MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

女王蜂の怒り

2023-11-30 21:52:44 | 邦画
やっぱりあった久保菜穂子さんの女王蜂シリーズの作品
本家っていうか国際放映がリリースする、“新東宝キネマノスタルジア”からは今年の8月に「女王蜂」、「女王蜂と大学の竜 」、「女王蜂の逆襲」の3本が一挙リリースされたんだけど、「女王蜂」だけが久保菜穂子さんで後の二本の女王蜂には三原葉子さんという布陣だったんで
個人的に女王蜂って久保菜穂子さんっていうイメージだったもんだから・・・
 
そしたら過去にリリースされていたんですね国際放映から一番最初に久保菜穂子さんの女王蜂第二弾が
もうオープニングからエキストラたくさんのお祭りシーンとダンサーたち
この派手さとデカデカとトップクレジットに製作で大蔵貢って出てきたとこ見ただけで
この作品多分にお正月かお盆映画だって思ってしまうほどのお金のかけ方
製作は1958年と第一弾「女王蜂」と同じですが1959年のお正月映画だったのね
 
一応キャスティングにしても豪華やろ、キャバレーシーンで歌だけ歌わせる高島忠夫とかを出さんかてなんの問題もない
相変わらずの義理人情に縛られない石井輝男の任侠作品
かなりドライに作られてて特に悪役の天知茂さんが素晴らしい、その代貸には菅原文太さんと
敢えて悪役に強烈な個性を持ってきてる割に久保菜穂子さんに生彩が感じられないっていうか女親分としての貫禄がなく
子分の中山昭二のバシタとなる三原葉子さんがある意味女としてまた堅気ではあるもののその物言いに関してはかなりな筋者的な感じで生き生きとしていた
多分に久保菜穂子さん片膝立てての片肌脱ぎのシーンに嫌気さしていたんだろうか
女王蜂の世代交代もなんとなく理解できるような気がした。
 
新東宝ですから直接的な表現はないものの女王蜂の神格化から敢えて落とすプロットも入れ込んでいるのね
まぁ敵味方とあっち行ったりこっち行ったりの宇津井健さんの正体がなんとなくわかってしまうんだけども
まさか敵側から喧嘩状がくるとはねぇ
 
後これは意図してたんでしょうか?クライマックスでの出入りシーンだけ突然モノクロ画面になるんです
そこだけで後またエンディングではカラーに戻ってるんですよね
 
さてまだ見てない三原葉子さんの「女王蜂の逆襲」を今年中には見ておかなければあかんだろう
 
1958年製作、日本映画、新東宝作品
大蔵貢製作、石井輝男監督作品
出演:久保菜穂子、宇津井健、国創典、中山昭二、佐々木孝丸、天知茂、高倉みゆき、三原葉子、星輝美、菅原文太、伊達正三郎、吉田昌代、浅見比呂志、浜野佳子、高島忠夫
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カード・カウンター

2023-11-30 05:05:50 | 洋画
もう本当にレンタル新作の洋画も邦画も枯渇してまして
12月6日の新作レンタルリリースまでは完全に保たなくなってきちゃいました、後は購入して見てない邦画で乗り切るしかないのかなと
いつもは予約投稿で記事を書くのも余裕である記事もなんとリアルにその日暮らしの投稿になっております。
ってことで今日の初めのこの記事もいつもの予約投稿の設定時間に間に合うように書いてはいるけど、どこか慌しい・・・
 
マーティン・スコセッシとポール・シュレイダーということで見始めたものの
なんと実に静かに進行するギャンブル映画なんですが
その裏にはある意味アメリカの孕んでいる狂気が込められた作品ですが
映画自体は実に静謐に進むのみで
ほとんどヴァイオレンス描写の全くないと言っていい作品
 
オスカー・アイザックの演じる主人公のウィリアム・テルは、刑務所の刑期の期間中に務所でいわゆるギャンブルにおけるてカード・カウンター(そう開かれてるカードと今までに使われたカードを暗記して勝負していく方法)で
カジノでのギャンブルには小さく勝っては次の街に流れていくギャンブラーで
大きく派手な行動をしてこないのでカジノ側にも全く目立たない人物だが
 
