バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

美食と美湯・九州横断バスと電車の旅(1)

2010-02-24 22:55:10 | ☆バスde温泉(九州)

今までの「バスde温泉」はたいがい1泊か、せいぜい2泊。少ない日程でできるだけ効率的に温泉を巡っていました。ところが今回、勤続20周年のリフレッシュ休暇をいただけることになったので、この際、初めての長期旅行をやってみることにしたんです。これだけ日にちがあるのなら、国外の南の島でリゾート気分を…とも考えてはみたが、そこはやはり「バスde温泉」、6泊7日の日程で温泉大国の九州を探訪してみることにしました。

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旅のスタートはやっぱりバス。阿倍野から空港バスに乗って、まだ明けきらぬ早朝の伊丹空港につきました。車両はふそうのシャーシに西日本車体工業製のボディを装荷したもの、大阪空港交通では主流です。

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乗機するのは今何かと話題のJAL。写真では地上の胴体後部だけ見えているボーイング737です。このボーイング737は世界で最も大量に生産された旅客機で、初飛行は1967年の、かなりのロングセラー。ただし今の機種737-300は当初の機体とはまったく別のものといっていい、最新のエレクトロニクスに纏われたハイテク機です。

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伊丹を飛び立つとすぐに明石海峡大橋が見えてきました。このまま瀬戸内海上を縦断します。

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美しい山並みが見えてきました。阿蘇です。直後に飛行機が着陸態勢に入り、そしてすぐに熊本空港に着陸しました。

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熊本空港からは九州産交バスと大分バスが共同運航する「やまびこ号」に乗ります。このバスは熊本市内と大分市内を、途中、熊本空港や阿蘇を経由しながら結ぶ都市間バスで、九州の中心部を横断する国道57号線を走破します。空港でこのバスを待っていたら、バス乗り場のスタッフから到着がかなり遅れると告げられました。なんでもバスが途中で故障したので車両交換するとのこと、旅の初っ端からトラブルとは…先が思いやられるなぁ…

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30分以上送れて現れた車両は日野セレガの旧タイプ。なるほど、かなりの古参車両。これなら故障もうなずけますね。

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阿蘇の山並みを、今度は地上から眺めながら外輪山の峠を越えると、大分県の竹田市です。ここで少しだけ国道を離れ、JRの竹田駅前、竹田温泉花水木BSに到着、ここでバスを降りました。

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竹田は山間の小京都、しっとり落ち着いた街ですね。ここには滝廉太郎が少年期を過ごした屋敷が記念館なっています。荒城の月のモデルとなった岡城に至る街道沿いにある料理店で昼食です。

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竹田駅前から、今度は竹田交通の路線バスで長湯へ向かいます。バスは日野のレインボー。スケルトンボディーの嚆矢となったタイプで、今や都心では見ることのできない、かなりの旧タイプ。途中、九重連山の美しい姿を見ながらおよそ30分、終点の長湯温泉に着きました。

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長湯は豊富な流出量を誇る温泉で、日本随一の炭酸泉で知られています。今夜からここで2泊、プチ湯治です。

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翌日は町内の温泉めぐりです。狭い範囲に温泉がいっぱい。それとともに湧水もあちこちにある。実に水に恵まれた地域ですね。これならバスを使うまでもない、全部徒歩で巡りきれます。

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そして今夜の宿もここ。料理は初日と違ってダイナミックです。

続く…

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紅蘭亭@熊本(下通)

2010-02-19 22:56:53 | 料理(中華)

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駅でいえば通町筋電停の近く、熊本随一の繁華街、下通り商店街、この賑やかな場所にある中国料理の老舗です。創業は1934年とのこと。戦前からあるお店ですね。にもかかわらず、店内はクールな今風。ヌーベルシノワの雰囲気です。

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ええ、わざわざ熊本で中国料理店を選んだのはもちろんこれ、太平燕(タイピーエン)です。太平燕は今急速に注目を集めている熊本のローカルフードなんですね。しかし、こんな高級そうなお店で提供しているのに値段は破格の750円、ローカルフードの鏡です。

