フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

昔の曲を振り返ってみよう ~「BE HAPPY 恋のやじろべえ」の巻~

2009-12-10 21:43:35 | ハロプロ(ユニット)

 今回は「コンコンおめでとう記念」で、コンコンが目立っている昔の曲から何か紹介して記事を書こうと思います。(本日の記事は写真の事を書いた記事と二本立てです)
 という訳で選曲開始。コンコン活躍曲というと「カントリー娘。に紺野と藤本」かな。とか、やっぱりモーニング娘。の「涙が止まらない放課後」かなと思いましたが、敢えてこの曲を行ってみます。
 「BE HAPPY 恋のやじろべえ」
 三期タンポポ(石川梨華 柴田あゆみ 紺野あさ美 新垣里沙)の出した唯一のCDです。

 タンポポは、飯田圭織 石黒彩 矢口真里 の一期時代は、ブラックコンテンポラリーミュージックを展開してクールにセクシーに歌っていました。彩っぺの卒業で新たに石川梨華 加護亜依が加入した二期からは、ブリティッシュポップで可愛い路線にシフト。これがヲタに好評で、タンポポはヲタから熱狂的な支持を受けます。
 売上的にはプッチモニに負けていたものの、楽曲が評価されていたタンポポは、メンバーを一推しにしているヲタだけにとどまらず、ヲタの推しを超えた支持を受けていました。

 それが、2002年7月のハロプロユニット再編でメンバーチェンジを行ない、前述の四人になる訳ですが、このユニット再編がハロプロの人気を揺るがすかのような大不評を買い、その影響で三期タンポポも拍手で迎えられずにスタートします。
 ユニット再編のインパクトを、当時を知らない人に伝えるとすると、今ならモーニング娘。にBerryz工房に℃-uteのメンバーを大幅に入れ替えるようなインパクトと言えましょうか。もし、そんな事が発生したら批判が渦巻きますよね?つまり、それほど当時のヲタはうろたえ、怒りを露わにしたのです。

 二期タンポポは「タンポポ編集部OH-SO-RO」というラジオ番組をやっていました。私はこのラジオ番組が大好きで、毎週楽しみにしていました。
 メンバーチェンジを受けて、ラジオ番組もその年の秋から三期タンポポに移行します。それに合わせるかのように、他のユニットに先駆けてシングルが発売されました。それが「BE HAPPY 恋のやじろべえ」です。

【HQ PV】「BE HAPPY 恋のたじろべえ」


 私は、三期タンポポによるラジオ番組も面白いと感じ、変わらずに毎週聴き続けました。
 エース的存在の石川さん。石川さんの親友であり良きお姉さん的存在のしっかり者の柴ちゃん。キャラクター的にはモーニング娘。五期メンバーの中でも地味に思われていたものの、ラジオでは楽しいキャラクターを出し始めていたコンコンに豆(ガキさん)。良い意味でまったりしていて良いグループだなと思ったものです。
 曲も、そんな四人に合わせて可愛くほのぼのとした曲。ゆったりとしたダンス、ピンクに統一された四人の衣装、いずれも可愛い仕上がりで、三期タンポポは一期や二期とは違う魅力を十分に出せていました。
 しかし、売上的には今一つな結果と事務所に受け止められたのか、結局シングルは一枚で終わり、アルバムは出ませんでした(これは二期タンポポもそうですが)。CDを一枚も出せなかった三期プッチモニよりは良いとも言えるものの、これは残念な結果。何故、こうなってしまったのか。

 当時、ヲタはユニット再編に対してナーバスになり過ぎました。新しい編成は、モーニング娘。五期メンバーにスポットを当てる意味合いも感じられ、その事がヲタを更に否定的な気持ちにさせた事も一因でした。
 当時はまだ五期メンバーは風当たりが強く、タンポポもプッチモニもミニモニ。も、いずれのユニットは四期メンバーが活躍するユニットであり、当時のモーニング娘。の人気の中心の一角が四期メンバーでした。そこに五期メンバーを無理矢理押し込んだ。そして、うまくユニットが回っている時にそれを崩すのはおかしいという考えが多数派を占めたため、ユニットのメンバー構成について冷静に論じられる事が少なく、とにかく新編成はNOとなってしまい、楽曲までもが正当評価を受けなかった悲しき例を作ってしまった。

 これは自分の分析ですが、この三期タンポポの辺りから、だんだんとヲタの楽曲評価というものがブレ始めたような気がします。歌っているメンバーが気に入らないから駄曲。センターを張るメンバーの人選に納得がいかないから駄曲。この曲以降、そういう見方が珍しくなくなってきたような気がします。
 アイドルを応援するという行為は、思い入れを強く持つ事で楽しむものですから、そういう感情論も致し方ないとも言えます。
 でも、その感情論によって押し潰されてしまった曲、ユニット、メンバーがその後いくつかあった事を想いながら、あの時もっと多くのヲタが冷静に判断と評価を三期タンポポ(プッチモニ、ミニモニ。)に出来ていればと思うのです。
 それまでは比較的穏やかな信頼関係を構築していたヲタと事務所の想いが、微妙なズレを見せ始めた。そして、いつしか「事務所が新提案するものは、とりあえず叩いてから話が始まる」みたいな風潮が出来上がったのでした。