一人ラ・リンダというティファニー・ハディッシュ演じる黒人女性には目をつけられていた
そしてもう一人タイ・シェリダン演じるカークという若者にも
カークによってウィリアムの刑務所の入所理由もわかってくる手法で
彼はなんとウィレム・デフォー演じる軍司令官ジョン・ゴードの命令によってアブグレイブ捕虜収容所で戦争捕虜たちの拷問にカークの父親たちと関わっており、その罪でカークの父親は死に、ウィリアムは刑に服したというアメリカのいわゆる正義の名のもとに行われたアメリカの恥部が根柢に・・・
 
カークはウィリアムにジョンへの復讐をしようと持ちかけるものの
なんとそれをやめさせようとするために今でも持ち歩いている拷問器具をカークに見せて拷問するぞと脅して母親の元に返そうとする
また腕を見込まれてラ・リンダと共にギャンブル大会への出席にも参加するものの
そのギャンブルの途中でカークのジョンへの復讐が返り討ちに合ったことを知り
ゲームを途中退場した
ウィリアムはなんとジョンの家の前におり
 
直接的な描写はないものの音だけでウィリアムがカークの仇をとったことが知れる
実にギャンブル映画にしても地味だし
ウィリアムの生き方自体も地味だし映画自体全く派手さも何もない映画ではあるのですが
アブグレイブ刑務所での捕虜虐待事件そのものは、イラク戦争においてオバマ大統領時代に発覚したあの事件がモデルでしょうね
ラストはどこか「ET」を彷彿とさせますが・・・
 
本当に地味で何も起きない自己犠牲の作品と言っていいかな
 
2021年製作、アメリカ・イギリス・中国・スウェーデン合作映画
マーティン・スコセッシ製作、ポール・シュレイダー脚本・監督作品
出演:オスカー・アイザック、ティファニー・ハディッシュ、タイ・シェリダン、ウィレム・デフォー
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

姿なき拳銃魔

2023-11-29 19:39:36 | 邦画
衛星劇場で拾った1964年製作公開の日活映画
葉山良二さんの主演ということとモノクロ画面ということから多分にシスタームービーなんでしょうね
未パッケージ作品ですから蔵出し作品になるのかな

 
こんなことって映画だけの世界観でしょ
一般警察官は地方公務員ですからこの映画のように警視庁捜査四課の刑事である葉山良二が事件関係者を自殺させてしまった不祥事からなんと神戸三宮署への左遷人事
それで腐る葉山にタイトルが被る
彼は新任時代に拳銃紛失しておりその拳銃が使用されて殺人事件が起きてから拳銃を憎み
その関係で密売人を強要尋問の果てに自殺されて左遷の憂き目に・・・
 
一方神戸では拳銃密売のヤクザ組織を壊滅せんとしてるものの街ぐるみで警察を締め出して
今日も拳銃密売の現場を押さえんと手入れに行くものの町ぐるみの連絡網で警察の目をごまかしている始末
そんな中に葉山が赴任してきて面が割れていないと潜入捜査を個人的に始めてしまうものの
なんと拳銃取引を掴み勝手に潜入するものの、取引直前に運び屋が殺されて拳銃 50丁は奪われてしまう
捜査陣は殺しと拳銃密売の両面での捜査になるが・・・
 
再びナイトクラブでの取引との情報で捜査陣はそれぞれクラブに集まるが
そこに拳銃横取りの殺人犯、取引相手の女ボス、拳銃を横取りされたヤクザ、そいつに雇われた殺し屋ともう悪党どもの集団と刑事たちでのいくつ巴になるのか大団円では拳銃撃ちまくりの銃撃戦でしたねぇ
見てるこっちも誰が誰だかわからないが何故か銃音聴くとワクワクできるという作品です
これが娯楽であり映画だって思えるんだよね
 
ハミ出し刑事としての葉山さんとか殺し屋郷鍈治さん、女親分の白木マリさん
拳銃ブローカーのヤクザの親分に菅井一郎さんに供給元の中国マフィアの大滝秀治さん、更に人情刑事の佐野浅夫と適材適所のキャスティングと黄金期の日本映画界は役者さんも揃っていたことを改めて知らしめられる実にいい感じの日活映画でした。
鈴木瑞穂さんが刑事のと一人としての出演とナレーションとの二役だったのね
 
