ボールペンのすべるままに (2-2)

7/31(月) ・ 月末に

何か、自分の行くべき道、これからの目的、目標が見えなくなっている。　　()
それを相談する相手もいない。
まぁ、よくよく考えてみれば、ボケ爺さんの繰り言をのんびり聞いてやろう
などという、もの好きな暇人もあるまい。　

いずれは、私のきれい事にすぎない。

目的を見失ってしまった自分を思うと、どうしても目の前の弟と比較して
しまうようだ。

弟・・・朝、5:30 出勤、 夜、20:30過ぎ 帰宅。

こういう生活がいいとは思わないが、そのパワーがうらやましい。
そう言う私も、大昔は、それに近いことを経験したような・・・。

駅前広場のベンチに腰を下ろして、行き過ぎる若い人たちを見ている。
皆さん、何の疑いもなく、目的をもって、歩いていくように見える。　

翻って、私自身の今の生活、何か社会的に役に立っているのだろうか？　
そんなことを思う。
残念なことに、と言うより、当然のように、何も思いつかない。

ベンチで隣り合わせた外国の方が、英語(?)で話しかけてきた。
こちら、不勉強の上に、難聴・・・、
何を言っているのか、さっぱり理解できない。　()
煙草を出して勧めてくれたが、いつものように、思わず 断ってしまった。　

・・・、どうやら、私は、彼と友人になるチャンスを失ってしまったようだ。　

もっとも、たとえ友人になれたとして、彼と何を話せばいい・・・？？
私の薄っぺらな人生の何を・・・？
現在の知り合いにも、何の話も出来ないというのにだ。

いやはや、何もやらない、何もできないというのも、結構、疲れるものだ。

テレビで 「箱根駅伝」 の練習の話をしている。

毎年、正月は、炬燵で、母と一緒に、往路、復路、必ず見ていた。　
母のいない正月・・・。
もう、「箱根駅伝」を見ることはないのかもしれない。

ボールペンのすべるままに (2-1)

7/31(月)　・　月末　　晴れ　・　朝から暑い !!

幸せとは、捜しまわって、手に入れるものでもないらしい。　

団地の通路に、蝉さんの羽が散らばっている。
どうやら、本体は、すでにアリさんが自分の巣に引き込んだ後
らしい。
憐れというより、それが自然の計らいなのかもしれないと思う。

ひるがえって、私が死んだら、その遺体はどうなるのか？　
いずれ、時を経て、結局、朽ち果てる事は間違いないだろうが。

蝉さんも、私も、同じ。
何も残さず、ただ独り、消えていく運命だ。　・・・
まぁ、戸籍に名前くらいは残るのだろうが。

人と人とが、肩ぶつけ合うように歩く夏祭りの広場。
しかし、いくら人の数が多いと言っても、結局は、男と女。
たったの2種類でしかない。

だから、どうだというのだ？
う～～ん・・・、
ふと、そんなことを思っただけ・・・。
意味は、後でゆっくり考えてみよう。　

しかし、暑い・・・!!
暑いからというわけではないが、このところ、というより、
ずいぶん以前から、どういうわけか、右腕に力が入らない。
これが、年を取るということなのだろうか？　

ならば、今のうちに、現在、私に出来ること、やらねばならぬことを
やっておかねばと思う。
そう、この右腕の不自由が、このまま収まるという保証はどこにもない。

ちょっと前までは、働きたい、まだ働かねばと思い続けてきた。

が、今は、今現在は、その気が薄れ、こうやってボォーッとしているのも
悪くはないな、などと思えてきた。