tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

お彼岸の般若心経は・・・

2013-03-22 18:35:11 | 茶の湯
3月22日(金)

昨日の風が嘘のように、静かな春の陽気の一日でした。いよいよ春本番に突入となりますか・・・。

昨日出来なかった家の中の掃除や軸を掛け変えたり、道具を出したりしまったりしておりましたが、お稽古が始まるまでには間に合いました。



海印寺の般若心経

彼岸という事で、床の間には、韓国の世界遺産である海印寺の般若心経を掛けてのお稽古です。
ここ数年、彼岸に入ってのお稽古には掛けておりますので皆さん分っておりまして、初めて掛けて時のように質問がなくなりました。

何年か前に訪問した時に買い求めてきました物を表装したものです。
もちろん、世界遺産になっている本物の版木から採れる訳がありませんから、本物にそっくりに作られた版木から採ったものです。



唐銅の花入にマンサクと春曙光椿

生けた万作は、山の物ですので、栽培されている万作とは少し違って花の付き方が少ないと思います。

これ見よがしに枝が花で埋まるほど咲かせる園芸種とは違い、楚々とした美しさがあります。
園芸種が花を落とすころに咲き始めます。ひっそりと・・・。



今日の床の間

床の間も般若心経の軸を掛けますと、いつもの雰囲気とは違って見えるのが不思議です。

それだけ、床の間は、掛け物によってお茶室の空気を変えてしまう、魔法の力を持った場所といえるのかも知れません。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする