それでは、今日こそは次の58を紹介する予定でしたが、またしても寄り道をします。やはり、片手落ちとなるからです。
EF58 61号機と同時期に製造され、お召し予備機とされた、EF58 60号機。後に一般車両牽引時に踏切事故に遭い、修復はされたものの、結局廃車、大宮で解体されたとのことです。そのためか、JR貨物大宮車両所には、同機に関する展示があります。
写真は、EF58 60のナンバープレート、東芝の製造銘板、及び1位、2位の表示板を取り付けた、記念のプレートです(写真)。全体は保存できないため、このような形となっています。塗色も国鉄規定「ぶどう色2号」とも違う、「ため色」であるのが分かります。なお、ナンバープレートが真ん中で尖っている感じですが、これは58の鼻先にあたる部分であるためで、鉄道模型のEF58も、交換式ナンバープレートはこんな造りになっています。
全体が現存しないのは残念ですが、ナンバーだけでも残っただけ、スクラップとなった他機より運は良く、それをもって良しとしましょう。
それでは、次回をお楽しみに。