フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

桃子と握手するまで

2010-04-19 23:55:22 | ハロプロ(ベリ)
 今から約7年前、矢口真里率いるハロプロキッズユニット「ZYX」のデビュー曲を初めて聴いた時はビックリしました。ニッポン放送のヤグチラジオだったと思います。
 このキッズユニットを「ミニモニ。の後釜みたいなユニットなんだろう」と、私はさほど興味を持っていなかったのですが、流れてきた歌はミニモニ。マーク2ではなく、太陽とシスコムーンマーク2でした。ヤグチも「ミニモニ。みたいな歌を歌うのかと思っていたからデモテープ聴いてビックリした」と語っていました。
http://www.youtube.com/watch?v=FBNnhP5GSzA
 ダンスナンバーでスタートを切ったZYXのメンバーは6人。矢口真里、梅田えりか、清水佐紀、矢島舞美、嗣永桃子、村上愛。ちなみに知らない人もいるかと思うので書きますが、ZYXは「じっくす」と読みます。「絶対、夢を、倍にする」という意味を込めて、その頭文字(倍は×を掛けたと思われます)で付けられたネーミングです。

 そのZYXのパフォーマンスをテレビで見て気になったメンバーがいました。めぐではありません。めぐのパフォーマンスに注目したのは2ndシングル「白いTOKYO」からです。
 その気になったメンバーは「嗣永桃子」でした。決して目立っていた訳ではないけれど、その存在感が不思議と気になります。
 涼しげな瞳。何か野心を抱えていそうで、どこかデリケートな雰囲気もまとっているその表情は、どこか近寄りがたさがあり、そのボーイッシュな風貌と合わせて、当時はあまりヲタの関心を引く存在ではなかった。
 そんな嗣永桃子さんがブリッコキャラを前面に押し出して、あっという間にBerryz工房の人気メンバーになっていくのはもう少し後の話です。

 私は何故ZYXの頃の嗣永桃子に惹かれたのだろう?今振り返ると、その涼しげな瞳にあったような気がします。この子はどこか自分とか周りを客観的に見ている。アイドルである自分を、もう一人の自分がクールに見つめている。そんなイメージが湧いてきました。それを裏付けるような発言を聞いた訳ではありませんから、勿論自分の想像でしかないのだけれど、この子は決して今の自分には浮かれていない。そう確信しながらZYXのパフォーマンスを見ていました。

 月日が流れ、いつしか彼女は「アイドルのプロ」と呼ばれるようになりました。確かにBerryz工房のPVで歌い踊る桃子からは陽性のオーラが出ていましたが、何故「プロ」とまで呼ばれるようになったのか?気になり、ますますそのキャラクターに謎が深まっている中、握手会における数々の逸話を知ります。

 中には別なメンバーを推していたのに、握手会で桃子ヲタになったなどという人まで現れる始末。そんなに良いのか?そんなにスゴいのか?興味は深まるばかり。
 でも、「自分は握手の対応くらいで転ばないぜ」などと強がっている自分がいました。そんな事が言えるのも、Berryz工房の握手会に参加した事がないからでもあります。戦わずにして、こっちが強いと意気がる子供じみた考えにも似て、自分自身の本音はどこかに隠したまま。

 そんな私が遂に嗣永桃子のプロっぷりに触れる機会を得ました。
 実は昨年のBerryz工房のFC会員限定イベントを観に行っており、本来ならそこで握手出来たのですが、新型インフルエンザの影響を考慮した事務所の判断で握手無しになった経緯がありました。
 果たして桃子に心を掴み取られるのか?私は案外に平静な気持ちで握手に臨みました。

 桃子の前の千奈美が疲労を隠せない表情であったのに対して、桃子は満面の笑みと、こちらがビックリするくらいの握力で手を握ってきました。それはもう「握る」と表現するしかない強さ。思わず手を見てしまいました。小さい手に力がこもっています。
 目を見れば細い瞳が垂れ、柔らかい笑顔。ZYXの頃、テレビの画面で見た涼しげな瞳ではありません。私はねぎらいの言葉をかけました。
 「プロ」と呼ばれる少女は突然笑顔から澄ました顔になり、既に握手を終わり次のメンバーへと歩みを始めていた自分に向かって、体を横に向けて手を振ってきました。
「お~っ、バイバイ」
 自分から手を振った事はあっても、アイドルの方から手を振ってきた経験は初めてです。私はステージから降りると不思議な気持ちのままに、謎解きを開始しました。
 急に澄まし顔になり、自分からバイバイと手を振る。決して嫌がられた訳ではないのは、こちらが手を振り返してもまだ手を振り続けていた事から前向きに想像出来ます。
 私が気になるのは、そんなヲタ的思考「握手でメンバーに好かれたかどうか」という次元の事ではなく、どういう引き出しの出し方で、あのようなアクションに出たのだろうという事。たくさん持っていそうなプロの握手対応の引き出し、その一つとしてこれは何なんだろう?

