バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

ラクテンチ 絶景の湯@観海寺温泉(別府八湯)

2011-09-30 00:02:51 | 温泉(大分県)

別府温泉は、別府市内に広がる別府八湯と呼ばれる8カ所の温泉街の総称で、日本一の源泉数、湧出量を誇る大温泉街です。ここには巨大な温泉ホテルや、小規模の旅館、趣のある共同湯など、多種多様の温泉施設があるが、今回は一風変わった温泉を訪れることにしました。遊園地の温泉です。


昔懐かし、昭和の香りの残る別府の老舗遊園地「ラクテンチ」には入場料さえ払えば誰でも無料で温泉に浸かれる「絶景の湯」があります。ここに行くには幼稚園児や小学生に交じってネコのイヌのケーブルカーで山を登ります。山上の谷間に架かる吊橋を渡ったところにある真新しい建物、ここが温泉です。


男女に別れた入口には番台があるが、この日は無人。その奥に広い脱衣所があり、ここから露天浴場につながっています。内湯には階段を登って2階に上がります。


この内湯からの眺めが絶景なんですね。90度に広がった窓からは別府の市街と別府湾が一望。「絶景の湯」の名前に偽りはありません。そして、大きな浴槽には澄明なお湯が掛け流されている。臭いも味も希薄な優しいお湯です。


1階の露天風呂は、眺めは内湯には劣るものの、オープンエアが気持ちいい開放的な空間です。浴槽はやや小さいが、その分、お湯の質がやや濃厚に感じます。


外には足湯もあって、遊び疲れた子どもたちにも温泉を楽しんでもらうことができる、これは実にいいサービスですね。

  • 泉質:ナトリウム-塩化物泉 温度44度(使用位置)
  • 場所:亀の井バス・ラクテンチBS
  • 訪問日:2011年9月27日

まるい食堂@別府

2011-09-28 09:57:38 | 料理(ローカルフード)

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JR日豊本線の別府駅の東口から、駅前の大通りをしばらく進んで、駅前高等温泉を少し過ぎたあたりの右側のところ、年季を感じさせる佇まいが特徴的な食堂です。

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扉を開けて店内に入ると、テーブル席が8卓程度、昭和の香りがムンムンしてきますね。なんでも創業は昭和2年。昭和のほぼすべてを生き残ってきて、昭和の終焉とともに時間もそこで止まったかのようです。

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メニューにはエビフライ、ハンバーグなどの洋食の定食や、チャンポンなどの中華、丼物など、なんでもありだが、ここは迷わず大分名物の「とり天定食」(940円)を。とり天とは鶏肉を天ぷらの衣で揚げたモノで、全国どこにでもありそうなのに意外とない。さっそく運ばれてきた定食には、とり天とご飯、ミニサラダとともに、お味噌汁ではなく中華スープが付いてきます。メニューをよく見るとなるほど、とり天は中華の欄に記されています。原形は中華料理なんですね。

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このとり天、大ぶりの実に柔らかい鶏肉がサクッとした衣に包まれている。ジューシーな身が衣にしっかり封じ込まれていて、食感が抜群です。つけダレの、恐らくカボス醤油でしょうか…とのマッチングがいい具合。カボスの酸味が揚げ物のしつこさを洗い流すような感じです。付属の中華スープもあっさりしていて、料理によく合っています。

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相方はチャンポン(630円)を。少し分けてもらったが、こちらのスープもあっさり目のスープで、長崎のそれとは全くの別物。島原のチャンポンとよく似た感じかな。麺は柔らかく、全体に優しい仕上がり。「おやつ」感覚でいただけそうです。とり天にしてもチャンポンにしても、やや高めの値段設定は気になるが、駅前の一等地だから仕方ないのかな。いずれにせよ、別府に来たときは必ず寄ってしまうお店です。

  • 営業時間:11:00~20:00
  • 定休日:木曜日
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まるい食堂 定食・食堂 / 別府駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


