バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

郷土料理 薩摩藩@鹿児島(鹿児島中央)

2011-07-02 14:27:16 | 料理(ローカルフード)

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鹿児島中央駅の正面から北のほうへ歩くこと約3分、庶民的な料理屋が並んでいる辺りにある鹿児島郷土料理のお店です。夕食を求めてこの辺りをウロウロしていて発見。ちょっと気になったので入ってみることにしました。暖簾をくぐると、テーブル席が2・3席ぐらいの狭さ。2階に上がるよう案内されました。どうやら2階と3階にあるお座敷がメインのようですね。

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さっそくここの名物、「炊肉」なるものをいただきます。「炊肉」は鹿児島県が発祥の料理で、真ん中がくぼんだ鉄板鍋を使い、そのくぼみには独特の出汁が入っていて、その周りに牛肉、もやし、キャベツ、などの具が並べたもの。小鉢、麺、おじやのついたセットもあるようだが、胃の容量に自信がなかったので鹿児島県産黒毛和牛の単品鍋(1,800円)と、鹿児島県産黒豚の単品鍋(1,350円)を注文、2名でシェアすることにしました。

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鍋に火を点けると、真ん中から徐々に熱せられ、噴火口が崩れていきます。火が通ったところからタレに浸していただいてみると、肉が実に柔らかくてジューシー。野菜もシャキシャキしています。出汁の味は、すき焼きのたれのあまり濃くない感じでしょうか。食べ進んでいくうちに肉と野菜の旨みが出汁になって旨みが増幅。これだと野菜もたっぷり食べられるのでヘルシーですね。

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鍋とは別に、折角なのでさつま揚げをいただきました。これは注文が通ってから揚げていたようで、少し待たされるが実に深みのある味。絶品です。この炊き肉、セットだと饂飩とおじやが付いているそうだが、旨みの凝縮した出汁を吸って、さぞや美味しいんやろな…再び鹿児島に来るときには絶対にお腹を空かせてから来る事にしよう。

  • 営業時間:18:00~翌2:00、金・土・祝前日は~翌3:00
  • 定休日:不定休
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郷土料理 薩摩藩 炊き肉屋 (鍋(その他) / 高見橋駅鹿児島中央駅前駅鹿児島中央駅
夜総合点★★☆☆☆ 2.5


鯛メシ専門 鯛や@松山(三津浜)

2010-10-06 22:45:17 | 料理(ローカルフード)

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伊予鉄道高浜線の三津駅から西の方へ旧街道のような道を抜けて港を通り過ぎたところ、雨の中、探し探し歩いてようやく見つけました。1日限定30食の「鯛メシ膳」(2,100円)のみ、完全予約制の店です。駅から結構な距離があると思ったのだが、後で店のご主人に聞いたところ、港山駅から渡し船に乗った方が近いらしい。実際、帰りにその方法で歩いたらかなり便利なことが分かりましたが…ここは天保5(1836)年創業のよろず問屋だったとのことで、昭和4(1929)年に建て替えられという立派なお屋敷。建て替えの際、延焼を防ぐため外壁に銅板を貼り巡らせたとのこと、さぞ羽振りがよかったんでしょうね。有形文化財に指定されています。

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通されたのは、かつてここで句会が開かれていたという客間で、三津浜の古い写真や、ノスタルジックな映画のポスターが壁に飾られ、一角には骨董の数々も品よく展示されています。障子の向こうは、こじんまりした庭園。聞こえてくるのはSP版のオールドジャズ…目にも耳にも優しいですね。座敷には座布団が両サイドに並んでいて、今や珍しい座敷にお膳でいただくスタイルになっています。

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鯛メシ膳は、刺身・吸い物・小鉢などのお膳と、お櫃に入った鯛メシという内容。トラハゼの甘酢煮は、頭から丸ごといただきます。そうめんかぼちゃはゆずのドレッシング仕立てでさっぱりと。

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お膳のメインは天然鯛のお刺身。旨みのある皮を残したお刺身は、身がプリプリで、噛めば甘みが広がってくる。

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鯛のお吸い物は実に上品な仕上がり。鯛の旨味がお汁に滲みだしていて味わい深いが、アラも堅くなっていない。

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メインの鯛メシはお櫃で出てきます。お釜で蒸された鯛の身と海藻が入っていて、自分で混ぜ込み、茶碗に装う。

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口に運ぶと鯛の風味がフワッと鼻腔に広がります。鯛の身がしっとりしていて質の良さを物語っています。ほんのりとした味付けで実に優しい仕上がりです。米もまた美味いな。タイミングいいことに今年初の新米とのこと。おこげがこれまた香ばしい。

