MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

VESPER/ヴェスパー

2024-07-01 05:05:15 | 洋画
2022年のフランス・リトアニア・ベルギー合作の映画、近未来の地球のあり方を示したSF映画、1人の少女が地球遠救うって言う映画だったかな
でも戦闘はほとんどなく、地球に食料としての植物動物の遺伝子が破壊されて一代限り
地球ではシデタルという都会に住む富裕層と、近隣の森の中で暮らす貧民層との二つに人間に分断され
シデタル以外の人間は食糧不足の中でサバイバル生活を送ってるだけ
遺伝子技術の先にある歪なディストピアを描くSF映画

原題は日本語で「サバイバルの時代」というまんまでして、邦題の”Vesper“は主人公のお姉ちゃんの名前

貧困層はシデタルから一代限りの収穫ができる品種改良された種子を受け取りそれで生活をしていて、そしてジャグと呼ばれる人造人間を奴隷のように扱って生きている
そんな中で森に住居を構えるヴェスパーは、寝たきりの父ダリウスの世話をしながら遺伝子組み替えで永久的に遺伝子を伝える核細胞を持つ植物や動物を独学で実験室というところで研究をしていた
そうたった1人の独学でして
身動きと口の聞けない父親とはドローンを通して会話していた

ヴェスパーの住む森は父の兄ヨナスが支配していて、彼は子どもたちの血液を集めては、シデタルからの物資を買い占めしてもりに君臨していた
そんなある日、シデタルの飛行機が落ちたことに気づいたヴェスパーはシデタルの住人らしき女性カメリアを救い出すことができたものの伯父に知られたら大変と家に匿うが
彼女は同乗していた父親の生死を知りたがったものの伯父に見つかれば大変だとヴェスパー1人で墜落現場に行くと
彼女の父エリウス負傷がいて、彼はシデタルの科学者だと言うもののそこに伯父が来てなんとエリウスを殺してしまう

そこでヴェスパーは伯父の家にあるシデタルに繋がってる唯一の無線機だ応援を呼ぼうとするものの、逆に不審な行動を疑われてカメリアの存在がバレてしまう・・・

映画は、見たこともない植物などが登場し、さらにカメリアは実はジャグだってことがヴェスパーにわかりさらに彼女はエリウスによって改良されたジャグであり、彼女の遺伝子には“種子の一代限りという封印を解く鍵”の核細胞が組み込まれていたのだったが
伯父とシデタルの兵士たちにカメリアは狙われておりヴェスパーは彼女と一緒に逃げる
そこで変な植物によって2人は助けられるものの
そして叔父はシデタルの兵士によって殺されて・・・

映画は、近未来の荒廃した貧困層の森の世界観の中だけで展開され、さらにほとんど説明されなくて映像だけで見てるこっちは判断せよって言う作品で
それなりに美しい映像とこれはっていうような汚い世界観で描かれているものの
ジャケットにあるような建物は映像に出ては来ませんが
なんかゴミと瓦礫で積み上げた塔に登ってヴェスパーがカメリアの核細胞から遺伝子を組み替えた末代まで遺伝を伝える種子を風に乗せて回せるとこで終わるんですね

このラストシーンで一代限り以外の植物が増えて貧困層には食物問題が解決したように思えるが、映画としてはどうなんbだろう伯父がエリウスを殺してしまう行動も全く説明されてないもんだから
実際には何も説明もないまま終わっているので、よくわからない映画だったって言ってもいいのかな
まぁ低予算で作られた作品としてはこんだけの映像をCGとVFXだけで作ってしまう映画的な技術力は感嘆に値するものの
内容的にはスカスカな映画だったと思えるけどラストシーンには多少の感動を覚えるものの
どこかすっきりしない映画ではありましたかな
 
2022年製作、リトアニア・フランス・ベルギー合作映画
クリスティーナ・ブオジーテ、ブルーノ・サンペル脚本・監督作品
出演:ラフィエラ・チャップマンヴェスパー、エディ・マーサン、ロージー・マキューアン、リチャード・ブレイク、メラニー・ゲイドス、エドモンド・デーン
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カラーパープル

2024-06-29 05:05:03 | 洋画
1985年にスピルバーグが製作・監督して作られた映画を再びスピルバーグが製作に名を連ねて
今度はミュージカルとしてリメイクした作品
ってもミュージカル化はブロードウェイでかなり上演されていてそれらの楽曲をそのまんま使っての映画化みたいですね
スピルバーグ作品ということでオリジナルの85年版を見ようって思っていたのですが
この当時は映画小僧だった私ですから雑誌やなんかで事前情報かなり入れ込んでおり、内容的にものすごく暗い作品であることを知り敬遠しちゃってた作品だった

いくらブロードウェイだヒットしたとは言え暗い内容に変わりはなく
こう言った作品は敬遠かって思うものの何とレンタル作品が不足してきてしまい
ここんとこ邦画ばっかりということもあって
ブログの目先を変える意味も含めてレンタルしてきてみるには見ましたが
その凄まじい内容に唖然茫然のプロットにドン引きしてしまいました

いくらフィクションとは言え、いやフィクションではないのかもしれませんがアフリカから勝手に連れてこられて奴隷人生をアメリカという異国の地で過ごし育った黒人が奴隷解放されたのちに
その鬱憤をどこに持ってったのかって言ったら耐力的にひ弱な黒人女性に黒人男性たちが向けて
今までの鬱憤を晴らすかのように同じ黒人同士での性差別を超えたような暴力の報復連載の作品は見てて辛い

これをドラマだったらかなりくるものがありますが今作はミュージカルってことで多少は薄まっているものの
やはり見てて辛いものがこみ上げてくるし
黒人男性からの様々な暴力以外にも解放されたのは奴隷制度がけであって人種的な差別自体は根強く残ってる訳で
これほどの差別と迫害を受けながらも生きることに執着できたのはいわゆる主人公の家族への愛と希望があったからなんですかねぇ

こんな性差別人種差別の作品をいくらミュージカルにしたところでその根本に差別への批判やモロモロ何込められてるわけですが
それを差別する側がこぞってみるって言うのもなんかアメリカ人っていうのも不思議な人種だなぁってアジアの小国の人間が思うだけの作品でしかなかったかな
個人的にはミュージカルは舞台でも映画でも大丈夫な人ですけど
さすがにこの内容で二時間二十分の作品はキツかった気がするし
不覚にもラストシーンでは熱いものがこみ上げてきてしまった

ってか6月リリースのレンタル作品が不足気味でなければ避けて通る作品でした

2023年製作、アメリカ映画
アリス・ウォーカー原作、スティーブン・スピルバーグ他製作、ブリッツ・バザウレ監督作品
出演:ファンテイジア・バリーノ、タラジ・P・ヘンソン、ダニエル・ブルックス、コールマン・ドミンゴ、コーリー・ホーキンズ、H.E.R.、ハリー・ベイリー
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エレベーター・ゲーム

2024-06-21 05:05:09 | 洋画
ヒューマントラストシネマ渋谷の恒例企画興業<未体験ゾーンの映画たち2024>で上映された作品
個人的には西洋のホラー映画はそれなりに見ますが
Jホラーに関しては完全にトーシローの域を未だ脱出できてない私ですが見終わって調べていたらこの“エレベーター・ゲーム”自体は日本での都市伝説としてオカルト的に伝わってきてるものをアメリカが先んじてホラー映画にしてしまったものらしい
 
と言われてもそれなりに長い人生を送ってきたと思っていますが、日本のエレベーターでっても私は会社勤めしたことないしマンション住まいでもありませんのでほぼ4階までの建物でしか生活しておりませんのでエレベーターには縁がない
日本のエレベーターって上なら上方向に向かい、下ならし下方向だけにしか動かないエレベーターしか知らなくて
ある時高層って言っても13階に住む同僚に深夜のマンションのエレベーターって事故事件防止のために各階止まりだっていうのは聞いたことはありますが
停止ボタンを押すとそれに合わせて指定階に都合よく上下するエレベーターを知らなくて・・・
そういうエレベーターでないとこのお話は成立しませんよね
 
