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ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

Buono! 「ガチンコでいこう!」

2008-06-09 20:51:55 | ハロプロ(ベリ&℃)
 Buono!の新曲が8/20に発売決定。「ガチンコでいこう!」というタイトルだそうで、なんたる皮肉、なんたるタイミングとビックリした訳ですが、アニメ「しゅごキャラ!」は9月末に終了という噂もあり、このシングルがBuono!のラストシングルになるかもしれません。
 皮肉と感じた「ガチンコ」という言葉は、元々はプロレスファンがよく使っている言葉で、相撲用語あたりが発祥だったかと記憶していますが、要するに「真剣勝負」という事ですね。
 私は、アイドルというのはプロレス的な要素を持った芸能ジャンルだと思っています。以前に何かの本で同じような事を書いていた方がいて驚きましたが、自分が思うのはこういう事です。

 プロレスは相手の技を受け、それに耐えて自分の技を繰り出す。つまり、相手の良さを引き出して、尚且自分の良さを魅せる。そういうものだと私は解釈しています。他のアマレスや空手やボクシングなどの格闘技は、相手の良さを引き出すなんてプロセスはありません。如何に自分の技を的確に相手に繰り出すかが重要。勝敗こそが価値になっている格闘技だと思います。ガチンコそのものです。
 プロレスラーが自分の売りと持ち味を最大限に発揮して表現するように、アイドルも自分のキャラクターを最大限に発揮して表現する事が大切です。実際のその子のパーソナリティはともかく、オフィシャルな設定に沿ってアイドルをやりきる力、それが強い人がスーパーアイドルになれるのだと思います。
 「あやや」を演じきって人気者になった松浦亜弥ちゃん。「チャーミー」を演じきった石川梨華ちゃん。「ミキティ」を演じきった藤本美貴様。ワンダメンだと、「桃子プロ」を演じきる嗣永桃子ちゃん。みんな、実際の性格やキャラクターとどこまで一致するのかわかりませんが、アイドルとしてのキャラクターを立派に持っています。
 古くは、松田聖子、小泉今日子などスーパーアイドルと言われた人達は、更にプロフェッショナルなキャラクターパフォーマンスをしてきたのではないでしょうか。
 それがホントのじぶんじゃないかもしれないけれど、そういうキャラクター作りは決して悪い事ではないと私は思います。勝負に徹したガチンコばかりがリアルなんかじゃない、キャラクターを演じきる事だって、そこにプロフェッショナルというリアリズムがあると私は思っています。

 世の中、作詞をすればアーティストな時代ですが、そういう時代だからこそ、キャラクターを演じきる能力も充分アーティスティックであると、ハロプロの人達を持ち上げておきます。
 だから、まだまだ未熟さの残る人も少なくないワンダメンバーの皆さんは、アイドルというものは何かを再確認してほしいなと思っています。

 Buono!は、8/22に横浜BLITZでFC会員限定ライブを行なう事も決定しました。せっかく好評なアルバムを抱えているのだから、ベリや℃-uteのスケジュールの合間を見てツアーやってほしいと思っていましたが、そうなると三人への負担は大変だから難しいかな。特に愛理は義務教育期間中だから、勉強も頑張らないといけないし。
 そう、多くは学生アイドルであるワンダメンバーは、勉強と仕事を両立させる大変な義務があるのです。アイドルという職業は、とてもヘヴィな職業だと私は尊敬の眼差しで見つめています。
コメント
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