
明光バスの湯崎BSから海岸線を少し歩いたところに、猛烈な湯気と強烈な匂いを発している源泉があります。
湯崎の各温泉旅館に配る温泉を汲み上げている行幸源泉です。
湧出しているとところを覗いてみると、余って行き先を失ったお湯は容赦なく海に流れていて、排水溝のところには、えげつないほどカルシウムの結晶が堆積している。白浜の湧出量の豊富さを象徴していますね。
この源泉の奥にあるのが、白浜温泉を語る上で決して外せない温泉、崎の湯です。
ここは自然の状態の露天湯で、以前は無料で入ることができたのだが、今は脱衣所やロッカーを作り、露天湯自体も手を加えたので有料(300円)になりました。
有料になったことに否定的な意見をよく耳にするが、鍵のついたロッカーが使えるので、車を持たない利用者にはありがたい。
お湯は澄明だが硫化水素臭があり、舐めるとここも塩辛い。
加水はあるものの、もともとの成分が濃いため、僅かに湯の花が漂うとともに、堆積物がビッシリ付着している。
しかも、お湯に溶け込んでいる成分の粒子が細かいのか、ザラザラしていなくてツルンと滑らかに岩に付着している。
もともと美しいお湯に、空の青さが反射して、えもいわれぬ美しさ…まさしくエメラルド色ですね。
周囲から隠すものが何もない開放的な男湯では、お湯に浸かりながら、目の前でザッパーンと波が洗っています。
実に豪快!
隣の展望塔から丸見えだが、絶景の前ではそんなの気に気にならないですね。
女湯はさすがに塀で囲われて見えないようになっているが、波が洗うのは男湯同様だそう。
オーシャンビューの露天湯は数々あるが、泉質がこれほど優れているのは稀有ではないかな。
- 泉質:ナトリウム-塩化物泉 86度
- 場所:明光バス・湯崎BS
- 訪問日:2008年7月21日
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