MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

犯罪都市 PUNISHMENT

2025-03-05 05:05:05 | 韓国映画
マ・ドンソクはこの映画「新感染 ファイナルエクスプレス」を見る前から強面で悪役やらしてもその存在感をスクリーンに叩きつけておられてよく知ってた存在だったんですが
このゾンビ映画で実に良い役を演じておられて一発でハマり
それ以来彼の出演する作品はDVD化されたものは欠かさずみていると思いますが
 
その数ある彼の出演作で唯一シリーズ化されてる作品がこの「犯罪都市」シリーズ
2017年の「犯罪都市」で無双鉄拳刑事を演じて悪をそのっていうかあの二の腕の筋肉で悪党どもをぶっ飛ばすマ・ソクト刑事
韓国だけでは飽き足らず二作目「犯罪都市 THE ROUNDUP」ではベトナムに飛び、
三作目の「犯罪都市 NO WAY OUT」では日本のやくざと鉄拳VSポン刀で戦っていての第四作がこの作品「犯罪都市 PUNISHMENT」
 
17年から4本ですから大体二年に一本の割合で製作されてるマ・ソクト刑事のシリーズなのね
どうやらこのシリーズに関してはマ・ドンソクさんは製作や脚色に絡んでおられて
彼の意見が相当反映されて作られてるようですね
 
レンタルは2月19日なんですが、セルがなんと3月5日ということで、ここまで待ってフラゲしてのまぁ3月作品扱いになってしもうてますが
いや面白かった
フィリピンの麻薬組織っていうか韓国の犯罪組織が拠点をフィリピンに移して韓国国内にばらまくって言う
そう日本の詐欺集団も拠点を海外に置いてたり、
ここ近日ではなんとミャンマーにそれこそ犯罪都市を作ってしまって中国人や日本人を拉致してきて悪事に加担させてたりとある意味現実をリンクさせた映画になっていましたね
 
今作では韓国特殊部隊出身の男でナイフの使い手が悪党
彼によって韓国IT技術者がフィリピンで殺されて、その死を悼んで母親も仇取ってって言う走り書きの遺書を残しての後追い
その母親の意志に報いるため犯人逮捕に奔走するマ刑事
今回はここきてこれまたウエッブでのオンラインカジノと電子マネーとか
アナログオヤジのマ刑事には全くわかんない事件ですが彼には猪突猛進しかなく
警察のIT班を含んでの捜査でしたが
 
マ・ドンソクには彼より強い悪党でないと映画はおもしろくないと今作では元傭兵のナイフの名手
しかし離陸寸前の飛行機内での格闘とはアイディアでしたねぇ
飛行機だと身体検査で金目の品の持ち込み不可ですからまずは何気に悪党からナイフを取り上げての鉄拳勝負
じゃどうなるかって食事用ナイフでの応戦はやはりでした
このクライマックスでのナイフ封じ手はお見事でした
 
まだまだ続くようですから続編も楽しみ
 
2024年製作、韓国映画(日本公開作品)
マ・ドンソク製作・脚色・出演作品、ホ・ミョンヘン監督作品
出演:キム・ミンジェ、イ・ボムス、イ・ジフン、キム・ドゴン、イ・ジュビン、キム・シンビ、チョン・インギ、キム・ムヨル、イ・ドンフィ、パク・ジファン
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ランサム 非公式作戦

2025-02-16 05:05:05 | 韓国映画
韓国映画の事実を基にして「極限境界線 救出までの18日間」「モガディシュ 脱出までの14日間」とか、海外で拉致されたり、内戦に巻き込まれたりする韓国国民を救助したり脱出させる映画は面白い
本作は、ベイルートのレバノンで拉致された外交官を救おうとする話だが上記の二作品とはちょっと違う
そうなんです韓国外交官がギャング集団に拉致されたのは実は全斗煥大統領の時代っていうことで未だ軍事政権化にあった韓国だったし国内ではソウルオリンピック開催前での民主化傾向にもある時代だったためギャング団から身代金の要求もなくて韓国外交部でも家族を国内に帰還させるものの
拉致された外交官は忘れ去られた存在であったが
 
拉致されてから1年以上経ったある日に消えた外交官から秘密の暗号による電話がかかりそれを受けた一人の外交官がアメリカ赴任を条件に救出活動を行うことに・・・
まぁ時代的にテロ組織というよりはギャング団でありさらに内戦下にあるためにお金を得て身代金とベイルート軍の両方に頼れずに金で動く傭兵軍団に守られて救出にあたるんですが
 
