バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

「guntû」@瀬戸内海

2019-10-19 10:29:49 | 乗り物(船舶)
「guntû(ガンツウ)」は、「せとうちに浮かぶ小さな宿」をコンセプトに、中四国の瀬戸内海沿岸における景勝地を錨泊しながら周遊する宿泊型の客船です。尾道市にあるベラビスタマリーナを母港として2017年10月17日に就航しました。 


体は全長:81.2m・全幅:13.75m・総トン数:3,200t。船のデザインは建築家の堀部安嗣氏で、屋根瓦のある瀬戸内の風景に溶け込むような三角屋根と、海の色にあわせて変化するシルバーの船体が特徴です。


客室は4タイプで19部屋、乗客数は最大38名。世界遺産の宮島やモダンアートで知られる直島など、瀬戸内海を巡るさまざまな航路を2泊3日、または3泊4日をかけて10ノットの巡航速度で周遊します。


今回、妻殿と一生の思い出に残る旅を…ということで、この「guntû」に乗船してみることにしました。2019年秋のツアーがリリースされた半年前、清水の舞台から飛び降りる気持ちでなけなしの貯金をはたき、待望のこの日を迎えることができました。


今回、申し込んでいた航路は1泊目は宮島沖、2泊目は大三島沖に錨泊する2泊3日のプラン。2019年10月6日の出港です。


山陽新幹線・福山駅からお迎えの車でベラビスタマリーナに着くと、アテンダントの女性がエントランスで待っていてくださいました。専用のラウンジでチェックインの手続きとともに飲み物やお菓子のサービスがあります。


目の前のマリーナの奥に、建物が海の上に浮かんでいるようなユニークなデザインの「guntû」が佇んでいました。常石造船で建造中の巨大な貨物船と並ぶと「guntû」は小舟。それらの船影を眺めながらシャンパンは美味い。


乗船時間になると電動カートで桟橋へ。右舷から乗り込むと登場スタッフのお出迎えがあり、担当の案内で船室へ。私たちの部屋はスタンダードな「テラススイート」ながら、海に面したテラスやバスルーム、小さいながらもリビングもあります。


なお、最高級の部屋は操舵室の真上、船首の前方を独占するにある「ザ ガンツウスイート」で、その次が「グランドスイート」。どちらも露天風呂が付いていて、部屋もかなり広く取られているとのこと。


部屋に届けられていた荷物を整理していると、いつの間にか少しずつ桟橋から離れています。エンジン音も揺れもしないので全然気づきませんでした。港を出たところで長声一発!いざ出航です。


船内は3層になっていて、最上部のDECK3にはメインダイニング、寿司カウンター、カフェバー、ラウンジなど。中間のDECK2に最高級の「ザ ガンツウスイート」を含む客室、ジム、エステ、サウナ付き大浴場。そして下層のDECK1には乗船口とともに「テラススイート」が並んでいます。


また、DECK1の先端は操舵室があり、後部は寄港先での上陸時に使用するテンダーボート2隻を搭載するACTIVITY DECKとなっています。そしてその下は機関室・乗組員区画とのこと。


出港してから30分ほど、DECK3の左舷にある「縁側」に寝そべりながらシャンパンとカナッペをいただいていると、尾道水道に差し掛かりました。「guntû」の右舷に尾道市街が迫ってきて、こちらに手を振る人々の表情まで見えてきました。


「guntû」での食事は「お好きなものを、お好きなときに、お好きなだけ」がテーマ。メインダイニングは東京都原宿の老舗割烹「重よし」の佐藤憲三氏が監修で、瀬戸内の新鮮な食材をふんだんに使用し、手の込んだ料理を提供しています。


さらに炭焼き台が設けられ、選んだ魚介やお肉、野菜をグリルしてくれるほか、和食だけでなく洋食やスイーツも楽しめます。もちろんワインや日本酒などのストックも多彩です。


メインダイニングの一角には6席だけの小さな鮨カウンターがあり、2名の職人が待ち構えています。こちらは淡路島「瓦(のぶ)」の坂本瓦生氏の監修で、獲れたての海の幸をネタにしつつ、アイディアあふれる握りの姿を見せてくれます。


