堅いので、強く戦えばよいです。この図の評価値は-291の後手良し。

先手は55銀の筋を避けて

56歩も突いてみましょうか。42銀48玉63銀38玉74歩

後手は腰掛け銀を引いて、7筋から動きます。74同歩72飛65歩

ここは74銀64歩52金右でも後手ペースですが、74飛とぶつけて (飛交換は76歩が痛いから) 75歩84飛86歩65歩

85歩には64飛~66歩という感じです。この図の評価値は-365の後手有利。

途中の先手の65歩はだめだったので、86飛はどうでしょうか。

74銀には75歩があるので飛は成り込めます。なので71金83飛成74銀

竜を引くと75銀~76歩があります。72竜同金に76歩は

桂頭を守った辛抱ですが、89飛 (78歩ねらい) 68金86歩同歩66角

この図の評価値は-818、はっきり後手有利です。先手はさらに工夫が必要です。

 

 

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