近場のローカル線探訪@南海汐見橋線の続きです。
南海汐見橋線で岸里玉出駅に到着した後、この駅から南海本線で和歌山方面へ二駅のところ、住吉大社駅にやってきました。
この駅の東側のところに住吉大社の鳥居が迎えてくれます。
鳥居をくぐり、名所、太鼓橋を渡ると、4棟の本殿からなる住吉大社の社の群が現れます。
ここは大阪を代表する神社で、特に正月の初詣では関西最多の参拝者を集めるのはよく知られるところ。
ここは、航路の安全を守る神さんのため、漁業や海運従事者の信仰が篤いところ。
ワタシもバス旅が大過なく続けられるようお願いしてみました。
とても都会の真ん中とは思えない静かな空間。これは貴重だな。
そんな落ち着き払った住吉さんの目の前を、阪堺電車が走っています。
住吉大社の目前の住吉の電停は、阪堺電車の分岐点で、真っ直ぐ北に進むと大阪の最もディープな新今宮から恵比須町へ、東に進むと大阪の最も高級住宅地の帝塚山を通って天王寺駅へ、なんだかここが極楽と地獄を分ける閻魔庁のような場所です。
全車両が集まるこの場所は鉄ヲタの聖地。少し待つ間に350型や500型、700型が集まってきます。
この阪堺電車、地域の足として今でも重要な路線ではあるが、経営は厳しいのでしょう、いまだに写真の161形ようなクラシックな電車が現役です。
この電車は昭和4年製。あまりに古すぎて冷房が取り付けられないため、夏場はお休みするようです。
この阪堺電車、単なるノスタルジックな存在ではなく、実際、そこそこの乗客があり、地元の足として定着しています。
ここからは個人的な考えなのだが、この路線を四天王寺前まで延長すれば、四天王寺や一心寺への参拝客が利用するのではないか…さらに上本町駅を経て大阪城に達すれば、大阪の代表的な旧跡を巡ることができるんですよね。
そんな夢のようなことはともかく、少なくともpitapaを使えるようにするとか、乗車口の段差をなくしてバリアフリーにするとか…
手の付け所はいっぱいあると思うのだが…
<iframe marginwidth="0" src="http://map.yahoo.co.jp/embedmap?lat=34.60934641&lon=135.49407467&sc=3&mode=map&pointer=on&s=1224007821e1fc5727380f8a8d8a2dedb9276472a9" frameborder="0" width="320" scrolling="no" height="240"> </iframe>
詳しい地図で見る
更新の励みです!下のバナーをぽちっとしてね