1964年製作、日本映画、日活作品
小杉勇監督作品
出演:葉山良二、吉行和子、白木マリ、菅井一郎、郷鍈治、深江章喜、大町文夫、佐野浅夫、山田禅二、庄司永建、野呂圭介、藤岡重慶、大滝秀治、三崎千恵子、花村彰則、木島一郎、榎木兵衛、長弘、島村謙二、玉井謙介、野村隆、千代田弘、鈴木瑞穂
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トランスフォーマー/ビースト覚醒

2023-11-29 05:05:59 | 洋画
今月のリリース作品としてこいつを上げておかないとねもう今月も終わってしまいますからねぇ
ってことで月初日本購入しておいた“トランスフォーマー”シリーズ第7弾
正直言ってこう言った作品好きではあるんですが
この第一作「トランスフォーマー」と第2作「トランスフォーマー リベンジ」は、第3作の「トランスフォーマー ダークサイド・ムーン」を見るために急遽Blu-rayを購入して予習として見ており
その時に主人公のシャイア・ラブーフの恋人役ちゅうかいわゆるこう言った作品のヒロインであるボンキュボンなお色気女子であるミーガン・フォックスにハマりまして・・・
 
ったら第3作では役者さんたちがかわっちゃってお話も・・・
ってことでちょっとがっかりして、私女優さんDDですからねぇミーガン・フォックスさんを追っかけて更に「ジェニファーズ・ボディ 完全版 」を見て今度はその相手役だったアマンダ・セイフライドに逆ハマりして・・・
ってそんなお話はこれくらいにして
っていうか
 
そんでそのミーガン・フォックスが出てなかったからか第4作の「トランスフォーマー・ロストエイジ」は見てなくて
後の「トランスフォーマー最後の騎士王」、「バンブルビー」と見てきてのこの作品というわけですが
そう結局はこう言った作品っていわゆるトランスフォームするロボットのVFXを見るだけでなく
実はヒロインもある意味大事って言いたくてここまで描いてきたわけでして
そうあまりにロボットたちの変身に目が逝くための作品ではあるんですが
 
そこは映画ですからねぇやっぱ映画を回していくには生身の人間なわけでして
ロボットもですがロボットはあくまでロボってであって
映画を回す人間に魅力的な役者をキャスティングしてないとね
だって「ゴジラ」だってそうでしょゴジラだけ暴れさしたって映画にはならないわけだし
ってことなんですが、一体どうしたVFXに、そう今作ではビースト型のロボットたちを大量出演させて製作費足りなくなったわけではないと思うんだけどひーロー、ヒロインに全く魅力なし
更にゴリラさんが大活躍するものの他の動物型ロボットの活躍もほとんどなし
これじゃねぇ映画としての魅力もへったくれもないような
 
更にGIジョーとのコラボで続編作ろうって魂胆なオチでしたし
これで2時間はキツかったって思って見てたのは私だけ?もう自動車への変身過程は飽きてきた
よくも悪くもこれで個人的には見納めかって私に思わせちゃダメよ
続編には是非ボンキュボンのとびっきり美女のヒロイン所望っていうか、そうでなかったらせめて「バンブルビー」くらいのお姉ちゃんくらいなのがいいやね
やっぱこう言った映画でもなんでも要はロボットではなくヒロインやね
後ヒーローももう少しなお方を・・・
 
2022年製作、アメリカ映画
スティーヴン・ケイブル.Jr監督作品
出演:アンソニー・ラモス、ドミニク・フィッシュバック
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

君は放課後インソムニア

2023-11-28 20:08:33 | 邦画
日本映画を積極的に見ていく企画で視聴した作品
洋画も邦画も今月のレンタルがもう枯渇状態ですので
一応日本映画を見てこうという企画に則っての私のあんま好きくないアオハル作品の範疇に入るのかな
コチラの作品も原作は漫画でそれがアニメ化されてヒットした関係での実写化って言う完全なる王道作品
 
