ミレニアム3はミレニアム2からの続きです。瀕死の重傷を負ったリスベットはアンデルス・ヨナソン医師の治療によって奇跡的に一命を取り留めました。アンデルス・ヨナソン医師はリスベットに東大タカムラヨシト教授の「螺旋ーDNAの神秘」という本をプレゼントします。スウェーデンの本に日本人の本が出てくるなんて嬉しいです。それも世界的大ヒットを記録した本に。物語の中だけかなと思って検索したら、本当に高村義人教授はDNAの研究をされていました。小説の中ではただプレゼントしただけで終わりますが、リスベットの賢さがわかります。リスベットが病院に入院中、何人もの騎士たち(男女共)が立ち上がります。「狂卓の騎士」はアーサー王伝説の「円卓の騎士」をもじったものです。「ミレニアム」は女性に対する差別・暴力がテーマで、固定観念にとらわれず、頭脳や弁論を武器に果敢に挑んだ小説です。女軍隊の伝説も少し書かれていました。古代ギリシャ、南米、アフリカなどに沢山残っているそうです。男性にもひけをとらない公の軍事史だそうです。女性とはすごいです。
パソコンのプログラム「アスフィクシア1.3」の改良版と言うものも出てきました。インターネット上で他人のパソコンを制御下に置くことのできるプログラムです。リスベットは優秀なハッカーなので、いろいろな操作をして情報を入手します。このようなことができるのかとハラハラドキドキの連続です。早く続き「ミレニアム4」を読みたいです。
2024-1-14(日) 図書館資料 請求番号:B/949.8/ラー3ー1、ラー3-2
リスベットは20代前半の細い女性で、自衛のためにボクシングで
体を鍛えていてすごく強いです。
何しろ頭脳明晰ですばしっこくてほっそりしていてどこに力があるのかと思うほどです。
最近は女性の地位が上がってきましたね。
この時代に生まれて良かったと思います。
後戻りしないように、しっかり見ておかないといけませんね。
女性だけの軍隊があったそうなのですが
やはりいざとなれば女性は強いのかなと思います。
日本でもだんだん女性の活躍が普通になってきましたね。朝日新聞なども女性記者の記事がおよそ半分になっていますね。土曜日に載る書評でも女性の書評の方が多いくらいです。
それからコラム「人」で取り上げられる人が昔は圧倒的に男性が多かったのに最近はむしろ男性を取りあげていることの方が少ないくらいです。
私なども孫の時代には女性が普通に活躍できる社会になっていることを願っています。
政治の世界ではいまだに男性優位なのは嘆かわしいですが。