tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

お抹茶はいつ頂いても・・・

2012-11-20 18:31:41 | 茶の湯
北風の強い一日でした。

今日はお稽古でしたが、小さなお茶室ですから吹き飛ばされてしまうのでは・・・と稽古中の人と顔を見合わせてしまいました。

それ程まで、寒い日でしたが、お点前をしている人は汗が流れております。今時の若者は、ハンカチなども持たないのか、腕で汗を拭っております。見かねた人が、ティッシュを持って来てくれました。



栗の茶巾絞り

なぜ汗をかいているかというと、学園祭が終わり、幹部も交代して、新体制でお稽古が始まりましたので、今まで、風炉のお点前しかしなかった2年生が炉を、盆略だった1年生が風炉へと、変わったからです。

やっていることはそれ程変わらないのですが、みんな大汗です。



お稽古が一段落のお茶

しゃべりぱなしですので、咽はからからですの、この一服は何よりのご馳走です。



信号で止まって

夕日に一条の雲ですが、何でしょう??

信号で止まっている間の1枚ですが、1枚だけで信号は青・・・・不思議な雲です。


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紅葉の銀杏並木が残ってた!!

2012-11-19 18:17:29 | 茶の湯
朝から気温が上がらずに、寒い一日となりました。

今日は、ぼんやりと巣篭もり状態で一日を過ごしました。そんな訳で、昨日の写真をもう少し載せたいと思います。




広いホールを仕切っている壁に貼られた流派名です。このように、入って来た人たちに直ぐ解るように市の方が張ってくれました。

入り口から見ると誰でも解ります。




昨日一番最初に載せなければなりませんでしたが、気に入った写真がありませんでしたので、今日になってしまいました。

「清楽」の扇面で、裏千家14代家元淡々斎宗匠の揮毫されたものです。

清らかな気持ちで共に楽しむそんな意味合いかも知れません。

昼食後、少し時間をもらって外の空気を吸いに出かけて見ますと、銀杏の木が黄色く並んでいるではありませんか・・・。



残っていた銀杏並木

実に綺麗でしたので、横断歩道を渡りながら道の真ん中で撮りました。



風が強かったので歩道にもたくさん落ちでおりましたが、歩くたびに、何かが靴底に当たりますので覗いて見ると、銀杏の実がたくさん落ちておりました。



今日いったら一面銀杏の葉が散っては舞いあっがっていたかも知れません。
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お茶会は重労働です・・・が

2012-11-18 18:29:32 | 茶の湯
昨夜来の雨もあがり、冷たい北風が強く吹き、冬を思わせる一日でした。

今日は、昨日から準備をしておりましたお茶会で、学園祭から続いての御園棚で行いました。

朝早くから4時過ぎまでたっぷり働きいささか疲れ気味です。



萩焼 高麗左衛門造の蹲 花は沙羅に初嵐椿 

この茶会は、私達の住んでいる市の主催ですので、市役所の施設を使っての催しになります。
大きな空間を壁で仕切り、市内各流派の社中が受け持っての茶会でした。

市の催しですので、お茶をしている人ばかりではなく、お茶券を買えばどなたでも入れますし、お茶の体験コーナーも用意され、ワイワイと大騒ぎで茶筅を振ってみたりしておりますのでもの凄い人でした。



茶碗 唐津 重利造大宗匠箱 茶杓 大宗匠作 銘自遊 薄器 吹寄蒔絵平棗 孝斎造

私達の担当した席も、450名という驚くべき人数が入ってくれました。

普通のお茶会では見られないジーンズ姿の小学生から、初めてのお茶だといって召し上がっていただいた高齢の方まで、幅広く楽しんでいただけたようです。



水指 黄交趾 菊間垣の絵 翠嵐造

お茶会を担当するという事は、お客様の目に触れる表の道具ばかりではなく、バケツや大きなヤカンなど、お勝手で使うような物まで全部持って行きますから、何を忘れても茶会はできませんので、その準備が大切です。



釜 角谷一圭造 浜松地紋

3時30分に終了と同時に、今までお客様と水屋とをしきっておりました幕や衝立など取り払い、後片付けが始まりますが、道具を出した人が、同じものを仕舞ってくれれば大騒ぎをしなくて済みますが、そこにいた人達がいっせいに手を出し始めますから大変です。