 私は嗣永桃子との初握手で推し変にまでは至らなかったものの、今まで以上に嗣永桃子という存在に興味が沸いてきました。
 これこそがまさにプロの術中にハマったというべきで、あれこれ言い訳を加える事自体がみっともなく思えてきます。
 これからはBerryz工房に於いては、菅谷梨沙子と共に嗣永桃子も熱心に見ていくかなどと、今更な決意をしつつ、自分が初めて注目したキッズメンバーは嗣永桃子である事を思い出すのでした。
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Berryz工房フェスティバル~ようこそ雄叫びランドへ~

2010-04-18 22:18:41 | ライブ!2010

 私は朝から坂を登っていた。なんで朝からこんなトレーニングを(苦笑)。いや、バス代節約のためなのだ。
 京王よみうりランド駅に着いたのは9:45過ぎ。ランド入口まで運んでくれるゴンドラは家族連れで混んでいた。その列を横目を坂を登る。
 「巨人への道」と入口ゲートに書かれたその坂の階段は283段。登りきって既に体力消耗(苦笑)。年に何度かハイキングがてら、三浦半島の山を登っている自分だが、勝手が違うようだ。

 ジャイアンツ球場の横を通り、ランド入口へ。
 「Berryz工房イベント入口→」と書かれた看板に従い、通常の入口から更に奥に歩き列に着く。10時を回った。入場時間だ。列はかなり長く、30分は待たされそうな気配だ。

 チケットはランダムで配られるが、遅く来た者には後ろのブロックが割り当てられるようだ。私が受け取ったチケットは「Bブロック10列」の席。握手するには二時間コースな場所かもしれない。
 ただ、これだけ後ろなら「席代わって」も来ないだろうと安心しつつ、客層チェック。モーニング娘。や℃-uteより平均年齢高め、女性比率低め。ただし、通常のBerryz工房コンサートの時よりは若く、女性がいる。
 開場は12:00なので、それまで飲食&休憩コーナーで座って待つ。梅さんがブログでオススメしていたファミマのエクレアを買ってきた。ステージの方から「戦う奴らの雄叫び~」と歌声が聞こえてくる。野外である。

 12時を過ぎステージ入口前の芝生広場に行く。グッズ売場は既に空いていた。トレーディング写真の交換を持ちかけるヲタが数名。

 13:04、ステージにライトが点いてメンバー登場。一曲目はアルバムとは無関係な「ハピネス~幸福歓迎~」。メンバーは黒とピンクのチェック模様のツナギみたいな衣装。頭にカラーリボンを付けている。

 二曲目は「ライバル」を歌う。踊る。後ろの席からだとよくわかる事がある。
 「フリコピ率8割」
 少なく見積もってである。「ライバル」は30代以上はフリコピ禁止という法律を作るべきと思いながら、桃子のコミカルな動きのダンスで気を取り直し。

 簡単なメンバー挨拶。「今日はエンジョイします」と熊井ちゃん。「ファイト」と客席にマイクを向けるが、反応が弱くてやり直しをさせる桃子。仕切り直しで「いっぱ~つ!」。

 いきなりソロコーナーが始まる。握手会を考えるとステージでは体力温存をさせなければいけない。一人一人の負担を下げるセットリストは必然か。

 「スプリンター」清水佐紀。「恋はひっぱりだこ」徳永千奈美。「21時までのシンデレラ」嗣永桃子。「笑っちゃおうよ BOY FRIEND」熊井友理奈。
 デレシンではフリコピ少しした。人(まわりのヲタ)の事は言えない。

 ソロを歌った四人でトーク。何故この曲を選んだか?というトークな筈だが、一番ちゃんと理由を語っていたのは熊井ちゃん。
 「この曲が発売されたのは2006年8月3日で私の誕生日の前の日で印象に残ってます」
 ナルホド。

 ここからはアルバム曲コーナー。アルバム曲の中から全員で歌っていないナンバーを三曲。「グランドでも廊下でも目立つ君」(須藤熊井)、「ヤキモチをください」(清水徳永菅谷)、「愛には愛でしょ」(嗣永夏焼)。
 三曲終わったあと、桃子雅でトーク。
 ・ももみやはよく組んでいる。
 ・一時期、仕事で会うベリメンは雅ばかりだったと桃子。
 ・今回はカッコイイ曲だが、たまには可愛い曲を雅と歌いたい桃子。
 ・それは梨沙子あたりと歌ってと雅は拒否。

 そのまま雅ソロが始まる。「TODAY IS MY BIRTHDAY」夏焼雅。「サクラハラクサ」須藤茉麻。「VERY BEAUTY」菅谷梨沙子。
 なんか梨沙子の歌が良い意味で泣ける。素敵な人生見つめてる。新入生。春だ。サクラハサクサ。

 ここから全員登場。シングル曲をどんどん繰り出す。「抱きしめて抱きしめて」、「青春バスガイド」、「流星ボーイ」、「雄叫びボーイWAO!」。
 8割の観客が手を斜めに動かし叫ぶ「1、2、3 GO!」。波のように両手が動き、体が舞う。何かを思い出しながら、波に乗れない古いバージョンな自分は、戦う奴らの雄叫びを聞く側。

 ラスト前に挨拶が入る。メンバーの多くが久しぶりのよみうりランドイースト、懐かしくて、そしてまたここでイベントがしたい。そう語る。千奈美は「本当に」と形容詞を付けて語った。また次がありそうだ。
 そんな中、熊井ちゃんは叫ぶ。「エンジョイ出来ました」と。

 キャプテンのラストの曲ですという紹介を受けて「友達は友達なんだ」が披露された。ありがとうBerryz工房たち。手拍子をしながら7人を見つめる。イベント75分。
 次は握手会。後ろから数えて数列の自分はいつ握手出来るのだろう?待ち時間を利用してブログ記事を書く。

 今頃気づいた事がある。桃子が一人でデレシンを歌った理由を。
 「私がシンデレラだから」などと、桃子はいつもの口調だったけど、「21時までのシンデレラ」は8人Berryz工房最後のシングル。シンデレラとは、自らの場所に帰っていった桃子の友達の事ではないか。古いバージョンの自分は気づいた。妄想でもよい。

 東海道新幹線のぞみ号が東京を出て新大阪に着くくらいの時間を待たされて、もうすぐ握手の順番。メンバーが何度目かの休憩から帰ってきた。ここまでの休憩明けは客席に手を振るだけだったのに、ここで初めて「長らくおまたせしました」という挨拶を梨沙子が多少詰まりながら笑顔で行なう。

 実はBerryz工房と握手するのは初めてだ。ここまで長かったと自分に苦笑しつつ、メンバーの立つステージに向かう。
 順番は年齢若い順。髪を上げた白い顔の梨沙子が少し笑顔で立っている。前の人が梨沙子をあっさり終わらせたので、すぐ握手には行かずわざと間を少し開ける。
 疲れているメンバーに気を使いあまり粘らず、「お疲れさま」と声をかけるつもりでまず先頭の梨沙子へ。

菅谷梨沙子→「りーちゃんお疲れさま」少し落ち着いた笑顔。体力は大丈夫そう。優しい瞳をした子だなと改めて実感。
熊井友理奈→「楽しかったです」笑顔。髪が近くで見ると意外に明るい色。
夏焼雅→「お疲れさま」笑顔だが疲れた表情。
須藤茉麻→「楽しかったです」明るい笑顔。力強い表情。好印象。
徳永千奈美→「お疲れさま」疲れた表情はあったが笑顔は保っていた。
嗣永桃子→「お疲れさまです」ここまで3000人と握手してきたとは思えない握力で桃子「ありがとうございます」。高速握手なので、これで終わりと手を離し次へと向かう。その時、
「おーっ。バイバイ」手を振る桃子。涼しげな笑顔。涼しげな言い方。
慌てて手を振る自分。既に次のメンバーの前に差し掛かっていたが、体を向けて手を振り返す。
清水佐紀→「お疲れさまです」笑顔がまだ元気なキャプテン。無事に握手終了。

 外は夕方の日差しになり、ライブ中は暑かったのに、すっかり寒くなっていた。私は桃子と握手をした右手と、手を振り返した左手を見つめながら、6年という月日を想った。

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℃-uteブログ本格始動&新曲PV

2010-04-17 22:40:03 | ハロプロ(℃)

 昨日記事にした℃-uteブログ。てっきり夜には更新があるのかと思っていたらナシ(苦笑)。
 ようやく本日の18時過ぎ、マイマイが先陣を切って更新しました。さすが裏リーダーマイマイさんや!
 続いて、愛理、なっきぃと更新が来たので、三人にコメントしました。コメント数が多ければメンバーも嬉しいだろうし、記事を頑張って書こう!と張り切る筈。

 そんな℃-uteの新曲「キャンパスライフ~生まれてきてよかった~」のPVが、YouTubeハロプロ公式チャンネル「アップフロントチャンネル」に来ました。

℃-ute キャンパスライフ~生まれて来てよかった~ ビデオクリップ


 タイトル通りに、℃-uteが大学生だったら?というコンセプトですが、五人中、新高校生が二人、中学生が一人のグループだけに、どこか無理も感じたり(笑)。しかも、その新高校生の一人が楽しそうに目立ってますがな(苦笑)。
 ねっ、岡井ちゃん!

 曲的には、ツアー初日にコンサート会場で初披露された時ほどはインパクトは感じませんが、春らしく爽やかです。映像が安っぽく低画質気味に見えるのは、ホームビデオ風に見せるための演出に違いない。きっと。多分。

 いつくらいからスタッフが勘違いしているのか定かではありませんが、℃-uteに女の子ファンが多いからって、シリアスな曲、シリアスな表情のジャケットばかりがウケやすい訳ではありません。そういうカッコ良さも喜ばれますが、基本は笑顔。キーワードはカワイイです。
 女の子受けを狙うなら、様々なアプローチをしなければいけません。まずは衣装。コスプレしたくなるような衣装がポイント。「コスプレしたくなるような衣装=メンバーも喜んで着たくなる衣装」。「メンバーが着たくる=メンバーのモチベーションが上がる」という流れで好循環。このあたり、スタッフさんヨロシクお願いします。

 そんな事を書いていたら舞美も更新来ました。なっきぃと舞美は改行が見やすいですね。いいですよ。そういえばこの二人、新曲PVでも仲良しに二人で1セットのイヤホンで音楽聴いていたりしました。去年は髪型も似ていた二人。やはり文章の書き方も似ているようで、そういう微笑ましい発見があるのもブログの楽しみですね。皆さん、毎日楽しみにしていますよ。

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℃-uteブログスタート

2010-04-16 22:45:48 | ハロプロ(℃)
 少し前までは、ハロプロはなんでブログをやらないのか?と多くのハロプロヲタが嘆いていました。舞台出演の時の舞台ブログや、Buono!の宣伝用ブログなど、企画ものとしてのブログはありましたが、個人が日常的に更新するブログはありませんでした。
 しかし、その後真野恵里菜ちゃんから始まり、スマイレージの各メンバー、道重さゆみさん、田中れいなさんと来て、遂に℃-uteが本日よりブログを開始いたしました。

 ℃-uteブログ
http://gree.jp/c_ute/blog

 GREEにて℃-uteブログがスタートしました。しかし、この記事を書いている現時点では、スタッフが書いたのではと思われる挨拶的な記事が一つあるだけです。
 更新時間は本日の14:39。そこは9:10にして欲しかったところであります(笑)。

 どうやら、形式はメンバー全員で更新していくブログになりそうですが、個人的希望としては、やるなら一人ずつでやって欲しかったです。その方が良い意味でメンバー間で張り合う形になり、更新ペースも上がりそうだし、ファンも張り切ってコメント数を伸ばすと思うからです。いわゆる後列メンと言われている人の奮起と意地にも期待してみたかった
 スマイレージのブログが一人ずつなんだから、℃-uteも出来るだろう?という思いもあります。