日本最長路線バスの旅(4)@十津川・熊野

2011-09-16 00:24:12 | ☆バスde温泉(近畿)

バスde温泉@十津川温泉~湯の峰温泉の続きです。

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話題がちょっと横道にそれるが、熊野古道の「中辺路」に沿って、湯の峰と紀伊田辺の間を龍神自動車のバスが結んでいます。関西の都心から湯の峰に直接行くのなら、十津川を廻らずとも、整備された道を走るこっちのほうが所要時間が短くて済みます。JRの特急「くろしお」とバスの乗り継ぎで4時間以内。しかも曲がりくねった道を通らないので、乗り物に弱い人にはこちらの方がいいでしょう。

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また、この路線は中辺路に沿っているため、熊野古道巡りには大変便利。近露王子のバス停で降りると、ここのなかへち美術館や道の駅を拠点にして、熊野古道のおいしいとこだけ味わうことができます。古道のマスコット、「牛馬童子」がいてはるのもこの辺りです。

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話を戻して、大和八木から新宮を目指す我が特急バスは、日本最大級の露天風呂がある「わたらせ温泉」をかすめ、短いトンネルを越える。エメラルドブルーが美しい大塔川が見えてきたら川湯温泉。ここは川の底から湧いてくる温泉で、仙人風呂でよく知られていますね。

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バスは大塔川に沿って下っていき、再び熊野川と合流、道も再び国道168号線、以後はずっと改良工事の進んでいる道路を快調に下ります。上北山村から流れてきた北山川と合流してしばらく進むと志古の停留所。ここに瀞峡を巡るウォータージェット船乗り場があります。

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この船は熊野交通が運営していて、乗船の客には少しの追加料金で新宮駅までの熊野交通のシャトルバスに乗ることができる。一度これを利用したのだが、オフシーズンの所為なのか、トイレつき大型のシャトルバスに乗る乗客はワタシひとり。日産ディーゼル・西工「ネオロイヤル」を独り占めしたのは嬉しいやら、気まずいやら…

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特急バスはここでようやく特急らしくなり、バス停をすべて通過、ノンストップで新宮市街へ。熊野三山のひとつ、熊野速玉大社へは新宮駅の手前、権現前のバス停が最寄りです。熊野三山のあと二つは熊野本宮大社・熊野那智大社ですね。この熊野速玉大社の住所は新宮市新宮1。まさしくここが新宮なんです。

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権現前からあと僅か、ようやくの長い道のりもここで終了、新宮駅に到着しました。すべての乗客を降ろしたバスは、ワタシの感慨も知らず、さっさとドアを閉め、車庫に向かって走り去っていきました。運転士もさぞかしお疲れなんでしょうね。

  • 補遺

今年の8月末から9月初頭にかけて、台風12号がこの編で紹介している地域を襲い、大きな災いが降りかかりました。現在、このバスの通う道路は寸断され、当然バスも運休中です。残念ながら、ここしばらくは行くことができないでしょう。

最後に、お亡くなりになった方のご冥福をお祈りするとともに、行方不明の方のいち早い救出と、この地域の復興を切に切に願っています。

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亀屋旅館@川湯温泉

2011-09-15 00:09:15 | 温泉(和歌山県)

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川湯温泉は、北海道にも同名の温泉があるが、こちらは和歌山県田辺市本宮町にある温泉です。熊野川の支流、大塔川の川べりに中規模・小規模の旅館や共同浴場が軒を連ねていて、世界遺産の熊野古道にも近いため、ハイカーにも人気の温泉街です。

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なんといってもここの特徴は、川底から温泉の気泡が上がっているのが見え、川原を掘れば温泉が湧きだしてくること。関西には珍しいタイプの温泉です。

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この亀屋旅館は家族経営の小さな、しかしかなりの老舗旅館です。重厚な母屋は旅籠の趣で、文化遺産に指定されているらしく、何よりも目の前のバス停が「かめや前」となっている… これは老舗ならではのこと。この旅館に今夜の宿を決めたのは価格が手ごろながら自家源泉だからですね。

