JR九州・久大本線の由布院駅から1.5kmほど歩いたところ、由布院の代表的な観光スポット、「金鱗湖」。湖底から噴出する温泉水と清水とが入り混じり、その温度差によって清らかな湖水の上に霧の立ちこめる様はつとに有名です。
著名な老舗旅館の「亀の井別荘」や土産屋が立ち並び、観光客が入れ替わり立ち替わり訪れてくる湖岸とは反対側、「下ん湯」の近くの湖畔に佇む「ペンション金鱗湖豊の国」の中にある洋食レストランを訪ねてみました。ここは2年前、「下ん湯」に湯浴みしに来た時に発見していたのだが、その時は臨時休業。今回はそのリベンジです。
レストランは入口から階段を下りたところ。店内は30席ぐらいの中ぐらいの規模で、湖の水面に面していて、陽の光が湖水に反射して実に明るい店内には、テーブル席とともに、金鱗湖を望む窓に面して長いカウンターテーブルがある。眺めはこちらのほうがよさそうだが、暑くなるらしいので、テーブル席に案内されました。
メニューは肉料理やフライのセットメニューが主力のよう。ワタシは数量限定、本日のお勧め料理の「炭焼き仕立てのサーロインビーフステーキ」(1,575円)を、妻殿は「豊後牛のハンバーグステーキ」(1,575円)をお願いしました。二人ともパンでなくライス。こういうコテコテの洋食店ではライスが美味いと相場が決まっておる…
程なくカップスープが運ばれてきました。パンプキンのスープ、濃厚です。
先にステーキが運ばれてきました。鉄板上のお皿の周囲に紙が巻いてあって、ここに自家製のジャポネーズソースをジュワッと…香ばしさが周囲に広がりますね。
巻いてある紙を取ってナイフを入れてみる。
肉質は値段なりで、しっかり歯ごたえのある食感。しかしステーキならこのぐらいの肉らしさがあるほうが好きやなぁ。添えられてるフレンチフライポテトのボリウム感。そして、ご飯とのマッチングもいいですね。これこそが日本の洋食やと思います。
妻殿のハンバーグは、焼き野菜やラタトゥイユが添えられています。少しいただいたが、ハンバーグはジューシーで、デミグラスソースは芳醇。ああ、こっちもいいなぁ…食べ終わった頃合いを見計らって口直しのレモンのシャーベットがきました。これはうれしいサービスです。
このロケーションであれば放っといてもお客さんが来るでしょうに、それに胡坐をかかずにこの品質のお料理をこの値段で提供しているのは立派です。次に由布院に来た時も、ここに寄って、今度はハンバーグを腹いっぱいいただきたいですね。
昼総合点★★★☆☆ 3.1 <script src="http://tabelog.com/badge/google_badge?rcd=44000660&user_id=100698" type="text/javascript" charset="utf-8"></script>