現地にいる韓国人のタクシー運転手と悪戦苦闘しての救出作戦が始まるものの工面した金をこの運転手に奪われたりといろんな艱難辛苦を乗り越えて命の危険を潜り抜けていく中で
この泥棒猫の運転手と友情を温めつつ拉致外交官をきっちりと確保して
さらにレバノンからいかに脱出するか
韓国からは軍需政権ですから資金は止められたりで
 
まぁコメディタッチでいた二人ですが外交官を得てからは実にシリアスになってゆく展開が見事だし二人のバディ感も映画として実に素晴らしい
銃撃もあるしカーチェイスもあって娯楽映画としては一級品の作品でした
こういう映画を作らせると実にうまいよね韓国映画は

救出作戦自体はそういう政権下ですから副題は非公式なわけね
最後の方にはそれなりの感動場面も用意されてたり
この映画は男同士のバディのお話となっていましたねぇ
 
2023年製作、韓国映画(日本公開作品)
キム・ソンフン監督作品
出演:ハ・ジョンウ、チュ・ジフン、バーン・ゴーマン、マルチン・ドロチンスキ
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憑依

2025-02-10 05:05:05 | 韓国映画
韓国映画で邦題が「憑依」とくればそりゃ徹底的なグロテスクホラーを期待しちゃいますよね
そういう意味でもジャケットの絵もそういう作品であるとあえて寄与させての映像かって思わせて置いて
いざ蓋を開けてみれば、なんと爆薬やら血糊やらを使って人(お金持ち)を騙して金儲けするインチキ祈祷師の除霊の顛末を前半に見せといて
 
こういう作風でコメディ調にいくんやって思っていたら
次なる依頼からなんと本当に悪霊が出てきての、そしてこのインチキ祈祷師が実は・・・だったって言う展開から
シリアスな悪霊払いのプロットになっていくって思わせといて
 
この悪魔祓いがいつの間にやら剣戟アクションに変化して
さらに本物の悪霊払いの映画に帰結していくと言う
実に変化に富んだ作品でこう言ったシノプシスで映画を作れるちゅうのはやっぱ韓国映画だなぁって思わせてくれる作品だった
 
まさか天女様まで登場させてくるファンタジー作風でもあるんですが
実はこの映画ある意味ヒロインがいないと言うちょっとした瑕瑾があるんですが
そう主人公が実はアイドルさんらしく、彼を見せると言うか
彼を見るために作られてた作品だったようで
そういう意味では女性に優しく怖いホラーも実に薄味なんですが
 
インチキ祈祷師が実は・・・って言うプロットもそう言う意味でのことだったのね
さらになんかこの作品これで一応はお話としては完結してるんだけど続編ありきみたいな終わり方だったし
ヒットしたらシリーズ化していくのかなぁ
 
韓国映画でってことでもうちょっとホラーホラーした恐怖映画を見たかったんだけど違う意味で目まぐるしい展開が奇想天外なとこもあったりで面白かったんで
これはこれでアリな作品でしょ
 
2023年製作、韓国 映画(日本公開作品)
キム・ソンシク監督作品
出演:カン・ドンウォン、ホ・ジュノ、イ・ソム、イ・ドンフィ、キム・ジョンス、パク・ソイ
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雉岳山

2025-01-30 05:05:05 | 韓国映画
雉岳山とは韓国語では“チアクサン”って読むらしい
一体なんだったんだこの映画は・・・
って言うような作品
見終わって調べてたら1980年にこの雉岳山では18分割された10人の遺体が発見されて・・・
ってあってそんなん映画見てても出てこうへんかったけども
ネタバレ承知で書かせてもらうとラストの脈絡のない軍が管理するシュメール語の洞窟に繋がってるのね
1980年って言うたら軍事政権下だったわけで
 
10体の遺体中たらこの五人のマウンテンバイカーとその一人の父親の山小屋で秘密実験みたいなことしてた連中っていうか研究員の集合写真と合わせたら人数は合うわね
って事で電磁媒体しかない80年にデジタル機材は未知の遺留品って事で
この映画ループしてたようね
って言うことまでは理解できたんやけど
あの赤い光って何者?まさか宇宙人やないかいって思わせてくれるやないか
 