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見惚れてしまう程チャイナ服の似合う美形のスタッフが運んできた太平燕は、一瞬ちゃんぽんかと思うような具沢山。キャベツ、烏賊、海老、豚肉などの具の下に、太平燕のアイデンティティーたる春雨が横たわっています。ひと匙スープを掬ってみると、意外なほどスムーズな口当たり。実にあっさりしている。薄味なのだが、ベースのスープのコクはしっかり前に出ています。このコクに野菜の甘みが合わさって、旨みが増幅される。麺は…当然ながら春雨の食感。この素直さがスープを干渉しないのがいい。ただ、スープの引き上げが弱いのは仕方ないかな。

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別に注文した餃子も美味しい。実にあっさりした味で、これならいくらでも食えるな。正直、観光客相手のお店かと舐めてかかってたが、それは間違いだと…しっかり地元のお客さんも定着しています。やっぱり美味けりゃお客も着くわな。

  • 営業時間:11:30~21:30
  • 定休日:無休
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紅蘭亭 下通店中華料理 / 通町筋駅熊本城・市役所前駅水道町駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5


郷作とく一@熊本(水道町)

2010-02-18 23:05:36 | 料理(ローカルフード)

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熊本市内随一の繁華街、上通り商店街から少し東側の水道町、国道3号線沿いのビジネス街のビルの1階。今回宿泊したホテルキャッスルの方に教えてもらった、熊本の郷土料理を味わえるお店です。熊本の和食の老舗料理店「徳一」が、郷土料理の居酒屋として新たなコンセプトで展開しているとのこと。広い店内は掘炬燵のこあがりがメインになっていて、居酒屋というよりはもっと上級なイメージかな。

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料理は典型的な肥後料理。もちろん馬刺しを外すわけにはいきません。脂が口の中で溶けてくるが、案外淡白な味わい。脂の融点が低いんでしょうね。

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人文字のぐるぐるは葱のヌタ。しゃきっとした食感で美味しい。切子のグラスで飲む米焼酎と合わせると…一味違います。

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揚げたて辛子レンコン、これがいちばんのお気に入りです。今まで食べていた辛子レンコンはなんやったんやろ?辛いだけでなく、カラシの風味が際立つ実に深い味わいです。

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だご汁は大分のそれとは違って淡いタイプ。ちょっと都会的です。水前寺海苔の酢の物は海苔の香りが濃厚。ウーン…ついつい焼酎に手が伸びてしまいます。このお店、お昼には馬肉のラーメンも出しているとのこと。ちょっと気になりますね。

  • 営業時間:17:30~翌1:00
  • 定休日:無休
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とく一 水道町店郷土料理 / 水道町駅通町筋駅九品寺交差点駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5


海鮮家 福伸@天草

2010-02-17 23:35:31 | 料理(和食)

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天草五橋のなかのいちばん奥、前島と上島を結んでいる松島橋の袂にある海鮮料理のお店です。バス停では九州産交バスの前島BSが最寄りかな。外観は数寄屋造りながら重厚感のない建物で、広い駐車場と相俟ってファミリーレストランのような感じがします。しかし、その駐車場には平日なのにも関わらず車がぎっしり。人気の程がわかりますね。店内は「こあがり」がメインで、あとはテーブル席が少々と、個室があるようです。

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活やりいか御膳(2,600円)は、生簀のやり烏賊をさばいて出してくれる一品です。たった今まで生きていたイカは言いようのない甘さ。普段食べているイカとは全く別種のものです。

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ゲソは唐揚げにしていて、コリコリした食感は堪らん旨さです。

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御膳にはアサリのお汁が付いてきます。アサリの出汁が体中に沁み亘るなぁ…

