tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

着飾って挨拶に・・・そして卒業

2013-03-25 18:13:16 | 茶の湯
3月25日(月)一粒万倍日

朝から曇ったままでした。夕方には霧雨の気配ですが・・・、このまま雨になってしまうのでしょうか。

今日は大学の卒業式でした。

私達は式には出られませんので、卒業式が終わると着飾った卒業生が、晴れ姿を見せに来てくれました。

  

今日の床の間                卒業生が揃って

軸は白珪尚可磨を掛け、花は万作に曙椿を飾りました。もっともっと精進して欲しいという願いを込めてこの軸を選びました。

白珪は「玉」です。
中国では最高の宝石のように大切にされた石ですが、これとて磨かなければ輝きを失ってしまうのだから、皆さんはまだまだこれからですので、自分を磨いて磨いて心の美しい人になって欲しいとの願い込めての床飾りです。



お菓子は黄身餡

お菓子屋さんが届けてくれたお菓子です。黄身餡とこし餡の美味しさが際立った美味しいお菓子でした。



曙椿

やっと咲き始めたのがこの曙椿です。今日のようにおめでたい時には願ってない花で、朝、椿を探しに庭をウロウロしておりましたら目に入ったのが今椿です。

今日にピッタリです。

今日も都合でこられない人も何人かおりましたが、みんな綺麗で可愛かった・・・。

お点前や所作がやっとできるようになったところで卒業です。何だか勿体無い気持ちがしますがどうしようもありません。

「白珪尚可磨」私達の願いを込めたお軸の意味を、肝に銘じて欲しいと思っております。
若いお嬢さん達ですから、おしゃれもしたいし、遊びにも行きたいでしょう。

今日は、一粒万倍日。卒業して行く皆さんの志が万倍に育ってくれるでしょうか。

そんな事を思いながら、何とかお茶を続けてくれることを祈るのみです。






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