韓国ホラーってことで期待していたいわゆるグロっぽさはある程度堪能させてもらいましたが
もっとグログチャでも良かったかな
さてさて本当に原因があって結果があるはずなんだけど
映画自体その結果のみを羅列していくだけで原因は一切語られていないと言うじつに不親切な作品
いわゆるこの映画自体も都市伝説ってことにしたかったのじゃないかな
 
この作品を見た人々によって、この都市伝説がそれぞれの脳内で熟成されるって言う事なんだろうね
 
そう言う意味では映画としての意図はわかるけどホラーですからきちんと原因を示して欲しかったなぁ
私は宇宙人やって思うちょりますがな 
 
2023年製作、韓国映画(日本公開作品)
キム・ソヌン脚本・監督作品
出演:ユン・ギュンサン、キム・イェウォン、イ・テファン、ペ・グリン、ヨン・ジェウク

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ボストン1947

2025-01-18 05:05:05 | 韓国映画
真実に基づいて作られた韓国のある意味反日ってとらえることもできるけど
まぁそんなことを基礎にして作られた国威発揚映画とでも言える作品
1936年ナチスドイツのドイツで行われたベルリンオリンピック
そのマラソン競技では金メダルに孫基禎、銅メダルに南昇竜の二人が入賞した
そして国旗掲揚はヒノマルにキミガヨが流された
そう1936年ちゅうたら、昭和11年ですわ、韓国というかまだその時は朝鮮として韓半島は日本の統治下にあったってことで
 
彼ら孫基禎(ソン・ギジョン)と南昇竜(ナム・スンニョン)は日本人としてIOCに記録登録されていたんですね
でも朝鮮人としての矜持から1945年の日本の敗戦を機に朝鮮人としての登録変更をIOCににぞむものの認められず
ソン・ギジョンは飲んだくれの毎日でしたが
朝鮮では、そう先ほどからわたしは朝鮮って書いてるのはこの作品の舞台となってる1947年(昭和22年)はまだ朝鮮半島でのと北と南の戦争が始まっておらず朝鮮として一つの国家だったからで
一応日本の統治からは解放されたけど国家としては三等国家として日本同様にアメリカに統治されてたようですね
 
ナム・スンニョンは朝鮮人としての国家の矜持復活を目指してなんとかマラソン大会で朝鮮を一流国家として世界に・・・
の希望を持ってソン・ギジョンを再起動させてマラソン大会それも国際試合に出場せんとして一人の若者を見出して
そいつの優勝を目論んでのボストンマラソン出場に・・・
そういうお話だったのね、事実のファクトを描くことによって朝鮮人の誇りを取り戻すというある意味感動のお話だったけど
この後南北に分断されていくわけでして
この作品自体朝鮮人の矜持を云々とかわたしも書いてきてはいるのですが
韓国映画なので韓国人の矜持って書いちゃっていいものかどうかって言うとこに気を使わざるを得なかった
 
2023年製作、韓国映画(日本公開作品)
カン・ジェギュ脚本・監督作品
出演:イム・シワン、ハ・ジョンウ、ペ・ソンウ
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ノリャン ―死の海―

2025-01-09 05:05:05 | 韓国映画
文禄と慶長の二回にわたって行われた秀吉の朝鮮出兵
日本統一を成し遂げた豊臣秀吉の次の目標が明国つまり中国制圧すればって言うことで、その先兵としてはまず朝鮮半島の制圧からと言うことで
韓明連合軍と日本軍を迎え撃つ海戦スペクタクル映画「バトル・オーシャン/海上決戦 」が作られたのが2015年
 
当時は日韓関係が良くなくて豊臣軍を迎え撃つ朝鮮軍の勝利映画つまり反日映画として作られたスペクタクル巨編だったわけで、韓国では諸手を挙げて大ヒットだそうですが、日本では未公開そしてDVDスルーでしたが一応見られました
そして日韓関係まだまだではある中での2022年にこの第二作として、これまた反日色の濃い海上バトル映画「ハンサン ―龍の出現―」が作られての
三部作の最終話がこの作品
 
と言うことで三部作の主役である朝鮮水軍を率いるイ・スンシン将軍の最後を描いた二時間半にわたる作品でして
実は秀吉が老死するところから映画は始まり、徳川家康が天下を握ることを恐れた小西行長は朝鮮から日本に帰還することを考えたが
何せ築城を海上からイ・スンシン将軍の船団に囲まれていて一人ではその包囲を突破できないと島津に泣きついて・・・
 
