tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

椿を生けると・・・

2012-11-09 18:17:08 | 茶の湯
立冬を過ぎても尚、秋らしい青空が広がっております。

今日も昨日に続いてお稽古です。
炉を開いてから最初ですので、どなたも小習いの薄茶点前から入ってゆきます。



織部の花入に万作の照葉に西王母椿

西王母椿は、9月の下旬から咲き始め、年が開けても次々に咲き続け、庭に植えておくと重宝する椿です。

中国の伝説に登場する西王母は3000年に一度だけ実をつける桃を言うそうで、そんな故事から、蕾が桃に似ていることからの命名だそうで、大きな名前をつけてもらったものです。

綺麗なピンクは何とも言えない美しさがあります。



楓葉経霜紅

楓葉経霜紅(ふようしもをへてくれない)で、今頃の季節にピッタリで、茶会にもよく掛けられます。

読んだとおりの意味合いで、寒くなるに連れて、楓の葉が赤くなってゆくといった意味でしょうが、一読しただけで景色が目に浮かんで来ます。

人間も同じで、困難を乗り越えてこそ・・・・だと思っております。

上の写真では、椿が少し開き始めておりますが、昨日昼過ぎに生けましたものを、夕方撮影したのですが、部屋が暖かいためなのか、今日は満開になっておりました。

お茶席での椿は、蕾を使うという約束に従い、今朝一番で椿を生け替えました。



蕾に生け替え。

照葉はそのままに蕾の硬い枝を選んで生けましたが、これからは、照葉も、連日の風に煽られて、みんな落ちてしまうでしょうから、枝物といわれる、蕾を持った木の枝が、椿と一緒に生けられることが多くなります。

そして、本格的な冬になって行きます。



コメント (1)
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