 まあ、全員で一つのブログをやっていくのも賑やかで楽しそうです。それはそれで楽しみですが、ここは一つお願いしたい事があります。

 「順番とか決めないで書きたい人が書き込むスタイルにしてほしい」

 メロン記念日のブログがまさにそういうスタイルですが、書きたい人が書くスタイルが良いです。当番制みたくするのは、型にはまってしまいがちで、意外性が少なくなります。当番を決めないでやると更新数に差が出てくるのは、携帯サイトポケモーにおけるモーニング娘。のツアー日記がわかりやすい例ですが、あのくらい極端に差が出てもそれはアリです。それもキャラという事で、温かく見守りたいものです。

 さて、ブログデザインを見ていくと気になったのは、℃-uteのプロフィール画像。今度出る新曲のジャケット写真もそうですが、笑っていない写真を使うのはどうかなと思いました。アイドル=笑顔という固定観念に縛られている訳でもありませんが、やはりここは可愛く笑顔を見せている写真にしてほしいものです。

 新曲のジャケットです。

 まずは、メンバーが書いた記事が出てから改めてじっくり感想を書いてみたいと思います。楽しみです。
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Yes! all my family

2010-04-14 22:34:33 | ハロプロ(℃)

 4/12に16歳になった鈴木愛理ちゃん。多くのハロプロヲタにとっての愛理のイメージは「歌が上手い」、「不思議な動きをする子」というものでしょう。自分もそう思っています。
 では具体的に鈴木愛理のどんなところが不思議ちゃんで、どの歌に上手さが感じられるのか?これは即答出来るヲタは案外多くないのではないでしょうか。

 私はある時ふと思いました。愛理の歌が上手い事を人に紹介できる具体例はどれだろう?一つに絞るのは難しい。

 今から一年前のコンサートツアー「AB℃」。℃-uteのツアーでは毎回、愛理のソロコーナーがあります。私は愛理の歌だけでなくトークも好きで、きちんと起承転結を作って、それを身振り手振りを交えて懸命に話す姿に癒されます。アイドルヲタは、アイドルが一所懸命になっている姿に弱いのです。
 トークではそんな調子の愛理が、歌になった途端、自信に満ち溢れた表情に変わり堂々とした歌いっぷりを見せる。
 AB℃ツアーでは愛理は「Yes! all my family」を歌いました。アップテンポなリズムに乗せて、メッセージ色の強い歌詞を低めの歌声で奏でる。私はその姿を見ながら、この曲に込めたつんくPの狙い、それを愛理がどう解釈しているか?それを気にしながら見ていました。

 結局ツアーが終わったあとも、私は答えは見つけられませんでした。ただ自分なりに解釈したのは、この歌はつんくPによる鈴木愛理へのエールと人生の先輩としてのメッセージなのではないか?そう受け取っています。

Yes! all my family 鈴木愛理 AB℃


 ~アイドルとしてデビューしたからには、常にファンの期待に応えなくてはいけない~
 ~誉め言葉だけではなく、時には耳の痛い小言も聞こえてくるかもしれないが、それは大事な肥やしになる~
 ~声援があるという事は当然の事ではない。その事に感謝。支えてくれる周りの人達にも感謝の気持ちを持つ~

 ~周りのアドバイスには色んなヒントが隠されている。心をオープンにして謙虚に耳を傾ける事が大切~
 ~人気が下がったりする事もあるかもしれないが、見ている人は見ている~
 ~夢は常に持ち続けなくてはいけない。結果に満足せず、常に新鮮な気持ちで更に上を目指す~
 ~今の自分をごまかして無理に背伸びをしても仕方がない。現在の自分から目を逸らさない~

 私の意訳です。つんくPの書く歌詞には色々言いたくなる事も少なくないですが(苦笑)、この歌のように一見イミフに思えても、言葉にメッセージが隠されている事があります。だから歌詞の表面的な部分だけを見て、「何が言いたいんだ?」と突き放してはいけない。まあ、その辺りが大衆受けする歌詞が書けなくなった人という評価に繋がるのでしょうが、私はコピーライターの如く耳障りの良い言葉を並べる歌詞よりは好きです(特定の作詞家への批判ではないですよ)。
 受け取り方によっては二番のサビは、今は恋愛よりも仕事を極めろと言ってるようにも思えます。これは愛理がどうこうではなく、℃-ute、或いはハロプロ全体へのつんくPからのメッセージとも受け取れます。

 今から一年ほど前の話ですが、愛理が「美女放談」に出た時、「人は人、自分は自分だと思っている」と語っていた事があります。つまり、周りには流されないという事。この決意は現在のハロプロで活動していく上では、非常に意味ある言葉、
 その言葉から一年が経ちました。この一年で℃-uteを取り巻く環境はだいぶ変化しました。今も愛理が同じ想いを抱いているなら、私はニュートラルな気持ちで、これからも愛理の歌を聴いていけそうな気がします。

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ハロプロだから AKBだから

2010-04-13 21:39:56 | ハロプロ2010

 AKB48のアルバム「神曲たち」が初動29万枚の売上を記録したそうです。この売上は女性アイドルとしては、モーニング娘。以来の売上!みたいな取り上げられ方を芸能メディアにされているみたいですが、私は敢えて言いたい。
 「Perfumeを忘れていないか?」(爆)
 えっ、Perfumeはアイドルじゃない?Perfumeはテクノミュージックを楽しませてくれるアイドルだと思って応援していますが、一般的にはアイドルではないんでしょうか?