島津水軍とイ・スンシン将軍との大船団での海戦シーンがメインの作品でかなりのスペキュタクラー映画ではあるのですが
イ・スンシン将軍の徹底的に彼ら日本軍をここで完膚なきまでに叩いておかずに日本に帰せば恨みを持ってまたやってくると言う信念
さすが恨の国韓国の将軍ですその彼の意思の強さを前面に出してのこれまた反日度のかなり強い作品でして
島津水軍は完膚なきまでにやられる映画を見せつけられた作品でもありますが
 
実際に朝鮮にいる豊臣配下の軍勢を日本に帰しても秀吉は死んでるし家康にはその気がないんだからなんら問題ないんだけどねぇ
徹底的に恨み骨髄っていうことでの大海戦を展開するのね
まぁ韓国人が見れば反日教育映画でもあるしですが
そんな反日映画でも面白ければ公開するという日本の度量の広さも併せて見せてくれた作品とも言えるのかな
 
ただ日本人役はしっかりと日本語を喋り中国(明)もまた中国語としっかりと三ヶ国語での台詞での映画だった点は買える
 
2023年製作、韓国映画(日本公開作品)
キム・ハンミン脚本・監督作品
出演:キム・ユンソク、チョン・ジェヨン、ホ・ジュノ、アン・ボヒョン、ペク・ユンシク、イ・ギュヒョン、パク・ミョンフン、ヨ・ジング
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ソウルの春

2025-01-06 05:05:05 | 韓国映画
 12月リリースの韓国映画
邦題は「ソウルの春」ではあるものの、韓国の軍司政権下で大統領として民主化を図ってきていたパク・.チョンヒ大統領が死去したために
軍部の将校たちが組織するハナ会という組織がここをせんどとして再び韓国を軍事政権かに置こうとクーデターをおこしその主導者と
首都防衛警備部の予備将校との対立を描いた事実というか史実に基づいて作られたフィクション映画
 
ほとんどは反乱軍というかクーデター側の視点で描かれてる作品でして
クーデターと言っても軍部側の描写に終始しており事実っていうか本当に血腥さのないクーデター映画なんだけど
彼らクーデター側の生臭ささのみがある意味で強調されてた映画だったとも言えるし
この作品の宣伝文句である二人の敵対する人物との軍事的と言うか軍隊の対峙がクライマックスになってるんだけど
クーデター側の勝利に終わるものの銃声一つ響かないのは同じ民族であり軍人同士であるためだったんでしょうね
そしてやっぱ軍人という階級制度の縦社会の不文律っていうのもあったりして
 
そう最後は軍事クーデター側の勝利に終わり正義というかクーデター阻止側が負けるのよね
ここから軍事クーデター側の傀儡大統領が決まり再び軍事政権下になっていくものの
1度火のついた民主化の火は再び再燃して光州事件へと向かっていくわけで決してソウルの春とは言えないその前提の物語だったんですね
 
いやいくらお隣の国ということでクーデター側の人物像整理もおぼつかない有様でして誰が誰やらって言う感じで見させられまぢたが
韓国人が見れば誰が誰ってわかるんでしぃうかねぇ
ある意味っていうかほとんど会話劇っていうのもあって途中誰が誰やらっていうのもあったりで数回オチそうになって見てましたが
クライマックスでの緊張感は素晴らしかった・・・
 
2023年製作、韓国映画(日本公開作品)
キム・ソンス共同脚本・監督作品
出演:ファン・ジョンミン、チョン・ウソン、イ・ソンミン、パク・へジョン
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ニューノーマル

2025-01-02 05:05:05 | 韓国映画
新感覚の韓国ホラー映画である
6篇の殺しのエピソードがなんの脈絡もなくとは言え、なんとたった3日間に起こった殺しのお話が
時制が三日間をいったりきたりして綴られてるオムニバスではあるものの
最終話できっちりとこの6篇が繋がってみせるという作品
 
ソウル市内で起きてる連続女性殺人鬼のTVニュース報道から始まり、それを見てるっていうか聞き流しながら家事をしてるチェ・ジュウさんの部屋に火災警報器の点検ということで1人の男が訪ねてきて
根掘り葉掘り一人暮らしかとか男はいるかとか美人やねぇ
とか聞きつつおかしな雰囲気を醸して最終的にチェ・ジュウさんに襲いかかるものの
逆に倒されて止めを刺されてしまう
そんな映像にTVのニュースでは連続殺人犯が防犯カメラに写っておりなんとそれは髪の長い長身の女だったって
チェ・ジュウさんではないですか・・・
 