 楽曲的には、アイドルソングとしてなかなか良く出来ているし、歌唱力的には難があったメンバー達で、如何に聴きたくなる曲を作るかという点に於いて、つんくPも力を込めて回答を示した曲と思えます。
 この記事を書くために久々に動画を見たら、コンコンもガキさんもとても良い表情で歌っていると改めて思いました。そして、柴ちゃんも石川さんも。

 その後、ハロプロコンサートなどで復活する事はなかった三期タンポポでしたが、もし当時人気と支持を受けて長続きしていたらどんな曲を歌っていったのだろうか?なんて妄想を抱きたくなるような魅力はあったのは確かです。
 編曲が、二期タンポポやミニモニ。の一部の曲でヲタに高評価を受けていた永井ルイさんだった事を、記事を書くにあたって思い出しました。サウンド的にもマルです。


 BE HAPPY 恋のやじろべえ  (2002.9.26発売)
 作詞・作曲/つんく♂ 編曲/永井ルイ

コメント (4)
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東京瑞光日記 ~原宿 表参道~

2009-12-10 11:04:20 | 写真とカメラ

 少し前に「ヨコハマツァイス紀行」という写真を紹介する不定期連載記事を終了して、その最終回に次の企画がある事を書きましたが、今回からその新しい不定期連載企画がスタートします。名付けて、
 「東京瑞光日記」
です。なんだか古典的タイトルですが、簡単に説明すると、東京の街をデジカメで散歩しながら撮影していくというものです。
 それで、ただ散歩して撮るするだけではなく、何かテーマを作ろうという事で、写真はモノクロに限定、撮影機材は所有のオリンパスのデジタル一眼レフ「E-410」という小さくて軽い一眼レフ(宮崎あおいさんがCMしていました)。付けるレンズはズイコーデジタル25mm/F2.8という薄型レンズ。(参考画像) この手の薄型レンズはパンケーキレンズと呼ばれていて、軽くてフットワークが良い。ちなみに、このレンズの重さは95gです。
 そして、ズームしない単声点というレンズを付ける事によって、全ての写真が同じ画角の条件で撮影する事になり、風景の広がりを各写真で比較する事が出来るというメリットも考慮しました。
 ズイコーというのはオリンパスのレンズの名前の事で、「瑞光」から来ています。
 「ズイコーレンズ」 「由来」
 オリンパスという社名については昔、高千穂製作所という社名だったのですが、宮崎県の高千穂が神の集う山である事にちなんで、ギリシャ神話のの神の住む山「オリンポス山」から「オリンパス」と名付けたという由来もあります。

 宮崎あおいさんのオリンパスE-410のCM動画
 E-410 CM「私は旅をしています・そら編」

 そんな記事コンセプトを掲げて、秋から撮影に入りました。今回は9月に撮った原宿と表参道です。

 原宿

 原宿という街は平日でも混んでいて、道も狭いから歩くのが大変だ。私は竹下通りから散歩を始めたが、ここでは撮らず、いわゆる「裏原」と呼ばれるエリアに移動した。

 住宅と瀟洒な店が並ぶ不思議な空間。行き交う人々も竹下通りよりはスローペース。

 住宅地だから、このような貼り紙もある。その後無事に見つかったのか気になる。

 表参道

 表参道に出ると、賑わいは竹下通り並みになった。煌びやかな店が建ち並び、高級カフェでくつろぐ婦人達の姿からは不景気ニッポンという単語は浮かばない。
 私は表参道ヒルズに入ってウロウロするも、長居はせず引き上げた。

 青山通りまで来ると、人よりも車の数が多くなる。まるで地方の国道みたいな現象だが、地方の国道と違うのはビルの数と高さ。これぞ東京!なのだが、一歩裏道に入ると幼稚園帰りの園児を連れたお母さんの姿、買い物に行くおばあさんの姿など、全国共通の風景がそこにあって安心する。

 都市と日常、それを写そうと色々撮ってみたりするうちに、デモ集会をしている人達に遭遇する。非日常の極みを後ろから遠慮気味に撮影。

 青山劇場の前にやってきた。ベテラン演歌歌手のショー帰りの婦人で賑わっているが、その雰囲気は冷静に眺めればハロヲタとあまり変わらない。熱狂とは非日常であり、集団とはその非日常的祭典の共有者達なのだ。ここでも遠慮気味に後ろから撮影するが、撮影モードをカラーにしたまま撮ってしまう。華やかな場所にはモノクロは似合わないと、カメラが本能で選択しているみたいで可笑しいので、そのまま獲り直さずに引き上げる。
 青山学院の前を通り、宮益坂を下り始めると、もうそこは渋谷。今回の撮影目的から外れるのでカメラを閉まった。非日常空間ハロプロショップに行くべきか。店までは一直線。

コメント (2)
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