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早速温泉を…澄明なお湯は、湯の峰温泉に比べたら個性に欠けると感じるが、ほんのり匂いたち微発泡。

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湧き出たばかりのお湯が掛け流されているので浴槽の中はけっこう熱い。
しかし浴感がマイルドなので湯あたりは起こしにくいし、微炭酸なので保温効果もある。これは湯治に丁度いい湯質ですね。

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川湯温泉で人気なのは川岸をせき止めて造った「仙人風呂」。これは水量の少ない冬に、各旅館が共同で拵える、その名の通り千人ぐらいが入ることのできる大きな露天風呂。水着で入ることができるので、家族連れやカップルで賑わう実に健康的な温泉です。しかし、このときは折からの大雨で、川湯名物の仙人風呂はすっかり流出してしまい、看板役者を失った芝居の如く、実に閑散としていました。

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しかし本当の川の中から湯が湧いてくる野趣を味わいたいなら、この仙人風呂ではなく、各旅館が目の前の川原に掘っている専用露天風呂がいい。川の中から湯がプクプク沸いてきて、ときどき熱い湯がおケツに当たって「オゥワ!」と驚くのが楽しいですね。
しかし川の中では泉質を実感することはできません。やはり温泉は旅館のお風呂のほうがじっくり味わえます。

  • 泉質:ナトリウム・炭酸水素塩・塩化物泉 67度
  • 場所:奈良交通、熊野交通、龍神自動車・かめや前BS
  • 訪問日:2009年2月27日
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亀屋旅館(料理)@川湯温泉

2011-09-14 23:11:12 | 料理(旅館)

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世界遺産の熊野古道にも近く、古道を歩くハイカーに人気の川湯温泉。ここには某巨大ホテルグループが運営する近代的な大旅館もあるが、亀屋旅館は家族経営の小さな、しかしかなりの老舗旅館です。ここの母屋は旅籠の趣で、文化遺産に指定されているのも頷けますね。

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この旅館のお料理は、実は料金が安いので最初は全く期待していなかったのだが、意外にも焼きたて、揚げたての状態でその都度部屋まで運んでくる手の込んだものだったので、以後、この川湯温泉にくるときには何度かお世話になっています。

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ここのお料理は熊野の地物を中心に、健康に配慮した薬膳料理として仕立てられています。なので、山菜や川魚が中心。鮎は炭をくべた火鉢に差して熱々のほくほくで出してくれます。これがなんとも旨い。

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茶碗蒸しはくりぬいた三宝柑を器にして蒸したもの。これは香りの高い絶品。

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豆乳鍋は備長炭の蕎麦が特徴的だが、豚バラ肉がいささか脂っこい感がありましたが…

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朝食はオーソドックスながら旨いし、さすが和歌山、梅干もいいもんを使っています。

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この旅館では、寝具にはマットと敷き敷布団に糊の効いたシーツを丁寧に包んだうえにシーツに包まれた毛布と掛け布団を載せる…といった手の込んだ敷き方をいまだにやってくれる。枕はもちろん蕎麦殻。手間はかかるだろうが、これがいちばん気持ちいい。老舗のプライドを感じますね。やはり古い旅館のこと、床はギシギシ軋むし洗面の水の出も悪い。それより大きな問題は共同トイレが和式なこと。洋式に慣れきった者にとっては出るものも出ん!このトイレだけ何とかなったら、かなりいい旅館なのに…

  • 場所:川湯温泉
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亀屋旅館 旅館 / 田辺市その他)
夜総合点★★★☆☆ 3.0


「こだま」と「ボンバス」・春の瀬戸内を味わう旅@福山・尾道

2011-09-13 09:21:26 | ☆バスde温泉(中国)