まぁそういう設定は設定として受け入れるのが映画視聴の常識ですから受け入れるのになんの抵抗もなかったのですが
これもあまり怖くはないホラーでしたが、個人的に1人でも乗るあの狭い空間は心理的には今の私にはあきませんから深夜のマンションの各階止まりのエレベーターはある意味ありがたいかも
でもやっぱこの狭い空間で化け物に襲われたらやっぱ怖いですよね
でもこの作品エレベーター室内で手刀での頭突き破りのシーンもあるにはあるけど笑ってみてられる程度
 
赤い街で逆反りからの反転四つん這いでおっかけられるのは逃げられないから勘弁かな
それにしてもあれやねぇ最初に殺られたのが嫌味な彼っていうのがいい設定だったけど
塩で結界作るのに塩を得る手段には笑えたけど結局なんの役にも立たなかったねぇ
 
こんなSNS配信のオカルト集団っていうのも結局はなんの役にも立たないわけで
単なるお金設けって言ってもほとんど利益が得られない
そしてお互い利用して利用されての関係性でしか繋がってないんですね
そんなモロモロが見えるっていう映画だったかなぁ
結局はお兄ちゃんも取り込まれてしまったのか・・・
 
オープニングとエンディングがシンメトリーになってるのはホラー映画の定番ですよね
まぁ見てて退屈はしなかったもののホラーとしては怖さの足りない映画だったかなぁ
 
2023年製作、アメリカ映画
レベッカ・マッケンドリー監督作品
出演:ジノ・アナニア、ミーガン・ベスト、アダム・ハーティグ、ヴェリティ・マークス、アレック・カルロス
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Winter boy

2024-06-20 17:05:53 | 洋画
日本での公開では英字で「Winter boy」とありますがれっきとしたフランス映画であるし
最近の傾向としてのBL映画っていうのが正しいのかLGBTsの映画でのゲイの部類と言った方がいいのか
一応ラーゲシーンもありますが嫌悪を抱かせない実に美しく撮ってる映画
思春期真っ盛りである17歳の少年のBL映画ってことで女性客を当て込んでの日本公開作品だったのかもしれませんが
 
ジュリエット・ビノシュがオープニングいきなり登場してきたときにはびっくりしました
っての映画の情報を全く入れませんからBL映画っていうことくらいの認識での視聴だったから
ビノシュ自体年齢にふさわしいお美しさですが、17歳の少年以外に彼には兄もいて
そんな年代の子供を持つ母親役を演るようになられてしまわれたんですね
 
映画的には寄宿学校に通ってて大好きだった父親を交通事故で亡くしてからの
ある少年の過去から現在までを、本人の語り口で紡いでいく構成になってて見終わって調べてみたら監督クリストフ・オノレ自身の物語を映画にしてるそうで、監督自身主人公の少年の父親役でちょこっと出演してる

まぁ事故のは予感じみた映像を自身で演じており
詳しい説明はないものの対向車線に向かって進行して事故を起こしそうなシーンがあっての対向トラックに突っ込んだって言うセリフがあるのね
父親が亡くなったことを知ったことと親族が一堂に介したことで父親の死を受け止めきれずに感情が崩壊してしまうくらい泣き暴れるシーンがあったりと
揺れ動く思春期の少年の行動と心理を本当に丁寧にさらに克明に描いていきますので
映画としては二時間の尺がある意味冗漫に流れてるいくのでちょっとオチそうになるくらい退屈極まりない作品だったかな

まぁ映画としては精神にちょっとした異常をきたすことで映画的に起伏をつけていくんですが
それでも映画としてはとりとめがない作品でしてこういう映画だとは思いもしませんでしたが
きちんとキリスト教の宗教によっても救われるっていうのもなんだかなぁ
 
クリストフ・オノレ脚本・出演・監督作品
出演:ポール・キルシェ、ジュリエット・ビノシュ、ヴァンサン・ラコスト、エルヴァン・ケポア・ファレ
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エクスペンダブルス ニューブラッド

