80歳に向けて・「新風来記」・・・今これから

風来居士、そのうち80歳、再出発です。

あなたって、すごく優しい感じなのね。

2014年06月01日 16時32分56秒 | 考える
「あなたって、すごく優しい感じなのね。」

昔、ある女性に、そう言われたことがある。
多分、20代の頃・・・。

何か、ちょっと嬉しかった。 そんな記憶がある。

「そうかな・・・?」
ちょっと、良い気分だった・・・ような。


だが、よくよく考えてみると、あくまでそれは「優しい感じ」であって、「優しい」と言っているわけではない。
さらに考えてみると、かなりひねくれた考えかもしれぬが、「優しい感じ」とは、「軟弱な感じ」というふうにも取れる。

何のことはない。
話し言葉は、「解釈」一つでどうにもとれるということだ。


しかし、もしも、私が、本当に『優しい』と見えたのならば、多分、それは「ペルソナ」(ちょっとかっこつけてみた)・・・「自分の自信の無さ」、「不安」と「秘められた残虐性」を封じ込めるため、無意識に被った仮面だったのかもしれない。

それに、彼女は、私を「優しい」ではなく、「優しい感じと言った。


私自身は私が優しいなどとは思っていない。 
臆病だとは感じている。

優しく見えるとしたら、それは、多分、自分の自信のなさが、そう見せているだけのことなのだろう。
「真の自分」を表現するのが恐ろしい。 
そういうことなのかもしれない。

やさしさ(?)と、自信のなさとは、薄っぺらな紙の裏表なのかもしれない。
薄っぺらな紙は、微風に吹かれても、裏になり、表になり、また裏にかえる。


それをあえて悪いとは言わぬ。
それは、また、変わり身の速さだとも言える。
どんな風にも、逆らわず、多少のことは飲み込んで、いつも、しなやかに対応しうる。
これもまた、ある意味、特性、特技だろう。 

しかし、これもそれも、あくまで「感じ」でしかない。

逆らわぬものは、いつの時代をも、ひっそりと生き抜いていくのだ。


「おはようございます・・・。」 
「おはよう・・・? もう、昼なんだけどな・・・。」

「減らず口」という言葉がある。

「減らず口をたたくんじゃない」とは、よく言われた。
しかし、どうせ減らぬ口であるならば、どんどん叩いておいた方がよくはないか。
・・・などとも。
何でも思うことを、そのままストレートに語れる人が、私はうらやましい。


人生、一期一会とはよく言われることだが、過ぎゆく一瞬を確実に捉えることは難しい。
その一瞬が、そのまま人生そのものだと言える。


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人の欲望とは限りないものだ。

平均と聞くとちょっとほっとする。

しかし、考えてみると、それって、以下がほとんど。
それ以上はわずかしかいない
良いのか、悪いのか、そういう位置だ。
平均並みとは、全体の「4分の3」の上、「4分の1」の下ということじゃなかったか?

最近は、 粉ばかり食っている。 粉を煮て団子汁。 粉を焼いて焼き餅。
他の食い方はないものか?

それでも水が使える。 
水が出るとはありがたいものだ。 水と粉、双方あって初めて焼き餅も団子汁もできる。
そうそう電気も必要だ。


とは言え、いつまでも、こんな生活を続けていては、いずれ身が持たぬ。
今日は『日曜』、思案のしどころだ。

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古いノートに、そんなことが書いてあった。 


男一匹、不安がいっぱい。
何か始める気にならない。
一応、何かしようと、ちょこちょこ出歩きはするのだか・・・。

時は人を変える・・・はずだ。。


先日、昔(?)と、そっくり同じ言葉を聞いた。
「あなたって、本当に優しい感じだわ。」

もしかすると、これ、彼女のセールストークだったのかもしれない。


いずれにせよ、この言葉を聞くのは、30年ぶり・・・いや、40年になるか・・・?

とは言え、40年前と同じ言葉を、別の女性の口から聞こうとは思わなかった。

40年・・・どうやら、今もって私は、「優しい感じ」から抜けられなかったらしい。
進歩しない・・・と、言うことだろうか?

いやいや、たかだか40年、何のことはない。
言い換えれば、私が進歩するには、短かすぎた!!・・・とも言える。


今日も 『日曜』 だ。 思案のしどころか・・・。
気がつけば、6月1日。

月替わりだが、この所、モチベーションが落ちている。

先日など、数少ない友人との、以前からの約束を忘れてしまった。
朝起きて、出掛けるつもりはあったのだが、二度寝をしてしまった。
電話があって気がついた時は既に遅し!! ・・・だ。
何という様だ・・・!!

このところ、何をするにも臆病、何事にも自信がない。
何を初めても、長続きする気がしない。


よくよく考えてみると、
彼女たちの言葉は、昔も今も、そんな、「ギラツキ」のなさ、「やる気」のなさ、そして「覇気」のなさを指摘したのかも知れない。