まぁ次のエピソードからはSNSのマッチングアプリで繋がった人が相手との関係から次々と死を迎えるお話とか
老婆を援助した中坊がその老婆の郎党に襲われると言ったものや
マンションの隣に住むグラマラスな美女に岡惚れした独身隣人の男がなんとベランダから留守の隣室に忍び込んで彼女の痕跡を楽しんでる時に
ビニールに包まれた遺体を発見し彼女のおとこに殺される始末
彼女の痕跡を楽しむ中での彼女の歯ブラシのオチは秀逸
 
最終話のコンビニアルバイターの姉ちゃんが一番まともに見えてたがなんとこの岡惚れ男をSNSで煽っていた奴だったりで
一見繋がってない話が各時制を整理していくとつながっていたんですね
っていうことでこの作品人間不信なサスペンスって言うウリですが
わたしにはホラー作品に見えた
そう一番怖いのは人間だって言うホラーの本質を描いた作品だったようで
二時間の尺を十二分に楽しませてもらった作品
最終話のお姉ちゃんは自分が煽って隣室に忍び込んだ男を殺した彼氏に殺されてしまうんだよね
 
なかなか含蓄のある作品だったが見続けていくうちに最初のほうのエピソードが霞んでしまっていたのがちょっと残念だったかな
それだけ後半に重点が置かれてる作品でもあったわけ
でも面白く見られた作品でした。
 
2023年製作、韓国映画(日本公開作品)
チョン・ボムシク脚本・監督作品
出演:チェ・ジウ、イ・ユミ、チェ・ミンホ、ピョ・ジフン、ハ・ダイン、チョン・ドンウォン
 
 
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THE MOON

2024-12-20 05:05:05 | 韓国映画
まぁこの作品私は中国映画だと思っていたんだよね
大体こういうのってお得意のVFXやCGを使って
そして有人月探査で国威発揚っていうのはある意味中国のお家芸でしょ
そしたら円盤入れたら見慣れた韓国の映画会社CJ ENMのロゴが出てくるじゃないかい
韓国映画だったのね、ってことで見終わっての最初の感想は“完全に日本映画界は韓国に置いていかれたな”っていうのが浮かんだ
そうだよね国策でふんだんに予算が組まれての映画製作と
いつのまに映画会社が映画を作らなくなり製作委員会が作った映画だかを自社劇場で配給上映してる映画会社が一番の利益率をあげてる日本の映画界
そう、アイドルに頼ってそれで集客しようという魂胆で作られる作品群のどこが映画として面白いのだかを私は知らない
っていうけどこの「THE MOON 」という映画だってアイドルが主演してるんだけど
これほど違うんだって思わされる
 
タイトルの示す通り韓国が月に人を送り月に着陸させて調査させるというお話
まぁ韓国映画は好きですがそれ以外の韓国にはほとんど興味もなんもない私ですから
韓国が宇宙開発にこんだけ力を入れてる何て知らなかった
月に有人着陸させるのはしかし、この映画でも2029年という近未来のお話で
2024年には有人月探査ロケット打ち上げたものの空中で爆発してしまい尊い三人の宇宙飛行士を犠牲にさせていて
今回はその失敗回復を兼ねての打ち上げ成功に沸くものの
 
まずは太陽風に襲われて宇宙船が故障して地球との連絡が取れないためにベテラン船長と中堅技師が船外に出て修理を始めて一つ一つ修理してようやっと地球との映像と音声での連絡が可能になったものの
司令部では船外作業を禁じていたんですね
その予感が見事に当たって船外の二人は流星群に襲われて雨中の藻屑に・・・
 
一人取り残された船内の若者は宇宙船の操縦もできない奴
そいつが死んだ二人の分までもって奮起して飛行目的を果たそうと孤軍奮闘をするお話
宇宙空間であるとか、月の表面とかセットとかCG &VFX多用して実に広大で美しい月世界や宇宙を作ってくれており予算のかかった映画だっていうのは実によくわかります
こういった映画での世界観さえ今の日本映画では作り出せんだろうって思うほどよくできてる作品
 