 そんなジャンルの話はともかく、AKBがこれだけ売れているという事実は興味深い。自分の予想よりは枚数いかなかったですが、それでもハロプロで一番アルバムが売れるモーニング娘。の20倍以上の枚数という結果は、事実として記録されました。
 その売上を生んだ内情、例えば生写真がランダムに付いてくるとかのトレーディング商法はあったものの、結果は結果として記録されます。

 このアルバムは、レコード会社移籍後のシングルが全て収められているというベスト盤的な一枚です。久しぶりに発売したアルバムなんだから、もっと新曲なアルバム曲を入れればいいのにと思いますが、レコード会社移籍以降付いたライトファン向けに、一枚で色んなシングルが聴けますというコンセプトなのでしょう。それはそれで正しい。何しろ、自分も買ってみようかなと思ったくらいです。
 近日中にある方法で安く入手する予定です。

AKB48 言い訳Maybe PV

 (AKBのPVではこの曲が一番好きです。曲自体はそんなに魅力を感じませんが、映像は曲に合わせた疾走感があって良いと思います)

 AKBのシングルに関して絶賛をしている人達の意見を聞いていると、まずキャッチーなメロディである。明るい曲調。前向きな歌詞。そんな言葉が出て来ます。なんか意味としてはどれも似通っている気がしますが、要するに明るくて楽しい歌だという事なのでしょう。それは私も感じます。
 ただ、音楽的にはどうなんだろう?アイドルポップスとしてどうなんだろう?と言うと、手放しで絶賛して、ハロプロにダメだと烙印を押すほどの圧倒的な出来映えとは思えないのも確かです。
 上手いかどうかとかは、とりあえず置いておくとしても、明るくて楽しい歌ならAKB以外のアイドルも歌っています。一歩下がった位置から見ていると、売上の数字ほどは他アイドルと出来映えに差があるとは思えない。
 それでも数字は正直だとは言いますが、これはぶっちゃけ「知名度」の差なのであって、今のアイドルポップス界でAKBだけがずば抜けて良いものを提供している訳ではないと思っています。

 対してハロプロはどうなのか?ここ数年、ハロプロの楽曲は確かに、何かが足りないと感じる出来映えのものが少なくない。何回も聴いていく事で良く思えてくる曲も多く、そういう性質ゆえにヲタにしか良さがわからない。言い換えれば、ヲタにしか良さが気づけないような曲が多い印象もあります。
 ハロプロの楽曲を何度もリピートし、聴きこんでいる人にしてみれば、「やっぱりハロプロだから良い」とその看板に安心感を感じる。しかし、ヲタではない人にしてみれば、1、2回耳にして「やっぱりハロプロだからダメだ」となる訳です。掴みどころがない。歌い方がくどい。曲がシリアスなものが多いなどなど、それらのマイナスイメージを抱いている人にしてみれば、数回聴いて「またか」と、「ハロプロだからダメだ」を再確認して終わるだけです。
 シングル曲に関しては、このままではいけないのではないか?と思うのですが、曲を書いている人がそうは思っていないのか、この傾向はなかなか変わりません。先入観で損をしているハロプロです。

 この先入観というものを巧く利用して、巧みに商売に結びつけているのがAKB。「AKBだから大人数で明るくて楽しい歌だ」というイメージがある。その明るさにつられてCDを欲しくなっていく。やはりポップスの原点は、楽しく思わず口ずさみたくなり、そしてCDが欲しくなる。それでこそ大衆音楽なのでしょう。
 しかし、「AKBだから」を逆のイメージに受け取る人もいます。AKBだから細かい歌唱力よりもユニゾンのパワーで押しきっているだけなんだろう?という「AKBだから実力は下。だから興味は湧かない」という人達。
 これもある意味勿体ない。ハロプロの曲を触り程度にたしなんで評価を下すのと大差ない行為。先入観を捨てて聴いてみると、そこには今の時代の空気、と言っては大袈裟ではありますが、今この時しか歌えないような歌を歌っているという輝きがあります。この「今この時しか」というキーワードがアイドルポップスには大事なのです。それは、学生生活と同じ。中学生活、高校生活、大学生活、それらは今しか味わえない時間。アイドルポップスというのは、そういう青春の打ち上げ花火な音楽な気がします。

 ハロプロで、そういう今しかない感覚を巧く表現した歌を歌っているのはBuono!やスマイレージでしょうか。モーニング娘。やBerryz工房が今歌っている歌は、数年後でも歌えるような曲が多い印象です。その辺りが地味に見えて、印象面で大きく作用しているような気もします。

【LIVE】SONGS - Morning Musume(Eng Sub)[HD]
 
  
 (良い意味で今のハロプロらしさの溢れている曲のひとつです)

 もっとも、今のハロプロにもBuono!みたくとっつきやすいタイプの歌を歌っているグループもいるし、暗い歌が多いと言われるモーニング娘。だって、楽曲自体は悪い訳ではないと思っています。良い曲の基準や好みは人によって違うから難しい面もありますが、じっくり聴ける曲は増えたと思います。

 ただ、聴き込まないと良さが見えてこないというタイプの歌では、なかなか新しいファンはつきにくい。それが今の状況そのものになっている気がします。
 しかし、AKBもとっつきやすいが、何年も聴いていたいタイプの曲かというと、そういうタイプでもない気がします。今の勢いそのままな弾けた感じの作品群は、間口は広いが中は浅くという風にも見えます。

 ハロプロ、AKB、タイプがまったく異なる両者。好みに合わせて支持が分かれるのも当然な気はします。でも、とりあえず先入観は捨てて、まだよく知らないという方の歌をYouTubeなどで見て、聴いてみてはいかがでしょうか?
 この点に置いては、学生年代のファンの方が柔軟で、ネット上でハロプロ派とAKB派でで毎日罵りあっているような社会人ヲタが滑稽に見えてくるくらい、ハロプロとAKBの掛けもちが多いそうです。それを裏付ける一つのデータが、HMVがAKBファンを対象に実施したアンケートの中にあった「HMV購入実績によるAKB48以外の支持アーティスト」の結果です。
 2位にモーニング娘。 5位に℃-ute 7位にBerryz工房。ちなみに、Perfumeは6位でした。
http://www.hmv.co.jp/news/article/1004020087/