食後は前方のカフェバーでグラスを傾けます。スコッチやバーボン、ジャパニーズなどの各種ウイスキーやシェリー・ベルモットなどが用意されているほか、瀬戸内海をイメージしたオリジナルカクテルもいただけます。


気候が良ければ前方のデッキや左舷の縁側で過ごすことも可能。街の灯を眺めながら杯を重ねるのは気分も高まります。多少飲みすぎたところで、エレベーターで下に降りれば部屋にすぐ戻れるのもいいですね。


部屋に戻ればフルーツが用意されていました。この日は岡山のシャインマスカット。小型のワインセラーにはハーフの高級ワインなどがストックされているので、リビングでさらにグラスを傾けます。


「guntû」の素晴らしい料理の詳細は食べログで。

テラスの一角にバスルームがあり、もちろんオーシャンビュー。コックをひねればすぐに適温のお湯が出てくるし、質の高いアメニティーも充実しています。とても船の中とは思えません。


TVが設置されていないのもいいですね。せっかくの非日常を楽しむにはTVはむしろ害悪です。代わりにi-padがあって、音楽や映画を楽しむことができるが、使用が集中する時間帯ではWi-hiが不安定。これについては改善が必要だと思います。


「guntû」では様々なアクティビティー(船外活動)が用意されています。今回の航路の翌早朝、宮島の厳島神社周辺で早朝散歩を楽しみました。参加者はDECK1の乗船口に集合してライフジャケットを装着、「guntû」に2艇搭載されたテンダーボートに乗り込んで宮島に上陸します。


テンダーボートに乗り移るには「guntû」に設置されている桟橋を利用します。この桟橋が非常によく出来ていて、安全に乗り移れるだけでなく、水上飛行機も横付けできるとのこと。


「guntû」の朝食もメインダイニングで用意されます。和・洋のプリフィックスのメニューから選ぶことになるが、それ以外でも食材さえあれば希望を叶えてくれることも。
ビュッフェコーナーには瑞々しい野菜とともに多種類のドレッシング、ジュース、ヨーグルト、シリアル、チーズ、フルーツが取りそろえられています。


DECK3の最後尾は「和」をイメージしたカーペット敷きのラウンジとなっています。ここでは靴を脱いで座敷感覚で寛ぐことができるとともに、立礼による本格的なお茶席が設えられています。


ここでいただける茶菓子は奈良「樫舎(かしや)」の喜多誠一郎氏監修による本格的な和菓子です。和菓子職人が目の前で作ってくれる乾菓子や最中をお茶とともにいただくと、心穏やかにさせてくれます。


この「guntû」はディーゼルエンジンで発電し、モーターによってプロペラを回す電気推進です。潜水艦みたいですね。そのおかげで音も静かで振動も少ない。さらに船特有の重油の臭いも気になりません。


波穏やかな瀬戸内を滑るように進んでいるうち、遠くのほうにベラビスタマリーナが見えてきました。マリーナから水上飛行機が飛び立とうとしています。夢のような2泊3日も終わりに近づいてきました。スタッフが部屋に訪ねてきてチェックアウトと荷物発送の手続きをします。


揺れもなく静かに桟橋に接岸しました。いよいよ豪華な船旅のフィナーレです。桟橋には乗客を福山駅や広島空港に送るリムジンが待機しています。下船口には「guntû」の大多数のスタッフがお見送りに集まっていました。


乗客は方面ごとに順次呼び出され、リムジンが走り去っていきます。私たちの番が来てリムジンに乗り込みました。静かにリムジンが出発、操舵室の外にキャプテンが立ち、私たちを見送ってくださいました。


この夢のような船の旅、気になるのはその料金です。部屋のグレードによって変わるが、基本的に1泊40万円~100万円(1室を2名利用の場合)。今回は2泊の航路なので、いちばん安いグレードの私たちは80万円の支払いです。


乗船中の食事や通常のサービスはすべて含まれているので、積まれているごく一部の高級ワインを飲んだり、ショップでの購入、エステの利用が無ければ追加料金はありません。


なのでこれを高いととるか安いととるかはその人の考え方次第でしょう。煌びやかな豪華さは無いが、新鮮な食材に囲まれて、スマートな空間で気の利いたサービスを受けることができるのなら、決して高くは無いでしょう。