ではありますが、見終わって調べて見てたら映画版は完全にコケたそうで
これがアニメのヒット作の難しさなんでしょうね
アニメですから動くキャラクターのイメージがファンに固定されていく関係上実写になるとヒロイン、ヒーロー共にイメージがアニメと違うっていうことがヲタク同士でよく言われてしまうことで
ヒロイン曲伊咲をここのブログでもこれまた日本映画を見てこうって言う企画で視聴した「銀河鉄道の父」で宮沢賢治の妹トキを演じていた森七菜さん
 
まぁ原作見てないアニメ見てないわたしには曲伊咲を誰が演じていても問題はないんですがね
逆にアニメファンからもっと評価されてもいいような芸歴ではあるようなんですが
ってこっちだったりして同じ不眠症を持つ主人公中見丸太を演じるのは奥平大兼クン
個人的には男優さんには興味ないものの長澤まさみさんとの「MOTHER マザー」が記憶に新しい
 
そんな二人のW主演のこの作品
最初は不眠症で出会ったものの、なんだろうプロットが動き始めると天文部復活っていうお話になっていき
不眠症の問題はどこに行ったやらっていうことで
ヒロインに持病があったりして、お互いに天文部復活に主眼が置かれて不眠症問題の解決に関して
そう昼休みとか放課後の寝場所確保としての天文部復活だったはずが
方向性がずれて言ってるような・・・
まぁアニメや原作漫画がどうなのかは知る由もありませんが
なんと久しぶりに”埴輪“を見させてもらったしなぁ
そうなんですよミニスカのJKの制服のスカートが短くなり寒さに耐えきれずに校内では寒さ対策にスカートの下にお仕着せジャージを履くようになった姿を見て教員はその格好を“埴輪”って呼んでた時代があったのを思い出した。
まぁこの映画ではミニスカの中が見えるから大掃除で制服にジャージ着用してるわけですが
そんな埴輪もあのルーズソックスのブームで消えてしまったわけで
この映画でまた大掃除にこういう姿を見せるようになったんかいなって懐かしく見てましたが
 
この作品のモデルは石川県七尾だそうで、この映画ある意味七尾市の町興しにも原作は絡んでるようで
映画も七尾で現地ロケしていたようですが七尾のJKはスカートの丈があんま短くないのね
って変なとこに興味を持って見ていた部分もあったなぁ
“埴輪”を含めて・・・
 
アオハル映画としては物足りなさを感じさせるようなロマンスだったりで
それなりに見せてはくれてるから2時間弱も見てはいられたけども多分に原作にはあって重要なファクトとなってるんだろうだろうけど、この映画での田畑智子のさんのシーンって必要ないよね
 
2022年製作、日本映画、映画「君ソム」製作委員会作品
池田千尋共同脚本・監督作品
出演:森七菜、奥平大兼、桜井ユキ、萩原みのり、上村海成、安斉星来、永瀬莉子、川﨑帆々花、工藤遥、斉藤陽一郎、田畑智子、でんでん、萩原聖人
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アステロイド・シティ

2023-11-28 05:05:32 | 洋画
この作品にもマーゴット・ロビーが出演されてるってことでスカーレット・ヨハンソンとの合わせ技とこの時期レンタル作品の枯渇もあって一応レンタルはしては来ましたが、案の定ウェス・アンダーソンの映画ですからようわからん作品としか言いようがないのも事実ですが
でもなんとなく最後まで見てしまうっていうとこもウェス・アンダーソンならではなのよね
映像的な見てくれとして映画の1カット1カットに対してのこだわりちゅうのはわかるんだけど
もちょっと我々視聴者に分かりやすい映画をつくってくれないかなぁ
ポップでキッチュな映画ということだけは伝わるけど
 
実に古き良き世界に冠たるアメリカをノスタルチックにそして寓話的に描いてるのはわかるんだけど
無駄に役者揃えすぎだろう
どの家族が主体なのか誰が芯となる主人公なのかもわかんないし
更に途中から宇宙人まで出てきて映画自体とっ散らかりすぎで最後まで収拾がつかなくて
っていうかもうムリクリ映画を終わらせてしまってこっちに考える隙さへ与えてくれてない
 
