tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

亥の子餅の伝承は・・・

2014-11-15 17:51:28 | 日記
11月1日(土)
穏やかだったお天気も夕方には強い北風の変わり真冬のようになってしまいました。
今日も自宅でのお稽古です。

   

   亥の子餅

この時期には、必ずと言っていいほどお茶席で出されるお菓子です。
亥の月と言いますから旧暦の10月です。

言伝えでは、亥の月の亥の日の亥の刻(午後10時頃)に食べると、 無病息災だという中国の伝承に基づいて、平安時代に宮廷で行われたのが始まりと言われております。
また、猪は多産であることから、子孫繁栄を願う意味も含まれるようになり、亥の子餅を食べたという話もあります。

   

   一服

猪は陰陽五行説では水にあたり、江戸時代には火を恐れた庶民の間では、亥の月の亥の日に炬燵や囲炉裏などを開いていたといわれております。
お茶の世界でも炉を開くのは、亥の月の亥の日でしたが年々そのような伝承は薄れてきているようです。

そう云えば、子供のころ、どんなに寒くても炬燵を開いてくれなかったのは、この信仰が生きていたからなのでしょう。

何時ものように、終わってから一服頂きました。
お稽古も終り、ホットしたしたひと時は何物にも代えがたい充実した時でもあります。




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