tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

「啐啄同時」を垣間見て

2013-03-01 17:37:01 | 徒然日記
3月1日(金)弥生

弥生3月です。何となく春めいた一日でしたが下り坂のようです。

今日は、社中の方の学校が卒業式でしたので行って来ました。

自分の卒業式以来、何十年ぶりかの卒業式でした。

 
                                                                    
厳かに始まった卒業式

ここの学校は中高一環の学校で、高校の卒業式でした。
490名の卒業生が中央に並び、その保護者達と在校生が卒業生を囲むように並んでの会場で整然と執り行われました。



校長先生から花束を頂いて

司会進行の先生の号令と共に「起立」「着席」を行いますが、一斉に立ちあがり、一斉に腰を下ろしますが、その時の音にビックリでした。ガタガタとかゴトッ!とかいう音がしません。一回でピッタと治まります。その後の一瞬の静かさは、とても千人を越える人がいる事を忘れさせてしまう静かさです。驚きの一言です。




式が終わってから、副校長先生がおっしゃるには、入学した時に教えるそうです。それが伝統となって続いているそうです。
「教育の原点はここにあり」と感じずにはおられませんでした。

終わって卒業生を送り出してから、中学校にも案内していただきましたが、ここの中学校の生徒も礼儀正しく、廊下ですれ違う子供達すべてが、「こんにちは」と丁寧に挨拶をいたします。どの生徒も・・・

教育とは、トップがやる気になれば、その方針は子供達に浸透して行くものだという事を目の当たりにして、胸が熱くなるのを覚えました。

心地よい時間はあっと言う間に過ぎてしまい、気が付けば2時を回っておりました。時計を見たとたんにお腹がすきましたので、近くのホテルで遅い昼食をとってまいりました。

   
美味しく頂いてきました。

なんだか爽やかな気持ちで一日を終えました。



コメント
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