 ハロプロとAKB。うまく共存は出来るのではないか?私はそう思います。無益な争いや比較は止めるべきです。

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黄色い花 紅い花

2010-04-12 21:32:13 | ハロプロ(℃)
 今日は、吉澤ひとみさんと鈴木愛理ちゃんの誕生日です。おめでとうございます。
 そこで、2日に分けてよっすぃ~と愛理の事を書くつもりで内容を考えていたんですが、それどころではない出来事が発生してしまいました。(よっすぃ~、愛理ごめんなさい。記事は明日以降書きます)

 土曜日の記事で、梅田えりかさんがブログを始めた!という話を書きました。私はずっと梅さんのブログが読みたかったので、待望のブログスタートと大喜びしながら毎日チェックしています。
 その梅さんブログ、昨日の記事はなんとコメント数が1000を超えました。何故いきなりそんなたくさんコメントがついたのか?
 ご存知ない方もいらっしゃるかと思うので、まずはこちらをご覧ください。
http://ameblo.jp/umeda-erika/entry-10506046192.html

 写真キター!

 かわいい!

 ていうか可愛さが落ちてない!

 いきなり出てきたその名前。珍しい名前ではあるから別人じゃないよなあ? いや、写真がどう見ても、イメージカラー赤の人です。懐かしい気持ちにさせてくれる顔がそこにありました。
 去年の2/26の休養発表から、忘れた事など一日もありません。毎日のように思い出し、今頃どこでどんな毎日を過ごしているんだろう?足の具合はどうなったんだろう?ずっと心配していました。
 6人になった℃-uteにも慣れたつもりで応援し、遂に5人になった℃-uteも…。いや、まだ5人℃-uteには完全には馴染んでいないのですが、とにかくぽっかり空いた筈の穴から何となく目を逸らし、昨日まで過ごしてきました。
 残ったのは、思い出と事務所への不信感。

 ℃-uteのメンバーが去っていった仲間の事を自由に語れないのは、今に始まった話ではありません。めぐの時もそうでした。めぐと舞美は今でも仲良しで遊んだりしている。そんな噂を聞いては、その話が本当ならば、めぐと遊んだ話を舞美がラジオで自由に話せたら良いのに。そう思ってきました。
 昨年の910の日イベントでやじうめが、去っていったメンバーの名前を口にした時はとても嬉しかった。去っていったメンバーは別に永久追放処分でも何でもない。なんで存在が封印されなければいけないのか?元村上愛ヲタで、めぐをきっかけにして℃-uteヲタになった自分は怒りを二倍にしながら、封印が完全に解ける時を待っています。

 でも、そんな悶々とした日々、とりあえずゲームセット。(めぐの事はひとまず置いておこう)

 私は梅さんブログの写真を見ながら色々考えました。

 とりあえず元気で良かった。そして、今でも梅さんと仲良しで良かった。しかも、梅さんが「ベストフレンド」と書いてくれた事も良かった。
 夢の途中で夢が破れ、失意のどん底にいたかもしれない時、梅さんが側にいて励まし続けてくれたのだ。私はそう確信しました。
 妄想の中では、梅さんが励ましていた事は既定事実だけれど、そんな妄想は役に立たない。今こうして事実として梅さんが書いてくれたのがとても嬉しい。読む人のテンションをここまで上げてくれる人。さすが、やっぱり梅さんはテンション上げ子さんや!

 今日更新の記事では、梅さんから新たな報告がありました。たくさん届いたコメントを彼女も読んでいる事。そして、これからもちょこちょこ登場する事。
 嬉しい。ただでさえ毎日楽しみだった梅さんブログが、更に楽しみになりました。梅さん、心から楽しみにしています。

 そして、梅さんの親友のかんなさん。元気で良かった。全国のファンがあなたの事は忘れていないですよ。これからも元気に毎日を過ごしてください。そして、梅さんとずっと仲良しでいてください。
 ブログにはフルネームが書かれていなかったけれど、「かんな」という名前を見ただけで、心が震え、この14ヶ月がリセットされたような、なんか不思議な気分です。
 ~今でも応援している者より~

 
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真野恵里菜と春の風

2010-04-11 21:49:21 | ハロプロ(ソロ)

 真野恵里菜ちゃんが今日19歳になりました。おめでとうございます。19歳でありながら、まだまだ制服がとても似合う真野ちゃん。 これは誉め言葉です。
 可愛らしさは簡単に出来るものではありません。むしろ、その「年齢不詳な魅力」を前面に押し出して、制服アイドルを目指せ!
 なんて事を考えていたら、真野ちゃんがレギュラー出演しているテレビ東京のキティズパラダイスのコーナーが、先週からリニューアルされて「制服を着て何かを食べる」番組になりました(笑)。テレビ東京とサンリオ、さすがわかってらっしゃる。決して「なんちゃって高校生」などとは言ってはイケマセン。

 そんな真野ちゃんが今度バラエティにも出るそうで、BSやCSのドラマだけではメディア露出が足りない!次はバラエティだ!というスタッフのやる気が伝わってきます。
 もうデビュー二年目だからプッシュ期間は終わったんじゃないのか?という意見もありそうですが、まだまだ終わらない気配。どうやら所属事務所の違いが結果に出ていそうで、要するに真野ちゃん所属のJPルームという事務所は、なかなかマネジメントが上手いという事なのでしょう。

 プッシュの割には人気が伸び悩んでいるのでは?そう感じている人も多そうですが、まあ弱気な事を言わせてもらえれば、今は誰を押しても難しい時期だと思っています。何故か?あの方達が人気な以上、あの方達以外のところから人気女性アイドルはなかなか生まれにくいのではないか?そう思う訳です。
 昔、ハロプロが世間に於いても大人気だった時代。ハロプロ以外の女性アイドルは苦戦していた事を思い出します。
 それでも、人気のあるアイドルはいました。いわゆる女優系。つまりハロプロには居ないジャンル。ハロプロとは違う系統。
 真野ちゃんが今、あの方達の時代の中でブレイクしていくためには、まさにそういった過去の成功例にヒントがありそうな気がします。