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生うに(1,600円)も、実に甘旨!こういう場所でないと食べれませんね。海鮮の旨さもさることながら、添え物の海草も瑞々しくて美味しい。このお料理の食べ終わったお皿は見事にクリアーになってしまいました。ファミリーレストランのような佇まいながら、値段はファミレス並みとはいえないな。しかし、値段以上の価値のある料理を出してくれますね。

  • 営業時間:11:30~22:00
  • 定休日:不定休
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海鮮家 福伸 海鮮丼 / 上天草市その他)
昼総合点★★★☆☆ 3.5


金波楼@日奈久温泉

2010-02-16 23:57:48 | 温泉(熊本県)

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日奈久温泉は八代市街地から10kmほど南、八代海を望む海辺にある温泉地です。室町時代に海の干潟で発見されて以来、連綿たる歴史を持つ九州の古湯。この温泉街に、ひときわ威厳を湛える建屋を持つ旅館が、創業が明治43年の金波楼です。今では貴重な木造3階建ての建屋や、まるで「千と千尋の神隠し」に出てくるような、独特の存在感を持った姿に魅せられ、この旅館に宿泊することに決めました。

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正門から玄関に入ってまずびっくり!柱や梁、床や階段の手すりがピカピカに磨き上げられています。

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館内を進むと桃山様式の庭園が絶妙な雰囲気を醸し出している。

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客室に案内されると、実に広く、襖や欄間も手の込んだものが設えられています。この建物、国の登録有形文化財に認定されているそうです。ワタシ、文化財に宿泊しているんですね。

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建物は古いが、温泉だけはリニューアルされていて、小奇麗になっています。お湯は単純泉で湯触りは柔らかい。澄明で無味無臭。残念ながら掛け流しと循環を併用していて、塩素投入ながら、この時期は世界一大きいとされる八代市名産の晩白柚(ばんぺいゆ)と大量の夏みかんが入っていて、そのいい香りでいい感じ。塩素臭をマスキングしています。

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露天は桃山様式の庭園に面していて実にいい景色が楽しめます。ここには晩白柚は入れられていないが塩素臭は気にならない。このお風呂、泉質は劣るが風情は超一流ですね。せめて一部のお風呂だけでも完全掛け流しにしてもらえたらなぁ…

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料理は別室でいただくのだが、はっきり言って見るべき所はありません。仕出し屋から運ばれているようで、全ての料理があらかじめ並べられています。

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名産の太刀魚の塩焼きは後から運ばれてくるのだが、これも水っぽくベチャベチャ。これなら大阪湾の太刀魚のほうがもっと旨い。

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朝食はまずまず。名産の竹輪を焼いていただけるのは嬉しいですね。

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この旅館、温泉や料理ははっきり言っていいとは言えないが、何よりもこの建物を維持し、恐ろしいほどに掃除に傾注していることに賛辞を惜しみません。こんな建物、火事でも出したら大変なことだから、いっそ全館を禁煙にする英断があってもいいんではないかな。それと、番頭さんやスタッフの接客にはプロ意識を感じるが、若い後継者に意気込みが感じられなかったのが残念なところ。伝統を持っている宿なのだが、それを最大限に活かす方法はいくらでもあると思います。

  • 泉質:弱アルカリ性単純泉 43.9度
  • 場所:肥薩おれんじ鉄道・日奈久温泉駅、九州産交バス・日奈久温泉
  • 訪問日:2010年1月28・29日
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金波楼 旅館 / 日奈久温泉駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0


ばんぺい湯(八代市日奈久温泉センター)@日奈久温泉

2010-02-15 00:11:18 | 温泉(熊本県)

