バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

日田まぶし千屋@日田

2011-10-12 00:19:07 | 料理(鰻)

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JR久大本線の日田駅から歩いて20分ぐらいのところ、日田市市街地の北部の花月川沿いにある豆田町は伝統的な商家が集まった国の重要伝統的建造物群保存地区です。ここの街中に、水に恵まれた日田ならではの鰻のお店があります。

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風致地区に似つかわしい建屋の暖簾をくぐると、鰻の寝床のように細長い店内にテーブル席がズラーッと並んでいます。また、2階には座敷もあるようです。ここは玖珠川の畔にある旅館「日田の宿よろづや」が運営しているとのこと。

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さっそくここの名物、日田まぶし(2,100円)をお願いしました。これはいわゆる櫃まぶしを日田風にアレンジしたもので、櫃まぶしと同様、最初は鰻単体で味わい、その後は薬味を組み合わせて変化を楽しみ、最後にお出汁を足してお茶づけ風に味わうというものです。

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期待に胸膨らませてお櫃の蓋をあけると、綺麗に敷き詰められた鰻が見事。蒸しの工程が入っていない地焼ながら、背開きになっています。さっそく鰻重としていただいてみると、かなり歯応えがある。しっかり焼かれて脂が落ちている。鰻というよりお肉を食べているかのようです。それにしても堅いな。

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次は薬味とともに。薬味は山葵と葱、柚子胡椒、大根おろしです。パンチの効いた柚子胡椒こそ、この主張の強い鰻にピッタリですね。でもこの堅さが食感の印象を悪くさせてしまう…

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最後に土瓶のお出汁を入れて茶漬け風に。ここで味わいが一変。この堅さはこの茶漬けのためやったんや…お出汁が鰻の身をほぐして急に食感がよくなります。それとともに、いささか焼きすぎの感があったのが、今度はスモーキーで芳醇な味わいに変わりました。なるほど、これが人気で多くのお客さんが集まってくるんですね。実にいい経験をさせてもらいました。

  • 営業時間:11:00~20:00
  • 定休日:無休
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日田まぶし千屋 うなぎ / 日田駅光岡駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


魚勝@福山

2011-05-15 10:25:38 | 料理(鰻)

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新幹線で福山に到着したら丁度お昼前、どこかでランチを…ということで、福山駅の南、天満屋東側の飲食店街、元町一番街にある寿司と活魚料理のお店に入ってみました。暖簾をくぐると、板前さんの威勢のいい声が…年季の入った店内はカウンターに10席程度、テーブル席が3卓ほど、2階と3階には宴会のできるお座敷があるようです。

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活魚のお店ということだが、店頭に大書きしてある「うなぎ」の文字に惹かれてうな重をいただくことにしました。待つことなく運ばれてきた特上うな重(2,400円)は、肝吸いが付いています。蓋を開けると、お!…鰻の頭、半助が落とされることなく付いてきていますね。これは嬉しい。腹開きの関西風の鰻です。鰻を口に運ぶと、まず皮の香ばしさが広がります。この皮こそパリッとしているが、身はふんわり肉厚。蒸しの工程が入っているのかもしれない。タレはやや甘めの優しい仕上がりで旨い。そこそこの値はするが、その値段以上の価値はあると思います。

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相方はお昼の弁当(950円)は、お造り、焼き魚、天ぷら、煮物が四角い弁当箱に丁寧に配されています。さらに茶碗蒸しも付いて充実の内容。煮物の味付けは上品な薄味で、ひとつひとつ丁寧に手が入っています。これでこの値段は実にリーズナブルですね。このお店、いうまでもなく本業はお寿司のようなので、今度ここに来るときは瀬戸内の様々な海の幸を味わってみたいもんですね。

  • 営業時間:11:00~22:00
  • 定休日:年末年始他
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さこや@四万十

2010-10-03 23:09:00 | 料理(鰻)

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高知県四万十市…というより土佐の小京都・中村といった方がわかりやすいかな?土佐くろしお鉄道の中村駅から車なら約15分、市街より四万十川を3キロぐらい上流に登ったところ、佐田の沈下橋の近くにある食堂です。

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目当てはもちろん天然鰻。ただしこの鰻のためにわざわざ高知県の端っこまで足を延ばすんだから臨時休業なんてことがあったら目も当てられない。なので予約の電話を入れてみると…この夏は不漁で当日に天然ものを用意できるかどうか分からない、その場合は養殖ものになるとのこと。天然ものが揚がれば取っておくけど期待しないでね…っと釘を差されました。自然が相手なので仕方ないですね。微かな望みを頼りに訪れることにしたのだが、やっとこ店に辿りついたものの早速お詫びが…やはりダメだったみたいです。

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気を取り直して養殖のうな重(1,900円)と、川エビの唐揚げ(800円)を注文。川エビがまず出てきました。この川エビ、見事な色に揚がっています。口にほうり込むと、サクッとした食感ながら、身も詰まっていて、エビの風味が口いっぱい広がる…これは止まらん!