 そんな事を思いつつも、私的には今くらいの真野ちゃん人気が心地好かったりします。 新曲発売時にストアイベントをやったり、ミニライブ付き即売イベントをやったり出来る規模な今の真野ちゃん人気。
 あまり手が届きにくい位置に行かないでと願いながらも、人気者になってほしいとも願う矛盾したヲタ感情。ああ、人気者になるって難しい。

 人気は原状維持でも構わないと思ってしまうのは、真野ちゃんの魅力が「親しみやすさ」にあるからだとも思います。ブログに反省を書いたりするくらいで、プロ意識は高い子だとは思いますが、キャラクター的にはプロっぽさを放つタイプではないですね。あくまで親しみやすいキャラクター。

 その親しみやすさは、いつまでも持ち続けてほしい。たとえ売れっ子バラドルになっても、たとえ人気女優になったとしても。
 売れっ子バラドルな真野ちゃんなんて、今ひとつ想像つかないですが。

 これから更なる飛躍を期待しつつも、もうしばらくは制服が似合う真野ちゃんでいてほしい。その親しみやすさはアイドル界の田園風景的な存在。東京ではないし、東京発なアイドルでもない。そんなように見える真野ちゃん。
 アイドルみんなが、売れる事にガツガツされても窮屈。売れたい気持ちは内なる闘志に秘めて、顔は穏やか。そんな子も必要なのではないかなと思う、風の穏やかな春の日です。

マノ絵画 真野恵里菜

 

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梅さん&れいなのブログが始まる

2010-04-10 22:15:25 | ハロプロ2010
 記事に書くのが遅れましたが、梅田えりかさんのブログが始まりました。「待望の」と言いたくなるほど、遂に来たという嬉しさでいっぱいです。早速、日常写真もアップしているし、梅さんらしくほのぼのとした内容になっています。
「梅田えりか えりかのSWEET DIARY」
http://ameba.jp/blog.jp/umeda-erika/

 そして、本日からモーニング娘。六期メンバーの田中れいなちゃんのブログも始まりました。
「田中れいなのおつかれいなー」
http://ameblo.jp/tanakareina-blog

 ブログをやりたがっていて、アニメ番組の情報ブログであった「怪盗レーニャ ブログ」を実質「田中れいなブログ」にしていたれいなですから、さぞ気合い入っている事であろうと思いながら開くと、やはり順調に更新しております。楽しくて仕方がないという今の気持ちが、記事に文章に滲み出ています。良かったねれいな。これから思う存分書いてくれたまえ(ブログの先輩として上から目線w)。

 今やタレントがブログを書くのは活動上の必須項目みたいな時代ですが、内容で読ませるブログはあまりないのが実状です。みんながみんな話が面白い訳ではないから、それは仕方がない事でもありますが。
 でも、タレントブログとして大切な事は内容よりも、たくさん更新して「今、何をやっているか」を見せる事。これは、一種のファンサービスと考えて良いでしょう。つまり、更新頻度が重要という訳です。(松浦亜弥さんを除く)

 更新頻度が重要となると、やはりブログを始めるには向き不向きな人が出てきます。マメに更新するなんて面倒というタレントはブログ向きではないでしょうね。(決して、松浦亜弥さんへのあてつけではない)

 エルダー系も含めると、ハロプロ関係者も多くのメンバーがブログをやっています。未だにベリキューメンバーの個人ブログがない事に不満のある方も少なくないとは思いますが、スマイレージの全員、エルダー系メンバーの多くがブログをやっています。
 その中には、始める前には「この人は向いてないだろう」と思われていた人もいました。
 例えば、ミキティや梨華ちゃん(苦笑)。
 ところが二人とも順調に更新しているし、内容もそれなりに面白い。やってみなければわからないものですね(苦笑)。あっ、亜弥ちゃんは予想通りです。本人も、「更新のために書いたみたいなありきたりな内容は書きたくない」と言ってますから、更新頻度より内容ですね。そういうポリシー好きです。

 キャラクター的には、マメにブログ更新しそうに見えなかったメンバー。ツアー日記をあまり更新しなかったとか、過去にそういう「マメでは無さそう」なデータがあって、そう思われてきた訳ですが、何故予想を覆してマメに更新しているのか?
 これは一言で言って「自分好き」が為せるワザだと思っています。自分が大好きだから、自分をアピールしたい。思えば、ブログというものはそういう人が向いているような気がします。さゆにしとも、れいなにしても適役じゃないですか。
 自分が好きだから、自分を大勢の人に知ってほしい。自分というものを大勢の人に見せたい。最新の自分を見せたいから積極的に更新する。
 そういう人がブログに向いている。私はそう分析しました。

 タレントは自分大好き大いに結構。自分の魅力を自分が理解していなくて、どうやって人に魅力を伝えるのか。だから自分を好きでいて良い。モデルも同じ。好きになれる自分だからこそ、その自分に人が憧れる存在になれる。

 梅さんもれいなも、ブログを通じて自分をどんどん表現していってください。大好きな自分になるためにも。

 偶然にも、梅さんやれいなと同じ時期に私もアメブロを開始しています。ハロプロの事も含めて、日記的な内容を書いています。よろしかったらご覧ください。
 タイトルは、アメブロのカラーであるグリーンにちなんで、緑の花から選びました。
http://ameblo.jp/seasonz
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アイドルとロック ロックな存在