2024-06-19 05:05:56 | 洋画
このシリーズを一話から見続けてきて、このロートルたちが己の肉体と年齢との限界に挑むアクションシーンの数々に感動させられてきた者の一人として最初に言わせてもらうと
”これは無いわ!この作品はエクスペンダブルスを冠してはあかんやろ“っていうような作品だった
スタローンが出てきたところでそのお顔にもうじじぃやないかい
って感じた時に先に書いた気分を感じたし
そしてミッションの最初で飛行機で墜落死したところで世代交代としては必要なシーンではあるんですが
ここで死なせて欲しかったなぁラストしらっと出てきちゃうんだもの
このさきまだまだ続けていくシリーズとしても世代交代の時期っていうものが必要だろうって
 
エクスペンダブルスは俺の映画だって言ってもあれだけお顔に年齢が出来ててはスタローンももうあかやろ
ドルフ・ラングレンもお年の自虐ネタでボケてたし
ある意味ここまでくるとこのシリーズももう主役交代の限界だろうってことでハゲいサムとの世代交代させて、さらに繋げていくにはいいチャンスだったと思えるのに、自ら出たいって気持ちはわからないでもないけれど、ここはスタローンに死んで欲しかったよなぁ
って思ったのはどうやら私1人だけだろうか?
スタローンには晩節を汚して欲しくないしもうええやろ
 
まさかのミーガン・フォックスがニューリーダーっていうアイデァは良かったけど
ハゲいサムはワンマンアーミーとして海から行くのね
やっぱそこはハゲいサムさんと合体するのはいいのですが
概ねこう言った作品は悪党に存在感がないとねぇ
一応はそれなりにアンディ・ガルシアを配してきてるもののやはり彼では小粒感が否めないし
このシリーズのメインである派手なドンパチに関しても派手さが影を潜めてしまったのも痛いよね
 
さらにアジアのアクションスタートニー・ジャーとイコ・ウワイスという2人の存在もどこか中途半端なのも
2人のこの映画での立ち位置の座りがあまりに悪すぎる。彼らはエクスペンダブルスの軍団員として華々しく散ってく殺され要員として使った方が良かったかな
やっぱアメリカ人っていうか白色人種にはアジア人がB級民族だって意識があるんだろうね・・・
 
とりあえずなんとか最後まで見るには見ましたが、この作品はいろんな意味で私の知ってるエクスペンダブルスではなかった気がしてならないのでここいらで終わるとしよう。
 
2023年製作、アメリカ映画
ジェイソン・スティサム製作・出演、スコット・ウォー監督作品
出演:シルベスター・スタローン、ドルフ・ラングレン、ランディ・クートゥア、カーティス・“50セント”・ジャクソン、ミーガン・フォックス、トニー・ジャー、イコ・ウワイス、ジェイコブ・スキピオ、レヴィ・トラン、 アンディ・ガルシア 
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ハンガー・ゲーム0

2024-06-15 05:05:17 | 洋画
ジェニファー・ローレンスの「ハンガー・ゲーム 」三部作をしっかりと見ているので
ってもそこはデラシネのブロガー第一作だけが辛うじてブログに残っていましたねぇ当時はきちんと翻訳された原作も読んでから映画に臨んでいたんですね(rチョウービックリ)、
であの三部作で終わったって思っていたらなんと今度はその前日譚が映画になって
ってことで「ハンガー・ゲーム0」なんですね
でも一応原題を挙げると「The Hunger Games: The Ballad of Songbirds & Snakes」
そうなんですあの「ハンガー・ゲーム」のキャピタルの大統領であるコリオレーナス・スノーの少年時代を描いた作品となっており
全三部作の60年も前のお話なんですね
舞台はキャピタルと第12地区ということで邦題に“0”をつけたようです・・・
 
なんかエロ作品では2、3年前に見た作品でも記憶に全くないとか再見しても新鮮に見れたとかそんなことかいてる私ですが
劇中に第12地区のいわゆるジプシーの歌姫が食用植物であるカットニスを食すっていうシーンで
あれこれって前作のヒロインの名前だったよなって言う記憶が蘇ってくるんですね
なんともう10年以上も前の作品ですよ
人の記憶ってまた違った意味でも消えずに残ってるっていうことはある意味恐ろしいことですよね
 
