tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

お稽古も春らしく・・

2013-03-08 17:40:22 | 茶の湯
3月8日(金)

午前中の暖かさが嘘のように、午後からは強い北風が吹いて冬に戻ってしまいました。

床の間に水仙を飾り、軸も春を迎えようとして、水温み萌え出草々詠んだ漢詩を掛けてのお稽古です。
軸は、柳生の里。柳生一族の菩提寺でもある芳徳禅寺のご住職が揮毫したものです。



春草流水蒔絵大棗と茶杓

来る茶会で使おうとしております棗が大棗ですので、今から慣れてもらうために大棗を用意してお稽古をしております。
この棗も、裏千家大宗匠のお好みですのでかなり大きい物です。最近の棗は大ぶりの物が多く、見栄えはよろしいのですが扱いが難しく、女性には評判がよろしくありません。

いくら現代の女性が大柄になったとはいえ、女性の手には余るほどの大きさですので、持つのが怖く感じてしまいます。
確かに、棚に飾っても、拝見に出しても堂々としておりまして見栄えは見事です。見るのと扱うのではやはり違いまして・・・

でも、そんな事はいっていられません。持つ時、扱う時は、指先までしっかり気持ちを込めて扱えば失敗もしないと思っております。

客 お棗は

主 大宗匠お好みの春草流水蒔絵大棗でございます。

客 お塗りは

主 輪島の宗真でございます

客 お茶杓は

主 寛州和尚の作でございます

客 ご銘は

主 陽春でございます

客 ありがとうございました

春の小川のほとりに春の花々が画き込んであります綺麗な棗です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする