別府市街と明礬温泉との中間ぐらいのところに位置する鉄輪温泉は、いまだに湯治の雰囲気を残す温泉街です。町なかのいたる所から湯けむりの立ち上る景観は、別府の湯けむり・温泉地景観として国の重要文化的景観に選定されているとのこと。
この鉄輪温泉も、別府温泉などと同様、単純泉、食塩泉、炭酸鉄泉など多彩な泉質の温泉が湧き出しています。この鉄輪の風物といえるのが点在する貸間旅館にあると言えるでしょう。湯治客はここの湯に浸かるとともに、温泉の蒸気を利用した「地獄釜」で自炊しながら逗留するそうです。
ここにももちろん共同浴場があります。メインストリートのみゆき坂に数軒、その中には地元の方専用の浴場も。
この温泉街の中心部に、手軽に地獄釜を利用できる地獄蒸し工房もあり、食材を持ち込みむことも、ここで購入することもできる。
その傍らに無料で利用できる足湯…ならぬ足蒸し風呂があって、試しに足を突っ込んだら熱くて熱くて…3分持ちませんでした。
この鉄輪周辺には海地獄、鬼石坊主地獄、山地獄、鬼山地獄、白池地獄など、多くの地獄があって、別府観光の目玉になっています。
ここから山手の方に向かったところに坊主地獄があり、ここは温泉の噴気とともに自然の泥を噴出させています。これは温泉というよりミニ火山、地球の営みを少しだけ感じることができます。
この坊主のごとく湧き出す泥を活かした泥湯もあったんだが、どうやら今は閉鎖されてしまったようです。ボロボロでとても温泉とは思えない構えと、その中では駄菓子とか日用品とか売っているという、もうキワモノの類で、マニアの間では結構有名なところだったんですが…
高級旅館やら湯治宿、地元の共同湯やらキワモノ温泉、地獄、芝居小屋、秘宝館…なんともカオスな情緒を味わえる温泉街といえるでしょう。
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