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遅れて出されてきた鰻。天然ものでないのは残念だが、見た目はかなりのボリウム。

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早速いただいてみると、身は厚くプリプリした食感。なかなかいい感じ。タレが少し若いかな?っと感じてしまう直線的な味わい。普段、天然物なんてとても食べれるわけではないので、これが天然ものだ!っといわれて出されたら納得してしまうかもしれない…

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店内は田舎風の造りで、テーブル席少々と小上がり。店の真ん中に水槽もあり、塩ビパイプの中に鰻が棲みついています。このお店では屋形船も営業しているようです。のんびり川下りをしながら天然鰻を食べたいもんです。

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今回、夜行バスで中村についたので、当然ながら車が無い。やむなく駅前で自転車を借りて辿り着いたのだが、日本に残る最後の清流・四万十川の畔は絶好のサイクリングコースになっていて、沈下橋など見どころも多い。天気が良ければぜひともサイクリングをお奨めします。

  • 営業時間:8:00~16:00
  • 定休日:木曜
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さこや うなぎ / 国見)
昼総合点★★★☆☆ 3.0


うなぎ料理 古座川@串本町(古座)

2010-04-04 22:31:09 | 料理(鰻)

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JRきのくに線の古座駅を出て、目の前の長ーい橋で古座川を渡ってすぐのところ。歴史を感じさせる店構えが印象的な鰻屋さんです。古座川は関西屈指の清流で、四国の四万十川と並び称される川です。この清流沿いの古座ではこのお店のほかにも人気の鰻店があって、密かな鰻のメッカなんですね。

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店の隅っこで店主が黙々と鰻を焼いているこのお店で、超特うな重(1,900円)と肝吸い(100円)をお願いしました。ちょうど2,000円ですね。天然ものでは安定供給が不可能なので養殖鰻を使っているが、養殖でもここの清流にしばらく晒して泥臭さを抜けば、質の高い鰻に生まれ変わるのだそうです。

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心躍らせながらうな重の蓋を取ってみると…大ぶりな鰻がぎっしり並んでいますね。よく見ると、意外にも背開きになっている…関西では珍しいですね。背開きながら焼き方は蒸しの工程を入れない関西風。一口かじってみると…薄めのタレのせいであっさりやな…っと思ったのだが、直後に鰻の脂が口の中に広がってくる。この脂、しつこさはなく脂の甘みを感じさせる…これは旨いぞ!!

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肝吸いも、これぞ肝ってな感じ、鶏のレバーのような濃厚さです。今まで食べたことのない味わいです。意外にガツンな鰻に心奪われてしまい、一気に平らげてしまいました。

  • 営業時間 11:00~14:00 16:00~19:00
  • 定休日 火曜日
  • 場所: JR古座駅
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上村うなぎ屋@人吉

2010-02-14 17:31:09 | 料理(鰻)

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人吉駅から歩くこと約10分、山間の小京都といった趣の街並みの中にある、創業90年を誇る老舗うなぎ屋です。店内に入ると…狭っ!!店員さんにいきなり喫煙か禁煙かを聞かれます。こんな狭い店でどうやって分けてるのかと思うのだが、実は奥に長いんですね。これぞまさしく鰻の寝床。お昼のピークをちょっと過ぎたあたりで訪れたのだが、それでも店内はいっぱい。人気店であることを窺わせます。

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うな重(2,900円)の肝すい付きは、鰻の旨みが染み込んだ甘いタレが特徴。皮がパリパリの蒸しが入らない手法はワタシ好みで、身がふっくらしているのがいいな。この店では注文を受けてからさばいて焼いているらしく、なので身が縮まないんですね。このブログに独立したカテゴリーを設けるぐらい鰻好きのワタシだが、こんな遠くまで来て鰻を食える嬉しさのあまり、写真がピンボケになってしまった…悔やむなぁ。

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朴葉焼き(1,900円)は、飛騨こん炉の上で野菜や味噌と共にうなぎを焼いた香ばしい一品。甘辛い味噌味はご飯を進ませるが、鰻がこの味噌に負けずに主張しているのが見事です。ただ、濃厚すぎて関西人にはちょっと厳しいかな。

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人吉は熊本県南部、球磨川中流にある静かな都市です。市内には温泉も多数あるのだが、今回は時間がなく、泣く泣く人吉駅から次の目的地に向かいました。ピンボケ写真とともに心残りです。

  • 営業時間 10:00~15:00 17:00~22:00
  • 定休日 年中無休
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上村うなぎ屋 うなぎ / 人吉温泉駅人吉駅相良藩願成寺駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


大はかや@松江

2009-11-07 13:22:03 | 料理(鰻)

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松江しんじ湖温泉駅から一畑電車で次の駅、松江イングリッシュガーデン前駅に降りて、駅前の国道を渡ったところ、宍道湖の畔にある鰻屋さんです。ここは地元の人たちに人気のお店だそうで、店内は座敷ばかり、かなりのお客さんを収容できそうな様子だが、平日の午前10時のこと、他にお客さんはいませんでした。

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早速このお店一番の売れ筋、重ね二段(1,950円)をいただくことにしました。この重ね二段はその名の通り、お重の底から順番にご飯・鰻・ご飯・鰻と重層になっている鰻丼に、肝吸いが付いている贅沢なものです。

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鰻を一切れ摘み揚げると…ひと切れが重いな!かなりの肉厚で、背開きになっています。口に含むとジュワッと脂とともに炭火の芳ばしさが広がる。品を重んじる江戸焼きの鰻とは対極的な、かなりジャンキーな味わいです。脂のコクと芳ばしさを前面に押し出した、かなりダイナミックな調理ですね。食べ進んでいくうちに、口の周りが脂でシットリしてくる。まるでステーキ丼を食べてるよう。こんな鰻には初めて出会いました。これでこの値段なのはスゴイわ!

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ただ、量が量だけに最後のほうになると食べ疲れてきた…そういえば店の壁に張り出してあったお品書きに、この重ね二段を「若い人に大人気」と記されていたな。なるほど、これは高齢者にはしんどいかな。

  • 営業時間:10:00~14:15、15:30~17:00
  • 定休日:木曜・第1第3第5日曜・第3月曜
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大はかや うなぎ / 松江イングリッシュガーデン前駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5