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肥薩おれんじ鉄道の日奈久温泉駅から南へ10分ほど歩いたところ、鄙びた…鄙びすぎた温泉街の中心に、昨年(2009年)オープンした共同湯がこの日奈久温泉センター(愛称ばんぺい湯)です。建物は真新しいが、この共同湯の歴史は古く、江戸時代に肥後細川藩の藩営温泉「御前湯」、明治から昭和にかけては「日奈久温泉本湯」、その後、昭和42年から「温泉センター」として多くの人に親しまれてきたとのこと。「ばんぺい湯」という愛称は、八代特産の晩白柚(ばんぺいゆ)にちなんでのことです。1階は地元食材の直売所と200円の公衆浴場、2階が500円のばんぺい湯(大浴場)と休憩所、簡易な食堂になっていて、地元の方は公衆浴場を使い、観光客はばんぺい湯に案内されるようになっています。違いは、サウナと露天風呂の有無ぐらいらしいです。

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かすかに硫黄の香りが漂うアルカリ泉、実に柔らかい湯触りですね。この時期は柚子湯ならぬ晩白柚湯が楽しめます。この温泉では掛け流しを標榜しているが、加温していて、しかも塩素投入です。大人数が入浴するので致し方ないが、それを、ギミックではあるが特産の晩白柚でカヴァーしている。ここは素直に賞賛しておきます。ここを訪れたとき、ワタシの温泉用カメラが故障したため内部の写真はありません。でもまあ混んでたので故障していなくても撮ることはできなかったと思いますが…

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この日奈久温泉、宿泊客は最盛期の10分の1まで減ってしまったそうです。街では観光客を取り戻そうと、この温泉に縁のある種田山頭火の俳句を記した木片をあちこちに吊るしたり、ボランティアによるガイドを行うなど、いろいろ手を打っているようです。しかし、駅から温泉街までは、車が多いのに歩道のない一ケタ国道を歩かないといけないのが最大の弱点ではないかな?

  • 泉質:弱アルカリ性単純泉 34.5~46.0度
  • 場所:肥薩おれんじ鉄道・日奈久温泉駅、九州産交バス・日奈久温泉
  • 訪問日:2010年1月28日
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上村うなぎ屋@人吉

2010-02-14 17:31:09 | 料理(鰻)

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人吉駅から歩くこと約10分、山間の小京都といった趣の街並みの中にある、創業90年を誇る老舗うなぎ屋です。店内に入ると…狭っ!!店員さんにいきなり喫煙か禁煙かを聞かれます。こんな狭い店でどうやって分けてるのかと思うのだが、実は奥に長いんですね。これぞまさしく鰻の寝床。お昼のピークをちょっと過ぎたあたりで訪れたのだが、それでも店内はいっぱい。人気店であることを窺わせます。

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うな重(2,900円)の肝すい付きは、鰻の旨みが染み込んだ甘いタレが特徴。皮がパリパリの蒸しが入らない手法はワタシ好みで、身がふっくらしているのがいいな。この店では注文を受けてからさばいて焼いているらしく、なので身が縮まないんですね。このブログに独立したカテゴリーを設けるぐらい鰻好きのワタシだが、こんな遠くまで来て鰻を食える嬉しさのあまり、写真がピンボケになってしまった…悔やむなぁ。

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朴葉焼き(1,900円)は、飛騨こん炉の上で野菜や味噌と共にうなぎを焼いた香ばしい一品。甘辛い味噌味はご飯を進ませるが、鰻がこの味噌に負けずに主張しているのが見事です。ただ、濃厚すぎて関西人にはちょっと厳しいかな。

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人吉は熊本県南部、球磨川中流にある静かな都市です。市内には温泉も多数あるのだが、今回は時間がなく、泣く泣く人吉駅から次の目的地に向かいました。ピンボケ写真とともに心残りです。

  • 営業時間 10:00~15:00 17:00~22:00
  • 定休日 年中無休
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上村うなぎ屋 うなぎ / 人吉温泉駅人吉駅相良藩願成寺駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


忘れの里 雅叙苑(料理・朝食)@妙見温泉

2010-02-13 12:13:59 | 料理(旅館)

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田舎情緒を見事に演出している旅館、雅叙苑では、朝食は食堂でいただくことになります。この食堂も独立した建屋で、もちろん古民家です。

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地のものを丁寧に調理していて、ここでも自然そのものを味わうことができます。

