遠山雄亮先生の「遠山流中飛車急戦ガイド急戦編」によって検証してみましょう。昨日の途中図で
44歩ではなくて、74歩66銀86歩同歩同飛
87歩ではつまらないからと、77桂と跳ねて89角68金88飛成
一目は後手良しですが。平凡に57銀99竜82歩73桂81歩成88竜91と98角成
この図の評価値は-545の後手有利です。91と が働くこともないので、竜馬を作った後手の駒得、攻め駒も後手が多くなるでしょう。
戻って
金取りに構わず65銀とするのが先手の勝負手です。68竜に89飛とできるのです。88歩59飛48金66角
遠山先生は先手有利としています。でもこの図の評価値は-221の後手良しです。38金同金55銀
後手に返し技があって、48角44銀の進行は駒損でも後手良しということのようです。
途中の
65銀の勝負手の対応としては、遠山説の52金右66角33桂
この図の評価値は-405の後手有利です。
またAIに聞くと、65銀99竜66角44香
これでも後手有利で、評価値は-326です。
なお
平凡に87歩82飛77桂73桂と進めると
評価値は-118、後手に振れています。先手としてはつまらないようです。