まぁ一人でミッション遂行ですけども最初は順長に言ってたものに月の裏側のマイナス160度の境でなんと流星雨に襲われたり
まぁ想像できうる全ての災厄に遭遇してしまう宇宙飛行士を
如何に地上から助け出せるのかっていうのがこの映画のメインテーマでして
5年前の事故の時の宇宙船を再現しての今回のミッションでしたから
その時の技師を招聘して地上から指示出しての救出劇が後半のクライマックス
 
中国もだけど韓国もこういった作品に必ずプロパガンダを打ち込んでくるのが常套手段ですが
この作品はそっちには向かずになんと同じく月探査に来てるNASAの国際宇宙船によって満身創痍の韓国宇宙飛行士を救出するって言うことで
辛うじて国際交流の人道支援っていう方向に持ってったのはよかった
 
二時間9分の映画ですが韓国のお偉いさんの自己保身とかも描きつつ
手に汗握る作品に仕上げているところはさすが
.ってか、エンドクレジットのBGMになんと”Fly Me to the Moon“がかかったのには粋なものでした。
私も含めて韓国映画の幅の広さと韓流マクチャンドラマ(ドロドロの愛憎復讐劇)にハマるのはよくわかりますよね
国策でエンタメを韓国の基幹産業にしたとこは資源不足の国としての経済発展の目の付け所が違うのよね
ものづくり日本って言ったって映画だってものづくりでしよ
映画にも金出せよねぇっていうかださねぇ日本政府さんよ
 
2023年製作、韓国映画(日本公開作品)
キム・ヨンファ脚本・監督作品
出演:ソル・ギョング、ド・ギョンス、キム・ヒエ
 
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快楽のシナリオ

2024-12-04 19:26:17 | 韓国映画
今月リリースの日本未公開韓国映画
邦題の示す通りのエロチック作品ですが
韓国映画っていわゆる韓流ブームが来る前まではほとんど輸入されずに
日本でいうところのピンク映画と韓国はいくらボカシ入れても映像作品では本番ファックが許されていないから
日本のピンク映画よりは多少キツめの韓国エロ映画しか輸入されておらず
国策で映画が世界市場に流通するまでに映画産業が隆盛を極めても
そう言った需要のほかに綿々とエロチック映画が量産されてるようで
 
役者さんもスタッフもいわゆるインディーズ的な会社で綿々とエロ映画は今でも作られてて日本にもそれなりに入ってきてるようですが
普通のDVD屋さんとかレンタルには乗っかってはいないようですが
ってチャンネルNECOではそんな作品を再編集してオムニバスにして深夜枠で流しているのも事実ですが
いわゆる日本のピンク映画よりエロ度がキツいためと日本より映倫さんの尺度がゆるいために肝心なシーンではボケボケのボカシが大量に入るために私は見ないことにしてるんですが
 
そう言った映画とはこれまた別に普通の映画に出演されてる俳優さんたちやスタッフでそれなりのお金使ってエロチック作品も作られてるようで
本作も日本では未公開作品ではあるもののエロチック作品製作会社ではなく十分な資金と一般俳優を使って作られた映画だったんですね
 
まぁクライマックスではそれなりにボカしが入るほどの濡れ場が演出されてはいるんですが
っても最後に字幕が出るんですがソ・カブスクという女性脚本家の自伝的エッセーを元にして作られた作品だったのね
 
いわゆる家族の死ととか離婚を経て孤独の中に生きてる一人の女が、満たされない生活の中で1人の理想の男を自分で描いて自分を慰めている中で
そんな理想の男と現実の世界で出会い
その男との恋愛によって官能の世界に沈んでいく女心を描いた作品
 
そんなこんなでエロチックな映画とは一線を画した作品ではあるので
なんともロマンチックにムーディな映像で綴られていく作品でして
実にエモーショナルすぎてエロ目線の表現がクライマックスでの官能を際立たせるためでしょうか実に直截的な表現をクライマックスまで避けて
一気に爆発させるという映画でしたねぇ
 
そうあまりにも前半は内容も映像もムーディすぎてこっちは数回オチそうになってしまうような作品でした。
 
切り口の違う記事はコチラ

2015年製作、韓国映画(日本未公開作品)
チャン・ソンス脚本・監督作品
出演:ハン・ジウン、チェ・リホ、パク・ジス、チェ・ムンギョン
 
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