2010-04-09 21:46:21 | ハロプロ2010

 日曜日にメロンを観てからずっと余韻にやられています。そして考えている事があります。
 それは、このロックなアイドルであるメロン記念日を受け継ぐ後輩はいるのだろうかという事。「ロックな」なんて形容詞を付けると陳腐な感じがして来ないでもないですが、メロン記念日は存在から音楽に至るまでロックなアイドルであったと言い切れます。
 Buono!がいるじゃん!と今、後ろから桃子に言われたような気がしました(苦笑)。Buono!もロック系サウンドを標榜していますね。確かに、Buono!は曲的にはロックなんですが、ちょっと違うのです。ロックというには存在が綺麗過ぎる。ベリキューのエース格が集まったのですから当たり前と言えば当たり前なのですが、存在感に危うさが無い。微妙な立ち位置ではなく、ここに居るべくして居るという確かさ。それは大衆音楽的健全さのような、陽性な魅力がBuono!から発せられているような気がするのです。

【PV】メロンティー/メロン記念日×GOING UNDER GROUND


 私は以前からアイドルというジャンルは基本的には、完全な市民権は得られないもので良いと思っています。認知はされている存在であっても、そこに普遍性めいたものは付いて来なくて良いとさえ感じています。

 かつてのモーニング娘。みたく国民的アイドルと言える存在は、アイドルの歴史上は何人もいました。それは、応援している事に後ろめたさを感じる必要がなく応援出来るアイドル、人前で「○○が好き」と公言出来る存在。
 つんくPがモーニング娘。をロックな存在と言おうが、かつてのモーニング娘。は大衆の真ん中付近に位置していた立派な大衆音楽なアイドル。それはロックではないじゃん!と私は思っていました。大衆音楽だからポップスであるという定義付けだけではなく、多くの人が安心して近づける音楽でした。
 例えばロックはロックでも、大衆に迎合したスタイルでエンターテイメントするロック、その代表格B'zみたいなもので、後ろめたさなどない。全国各地のカラオケで、「日本の未来は~」などと歌われている存在のどこにロックがあるのだ?黄金期のモーニング娘。を見ながら、私はそう思っていたものです。

 B'zに代表されるチャート上位に来るような大衆向けロックサウンドとは別に、ちゃんと世の中にはロックファンが集まるアーティストがいます。ライブハウスで今日もライブをしています。新しいCDがCDショップの新譜ラックのコーナーには置かれなくても、ちゃんとCDをリリースして、それを求めている人がいる。

 ハロプロに於いて、そんなモーニング娘。に対するアンチテーゼ、或いはアナザーサイドとしての立ち位置にメロン記念日が居た事は、ハロプロの奥深さを表す出来事で、メロン記念日がその立ち位置を理解して、自分達の場所を割と早い段階で築き上げた事は絶妙で痛快な流れでした。
 自分達の場所が出来てからのメロン記念日は、かつてのようにモーニング娘。コンサートのゲストには呼ばれなくなり、後藤真希さんや、松浦亜弥さんとジョイントを試みます。
 彼女達もモーニング娘。とは立ち位置が違う人達ですから、一緒にステージに立つ事には違和感がない。
 LAST MELON GREETINGで、娘。OGよりも、松浦さんや前田さんが雰囲気に溶け込んでいて、前田さんに対しては観客から「ゆきどんコール」まで起こった事は、非常に興味深い結果でした。

 しかし、アンチテーゼでありアナザーサイドであるゆえに、モーニング娘。の上に立つ事は、とうとう一度もなく、メロン記念日は静かにラストを迎えようとしています。
 瞬間的にハロプロコンサートで他グループのファンを魅了する事はあっても、結局メロン記念日はモーニング娘。とは立ち位置が違うために上には立てない。世のロックアーティストが面白い事をやっても、それはそれを知るファンのみの快楽であるように、メロン記念日の魅力はあくまでメロン記念日の世界の中で完結していきました。
 最後のメロングリーティングでまで、先輩の娘。メンバーに対するリスペクトを観客に見せなければいけなかったメロン記念日の姿は、まるでゴールデンタイムの音楽番組に出てきたロックアーティストの如く窮屈に見えたのです。

[PV] Buono! - Our Songs


 今のハロプロは、かつての状況とは異なり大衆的なものではなくなりました。今度こそロックだと、つんくPには言ってほしい。その今のハロプロに、やはりメロン記念日的なロック世界を演出出来る存在はいるのでしょうか?
 勿論、メロン記念日の前にメロン記念日無し、メロン記念日の後にメロン記念日無しではありますが、敢えて探してみたいのです。今のハロプロにも、何かに対してのアンチテーゼとして尖れる存在がいるはず。
 そう何かに対して尖る。その点に於いては、Buono!はやはり本流なのです。そこが「ちょっと違う」と思わせる部分かもしれません。

 そう考えると、例えばエッグでくすぶっているメンバーで新しいグループを作ると、ロックな(という言い方はやはり陳腐であるならメロンな)グループが出来上がるのではないかと思い当たりました。
 モーニング娘。オーディション落選者のあの子、そのメンバーと一緒にアニメのユニットをやっていたあの子、スマイレージになれなかったあの子。

 必ずしも表に見えている存在だけが輝いている訳ではありません。ロックな輝きを放つ存在は空位にするのは勿体ない。そういう存在が居る事は、本流に位置するグループの活性化にもつながる事。
 今のハロプロにも、メロン記念日なグループは必要だと私は思います。強引?いえ、綺麗に咲く花だけがアイドルじゃない。アイドルというジャンルは大衆に迎合し過ぎたら面白くない。売れる売れないは、また別次元の話。今のハロプロに、まだそこまでの余裕があるのならば。

 <今回の一曲>
Blankey Jet City - 黒い宇宙

 

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