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最後にデザート?の真桑瓜がでてきました。素朴な、懐かしい味ですね。ここのお料理、全体に上品で薄い味付けなので、素材の味が活きていて好ましい。

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予約電話を入れた際、ご主人と思しき方が電話口で「この日は実は休もうかと思ってたんですが…」っとおっしゃる。でも、こちらとしても鯛めしが食べたい。大阪から宇和島経由で行くんだが…っと伝えると、「宇和島に負けるわけにはいきませんね、では営業します」っと。正直やなぁ…でもなんかほのぼのした方やなぁっと思ってました。実際にお店に伺ってお話を聞いてみると、サラリーマンとして定年まで東京で勤め上げた後、故郷のこの地で、旧家を活かして鯛めし屋を開いたとのこと。料理も一から勉強して母の味を再現したとのこと。朴訥とした話し方の中に、人柄の良さがにじみ出ているご主人でした。再び松山に来る時には、ぜひとも訪れたいお店です。

  • 営業時間:11:30~15:00
  • 定休日:火曜、水曜
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鯛メシ専門 鯛や 郷土料理 / 港山駅三津駅
昼総合点★★★★ 4.5


丸水(水月庵)@宇和島

2010-10-04 22:44:21 | 料理(ローカルフード)

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宇和島駅を出て大通りを少し進み、宇和島随一の商店街「きさいやロード」のアーケードを終点まで歩き、少し奥に入ったところを探すと、旅館と見紛うかなり大きい建物が現れる。今夜はここで宇和島の郷土料理をいただくことにします。建物から想像できるとおり店内もかなり大きいようだが、通されたのは入口に近いこ洒落た半個室。全体の広さは判りません。予約の際に喫煙か禁煙かを尋ねられたので、禁煙でお願いしたところ、この半個室があてがわれたようです。

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先ず最初に注文したのは「宇和島づくし」(1,000円)と「太刀魚巻き」。この「宇和島づくし」は宇和島郷土料理の、ふかの湯ざらし・ふくめん・じゃこ天・鯛皮巻・かまぼこが5点盛になっています。

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「ふくめん」は4色に彩られた見た目も鮮やかな料理。ミニサイズなので可愛らしいが、昔から南予地方で作られている郷土を代表する魚料理で、本来なら祝い事やお正月などに大皿に盛られるダイナミックな料理。紅白の鯛のでんぶにネギ、みかんの皮、という4色の、見た目でも楽しめる料理です。色の鮮やかさを愛でた後に豪快に混ぜ合わせて食べると、つゆとこんにゃくと具との調和が実にいい。前菜にぴったりの一品です。

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ふかの湯ざらしは、市場価値の低いフカを、地元に人たちが惣菜として酒の肴にしたのが始まりとのこと。意外と臭みは全く感じない。

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じゃこ天は小魚の骨ごと練った揚げかまぼこで、これは全国的に知られてますね。骨の残るザラザラした食感が旨みを増幅させる。

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「太刀魚巻き」はその名のとおり、太刀魚を三枚に下ろして竹に巻き付け、たれをつけて炭火でじっくり焼いたもので、竹輪に似た形状ながら、風味は全く別物。竹輪よりずっとリッチ!

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ほご唐揚げ(1,600円)、「ほご」とはカサゴ(関西ではガシラ)のことらしいです。骨までよく揚がっていて、皮や骨はパリパリと食べれるが、対して内側の身はふっくらとジューシー。

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かぶと煮は天然鯛のジューシーな面の身に甘みを抑えた味付け。甘い関西の煮汁とはちょっと異なる、鯛本来の風味を出すのが、魚の本場らしくていいですね。

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「鯛めし」1,790円(税込)は鯛一尾の姿造りとお櫃で出される豪快なもの。秘伝のタレに玉子を溶いただし汁に、宇和海で獲れた天然鯛を漬け込んでご飯の上にまぶして食べる。同じ鯛めしでも、羽釜や土鍋で炊き込んだものもあるが、この宇和島地方の鯛めしは基本は漁師メシ。火の使えない船の上で酒盛りをした時、酒を飲んだお椀に飯を盛り、生の鯛の身をのせてそのまま食べたのが始まりとのこと。

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鯛の身と海藻をアツアツご飯にトッピング。茶碗ごと豪快に口に流し込む…あぁ…言葉が出ない!この旨さは宇和島に来てこそ味わえるものですね。新鮮な鯛もさることながら、味の決め手はこのタレかな?さすが本場の鯛めしです。宇和島に来た甲斐がありました。

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このお店、こう言っちゃぁなんだが、地方の割には雰囲気もサーヴィスも洗練されている。建物の造りから元は旅館だったのかもしれないなぁ…にもかかわらず、一品一品の値段はそんなに高くない。今回は頂いてないが、限定のサービス定食はなんと1,500円。地元で人気なのも頷けます。

  • 営業時間:11:00~14:30、16:30~20:30
  • 定休日:火曜
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丸水 郷土料理 / 宇和島駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5


橋野食堂@東津山

2010-07-21 23:19:39 | 料理(ローカルフード)

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大阪から高速バスで2時間弱、山間の小都市、津山には今、話題のB級グルメがあるんです。JR東津山駅より徒歩10分ほどのところ、創業120年という老舗「橋野食堂」は、ホルモンうどんで盛り上がっている津山の中でも、最も人気のお店です。

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店構えはまさに昭和の大衆食堂。店内も昭和チックな小さいテーブルが並んでいます。天井の扇風機がレトロでしょ!早い時間帯だったので、待つこともなく席につけたものの、土日だと30分から1時間待ちは覚悟とのこと。

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うどんや丼ものなど、一般的な食堂メニューの中で、ひときわ推しているのがこのホルモンうどんです。辛さは普通、辛口、激辛のチョイスで、うどん一玉が720円、二玉が820円とのこと。普通の一玉を注文しました。やがて運ばれてきたお皿の中にはテッチャン、ミノ、センマイなどのホルモンがゴロゴロ。ここに自家製の味噌ダレが僅かに焦げて、食欲をそそる香ばしさが漂っています。

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鉄板でじっくり焼かれたホルモンは、脂が落ちて、甘みばかりが広がります。もちろん臭みなんてない。上質で新鮮なホルモンがあればこそですね。うどんはやや柔らかめ。少し物足りない感もあるが、こういうもんだと思えば不満もない。それより野菜のシャキシャキ感が嬉しいですね。

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焼そば(480円)は、やや細かく刻まれたキャベツが特徴的で、肉は普通の豚肉になります。少し酸味の効いたソースの味わいが意外な上品さを醸し出しています。

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今やB級グルメの祭典「B-1グランプリ」で常連となったこの「ホルモンうどん」。シンプルな料理だけに、タレだけ買えば自分でも作れそうです。いや、市販の焼肉のタレをベースに、タレを自作することも不可能ではない。むしろ、これほどのホルモンを手に入れるほうが難しいでしょうね。

  • 営業時間:10:00~20:00、[土日]10:00~15:00(祝日は19:00)
  • 定休日:水曜
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橋野食堂 うどん / 東津山駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5


郷作とく一@熊本(水道町)

2010-02-18 23:05:36 | 料理(ローカルフード)

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熊本市内随一の繁華街、上通り商店街から少し東側の水道町、国道3号線沿いのビジネス街のビルの1階。今回宿泊したホテルキャッスルの方に教えてもらった、熊本の郷土料理を味わえるお店です。熊本の和食の老舗料理店「徳一」が、郷土料理の居酒屋として新たなコンセプトで展開しているとのこと。広い店内は掘炬燵のこあがりがメインになっていて、居酒屋というよりはもっと上級なイメージかな。

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料理は典型的な肥後料理。もちろん馬刺しを外すわけにはいきません。脂が口の中で溶けてくるが、案外淡白な味わい。脂の融点が低いんでしょうね。

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人文字のぐるぐるは葱のヌタ。しゃきっとした食感で美味しい。切子のグラスで飲む米焼酎と合わせると…一味違います。

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揚げたて辛子レンコン、これがいちばんのお気に入りです。今まで食べていた辛子レンコンはなんやったんやろ?辛いだけでなく、カラシの風味が際立つ実に深い味わいです。

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だご汁は大分のそれとは違って淡いタイプ。ちょっと都会的です。水前寺海苔の酢の物は海苔の香りが濃厚。ウーン…ついつい焼酎に手が伸びてしまいます。このお店、お昼には馬肉のラーメンも出しているとのこと。ちょっと気になりますね。

  • 営業時間:17:30~翌1:00
  • 定休日:無休
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とく一 水道町店郷土料理 / 水道町駅通町筋駅九品寺交差点駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5


華蓮@鹿児島(天文館)

2010-02-09 21:52:09 | 料理(ローカルフード)

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鹿児島随一の繁華街といえる天文館の西側は、オフィスビルが建ち並ぶビジネス街にネオン煌く夜のお店が入り組んでいて、キタの新地を思わせるような界隈。そんな場所にあるJA鹿児島経済連のビルの3階に、このお店があります。駅でいえば鹿児島市電の高見馬場電停が最寄りかな?

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テーブル席と座敷からなる広い店内は、着物の女性がアテンドに立つ、接待に使われていそうな高級な雰囲気。予約なしの飛び込みが困難なお店のようです。ここでは鹿児島の黒豚をはじめ、さまざまな地場産の食材を、せいろ蒸しや鍋、鉄板焼きでいただけるとのこと。JA鹿児島経済連直営のお店なので地元食材を使うのは当然ですね。

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しゃぶしゃぶ、すき焼き、せいろ蒸しの3コースのなかから、せいろ蒸しのコースを。蒸篭は電磁調理器の上に2段重ねになっていて、下の段は野菜のほか、エビやホタテの海産物が。上の段はモヤシの上にお肉が整然と並んでいます。肉は黒牛、黒豚、地鶏です。

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蒸し上がるのを待つ間、先付けの鶏と海鼠をいただきます。10分ほどで店員さんによって蓋が開けられ、お肉とのご対面。まずは黒豚をポン酢につけていただくと、肉の味が実に濃厚で甘い。そしてとろけるような柔らかさです。

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一切れ食べるとすぐに店員さんが下の段にお肉を移してくれるのだが、この時間がもったいない。今、この瞬間が肉のいちばん美味しい状態なのにな…野菜や魚介も、上段からの肉の脂が落ちてきて実に味わい深い。箸が止まりません。

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〆はご飯と香の物、お味噌汁。それと安納芋のアイスクリームです。このお店は「黒ぢょか」の焼酎を味わうことができます。「黒ぢょか」とは薩摩焼でつくった土瓶形の酒器のこと。以前から見たことはあったのだが、こういう名前だとは知りませんでした。この器に焼酎を水で割って一晩寝かせると味がまろやかになるとのこと。確かに芋焼酎の苦手なワタシでも美味しくいただくことができました。

  • 営業時間:11:30~14:00、17:30~23:00(日曜は22:00)
  • 定休日:第3日曜(連休の場合は連休最終日)
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華蓮 しゃぶしゃぶ / 高見馬場駅市立病院前駅天文館通駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5


川京@松江

2009-11-24 20:54:13 | 料理(ローカルフード)

いささか古い話題で恐縮なのだが、3年ほど前に松江を訪れたときに、そこで出会った旨いもんです。このときはまだ料理写真が上手く撮れず、ピンボケなのはご容赦を…

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松江で旨いお店を求めて当てもなくウロウロしていると、たまたま郷土料理のお店を見つけました。店の様子を物色していると、中から店主と思しき人物が「今なら一人分だけ入れるよ」っと、高飛車なひと言をぶつけられて、その勢いに引き摺られて入店。店内はカウンターだけの狭ーい空間だが、そこにお客さんがぎっしり。この店で宍道湖七珍の鰻、鱸(スズキ)、川海老、蜆(シジミ)、白魚、公魚(ワカサギ)、鯉が味わえるとのこと。ただし、公魚や白魚は季節モノなので今はないとのこと。

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松江料理は詳しくないので、とりあえずお任せで出してもらいました。最初に出てきたのは「鰻のたたき」。創作料理でこの店の一番人気とのこと。鰻の皮に近い身を薬味を効かせて炙っていて濃厚な仕上がり。「川海老のから揚げ」はぱりぱりしていて香ばしいし、この店名物の「おたすけしじみ」は蜆の酒蒸しのようなのだが、独特のコクのある煮汁が特徴です。それより、ぼってりとした蜆の身にはオドロキ!もともと蜆は大好きだが、こんなに旨い蜆は初めてです。弱った肝臓に染み渡るう!!!

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日本海から揚がった魚のお造りに続いて、メインである鱸の奉書焼です。塩をした鱸を奉書で包み、じっくり焼きます。紙に包むことで、魚のうま味を逃がさず生臭さだけが紙に吸い取られるとのこと。焼きあがった奉書を開くといい香りが漂います。箸で摘み上げると淡白な身がボロッと取れる。白身はしっとりとして上品な味わい。ポン酢でたべるのだそうだが、なにもつけずそのまま食べるたほうがゼッタイ旨い。

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料理を説明する大将の口上がユニークです。知らなかったのだが、この店は松江の有名店らしく、特に「鰻のたたき」を求めて遠くから訪れるそうで、通常は予約が必要とのこと。現にワタシが料理を楽しんでいる間、数組のお客を断っていました。

後々、この美味さが忘れられず、この店を目当てに松江に行くことにしたのだが、その日に限って店主のご家族の慶事で臨時休業のこと、仕方なく、別のお店に向かったのだがそのお店も実に旨い。松江は奥深いぞ!