そう恐ろしいと言えばレンタルしてきた時は借りられるってなんも見ずにセットに組み込んでいたもんだから
いざ観ようってケースから取り出してプレイヤーにかけようとした時にランタイムが見えて
なんと全尺157分もある作品だったのね約二時間40分もある作品
前作の第一作も確か2時間半の長尺で本題のハンガーゲームでの24人の殺し合いが始まるまで一時間あったように思うんですが
 
今作もハンガーゲームが終わる時点で尺がまだ一時間以上も残っていたのには驚いたけど・・・
スノー大統領がパネムの独裁者として君臨する60年前、彼はキャピタルの指導者的な立場であるもののつまりは金線的に没落寸前の身分であり
ハンガーゲームのプレイヤーの教育係という立場にいたんですね
そして第12地区から選抜されてきたスウイングバードの教育係という関係で主人公二人が出会い、ゲームでの生き残りという方法を教えて生き残させるんですね
これらは一応殺しをせずに生き残すって言う方法論をとらしていて
っていうかバトル会場もさほどしっかりとできていなかったり蛇がまぁいろんな意味と場所ででたくさん出てきましたねぇ原題にあるように・・・
 
そう先に書いたように歌姫ルーシー・グレイと若きスノーはなんと恋に落ちお互いに惹かれ合っていき彼女を優勝させた後に描かれるのはなんと1兵士として第12地区には県されるスノーはハンガーゲームに懐疑的になっててキャピタルに反抗的になっていきつつあるものの第12地区での反乱を治めることに成功してグレイとの距離が離れていくにつれ
支配する側と支配される側と言った立場で人としていかに生きるかということを学びとっていき
前作スノー大統領としての原型の定まる姿を描いた作品だったのね
なお「ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション」でカットニスが歌った「The Hanging Tree」はもうこの時から歌われ続けてきた歌だったのね
ってのもわかるようになっていたのね
 
2023年製作、アメリカ映画
フランシス・ローレンス監督作品
出演:トム・ブライス、レイチェル・ゼグラー、ヴィオラ・デイヴィス、ピーター・ディンクレイジ、ジェイソン・シュワルツマン、ハンター・シェイファー、ジョシュ・アンドレス・リベラ
 
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サウンド・オブ・サイレンス(2023)

2024-06-14 05:05:55 | 洋画
よくまぁこんなドイヒーな作品を作った奴もやつだが
これを劇場公開した配給会社も配給会社であるし
↓このジャケットよく見てもらいたい
これとクリソツやろ、版権どないなっとるのかなぁ
作品的な面白さに関しても雲泥の差があった気がする
まぁホラーと恐怖アクション映画との差はあるけど・・・
 
見てしまったからには感想書かねばならないものの
何を書いたらいいのかほんとうに困る作品だった
最初にも書いたけどこの作品を輸入して劇場公開した配給会社のは図太さは称賛に値するものの
これを劇場で見たお客さんのお怒りがわかる気もしますが
 
もう字数を確保するために梗概を
ニューヨークで暮らすエマは歌手志望、オーディションに落ち続け自信を失っていた。そんな時、父が入院したとの報せを受けた彼女は、恋人セバと一緒に故郷イタリアへ急遽セバー帰った。父は面会謝絶となっており、急に暴れ出した父から母が殺されそうになったとのこと。
実家には泊まるなって言う母の言葉を他所にその夜、実家に泊まることにしたエマは、父の部屋で古いラジオを見つけた。すると突然ラジオから音楽が流れ出しその音に反応して彼女は何かの気配を感じたり身の回りで不思議なことが起き初めて・・・
 
実際に幽霊が出てきますがそれがいつの時代の人たちだったか
そんな幽霊に憑依された恋人のセバによって彼女は襲われる羽目に
ラジオの音が幽霊を呼び起こしてしまうというお話
たった一晩のお話ですがホラー映画としては実にゆるい
血もなんも出ないしちっともそう幽霊も怖くもなんともない
笑っていいのか怖がるべきなのか本当に中途半端な決着の付け方でもあるのですが
 
ホラー映画の定番としてこの事件がオチついた後に今度は音ではなくてなんと肖像画の肖像が幽霊として・・・
ってドーユーこと???
 