穏やかな瀬戸内の洋上で過ごす極上の船旅。これは一生の思い出に残ることに違いありません。


未だに残る鉄道連絡船の旅

2016-04-24 10:00:13 | 乗り物(船舶)
一昔前、鉄道利用者が本州から北海道へ行くには青函航路。本州から四国へは航路という、鉄道連絡船を使って海峡を渡っていました。列車を降りて連絡船へ乗り継ぐ際、連絡船の座席を確保するため、駅のプラットホームで誰もが猛ダッシュ…なんて光景が年末年始やお盆などの風物詩となっていました。
 
青函トンネルや瀬戸大橋が開通した今では、北海道や四国に鉄道で直通できるので、今やこんな面倒くさい鉄道連絡船なんて日本では無くなっているものと思っていました。
 
ところが、実はまだ一昔前の面影を残す鉄道連絡船がしぶとく生き残っているんですね。そのひとつはJR西日本の宮島航路。JR山陽線や広島電鉄から船に乗り換えるので、確かに鉄道連絡ではあるが、どちらかというと観光船というイメージが強い。
 
それよりもっと鉄道連絡船の面影を残している航路があります。それが和歌山港と徳島港を結んでいる南海フェリーです。大阪ミナミの真ん中、南海電鉄・難波駅から和歌山に向かう特急サザンの一部が、和歌山市駅を経て和歌山港駅まで直通しており、この駅で南海フェリーが連絡、紀伊水道を渡って徳島に向かうというものです。
 
桜も散り果てて、日中には暑さも感じられるようになった春の日、この貴重な鉄道連絡船を使って四国にわたることにしました。早朝の7時前、大阪環状線の寺田町駅から新今宮駅へ。ここで南海に乗り換えます。
 
和歌山市駅行きの急行に乗りました。この時間帯はまだ特急サザンの直通はなく、和歌山市駅で乗り継ぎになります。和歌山市駅で和歌山港線に乗り換えです。和歌山港線用のホームに7200系の2両編成が待っていました。この7200系は南海電鉄の中で最大の車両数を誇る系列だが、車両の痛みも目立ち、そろそろ取り換えも始まるようです。
 
単線の和歌山港線で、起点の和歌山市駅の次の駅がもう終点の和歌山港駅。以前は途中駅もあったようだが、利用者がいなくなったので廃止されました。5分ほどの乗車で和歌山港に着きました。
 
電車を降り、PITAPAをピタっとタッチして改札外へ。ここまでは普通の駅と変わらんが、目の前に南海フェリーの案内看板が立っている。少し進むと長い回廊が続いています。ボーディングブリッジですね。この回廊にはなんとムービングウォークも設置され、にわかに船旅気分が高まります。
 
回廊の終端に券売機があり、ここで乗船券を購入。片道2,000円です。切符を係員にスタンプしてもらって渡り廊下を渡ると、そこは後部甲板。いつの間にかもう船に乗っていたようです。
 
甲板を進み船内へ。入り口では南海フェリーの萌え系キャラの「高野きらら」たんと「阿波野まい」たん(苦笑)がお出迎えです。南海フェリーの船舶は「フェリーかつらぎ」と「フェリーつるぎ」の2隻。今回乗船したのは「フェリーかつらぎ」です。
 

和歌山の特産品「みかん」をイメージした「クリームオレンジ色」の船体は全長/108.00m、全幅/17.50m。船のの大きさを示す総トン数は2,620トンで、近距離用に適した中ぐらいの大きさです。性能は「フェリーかつらぎ」も「フェリーつるぎ」もほとんど同じ。速力/21.60ノット、旅客定員/427名、最大搭載車両台数/8tトラック換算39台です。
 
船室は80席のリクライニングシート席と、日本のフェリーでは定番のじゅうたん席が主体で、他にテーブル席や図書館のようなブースがあるビジネスコーナー、簡易ベッドのあるドライバールーム。それに加えてセレブな方には別料金のフルリクライニングを備えた30席のグリーン席もあります。
 
