3月10日(日)
昨日からの穏やかさは一変して、凄まじいばかりの大荒れの一日になってしまいました。
そんな荒れ模様の中、小さなお茶室ではささやかな卒業茶会が行われました。
慣れ親しんだお茶室へ席入り
ここのお茶室は、お茶室とは名ばかりの小さなお部屋が二つだけの建物です。床の間もなくただ炉が切ってあるというだけです。
それでも皆さんにとっては、自分たちだけの神聖なお茶室なのです。
そんなお茶室へ正装した卒業生が揃っての卒業茶会です。
壁床に色紙を掛けて
床の間がありませんので、壁床に色紙を掛け、長板に花入を設えて卒業生をお出迎えです。
色紙は天竜寺の管長関牧翁老大師が揮毫された「竹 起清風」で、卒業生を送り出すのにはこの色紙と思って掛けました。
これから旅立つ皆さんに、餞別すらありませんから、この言葉を送りたいと思います。
この語句は、涼やかな内容ですので、よく夏に掛けられますが、本当の意味は、旅立つ雲水に何一つ贈れない師匠が、門前まで送り出すと、そこに生えていた竹がそよそよと揺れていた光景を詩にしたもので、「私は何も贈るものが無いけれど、このように竹の葉でさえさらさらとお前達の門出を祝っているよ」こんな意味かも知れません。
元の詩は「竹 君為葉々起清風」でありまして、全部を見ると解るような気がいたします。
在校生からのおもてなし
今日だけは豪華なお弁当を料理屋さんから取りまして在校生からのおもてなしです。色々な話をしながらゆっくりと頂いておりました。
そして、食事が終わるとお菓子が運び出され、続いてお薄を一服いただいて卒業茶会は終わりました。
さよならは苦手です。
これまで何度となく経験しておりますが、さよならは苦手です。
入学して4年間・・・みんな元気に旅立って行きました。
昨日からの穏やかさは一変して、凄まじいばかりの大荒れの一日になってしまいました。
そんな荒れ模様の中、小さなお茶室ではささやかな卒業茶会が行われました。
慣れ親しんだお茶室へ席入り
ここのお茶室は、お茶室とは名ばかりの小さなお部屋が二つだけの建物です。床の間もなくただ炉が切ってあるというだけです。
それでも皆さんにとっては、自分たちだけの神聖なお茶室なのです。
そんなお茶室へ正装した卒業生が揃っての卒業茶会です。
壁床に色紙を掛けて
床の間がありませんので、壁床に色紙を掛け、長板に花入を設えて卒業生をお出迎えです。
色紙は天竜寺の管長関牧翁老大師が揮毫された「竹 起清風」で、卒業生を送り出すのにはこの色紙と思って掛けました。
これから旅立つ皆さんに、餞別すらありませんから、この言葉を送りたいと思います。
この語句は、涼やかな内容ですので、よく夏に掛けられますが、本当の意味は、旅立つ雲水に何一つ贈れない師匠が、門前まで送り出すと、そこに生えていた竹がそよそよと揺れていた光景を詩にしたもので、「私は何も贈るものが無いけれど、このように竹の葉でさえさらさらとお前達の門出を祝っているよ」こんな意味かも知れません。
元の詩は「竹 君為葉々起清風」でありまして、全部を見ると解るような気がいたします。
在校生からのおもてなし
今日だけは豪華なお弁当を料理屋さんから取りまして在校生からのおもてなしです。色々な話をしながらゆっくりと頂いておりました。
そして、食事が終わるとお菓子が運び出され、続いてお薄を一服いただいて卒業茶会は終わりました。
さよならは苦手です。
これまで何度となく経験しておりますが、さよならは苦手です。
入学して4年間・・・みんな元気に旅立って行きました。