それでも、皆さん初めての方ばかりではありませんから、何とか収まるところに収まりますから面白い。

兎に角、凄い一日が終わりました。



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床の間を知る 淡交社刊

2012-11-17 18:26:57 | 本棚の中から
朝から曇っておりましたが、とうとう、夕方から降り出してしまいました。

今日も稽古が続きました。

昨日着いたばかりの本ですが、紹介したいと思います。

「床の間うを知る」いうタイトルに、茶席にみる床かざりの基本というサブタイトルがつけられた本ですが、写真だけでも充分楽しめると思います。



「茶室の床の間は、幽玄かつ品格がなければなるまい。何故ならば、床の間は仏壇の変容であろうからである。
(中略)
尊きものに対する畏れや敬いの心情が、「上段」へと、おのずとそうさせるのである。」このように、泉田玉堂老師は本の中で書いております。

更に、茶席の床百科と題して、花入のこと、掛け物のこと、香合のこと、そして、床の間の建築様式から各名称まで、ことこまやかに書いてあります。

そして、茶事の時の飾り方、茶会の時の飾り方などが解り易く書かれております。

手元に置くと便利な本かも知れません。
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禅語は面白いけれど・・

2012-11-16 17:58:53 | 茶の湯
初冬を過ぎ、尚、晩秋の色濃い穏やかな日々が続いております。

今日は昨日に続いてお稽古です。

昨日生けた椿が一日で開いてしまいました。
開き始めていた椿を生けたわけではありませんが、陽気が暖かいのか、部屋が暖かいのかわかりませんが開いてしまいました。

朝の寒い内に庭の椿の枝振りを見ながら一枝切って生け直しました。



花は万作の照葉と西王母椿

軸は、この時期になるとよく見かける「開門多落葉」(門を開けば落葉多し)です。
この語句の前に、「聴雨寒更尽」(雨を聴き寒更尽き)という前句があります。

聴雨寒更尽(雨を聴き寒更尽き)
開門多落葉(門を開けば落葉多し)





雨音を聞いているうちに、夜更けの寒さも過ぎて夜も明けてしまった。そして、門を開けて見ると、落葉が一面を埋め尽くすほどであった。
一晩中、雨音だとばかり思っていたのは落葉だったのか・・・。

こんな意味だそうで、閑居の風情を詠んだ詩です。

稽古日が生憎の雨模様の時によく掛ける「聴雨」という軸がありますが、「聴雨寒更尽」の「聴雨」だけを書いたものです。

これだけが独立していると、「雨を嫌がらずに、雨音を聞きなさい。恵みの雨音を・・」
こんな解釈で床の間に掛けますが、「聴雨寒更尽」の5文字になりますと、また、違った解釈があり、違う使い方をすると思います。



床の間

禅語は奥が深く、修行して修行して悟りを得た禅僧が残した語句ですから、我々などがあれこれ言えるはずがありません。

禅語は難しい。

でも楽しい。そして、面白い。










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友人の家で秋を満喫

2012-11-15 19:23:51 | 日常雑感
朝晩の冷え込みは冬そのものですが、日中は暖かな日差しがいっぱいの心地よい一日でした。

今日は所用で友人宅へ行って来ました。

久しぶりでしたが変わりなく過ごしておりました。
友人宅は、住宅街から少し離れておりますので、広い庭を持ち相変わらず綺麗に手が行き届いておりました。



友人宅の庭

庭も綺麗に整えられた日本庭園と、生り物だけをまとめて一画とが上手に区切ってあります。





柿も鈴生りで、青空に映えておりました。

暫くお茶を飲んで楽しい会話で時間を過ごしましたが、帰りがけに、見事に生っていた柿をお土産にいただき帰ってまいりました。



青空に

息抜きには最高の一日で、先月から続いておりました忙しさから開放され、何も考えず過ごせる時間でしたので、こんな時間の過ごし方も、たまには必要な事なのかも知れません。

何だか妙にのんびりとした良い一日でした。


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こちらは、まだまだ緊張が・・・

2012-11-14 18:29:56 | 茶の湯
秋晴れにはなりましたが、冷たい風が寒さを一段と感じさせます。

今日もお稽古です。

こちらの大学も学園祭が終わり、ホットしているところでしょうが、まだまだ緊張感を持続中です。
それは、来週に、学校のお茶室にオーストラリアからのお客様をお迎えして、ちょっとした茶会を行うからです。