そうなんですよ、いわゆる先に書いたようにどの主人公に焦点当てていいかわかんないから
そして豪華俳優陣が出過ぎですから
更にお話がとっ散らかってて見終わって反芻しようにも反芻できずで
いわゆるその場その場の映像と場にあった台詞というか掛け合いというか意味不明な会話っていうのの映像を瞬間瞬間でその時点だけ目で楽しませてもらったらそれでよかったんだ
っていう映画で一応作品としての流れはあるものの対して気にせずに刹那的に目で楽しければそれでいいやん
そう受け止めるしかなかったかな
 
もう考えるのをやめることに・・・
 
2022年製作、アメリカ映画
ウェス・アンダーソン共同原案・脚本・監督作品 
出演:ジェイソン・シュワルツマン、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス、ジェフリー・ライト、マーゴット・ロビー、ティルダ・スウィントン、ブライアン・クランストン、エドワード・ノートン、エイドリアン・ブロディ、リーヴ・シュレイバー、ホープ・デイヴィス、スティーブ・パーク、ルパート・フレンド、マヤ・ホーク、スティーヴ・カレル、マット・ディロン、ホン・チャウ、ウィレム・デフォー、トニー・レヴォロリ、ジェイク・ライアン、ジェフ・ゴールドブラム
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

凶愛

2023-11-27 19:50:30 | OV
チャンネルNECOの11月15日の深夜枠でOAされた作品
実は天使もえさんの主演で「凶愛 デートレイプ」というこれまたスターボードからリリースされたこの作品の後続作品の方は前に見てまして
そのシリーズの第一作としてこの西野翔さんの「凶愛」という作品がリリースされていたのね
どうやらこの「凶愛」シリーズは二作品しかリリースされてないようで、これでこのシリーズはコンプリートってことですが、ちっともエロくもなくさして面白い作品とも言えない作品だった短命シリーズで終わってしまったのもある意味わかる気がする作品でした。
 
一応タイトルからもお分かりのようにヒロインに降りかかるDVのお話ってことで
エロさもヴァイオレンスもかなり中途半端な作品でしたねぇ
ヒロインである西野翔演じるスナックのママ山口真紀
DVというか、借金のカタに自分を他の男に売り渡し離婚して今はその夫から隠れて生活しており
スナックのお客様であるラーメンチェーン店オーナー並樹史郎演じるシルバーグレーの紳士橋本と浜辺を歩くヒロインだが
実は二人は過去に傷を持つ二人で真紀の母親の男だった橋本だったが彼のDVによって真紀の母は自殺しており
その自殺を契機として一念発起してここまでのし上がってきた人で
ある意味義父でもあるのだった
 
成長した真紀は、DVで苦しめられた千葉成樹演じる夫篠崎とも別れ今ではスナックを経営するようになり、女一人過去を封じ込め健気に生きていた。
そんなある日、真紀の店に橋本が客として現れる。真紀は義父の姿を見て凍りついた。さらに縁を切ったはずの元夫の篠崎も真紀の前に現れ
ストーカー行為を繰り返し、執拗に真紀の肉体を貪り始める
 
繰り返される人生の失望と諦めが真紀を自暴自棄にしていく。そして運命の糸は真紀に関係なく動き始めるのだった・・・
元夫はまたも借金のカタに元妻を利用しようとしていたのだった
義父は昔の贖罪を求めにやってきたのだった・・・
 
まぁ真紀に都合の良いようにプロットは回転していくだけのお話で
ヒロインの心理が重要視されるこのシノプシスに西野翔では力不足だったし濡れ場も少なくてヒロインの演技にも見てるこっち側にも実に消化不良の作品でしかなかった。
 
切り口の違う記事はコチラ 
 
2015年製作、日本OV、「凶愛」製作委員会作品
北沢幸雄脚本・監督作品
西野翔、並樹史朗、千葉誠樹、齋木亨子、徳永未夢、石毛誓也、松澤仁晶、石塚良博
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バービー

