フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

矢島舞美の汗は℃-uteの原点

2009-07-31 22:49:49 | ハロプロ(℃)

 春ツアーのDVDが今月立て続けに発売されています。その中から私は℃-uteの「AB℃ツアー」のDVDを先週購入しました。
 「有原栞菜欠場となったツアー。6人が力を合わせ、一人欠けている事を感じさせないツアーとなった。」宣伝コピー風に言えば、そんな感じでしょうか。当事者であるメンバーやスタッフの皆さんは様々な苦労や葛藤があったかと思います。お疲れさまでした。
 モーニング娘。はツアー毎に、前ツアーのドキュメンタリーを収めたDVDマガジンをツアーグッズとして発売していますが、この℃-ute春ツアーもそのような形で、ツアー前の練習からのドキュメンタリーを見てみたいものです、

 そういうメンバーの内面的なドラマ性は、このツアーDVDでは描かれていません。でも、これは正解です。やっぱり、コンサートDVDは楽しくなくっちゃいけませんから。舞台裏の苦労を見せるのではなく、舞台の楽しさを伝えるのがコンサートDVD。

 そのコンサートDVD。一曲目から℃-uteメンバーは歌う。踊る。シンプルに、真っ直ぐに。その姿勢は面白おかしいものではないから、見る人によっては遊び心が足りなくてツマラナイと思うかもしれません。
 そんなアナタには「Berryz工房2009春ツアー ~そのすべての愛に~」をオススメいたします。℃-uteとBerryz工房のセールスポイントは今や違うベクトルに向かっています。まったく違うと言っても過言ではないほどの両ユニットです。それぞれに異なる魅力がある。これはとても良い事です。

 真っ直ぐに走り続けるセットリストな℃-uteは、歌の合間のコーナーさえ短く感じます(キャロライン愛理先生のタップダンスコーナーは除く)。実際に会場で観ていた時も、最初から最後まで歌っている姿ばかりを観ていた印象です。
 これは「知ってます子は記憶に残らない」とダメ出しをしている訳ではなく(苦笑)、それだけ歌を畳み掛けてくるような演出に感じられたという事です。「知ってます子はテンション上げ子よりツマンナイ」という意味ではありません(繰り返すと嫌味みたいなんでもう書きません。本当に、知ってます子さんは好きです)。

 そんな真っ直ぐに突っ走るセットリストだけに、汗かきリーダーは大変です。
 公演前はこんな感じで爽やかです。

 ああ、さすが全方位美少女。素敵な笑顔です。何故箸を持っているのかは、まあDVDを見ていただくとしましょう(会場各地の名産品紹介のコーナーが、おまけ映像に入っている)。

 雑誌「UP to BOY」の表紙&グラビアを飾り。「世界一美しい17歳」という「編集部に舞美ヲタがいるとしか思えない」有り難いキャッチコピーを付けていただいた舞美ちゃん。しかし、そんな美人さんがコンサートでは全力疾走。真っ直ぐに突っ走ります。矢島舞美、好きな言葉は「全力投球」

 そして、コンサートのアンコールではこんな感じで汗まみれになっています。DVDとして映像に残る事などお構いなしです。アイドルと言えば、基本的にはルックスが大事ですから、可愛く見られたいと意識するのは当然。ましてや、年頃の女の子、見た目を気にするのも当然。
 しかし、舞美リーダーはコンサートでは毎回大汗をかいて終盤は別人みたくなっています。それでも笑顔は忘れない舞美リーダー。でも、その無防備な姿こそ美しい。

 私は思うのです。コンサートで大汗をかく舞美リーダーの姿はアイドルらしからぬ姿かもしれない。でも、こんな時でも笑顔をキラキラさせている舞美リーダー。これこそ「全方位」な美しさではないかと。スタジオでメイクして撮影する時も、コンサートで大汗かいて前髪がおでこに張り付いていても、どんな時でも素敵な美少女。それこそが「全方位美少女」という意味ではないかと思います。

 今、℃-uteのメンバーは夏のハロプロコンサートツアーの真っ最中ですが、おそらく平日は夏~秋ツアーのリハーサルに取り掛かっている日々だと思います。今回のツアーは色んな意味で注目ですが、メンバーの皆さんには是非「大汗かいて」全力疾走してほしいなと思っています。いや、別に今までが手抜きに見えているという意味ではありません。℃-uteが現在「エブリデイ絶好調」だという事を示すには、みんなが真っ直ぐ突っ走る姿を提示していくのが一番。
 ℃-uteは結成当初、というか、2004年の一月から常に走ってきた子達。遊び心よりも真っ直ぐ走る事が存在証明。ツアーまで、あと二週間です。

コメント (6)
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