船室の中央部には売店があって、お弁当やお土産、そして例の萌え系キャラによるオリジナルグッズも販売されています。経営の苦しいフェリー運行を支える孝行娘たちですね。
 
船室をサラッと観察してリクライニングシート席に座るとまもなく出港。さすが鉄道連絡船。連絡は実にスムーズです。席に落ち着く間もなく、今度はデッキに出てみましょう。
 
ブリッジの真後ろに展望デッキがあって、海風を浴びながら紀伊水道の景色が広がっています。春の海は穏やかで実に気持ちいい!この海には時々イルカ君が現れるとのこと。しばらく粘って眺めていたが、残念ながら見つけることはできませんでした。
 
航路の半分ぐらいにさしかかったころ、左舷前方に徳島港から出港した僚船「フェリーつるぎ」が見えてきました。フェリーはのんびり進んでいるようでも、相対速度になるとけっこう速い。他の写真を撮ったりして目を離していたら、すぐに通りすぎて行きました。

デッキで海風を浴びていたらさすがに寒くなってきた。席に戻ってリクライニングを倒すと、すぐに意識が遠くなってきた…今朝はいつになく早起きしたからですね。間もなくの到着を告げる線内アナウンスで目が覚めた。急いで再びデッキへ。船員さんたちが着岸準備に追われています。艫綱を岸壁に投げると地上側の職員がナイスキャッチ。みるみる接岸されて行きました。
 
出口は右舷の中ほどから。自動車の乗客は車両デッキからの下船になるので、今ここで下船を待っている20人ぐらいの方々が鉄道連絡の乗客。そう考えると少ないですね。バス1台分にも満たない…
 
ボーディングブリッジの先はフェリーターミナル。ここにはお土産売り場と食堂、そしてちょっとしたコンビニがあって非常に充実しています。ターミナルビルの正面に、徳島市交通局の連絡バスが待っていて、このバスが徳島市の中心部を経て徳島駅とを結んでいます。残念ながら、この徳島側が鉄道連絡ではなくバス連絡。なので完全な形の鉄道連絡船ではないのが残念なところです。
 
以前はこの航路の徳島側の港が小松島港となっていて、1985年までは国鉄小松島線を介して両端が鉄道連絡となっていたが、小松島線が第1次特定地方交通線に指定されて廃止され、完全な鉄道連絡船という形態が失われました。その後、徳島県側の港が徳島港に変更となり、現在のようなバス連絡になったようです。
 
バスの車両は「エルガミオ」のノンステップ。料金は後払いで一律210円。それほど待つことなく出発しました。途中、地元のお客さんをこまめに拾って徳島駅に近づくに従って立ち客も出る盛況具合。20分ぐらいと意外に時間をかけて徳島駅に到着。大阪・徳島の鉄道連絡船を完全乗車しました。
 
やや不完全な形ではあるが、今や貴重な鉄道連絡船の雰囲気を味うことができる南海フェリー。船は古くなってきてアラも目立つが、船内をリニューアルしカラーリングも変更、南海電車との割引企画切符販売など大変努力されていると思います。厳しい環境はまだまだ続いているでしょうが、なんとか今後も航路を維持してほしいものです。

まつゆき(護衛艦)@舞鶴東港

2013-07-08 19:48:43 | 乗り物(船舶)

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はつゆき型護衛艦の9番艦で、1986年就役のヘリコプターやC4Iシステム、各種ミサイルなどの兵装をバランスよく搭載した基準排水量3,100トンの汎用型護衛艦、「DD」です。

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このまつゆきが就役する直前の相模湾での公試中、前日に起きた日本航空123便墜落事故で事故発生時に脱落した、事故機の垂直尾翼を偶然に発見し、事故原因解明に大きく役立ったというエピソードがあるそうです。

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このはつゆき型は護衛艦として初めてガスタービンエンジンを採用したり、小型の汎用型護衛艦にもかかわらずヘリコプターの搭載を可能にしたりと、かなり意欲的な形式なんだが、さすがにそろそろ老朽化が目立ってきて、順次退役が始まっているとのことだが、3隻がしまゆき型練習艦に用途変更されているほか、後期建造艦のこのまつゆき他2隻は延命改修を受けて、今しばらくは活躍する予定であるとのこと。もうしばらくは舞鶴で見ることができそうですね。