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自然薯と芋ご飯です。実にねっとりとした自然薯には自然の滋味を感じますね。

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自家製の豆腐とさつま揚げです。豆腐は豆の味が濃厚ですね。こんなの毎日食べたら体の調子がよくなるやろな…

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自家製卵の玉子焼きと、自家製の干物。干物は鮭、鮎、鰯などのなかから鰯をチョイス。旨みが凝縮されていますね。この干物、敷地内の旗竿に吊るして干しているようです。

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この朝食は品数も多く、これをいただくにはじっくり1時間は掛かります。旨いだけでなく見た目にも美しい料理の数々と、実に上質の温泉。この旅館を味わいつくすにはでは、できるだけゆったりと滞在したいもんですね。

  • 場所:妙見温泉
  • 訪問日:2010年1月27・28日
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忘れの里 雅叙苑(料理・夕食)@妙見温泉

2010-02-12 23:40:54 | 料理(旅館)

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古民家を移設し、田舎情緒を見事に醸成している温泉旅館、雅叙苑では、専用鶏牧場の地鶏、地場の野菜類などの鮮度抜群の素材を、「おくどさん」のある厨房でシンプルに調理して部屋に運んできてくれます。

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料理も田舎風をかなり意識した構成になっていますね。

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メインとなるのは地鶏の刺身です。実に弾力ある食感が鮮度を感じさせます。生命をいただいているんやなぁ…っと実感させてくれますね。

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各料理は素材の持ち味を活かしている。なにより野菜の味が濃いんです。甘い野菜は実に甘く、苦い野菜は実に苦い…

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薩摩黒豚の角煮と豆乳の茶碗蒸しです。料理に合わせて、芋焼酎をいただきます。鹿児島の料理にはやはり芋焼酎が合いますね。

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蕎麦が出てきたのでこれで終わりかと思いきや、さらにお強が出てきました。もうお腹一杯。

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この旅館、いささか高級な部類のではあるが、酒類や夜食などの追加の料理(満腹になってしまって追加なんてありえないが)の値段が意外に安い。なかなか良心的ですね。

  • 場所:妙見温泉
  • 訪問日:2010年1月27・28日
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忘れの里 雅叙苑 旅館 / 表木山駅中福良駅嘉例川駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5


喫茶ママ@鹿児島(天文館)

2010-02-10 09:20:44 | 料理(甘味)

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鹿児島のご当地グルメとして、今、もっとも注目されているのが「白熊」ではないでしょうか。本格的な白熊を出してくれるとしてネットで評判の、この「喫茶ママ」を訪れてみました。場所は鹿児島の繁華街、天文館のにぎわい通りのアーケード内、有名な鹿児島ラーメンのお店「こむらさき」のすぐ近くです。店内はこれぞ純喫茶、実に昭和チックです。この店を取り仕切っているのは、店の名前からは想像できない、むくつけき親父さんです。

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ここの、ちょっと高級な白熊(800円)を注文すると、しばらくしたらガリガリと氷を削る音が店内に響いてきます。運ばれてきた白熊は、スイカ、メロン、ミカン、バナナが贅沢に氷の上に盛られ、手作りの練乳が掛けられています。新鮮なフルーツがこのお店の真骨頂。しかし、それに加えて濃厚な練乳もいい感じだな。それにしてもこんな真冬に白熊を注文する酔狂な客に、即座に対応できるのが凄いな。西瓜はどのようにして入手するのでしょうか…

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ここのコーヒーも濃厚なタイプで、苦味のなかに深い薫りが漂う絶品。ネット情報では開店が8:30、20:00閉店とのことだが、これは店主の気分次第でころころ変わるようなので要注意。現にワタシが店を辞した直後(17:00頃)、店主がお店を閉めて焼酎を求めて自転車で走り去って行きました…

  • 営業時間:一応8:30~20:00だが気分次第
  • 定休日:不定休
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喫茶ママ 喫茶店 / 天文館通駅いづろ通駅高見馬場駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0