2023-11-27 05:05:35 | 洋画
もう今月のレンタル作品が洋画は完全に枯渇してきたようで
私自身こんな映画にまで手を出す始末っていうか
なんとあのバービー人形
ってもアメリカのマテル社のヒット商品バービー人形をなんとマーゴット・ロビーで擬人化して作られた作品
マーゴット・ロビー推しにはこんな映画でも見るに値するのがマーゴット・ロビー
 
まぁずーっと男の子をここまでやってきましたからねぇマテル社のおもちゃって言ったらトイガンくらいしか知らない世代ですけど
バービーの人形には彼氏としてケンっていう人形が作られてたり
バービー自体も時代の風潮に合わせて色々な黒人Verのバービーやその家族とかが作られ売られてきてるのくらいは情報として
 
ってことで最高に可愛い擬人化されたバービーでしたねぇ
こう言ったキャラが生かされてこの映画は完成されたんですね
そしてケンにはこれまた歌って踊れるライアン・ゴスリング
ハリウッドの俳優がこれほど豪華にバービー人形の擬人化にマッチするなんて
豊富な人材の宝庫ですよね
ってことでバービーワールドとして売られてきた数々の派生製品までをも擬人化してある意味リアル人間世界の権威主義とか覇権争いと言った醜い社会現象を風刺した映画だったのね
まぁ結論的にはムリクリ無難なとこに落ち着かせてきたし
人間世界に飛び込んだバービーのオチはなんと言ったらいいのか・・・
 
まさかピンクで彩られたバービーワールドがその主体を入れ替えることでまさにリアルワールドに生きる人間の醜い姿を浮き彫りにして最後はピンクワールドからピンク色が一切消えてのあのオチ笑うに笑えなかった
まさかケンが敵対する勢力の筆頭になるとはねぇ
でもこれはある意味カリカチャーされたものであってリアルワールドでは男対女っていう構造ではなく男女問わず共通ということかな
 
女と男を敵同士にすることで単純に物事の対立構造を見せられるものの
人としてその優劣は性別で区別できるものでは無い
“女も上層部に必要”ではなく“男女問わず優秀な人材は上層部に必要”なのだ
だからバービーランドが元に戻ったからといって、免罪符のようにケンは最高判事にはなれないことを知る
まぁマテルの商魂で作られてきたバービーやケン以外のキャストによって単純に擬人化されてピンクの世界で人生を謳歌するだけのキラキラ映画ではなく
バービーの世界観を通じてリアル人間界に一石を投じたまさかの題材でしたネェ
映画は見るまで本当に何が描かれてるか何を訴えてくるかがわからないが
まさかこんな風刺の効いた作品だったとは思いもしなかった
 
マーゴット・ロビーはバービー役に完全にあっており
言わずもがなですがこのバービーを演じるために存在していたかのような感じでしたが
何演らせても彼女は素晴らしい女優さんですが、はちゃめちゃなハーレイ・クィンの最新作が見たいなぁ
っていうかハーレイ・クィンもだけどバービーも彼女の代表作になるよねぇ
 
2022年製作、アメリカ映画
グレタ・ガーウィグ共同脚本・監督作品
出演:マーゴット・ロビー、ライアン・ゴズリング、ウィル・フェレル、エマ・マッキー、シム・リウ、アメリカ・フェレーラ、ケイト・マッキノン、ジョン・シナ、デュア・リパ、ヘレン・ミレン
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平成エロス~美人管理人 他~

2023-11-26 20:08:38 | OV
チャンネルNECOの深夜枠では市販AVをR -15用に編集してそれを3本か4本のオムニバスにして番組とするシリーズ作品が群雄割拠しておりまして
この「平成エロス」シリーズもその一本ですが
今月OAされたこの「平成エロス〜美人管理人 他〜」という作品はNECOの番組紹介ホームページでは有村千佳、高木愛美、仲丘たまき、滝川かのんの4人のAV女優さんが紹介されていましたが
なんと2時間の番組枠で今回は2本のオムニバスでしたので
前二人と後二人がそれぞれの作品での御出演でした
 