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ましゅう(補給艦)@舞鶴東港

2013-07-06 13:20:41 | 乗り物(船舶)

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この「ましゅう」はましゅう型補給艦のネームシップで、2004年就航の最新型の補給艦で、満載排水量としては、あの「いせ」「ひゅうが」を凌ぐ最大の自衛艦とのこと。ちなみに2番艦は「おうみ」で、補給艦は湖の名前から付けられています。

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船体も巨大だが艦橋も巨大。上にいくにしたがって萎むように傾斜しているのはステルス性を考慮した形状とのこと。

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甲板から伸びているアームは補給ステーション。艦首よりの右舷・左舷の2つ(第1/2番)は主燃料、艦橋よりの2つ(第5/6番)は主燃料航空燃料、真水用。

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間に挟まれているのが物資などドライカーゴ用のクレーンです。第2甲板の両舷に艦首から艦尾までほぼ全通している補給通路が設置されており、大量の物資を緊急移動することができます。このときは、積み込みを待つ(あるいは降ろしたばかりかも…)の陸上自衛隊の戦車がズラリ。戦車には詳しくはないが、おそらく九○型。

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特筆すべきは、自衛艦として最も高度な医療能力を備えていることです。手術室、集中治療室、X線撮影室、歯科治療室など充実した医療設備を備え、46床の入院設備を備えているとのこと。これは大規模災害の際には病院船としての運用が考慮されているとのこと。

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先の大震災の際にも災害派遣で大いに実力を発揮したようです。非常に心強い艦ではあるが、でもまあ、この艦はあんまり活躍せんほうがいいみたいですね。

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みょうこう(護衛艦)@舞鶴東港

2013-07-05 22:22:48 | 乗り物(船舶)

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「みょうこう」はこんごう型護衛艦の3番艦で、ミサイル防衛に特化したDDGに分類される大型艦。艦名は新潟県の妙高山からとっていて、帝国海軍の重巡洋艦「妙高」に続いて2代目と言っていい。

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このこんごう型は海上自衛隊初のイージス艦で、アメリカ海軍以外で初めてイージスシステム搭載艦とのこと。なので1隻あたりの価格はなんと1,000億円を突破している、日本にとっては虎の子の一隻です。

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この「みょうこう」が注目を浴びたのは、なんといっても「かの国」のミサイル発射。2006年には、日本海に展開していた「こんごう」と「みょうこう」がテポドン2号とみられる噴射熱の探知・追尾に成功。仮に日本領土内に落下することになれば直ちに迎撃ができる体制を整えたことから、この護衛艦への期待度が一気に高まったのです。

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日本の軍港の中で唯一日本海に直面しているこの舞鶴。ここに配属されている、この主力艦には、これからも「北」に向けての睨みを充分に発揮してほしいものです。

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てんりゅう(訓練支援艦)@堺泉北港(大浜埠頭)

2012-10-20 22:21:22 | 乗り物(船舶)

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「堺まつり」の開催に合わせ、堺泉北港大浜埠頭第5岸壁に海上自衛隊の訓練支援艦「てんりゅう」が入港、一般公開されるということなので、行ってみることにしました。

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「てんりゅう」は長さ106m、基準排水量2,450t。対空射撃用の標的機を搭載した、護衛艦などの艦艇が対空・対空ミサイルの訓練を行なうときに、その標的を飛行管制するのが任務の、極めて珍しい艦種。速力は22ノット、乗員 170名だそうです。

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この艦名は天竜川に由来し、旧海軍の軽巡洋艦「天龍」の名を引き継いでいるが、天龍は軽快快速を活かした、水雷船体の旗艦だったが、こちらはどちらかというと裏方の船ですね。

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1999年4月14日進水、2000年3月17日に就役の後に護衛艦隊直轄艦とされた。定係港は呉だそうだが、訓練のたびにあちこち航海し、今日は横須賀から回航されてきたとのこと。

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一般公開には南海電車の堺駅から自衛官の運転する無料のシャトルバスがピストン運行されていて、サービスも万全ですね。今回は「バスde軍艦」…もとい「バスde自衛艦」でした。

  • 訪問日:2012年10月20日
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