愛知県・名古屋の玄関口、名古屋駅の駅前地下街、「エスカ」の南端あたりにあるうどんのお店です。うどんと言っても味噌煮込みうどん専門。いうまでもなく名古屋の名物料理ですね。
お店は60席足らず、中央に大テーブルと、その周りに通常のテーブル席。奥が厨房になっています。今や常識になりつつある完全禁煙なのがうれしいですね。味噌煮込み専門と言っても名古屋コーチン入りやらいろいろヴァリエーションもあるが、ここはシンプルにレギュラーの味噌煮込みうどん(1,260円)をお願いしました。
最初にお漬物がやってきました。白菜、胡瓜のお漬物と玉ねぎのスライスです。玉ねぎがシャキシャキで、実にさっぱりする。テーブルに備えてある醤油を掛けるように案内されたのだが、この醤油、名古屋ではよく使うと聞いたことがある白醤油のようです。
間もなくグツグツ音を立てて味噌煮込みうどんが運ばれてきました。
蓋を開けると、濃厚な色合いのお出汁の中に、見るからに強情そうな饂飩が横たわっています。そして、天には火が入っていく過程の生卵が。八丁味噌の独特の香りが立ち上がってきます。お汁を一口啜ってみると、確かにややしょっぱいが見た目ほどではないかな。お味噌に負けないぐらいの濃厚な出汁味もあって、まろやかさすら感じます。
饂飩は、想像通りの超堅麺。ラーメンで例えるなら「ハリガネ」とか「粉落とし」に相当するんでしょうね。土鍋で煮込まれるから溶けないようにとこの堅さなんでしょうが、食べ進んでいてもそれほど柔らかくなるもんでもありませんね。
具材は生卵のほかに蒲鉾、葱だけのシンプルさ。食べ放題のお漬物があるからまあいいか。全体に想像していたほどのくどさはなく、生卵によってさらにマイルドになるので、薄味好きの関西人でも許容できます。いや、むしろたまに食べたくなりそうなぐらいかも。
名古屋の味噌煮込みと言ったらこの「山本屋」が有名なんだが、この「山本屋」にも「総本家」と「本店」があって、全くの別物だそうです。今回は「本店」だったが、10数年前に訪れたのは「総本家」やったんかなぁ?その時は食後にのどが渇いて渇いて…食べ終わった頃を見計らって食後のデザートの注文を取りに来ました。うどんが濃厚なんで思わず注文してしまう人も多いんでしょうね。商売熱心なのはいいことやけど、この強気の値段設定はどうなんだか…
夜総合点★★☆☆☆ 2.6<script type="text/javascript" charset="utf-8" src="http://tabelog.com/badge/google_badge?rcd=23000123&user_id=100698"></script>