ってことでまずは最初の作品はエロチックOVでわたしにはお馴染みなのとそのちっぱいでわたしには高感度で迎えられている有村千佳さんと、私にはお初のAV女優さん高木愛美さん出演の「Limit 儚い恋か永遠の友か」っていう作品
本編AVでも「リミット 儚い恋か永遠の友か」という115分の作品で
見てる間はドラマ部分に重点が置かれていて濡れ場って言っても我々には肝心な部分はトリミングされてはいるものの
変な対位のシーンも見受けられないのとムーミンこと本家からクレームついてムータンに改名されたイケメン竿師も出演されてやしねぇで女性用のAVとして製作されてた作品だったのではって思いながら見てました。
こちらの作品がメインでドラマを大事にして1時間強の尺を取っていましたが
エロ目的の作品としては1時間はこう言った番組には不向きでしかないとも思わされた。
 
第二エピソードも本編AVタイトルと同じまんまの「さよならシングルシェアハウス」という作品で前の作品に井時間以上の尺を撮られて 50分弱の尺の中でこの作敏番組内ではたった一回の濡れ場のみ
主演は仲丘たまきさんという高身長(170cm)で売ってる女優さんと滝川かのんさんというお方のはお二人でしたが
先に書いたように濡れ場は仲丘さんのシーンしかこの番組では使われていませんでした
阻止れ最初は女性用AVって私も思える作品に見えましたが、こちらは男性用の作品だったようで本編では滝川かのんさんもそれなりのはシーンもあったようですね
 
先にも書いたけど深夜枠に我々が求めるのはドラマではなくエロですからドラマに尺を取ってもらうよりは・・・
そう感じた2時間でした
 
切り口の違う記事はコチラ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本統一59

2023-11-26 05:05:32 | Vシネマ
前作「日本統一58」で政界の小山田と鋼会を倒した氷室と田村以下山崎一門でしたが、
彼らの後に変な宗教団体がいるということを仄かして終わりましたが
そのカルトだかなんだかの宗教団体が放置プレイにされたまま新しいお話になっていっちゃうんですね
 
氷室と田村以下山崎一門の面々は所沢で暴力団関係者が立てこもり銃撃事件を起こし駆け付けた警察官に発砲し何人か射殺したようで、更に彼らは純度99%のシャブと中国製の銃器40丁以上を所持しており。現場が所沢だと知った氷室は、杉政組のシマではないかと判断
そう杉政組とは関東七人会のメンバーだった渡辺裕之さんの組織ですから
 
まぁもう渡辺裕之さんは帰らぬお人ですから過去作品の映像を使われていましたし神羅万象さんのナレーションで
責任を取り警察に出向き刑に服すとともに杉政組解散宣言を出された事で
残された若頭と本部長が所沢のしまを巡って覇権争いを始めたため
七人会もそれに巻き込まれて所沢は戦場とかしてしまう
 
警視庁特捜班には班長の松宮警部の更に菅原大吉さん演じる上司まで登場し武器密輸ということからテロと判断して破防法の適用まで示唆する始末
ようやっと正気に戻った松宮さんだったのにそれの上いく上司が現れて佐原刑事も大変に・・・
 
一応関東七人会のいわば所沢を巡っての内部抗争ということで、侠和会は静観しつつ丸神が勝つように暗躍しており丸神の勝利で決着がついた途端
なんと氷室は所沢に丈治に事務所を開かせてしまう
これによって丸神と俠和会との抗争が必至になろうかってとこで今作は終わる
 
いよいよ丸神との決戦かっていう段階に来ましたが
私個人的にはこのシリーズVシネ界での最長シリーズとして3桁まで続いて欲しいなぁとは思ってはいるので、ここで丸神との抗争はありへんでしょ
まだ成瀬さんとの京浜連合との決着もついとらんし
さてそういうことで60が楽しみですね
 
2023年製作、日本Vシネマ、スターコーポレーション21作品
本宮泰風総合プロデュース・出演、村田啓一郎脚本、辻浩之監督作品
出演:山口祥行、舘昌美、北代高士、 勝矢、中澤達也、本田広登、川﨑健太、岸田タツヤ、喜矢武豊、金馬貴之、本郷弦、菅原大吉、菅原卓磨、根岸大介、近童弐吉、成瀬正孝、軍司眞人、曽根悠太、飛鳥凛、中野英雄、菅田俊、小沢仁志
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする