
ヒューマントラストシネマ渋谷の恒例企画興行<未体験ゾーンの映画たち2023 >で上映された作品
<未体験ゾーン>の作品はDVD化されたら極力見るようにしているんだけど
この作品月初にリリースされていたのに、私個人的に<未体験作品>っていう認識から外れていたようで、なんとか月内にブログ処理できてよかった
まぁ一応ホラー作品に分類されているんですが
この映画ホラー度はかなり薄くどっちかって言ったらこれは完全なる“イジメ映画”だったって言ってもいいくらいの作品
これほどのイジメって・・・本当このまま行ったら対象を殺しかねないくらいのっていうか本当に殺してしまうとこまでエスカレートしている
ヒロインでJKのシャーの母が謎の失踪をする。母は翌日何事もなかったかのように戻って来たものの、その性格も立ち居振る舞いも失踪前とは違っており
ここが原題「You are not my mother」にも繋がっていくんだけど
そうアイルランドのフォークホラーだったのね
でもっていわゆる“取り替え子”伝承がモチーフになってて、取り替えられた子を取り戻すには火にくべないと帰って来んっていう伝承から
オープニングで焚き火にくべられる赤ん坊はシャーだったようで
その時の火傷のあざが左頬に残っており
それによってイジメを受ける子供になってしまったわけで
まぁ自分は母と祖母と二人によって取り替え子からもどってこられたわけで
この映画ではその取り替えられてしまったのがシャーの母親だった
ってことで母が色々行動を起こしてくれるわけでこの後行動原理がいちおうホラーの範疇に入るわけなんだけども
この後取り替え子伝承には子を焼くのともう一つ、実の子を返して貰う為に、取り替えられた子を虐めまくるという伝承があるらしく
そういうことで陰湿なイジメがこの映画のモチーフになっていたんでしょうか
そういうことで見ててじつに胸糞なイジメの数々が演出されていて
さらにその究極はなんと焼き殺そうって寸前までエスカレートしてくるから怖い
っていうか私が先に記した通りホラーちゅうよりイジメ映画って言ったわけがそこにはあったようですね
まぁ一応はハッピーエンドでは終わるんですがホラー度がかなり薄い
こんなジャケット誰が考えたんや責任者出てこいやって言う作品でした
2021年製作、アイルランド映画
ケイト・ドーラン脚本・監督作品
出演:ヘイゼル・ドープ、キャロリン・ブラッケン、ポール・リード、イングリッド・クレイギー、エーオイフェ・スプラット、ジョーダン・ジョーンズ
ほぼ殺人に近いイジメ、そんなの見せられたらこっちは憂鬱になってしまいそうです。
話的には分かる部分はあるものの、大まかな所はよく分からないままでした。
こういう国ならではの伝承を入れた内容にするならば、他の国の人が見ても理解出来る程度の説明は欲しいですねえ。
っていうか本当にその国の人でないと
そう桃太郎が日本人にしかわかんないようなお話を
日本人が見ても誰もわかりゃしないって言う作品でした
ってことで個人的にはかなり陰湿すぎるイジメしか残らなかった作品でした。