JR西日本の発行する割引切符の「こだま指定席往復きっぷ」。これは2名以上で山陽新幹線設定区間内の「こだま」普通車指定席での往復が、いわゆる各駅停車の「こだま」に限定されるものの、例えば新大阪・福山間で通常15,300円のところ8,780円と、6割にも満たない大幅な割引が可能となります。これなら、高速バスに匹敵する料金で、しかも時間はバスよりかなりの短縮。今回は趣向を変えて、バス旅に最適な中距離の小旅行にもかかわらず、新幹線で旅立つことにします。

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早朝の新大阪駅、いちばん南側のホームに700系の新幹線列車が進入してきました。この車両、元のウエストひかりです。快適な4列シートに座って、パンをかじったりウトウトしたりしているうちに新倉敷駅、次は今回の目的地、福山駅です。やっぱり新幹線は早いわ!

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福山に着いたのはお昼前、まずは腹ごしらえを…っということで福山駅前の商店街にあるお寿司屋さんに入りました。

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お腹もいっぱいになったので、ここから福山の市街地とは反対側、駅の北側の住宅街を歩いて、山側に向かっていきます。ここに早くも本日のハイライト。

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バス観賞を堪能し、ついでに入手しそびれていたバスの模型もゲットし、満足して駅の方に戻ります。今夜は福山泊まり。まだまだ時間もあることだし、目の前にそびえたつ福山城にでも行ってみようかな。

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この福山城、かつては2重の堀と五重の天守の大規模な城郭だったが、明治以後の近代化によりほぼ全ての堀が埋められ、三の丸の大半が市街地となりました。なにせこの三の丸を横断してJR福山駅が造営されているぐらいだから、往時の威光は見る影もないですね。しかも、昭和20年の福山大空襲で天守も焼失し、昭和41年に天守が鉄筋コンクリートにより再建されたものの、建築基準法に従ったことなどから不正確な姿での再建となっているとか。

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現在、この天守は市立の「福山城博物館」になっていて、登ることができます。てっぺんから福山市街を眺めると意外に都会なのがよく判ります。この福山市、広島県では広島市に次ぐ大都市だそうなんだが、これといった名所や名物が無くってやや影が薄いですね。

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宿泊はカンデオホテルズ福山です。ビジネスホテルよりちょっとグレードが高いが、シティーホテルのようなレストランや宴会場の無い宿泊特化のホテルです。最近こういったホテルが多くなってきていますね。その中でもこのホテルを選んだのは大浴場があったから。ただし温泉ではありませんが…チェックインを済ませ、部屋に荷物を置いて、夜の福山に繰り出すことにしよう。

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ホテルのカフェでブッフェスタイルの朝食を済ませ、福山駅に向かいます。福山駅からは、今回のこの旅の最大の目的があるんですね。

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バスを降りたら目の前にのどかな春の海が広がっています。ここは名高い景勝地、鞆です。

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鞆の港からは季節限定・土日祝日限定で瀬戸内クルージングが運航する尾道~鞆航路を使って、尾道までプチ船旅を楽しみます。船の名は「ジュゴン」号。昭和63年進水の旅客定員 80名 、総トン数 19tのやや古めかしい小舟だが、速力は最高25ノットと、足は速いですね。

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鞆を出航して暫し鞆の浦を遊覧。そこから西に進み、途中、常石造船のある辺りで建造中の船に近寄って、その巨大さを見せつけながら、尾道の桟橋に到着します。

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1時間足らずの航海だが内容は充実。料金は1,500円もするが、値打ちがあるんではないかな。

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降り際に、船長が船長室の窓から身を乗り出して「ロープウェイに乗るんやったらこの道をまっすぐ登るんやでー」っと。客船の船長と言うより、釣り船の大将といった感じ。和むなぁ…

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尾道では先ずロープウェイに乗って千光寺山から鳥瞰してみます。

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お昼時を過ぎてお腹も空いてきたので何かないかな?ラーメンもいいし、話題のお好み焼きもいいし…そんな中、餃子のお店を見つけて、ついフラフラっと入ってしまいました。