大学には研究発表のための来校ですが、日本は始めてという方ですので、是非日本の文化であるお茶を差し上げようという事になりました。



下級生は風炉で

学校には4畳半の正式なお茶室がありますので、そこにお招きいたしますが、問題は、炉のお稽古を今日だけしか出来ないことです。



広間の床の間

今日は炉のお点前の大特訓です。何しろ昨年から1年全く炉の稽古はしておりません・・・

さぁ~大変だ~。

当日お点前をする人は、炉のある茶室で猛特訓しておりますので、下級生は広間でお稽古です。

炉のお点前をしたことがない訳ではありませんから、終わる頃には何とか・・・後は当日に一生懸命やるだけです。



学校の駐車場

気持ちを静めて、ゆっくりと落ち着いてやれば大丈夫というところまで来ております。

大丈夫・大丈夫。


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さぁー炉の稽古を・・・

2012-11-13 17:48:17 | 茶の湯
穏やかな秋空が広がり、過ごしやすい一日でした。

今日から大学でも炉のお稽古です。



炉になりました。

お稽古を始めて驚いた事があります。

学園祭のための稽古を2ヶ月の間しておりましたが、その間の皆さんの気合の入れようは大変なもので、真剣そのものでした。そのためか炉になっても、お点前のところどころに、御園棚の点前が出てしまいます。

たとえば、挨拶も手を畳に着けなかったり、茶碗を上から押さえたりと随所にそんな光景が見られました。

それだけ一生懸命お稽古をしたという事かも知れませんが、これから、稽古のたびに修正して行かなければなりません。



ウメモドキと野紺菊

今日は、小さなお茶室に置床が据えられ色紙が掛けてありました。

置床の飾られた花は、ウメモドキと野紺菊です。

ウメモドキは、モチノキ科で低落葉樹で、秋の赤い実をつけた枝を良く使い、椿などに合わせると格調高い床の間になります。

庭に植えておくと便利だし、小鳥がよく遊びに来ております。


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紅葉はさせない・・・

2012-11-12 18:16:21 | 日常雑感
朝は雨で始まり、曇り、そして昼ごろから、嘘のような秋の日差しいっぱいの青空と変わった天気でした。

こんな天気に振り回されて、約束したところへ、行こうか、辞めようか、迷っていると、友人から出かけて行きますという電話で行くことに・・・。それでも一向に小雨が降り続いております。

こんな日は行っても何も出来まいという結論で中止に・・・。それでも、青空が広がるとウ~ンと、また迷ってしまいます。

予定が中止になって一日がポッカリと空きましたので、今まで出来なかった事を、一挙に片付けてしまいいました。

夕方からは久しぶりの散歩に出かけました。そして、驚きの光景を見てしまいました。



紅葉させない。

この道の両側には、葉の大きいもみじの木が植えられておりますが、写真の通りです。聞くところによると、何年か前から切るようになったそうで、それは、市民からの苦情によるものだそうです。

沿道にお住まいの方達は、落葉の掃除に疲れ果ててしまったのが原因のようです。



道路の両側は銀杏の木

この道路は両側に銀杏の木が整然と並んでおりますが、まだ、紅葉は始まらず生き生きとしておりますが、歩いて行くと枝切りが進んでおりました。



枝切りがここまで来ていた

私の町は、街路樹の名前がそのまま街道の名前になっております。
ハナミズキ通り何て素敵な名前が付いている所もありますが・・・確かに、紅葉が落葉になり、枯葉となって飛び回っては大変です。

やはり、散り始める前に切ってしまうのが一番の方法なのかも知れません。
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野紺菊の色は・・

2012-11-11 15:45:49 | 日常雑感
昨日の秋晴れから一転して、朝から曇り空。何だか元気が湧いてこないような気がいたします。

今日の日曜日、久しぶりの完全オフで、朝からのんびり過ごしております。こんな日もたまにはいいものです。

そんな訳で、家の庭を歩いて見ると、今を盛りと咲いている花を発見いたしました。



野紺菊

この花は、どこの里山でも見かける珍しくもない花ですが、群生して咲きますから実に綺麗です。そして、秋が深まって行くごとに、花の色が濃くなってゆきます。



野紺菊

野辺に自生しておりますから、よく刈られてしまう事がありますが、再び目を出して秋には綺麗に咲きます。



野紺菊

写真の通り、風や虫などに葉を随分痛めつけられておりますが、健気にも綺麗な花を咲かせます。

名前の由来は、山野に多いい紺色の菊という簡単なもので、同属同種に嫁菜があります。どちらが・・・といわれても、判別は難しく、自生しているところの違いくらいで、中々わからない。

実際、図鑑の写真を見ても良く解りません。

強い花ですので、切花にしても1週間くらいは充分楽しめます。

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