  • 営業時間:18:00~22:30
  • 定休日:日曜
  • 訪問日:2006年6月24日
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川京 郷土料理 / 松江しんじ湖温泉駅松江駅
夜総合点★★★★ 4.0


やまいち@松江

2009-11-06 22:35:46 | 料理(ローカルフード)

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松江市内を横切る川にかかる四つの橋のうちのひとつ松江新大橋の、その北岸にひっそり佇む郷土料理のお店です。宍道湖七珍に代表される食の宝庫、松江まで、インターネットの口コミサイトだけの情報を頼りに、旨いもんを求めてはるばるやってきました。

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店内はカウンターがメインで、3卓ほどの小上がりと、2階にもちょっとしたお座敷がある程度の小さい造りです。カウンターの奥に手書きのお品書きが貼ってあるが値段が書かれていない。何を頼めばいいかわからないので、尋ねてみると、適当にコースにしてくれるとのこと。予算5,000円でお願いしてみました。

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イカのつみれ、ホタテ入りのヌタ、赤貝の煮付けです。赤貝に特に説明はなかったが、後で調べたら「赤貝の殻蒸し煮」という郷土料理のようです。

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イカ・鯵・カンパチのお造りと、宍道湖七珍のひとつ、モロゲエビの串揚げです。このモロゲエビ、身は大きくないが揚げるとサクサク香ばしい。今が最高の時期だそうです。

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メバルのから揚げと、甘鯛のから揚げです。パリッと揚がっていて、骨までバリバリ食べることができる…ようです。同行者は猫が跨ぐ程まできれいに食べてはりましたが、ワタシはそこまでは…

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のどぐろの煮付けです。実はワタシ、のどぐろを初めていただいたのだが、こんな旨い魚があるもんだと…さすが高級魚!単品では2,000円ほどだそうです。

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最後にご飯とお汁のです。汁の具はもちろん宍道湖の蜆。こんなプックリとした身は本場でしか味わえないですね。心癒される味わいです。ついでに肝臓も癒してくれる僥倖。

その時期の最高にいいものを出してくれるこのお店、カウンター内には女将さんと、おそらく息子さんでしょう、若大将の二人で仕切っています。家族的な雰囲気でワタシのような旅行客にも温かい、また松江に来たくなる実にいいお店ですね。

  • 営業時間:16:30~21:30
  • 定休日:不定休
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やまいち 郷土料理 / 松江駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5


銀座食堂@島原

2009-09-16 09:59:34 | 料理(ローカルフード)

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「島原一番街」というアーケードのある昭和レトロな商店街の南の端っこにある庶民的な食堂です。入口を入ると一直線に廊下が一本、その右側が広い座敷席になっていて、4人テーブルが6席ほど並んでいます。また、入り口横に土間のテーブル席があってカウンターも設えられている。ここだけ別のお店のようにも見えます。

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ここのお店で具雑煮(900円)をいただくことにしました。具雑煮はここ島原の郷土料理で、「姫松屋」という有名店があるのだが、ここは以前においしく頂いているので、今回は別のところを。雑煮に必須のお餅のほか、鶏・白菜・椎茸・ゴボウ・卵焼き・春菊・高野豆腐・穴子・蓮根・里芋などなど大量の具を入れて土鍋で煮込んだもので、味噌仕立てではない、澄まし仕立ての出汁はあっさりとしながらも、昆布と椎茸の旨味がが深い。実に美味しいですね。

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この写真は以前に頂いた「姫松屋」のです。違いがよく判りますね。この具雑煮は、島原の乱のときに籠城に備えて作ったのが由来とされているが、この籠城軍が皆殺しになったために後世に伝えることができず、この由来には疑問符が付くらしい。それはともかく、餅も野菜もぎっしりの具雑煮なるもの、夏の暑さのなか、熱々の土鍋で食べるのにささか躊躇はあるが、意外にあっさりしていてスンナリ胃に収まるのが不思議です。

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銀座食堂のある商店街には、ところどころに湧き水の飲み場が整備されています。水に恵まれた島原らしいですね。この水が実に美味しいんです。この具雑煮の美味しさのヒミツはこんなところにあるんではないかな?

  • 営業時間:11:00~20:00
  • 定休日:金曜日
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