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尾道からはJR山陽本線で福山に戻ります。新幹線の切符が往復きっぷなので、新尾道から新幹線に乗って大阪に直行するわけにはいかず、来た時と同じ福山からになります。こういった少しばかりの不便があるのは格安切符だからのこと。仕方ない。といっても、以前は京阪神を疾走していた117系に、久しぶりに乗ることができたし、福山では旨いものも待っている。

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最後の最後まで瀬戸内の旨いもんを堪能し、山陽新幹線に乗り込みました。ここからまたこだまで帰ります。そろそろお気づきでしょうか?今回は温泉無しでした。残念ながらこの辺りは温泉空白地帯なんですね。

  • 訪問日:2011年5月6日・7日
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上大坊@有馬温泉

2011-09-04 10:45:09 | 温泉(兵庫県)

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小さいながらも風格の漂う有馬の老舗旅館です。ここ有馬で「坊」のつく旅館が多いのは、もともと宿坊だった名残。なので、坊を名乗る旅館はたいがい老舗です。有馬温泉のバスターミナルから、この温泉街のメインストリート(といっても路地みたいな狭さですが…)を少し上ったところに小さいながらもぴかっと光る温泉旅館、上大坊があります。今回、ここのお湯にじっくり浸かっていたくて、近くながら宿泊してみることにしました。

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案内された客室は6畳間。トイレはあるものの和式なのでやや不満。でもまあ、この有馬で素泊まりで一人当たり8,000円を切るんだから文句はないか。

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さっそく温泉へ。脱衣所から階段を降りていく構造だが、なんか廃墟に侵入していくような感じ…あちこちの温泉に入って修行を積んでいる身には、これは良泉の予感。

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浴室に入ると、強烈な金気臭が襲ってきます。意外に広い浴室の中には澄明のお湯の満たされた中ぐらいの浴槽と、茶褐色のお湯が掛け流されている小さい浴槽があります。澄明のほうは沸かし湯だそうだが、小さい方がいわゆる金泉ですね。

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金泉の浴槽の壁は温泉の成分で変色してしまっています。新湯は竹の樋を伝って滴り落ちている。これで温度を下げているんでしょうね。

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お湯を舐めると猛烈に塩辛く金気臭も著しい。鉄工所の臭いです。そして、この湯に浸かったら不思議なことに体が安定しません。尋常でない濃度のため体が浮いてくるんですね。

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浴槽の底には温泉の泥がたまっていてプチ泥湯。この湯で顔を洗うとヒリヒリするし、誤って目に入ったら大変なことに。これほど濃い湯を保てるのは天神源泉に近いことと、浴槽を大きくしていないからではないかな。

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この旅館の温泉に至る途中の小さなロビーに古ぼけた卓球台があって、無料で卓球することができる。久しぶりに浴衣&スリッパ姿で卓球をしてみました。この卓球台、表面はボコボコでピンポン球はイレギュラーバウンドしてしまうのだが、これぞまさしく温泉卓球。意外に楽しめました。

  • 泉質:含鉄-ナトリウム-塩化物強塩高温泉 82.4度
  • 場所:神戸電鉄有馬温泉駅
  • 訪問日:2011年8月31日
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與五郎@明石

2011-09-03 15:36:51 | 料理(和食)

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JRと山陽電車の明石駅から南西の方向へ15分ぐらい歩く材木町。神姫バスだと樽屋町BSか、港町BSが近いかな。住宅や事業所が立ち並ぶ中心街から少し離れた場所に、ひっそりと存在する定食屋さんです。お店の前には割と大きな駐車場があって、車で来るお客さんが多いようですね。

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店内の中央に大テーブルとカウンターが6席ほど、それに4人がけのテーブルが6卓ほどとさらに小上がりと、やや広めのレイアウトです。壁にいっぱい貼り出されたお品書きを見てかなり迷ってしまった…が、やはり穴子やね。穴子天ぷら定食(850円)をお願いすることにしました。

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定食のお盆の中央にはメインの天ぷらがドカッと盛られています。