2023年製作、イタリア映画
アレッサンドロ・アントナチ、ダニエル・ラスカー、ステファノ・マンダラ脚本・撮影・編集・製作・監督作品
出演:ペネロペ・サンギオルジ、ロッコ・マラッツィタ、ルチア・カポラーソ、ダニエル・デ・マルティーノ
 
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SISU/シス 不死身の男

2024-06-08 05:05:25 | 洋画
いや面白かったな、こんな愉しい映画は久しぶりかも知れない
そんな気にさせてくれたのはなんとフィンランド映画
一人の老人と言ってもフィンランド戦争そうロシアがフィンランドに攻め込んだ来た時にたった一人でロシアを撃退したっていう伝説の男
この映画の時代設定である第二次世界大戦末期では老人ということで今や兵士でもなく
戦争っていうかナチスのフィンランド蹂躙にも背を向けて、たった一人でフィンランドの荒凉たる原野にて1人ツルハシ一本持って金探しに奔走してたら
なんと金脈を当ててしまい、その金を現金に換金するためにヘルシンキに馬を走らせていたら
 
ここいらのシーンはなんかもうふた昔か三昔前のマカロニウエスタンを彷彿とさせる映像の連続で
劇伴もどこかマカロニっぽく聴こえるから不思議
っていうかそんな時にナチスのフィンランド撤退の戦車部隊とすれ違う
最初は互いに無関係であったものが老人の馬が地雷を踏んだ関係で吹っ飛び老人が金塊を持ってることを知った戦車部隊の将校が知り
なんと負け戦であることを承知してるナチスは行きがけじゃない帰りがけの駄賃として老人の金塊を奪取しようと全力を挙げて老人を攻めるわけですが
何故か一斉射撃を受けても死なない老人
確かに被弾はしてるんですよ一応死体のドイツ兵を盾に使ったり金属板を使ったりしてるけど被弾してるわけで
 
その被弾した弾を自分で抜いてガソリンで体焼いて血止め
ってランボーでさえ1発でしたよね被弾は、この老人はなんと数発ですからねぇ
それでもナチスは金塊欲しさにせめてくるわけでその攻防戦をメインになんと7章に分けて91分の尺に収めた実に濃ゆい作品でして
まさに後半は飛んでるヒコーキでアクションしたり川の中でナイフで戦ったりと陸に水に空にとMIのイーサンも顔負けな老人の孤独な戦いを
時には脳天をナイフで貫いたり地雷で足が吹っ飛んできたりとグロっぽく
そして水中の戦いは水中から血のりがどかって浮いてくるっていう静の映像だけで見せたりと
いろんな映画の美味しいとこどりしてみたりっていうような作りでこっちを目先を変えて楽しませてくれるサービス精神旺盛な映画ですけど
 
まぁエクスプロイテーション的にあのお姉ちゃんたちがいたようですが
いなくても成立していた作品でしたし
この老人一言も言葉を発しないんですよ全編通して
ただし最後の最後に換金場所でちゃんと喋れることを証明してくれていましたねぇ粋な台詞で・・・
 
いや本当にひさしぶりに血沸き肉おどる映画を見たって感じでした。
 
2022年製作、フィンランド映画
ヤルマリ・ヘランダー脚本・監督作品
出演:ヨルマ・トンミラ、アクセル・ヘニー、ジャック・ドゥーラン、ミモサ・ヴィッラモ、オンニ・トンミラ
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哀れなるものたち

2024-06-04 05:05:20 | 洋画
この作品はFOX映画の子会社サーチライトピィクチャーズ作品ということで
日本ではディズニー・ジャパンが配給権から何からを掌握してる関係で、二次使用のDVD化とデジタル配信権をも所有しており
ディズニー社のいつものレンタル禁止と配信配信ディズニープラスのみという徹底ぶりですから
配信をしない私にとってはセルを文字通り購入してみるしかないわけで
こう言った方法をだんだん取ってくからレンタル店が時代と共に廃業に追い込まれていく一つの要因でもあったりして
 
まぁ愚痴はこのくらいにしておいて
映画に関して書いていかねばなりませんが必要以上にエマ・ストーンの濡れ場って言ってもそんな激しいものではありませんが男性性器にもエマ・ストーンの陰毛にもボカシのかからないR -18指定の作品でありますし
セックス描写に関してはお話の展開上どうしても必要不可欠ということでしょうかねえ、それにしてもこれまた先に物語の展開上必要不可欠って書いたこともあり
エマ・ストーンのハダカのシーンが多いのも事実だけどちっともエロではありません
 
