名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
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SS4-13 ゴキゲン中飛車(5)

2025-01-20 | 基本定跡の研究

もう一度手順のおさらいから。初手から76歩34歩26歩54歩

25歩52飛58金右

55歩24歩同歩同飛

56歩同歩88角成同銀33角

21飛成88角成55桂62玉

75角32銀11竜51金右

ここまで。この図の評価値は0付近の互角です。24歩は互角の結論でした。22歩はそれよりも前に指されていた手です。後手は74歩を突いて

先手は角を逃げるわけですが、57角から。45銀66香72銀13角成

馬を作れましたが、89馬21歩成56銀

所司先生は56銀とする前に35桂だというのですが、だめだと書いてある、単に56銀が正解です。46馬67銀成63香成同銀同桂成同玉64銀72玉53歩

後手不利とされているのですが、62飛63歩42飛

この図の評価値は-818の後手有利です。

細かい変化も言及されていますが、少し飛ばします。所司先生の本手順だと、後手が56銀とするところで35桂31と56銀

57歩67銀成31と同銀43桂成

57飛成同金同成銀以下 (35馬同歩65桂77角49玉66角成) を先手劣勢としているのですが、AIに聞くと、53飛

これが攻防の手です。評価値は+420で先手有利。

ただし途中に問題があります。戻って

57歩67銀成41と55飛

これは68金打66成銀51と と進んで後手指しにくいとされているのですが、68金打には58成銀同金上41銀

手を戻せば後手玉が堅く、評価値は-718の後手有利です。

なので正しくは

68金打などと受けるのではなく、51と 金を取って評価値は0付近の互角です。ゆえに後手は35桂を打たずに56銀と出ましょう、ということになり、後手有利になっていきます。

結構ややこしくて、定跡本に間違いもあるので理解しにくいですが、57角と逃げるのは後手良しです。

 

コメント
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