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やや小さながら明石産の穴子が3尾、それにさらには人参、茄子、ピーマン、南瓜も。添えられたサラダも贅沢に盛っています。これにご飯・お味噌汁・漬物・小鉢が付いていて、これだけでかなり満足です。

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相方はアジフライ定食(850円)です。こちらもふっくらサクサク。かなり食べ応えがありますね。

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定食だけでは飽き足らず、明石焼き風タコ入り出し巻き(1,000円)を追加で注文しました。明石のタコが食べたかったもので…

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運ばれてきたのは枕みたいな大きな物体。ふんわりとした出汁巻きの中にぶつ切りのタコが仕込まれている。

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これを出汁につけて食べるのだが、出汁につけたときの姿は明石焼きそのもの。実際、明石焼きとよく似た風味になってます。タコは弾力があって味わいも深い。これは明石焼きよりボリウムがあります。

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実はこの後、別のお店で明石焼きを食べようと思っていたのだが、この出汁巻きでノックアウト。明石の玉子焼は次の機会となりました。

  • 営業時間:11:00~21:00
  • 定休日:月曜
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與五郎 定食・食堂 / 西新町駅山陽明石駅明石駅
昼総合点★★★★ 4.0


おもちゃレストラン 有馬食堂@神戸(有馬温泉)

2011-09-02 09:58:55 | 料理(肉)

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阪急バスの有馬温泉バスターミナルのすぐ近く、神戸電鉄の有馬温泉駅からでも徒歩で10分足らずのところ。「金の湯」の真向かいに建っている有馬玩具博物館の2階にあるレストランです。宿泊の旅館、上大坊では素泊まりにしたため、夕食を求めてブラブラ歩いていて見つけたお店です。有馬って意外に食べるとこが少ないなぁ…

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お店に入ると、目の前に鉄板焼きのカウンターがデーンとあり、その奥にテーブル席が並んでいてかなりのキャパ。平日で、しかも夏休みの大詰め8月31日の夜なのでお客は我々一組だけの空き具合ですが、休日のランチ時にはかなり混雑するんでしょうね。

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この食堂オープン以来の人気メニューというシャム・シャモ鍋(2人前3,300円)をお願いしてみました。鶏肉や豚肉、野菜、きのこ、ツミレを塩味の鶏ガラスープの紙鍋で煮立て、胡麻ダレ・ポン酢、そしてタイ風の辛いソースでいただくスタイルです。

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タイ料理のタイシャブを和風にアレンジしたとのこと。基本的に鍋料理は素材の味に懸かってくるが、素材もスープもソツのない仕上がりです。贅沢を言うなら、タイ風のソースに何か特徴的なものが欲しかったな。また、名前の「シャム・シャモ鍋」なんだが、タイ風なのでシャムと名づけるのは分かるが、軍鶏でもないのにシャモとは如何…

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お鍋だけでは寂しいのでハンバーグ(900円)もお願いしてみました。但馬牛100%のハンバーグは肉の味を感じさせる好きなタイプ。トマトとチーズのソースも実に美味しいですね。

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せっかくの立派な鉄板に敬意を表して、お肉を焼いてもらうことにしました。といってもさんざんお鍋をいただいた後のこと、牛肉は重たいので、お願いして鶏肉を焼いてもらいました。この鶏肉、但馬海岸のカニを食べて育ったカニ美鶏だそうです。鶏肉は柔らかく、トマトソースもパンチが効いていていい感じ。驚くことに、鶏肉から本当に磯の香りが漂っているんです。

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このお店、ステーキやお鍋以外にもお寿司やラーメン、うどんなどもあるようです。旅館の料理に飽きた団体客の一部が、宴会終了後になだれ込んでくるんでしょうかね。今回は終始静かな店内だったが、日によっては賑やかなことになっているかもしれません。

  • 営業時間:11:30~15:00、17:00~23:00(休日は通し営業)
  • 定休日:不定休
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おもちゃレストラン 有馬食堂 ハンバーグ / 有馬温泉駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0