そうなんですお腹に子供を宿した臨月間近の一人の女性がテムズ川に身をなげて死ぬ
その死体を引き上げてなんとお腹の子供を取り出してその脳を死んだ母親に移植させたのはウィレム・デフォー演じる医学者ゴッドウィン
そうなんです体が大人で脳が子供の女性が出来上がりその彼女がゴッドの家で脳が成長していく様を見守っていたまでは良かったものの
脳の成長によってなんと自慰を覚え性の快楽を知ったことから
ゴッドは一番弟子と結婚させることを思いつき、なんと色々守りごとを書いた誓約書を弁護士に書かせたら
その弁護士が女に興味を持って忍んできて外界を知らしめることとセックス快楽を教えたことから
二人して世界旅行に出かけていくことに・・・
 
体は大人脳はまだ子供っていう女子がどうなんだろうこの物語の時代感覚っていうか世界観が馬車だし空には車が行き交っているという近世と近未来のごちゃ混ぜな社会の中で
この女性が学んで行ったのはセックスだけではなく自由社会といった資本社会の貧富の差であったり男女差別であったり貧富の差であったりと実践していく中で一人の女として成長していく物語だったのね
 
時によっては娼婦となって男たちと
と言った描写があるためにどうしてもエマ・ストーンのハダカのシーンが多くなるっていうのは必要不可欠ですけど
ある意味あってもなくてもどうでもいいって言う感じでして
 
単に我々が日常を営んでるこの世界の歪みをもう一度見直して見ようじゃないかって言う映画だった

切り口の違う記事はコチラ
 
2023年製作、イギリス映画
ヨルゴス・ランティモス監督作品、エマ・ストーン製作・出演
出演:マーク・ラファエロ、ウィレム・デフォー、ラミー・ユセフ、クリストファー・アボット、ジェロット・カーマイケル
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アクアマン/失われた王国

2024-05-28 05:05:23 | 洋画
DCコミックのヒーローオールスター総出演のDCユニヴァースの中でも
「ジャスティス・リーグ」のヒーローメンバーの一人でもあるアクアマンの単独作品第二弾
っていうかDCユニヴァースとか色々アクアマン見てるからこっちも驚いてるんだけど単独作品はなんと5年ぶりの第二作
それも一応前作「アクアマン」とお話としては続いているんですね
っていうかそうなんだよ地上で暮らすお父さんがドルフ・ラングレンだしお母ちゃんがニコール・キッドマンのお嫁さんがアンバー・ハードって言うそのまんまのキャスティングだったのが嬉しい
 
今回はなんとSDGsがテーマになっての環境破壊を阻止すると言う時代を反映した作品になってるのね
ちゃんと前作で敵対していた弟のでオームを味方につけて
水陸所狭しと環境破壊をするバッテリーの争奪戦でしたが
色々な海中戦闘機器やら乗り物の数々が切れまたコミック原作度入りなのかはわかりませんがそれなりに楽しめるものだったし
なんといっても辰のおとしごって英語だとsea horseですからそれに乗って海賊退治に現れるっていうのはある意味理にかなった表現でしたが
ゴキブリ食べるのだけはやめて欲しかったかな
なんと二度も出てくる
って今年オリンピックする国ではでんでん虫食べるようですが・・・
 
単純にアクションと水中での戦闘用タコの8ちゃん見たいな機器とか結構楽しめるしアイディア満載の作品だったし
今作は二時間以内に尺も納めていたしで十二分に楽しめました
ってかDCのヒーローをかなり深刻なキャラに設定して映画化させてる中でこういった明るいキャラはやっぱいいよねコミックヒーローらしくて
 
2023年製作、アメリカ映画
ジェームズ・ワン原案・製作・監督作品
出演:ジェイソン・モモア、パトリック・ウィルソン、アンバー・ハード、ニコール・キッドマン、ドルフ・ラングレン、ランドール・バーグマン
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