MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

サンクスギビング

2024-11-18 05:05:46 | 洋画
日本でいうところの勤労感謝の日
つまりThanksgiving Dayここんとこ日本でもマネが大好きですから
大手スーパーやチェーン展開してるショッピングマートではブラックフライディのバーゲンをしてる
今私が使ってるリュックもブラックフライディ価格で店頭販売価格からの4割引で一昨年購入したもの
 
そんなわけですからアメリカの消費者も感謝祭のディナーが済んだら日付の変わる子の刻前にショッピングマートに並ぶっていうか、静かに並んで待つのは日本人だけで
アメリカ人はいまにも扉壊しそうに塊になってたむろしておしあいへしあいして午前0時を待つけど
待つ間に人は集まり彼らのボルテージもどんどんあがってくる
そんな状況の中店長の所縁の人物たちが勝手に裏口から中に入って遊びまわってるのを見た群衆が扉を破ってなだれこんだおかげで入り口では阿鼻叫喚の地獄絵図
死人が続出
 
その一年後っていうお話が実は本題でして
 
ショッピングマートのさらに前段でこの映画の後半のハイライトとなるスラッシャー惨劇の元となるサンクスギビングのもてなし料理が披露されておりまして
その感謝祭料理に因んで件の事故ったショッピングマートに別入りしてた連中が
本編で料理に因んだ形で殺人鬼に料理される様をグロと残酷映像で楽しむだけの映画だと思って見てたら
 
犯人はだれだろう?殺される人物からこの惨劇はあのショッピングモールの被害者の近親者だっていうのはわかるけど
意外性もあることはあるんですがこんな凝った殺し方できる様な人物には見えなかったなぁ
 
まぁ原因があってその結果って言うきちんとした起承転結のプロットでかっちりとホラー映画のセオリーをも崩さずに作劇されてた作品で私みたいな切り株大好き人間にはたまらなく美味な映画ではありました
ってことでイーライ・ロスには感服させられた作品でした
 
2023年製作、アメリカ映画
イーライ・ロス製作・原案・脚本・監督作品
出演:パトリック・デンプシー、アディソン・レイ、マイロ・マンハイム、ジェイレン・トーマス・ブルックス、ネル・ヴェルラーク、リック・ホフマン、ジーナ・ガーション
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プッシーケーキ

2024-11-15 05:05:57 | 洋画
ヒューマントラストシネマ渋谷の恒例企画興業<未体験ゾーンの映画たち2024>で上映された一本
アルゼンチン産のホラー映画ですが
いや実にグロっていうわけではないもののなんかきちゃない
個人的な問題なんですが私自身なぜか牛乳が飲めない人でして、まぁ乳製品としてはチーズとかヨーグルトは発酵させれたりしてるから乳製品の栄養というか必要なものはそっちから
 
まぁバターは加工品から摂取しており通常トーストには食物油のマーガリン
って話が逸れた気がするんだけど
何せ物語のゾンビたちは対象にむかって無限に牛乳様のものを吐き続けます
そこさえしのげればなんとか最後まで見られた作品でした。
 
タイトルの”プッシーケーキ“とはガールズパンクバンドの名前だったのね
オープニング一人の少年が科学者の父親が時空をいじって異次元に行ってしまったことで
父親を取り戻そうと父親の研究をみよう見真似で時空をこじ開けたらゾンビ化した父ちゃんが異次元から帰還して
その街だけ異世界になってしまうと言う
多分この解釈でいいんだと思うんですが
そんな異世界に飲み込まれた街でライブするためにやってきたオチ目のパンクロックのプッシーケーキのメンバーたち
 
街には誰もおらずライブ会場もしまったママ
一人は空いてないからビーチに遊びに行ったら・・・
なんと首だけ出て埋まったままの死体を数体見つけヤバって思ったら変なやつに顔に向かってミルクみたいなやつをかけられてっていうかもうある意味噴射でしかない
他の4人は町の人を探すものの誰もおらず
マネージャーがプロモーターを見つけるも彼もミルク吐き人間でした。
 
ってことでプッシーケーキのメンバーとミルク吐きゾンビとの生死をかけた戦いってもほぼ逃げるだけですが
それじゃダメじゃんと武器をとってそれぞれがミルク吐きゾンビと戦い
ゾンビ映画のセオリー通り一人死に二人死にって命を落としていく中で
なんか味方っぽい怪人物がいてたりするんだけど、それも敵とみなして生き残ろうと仲間の命を見捨てたり
仲間だった奴に襲われたりって言うだけのお話でして
 
まぁ血みどろになって見たりミルク吐きかけられたり臓物抉り取られたりとまぁどんだけ汚いんやって言う映画だったかな
エンドクレジットの中でプッシーケーキのメンバーたちの紹介映像が流れますから映画は最後まで観ましょうね。
 
2022年製作、アルゼンチン映画
パブロ・パレス監督作品
出演:マカレナ・スアイス、アルダナ・ルベルト、ソフィア・ロッシ、アナヒ・ポリティ、フロール・モレノ
 
 
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トランスフュージョン

2024-11-12 05:05:49 | 洋画
まぁ私のレンタル基準はまずはジャケットかそして出演俳優ってのが相場でして
これは狙撃ライフル構えてるサム・ワーシントン
これは相当なアクションものだろうってそそくさとセットレンタルの員数に入れてきましたが
やっぱ開けてビックリ玉手箱の口でしたねぇ
これでよく公開したよね
 
アクションというよりかは妻を交通事故でなくした元特殊部隊の軍人が残された一人息子を育てるために軍を辞めて堅気の仕事につくものの
子育てと慣れない堅気仕事で仕事をして転々としてたり
親子の仲がお互いにしっくりしないっていうのを描いてるだけの
父子がその肉親愛を母というか妻の死によって喪失した数年間を
そう子供は思春期であるために余計何かと問題を起こすし
 
父親は父親で昔の軍隊仲間から悪事に誘われるしとまぁアクションとは程遠い人間関係を延々と描写されると見ててオチそうになる前半部分
っていうか一回完全に2、30分オチてた
慌ててチャプターで戻って今度はオチずに最後まで見ましたが
 
後半の最後にちょっとアクションがありましてお茶を濁された感は否めませんが
親子の愛を取り戻すきっかけは息子があれほど怖がっていた狙撃ライフルで父親を助けたことで親子の関係は修復され、子供は成長を果たしたってことだったんでしょうね
時制がまぁとんでもなく入り組んでたり
父親が死んだ妻を見て会話したりとちょっと油断してるとワケワカメ的に作ってるものですし
肝心の主人公が悪に加担してライフル狙撃するけど夜のシーンと野外ってことでちょっと見づらい部分もあったりするのも難点でしたが・・・
まぁ親子の愛のお話だったのね
途中で気づいたオーストラリア映画だとっていうのは右ハンドルの車だったってことで
 
2023年製作、オーストラリア映画
マット・ネイブル脚本・監督作品
出演:サム・ワーシントン、マット・ネイブル、フィービー・トンキン、スージー・ポーター、ジェレミー・リンジー・テイラー
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フォールガイ

2024-11-10 05:05:37 | 洋画
ライアン・ゴスリングがスタントマンを演じて、映画制作の裏側を描いた
いわゆるアクション映画っていうかある意味冒険活劇映画
まぁハリウッドスターがスタントマンと言う役で主演俳優の”Fall Guy“つまり“身代わり”のスタントを見せるって言うことで命がけのアクションを見せるわけですけど
そこは本職の身代わりが演じてる部分もあったりと言うネジレ映画でもあるわけで
そう言うことを置いておいても一種の冒険活劇とロマンスを融合させてハリウッドお得意の映画でもあったんですね
 
大物俳優の顔が違って写ってるからリテイクってことで文字通り“Fall“シーンに再挑戦したらそのまんま落下してリタイアして行方不明ってもう地方のレストランの駐車係で糊口を凌いでいたコルトにプロデューサーから電話がかかってきて一年ぶりに現場復帰作となる映画の監督はなんと昔付き合っていたカメラ助手ジョディの監督処女作品だった
そこでかつてのロマンスが復帰して見せる監督と無名のスタントマンとの現場でのやりとりが実は恋のやり取りへの会話であったりとこれまたネジレてる様を見せてくれていたりしてたり
 
コルトがアクションコーディネーターとスタント談義するけど
それが現実の作品のアクションシーンとかぶっていたりと映画愛に溢れた作品にしてるのもこの映画を見る楽しみの一つでもあるんですが
コルトが身代わりとなってる大物ハリウッドスターが行方不明になってて彼をさがすために色々なアクションシーンが目白押しの映画となって後半はそんなアクションのつるべ打ちで楽しめるようになっておりますが
劇中顔をCGで入れ替えるっていうようなセリフもあったりで
それを真実としては受け止めるとどこまでライアン・ゴスリングが演じてるのかって言うのが・・・
 
まぁ監督自身がスタントマン出身のデビッド・リーチですから見せることに主体を置いたアクション映画として無心でコチラは二時間楽しめばいいだけの作品ってことですが
そう言う意味では面白かったし、映画の裏側ですから映画の小道具がそのまま使われたり
ワンコも活躍してて色を添えていましたし
色を添える俳優さんも・・・
 
2024年製作、アメリカ映画
デビッド・リーチ
出演:ライアン・ゴズリング、エミリー・ブラント、アーロン・テイラー=ジョンソン、ウィンストン・デュークダン、ハンナ・ワディンガム、テリーサ・パーマー、ステファニー・スー
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ヨーロッパ新世紀

2024-11-09 05:05:46 | 洋画
最初って言っても映画会社のロゴが出てくる前、配給元が敢えて付け足した映像にはこんな注意書きが
っても一部だけ抜粋
ルーマニア語には白、ハンガリー語には黄色、その他の言語(ドイツ語他他国言語)にはピンク
と字幕スーパーが色分けされてるとのこと
まぁ物語があのヴァンパイアで有名なルーマニアのトランシルバニア地方の小さな寒村が舞台になっているので
彼ら村民が話す言葉は地理的な土地柄のせいでルーマニア語とハンガリー語のある意味チャンポンな地域なんですね
 
そんな小さな寒村からドイツの生肉工場に出稼ぎに行っていたマティアス。工場で問題を起こしヒッチハイクで村に帰ってきたものの、出稼ぎが長かったせいで妻との関係は冷えきっており、息子が通学時森で見た事件をきっかけに口がきけなくなったことや病気で衰弱した父との関係も上手くいかない中、元恋人シーラに心の安らぎを求めるマティアスだったが、シーラが責任者を務める地元のパン工場がEUの補助金目当てでアジアからの外国人移民労働者を雇ったことをきっかけに、よそ者を異端視する村人との間に不穏な空気が流れはじめる・・・
 
いや映画は二時間7分なんだけど三時間位の長さに感じてしまった
しかし色別の字幕はいいアイデァでしたよ、見やすいしわかりやすい
他の映画も見習うといいかも
って言うのももともとこの村自体が地形的にルーマニアとはハンガリーの両国民が混血してるコミュニティですからね
それで平和を保ってきていたものがヨーロッパの寒村に外国人移民労働者を入れたものだから
まずは国民性の違い、宗教の違い、原語の違いでコミュニケーションが取れない
 
そうなんです映画は実はヨーロッパ全体が今抱えてる移民問題と経済の問題の縮図として描いていたようで
村民はアジア人の排斥にかかるわけで、村自体が排他的になっていく
そう格差の問題と移民によって村の経済的な問題とかが浮き彫りにされていくわけで
それが邦題の「ヨーロッパ新世紀」と言う寓意に隠されていたりしてたんですね
ルーマニア語はわかりませんが原題の「MRN」とは”MRI“のことで
どうやらマティアスの父親が受けたあの医療器具のMRIのことで
父親の脳にできた腫瘍のことで
 
いわゆる村にまぁ現実の世界観でいうところのヨーロッパが受け入れてきた移民難民が主人公の父の頭に中の腫瘍のようにこの寒村(ヨーロッパ)を蝕んでいくって言う寓意に他ならないわけで
映画もそんなこんなでクライマックスのワンカットになだれ込んでいくわけなんですね
すごいむづかしい映画を見てしまったけど色分け字幕はナイスアイディアでした。
 
2022年製作、ルーマニア・フランス・ベルギー合作映画
クリスティアン・ムンジウ製作・脚本・監督作品
出演:マリン・グリゴーレ、ユディット・スターテ、マクリーナ・バルラデアヌ、オルソレヤ・モルドバン
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テリファーZERO

2024-11-07 05:05:28 | 洋画
ちょうど一年くらい前ですかねぇアート・オブ・クラウンが惨殺続けるホラー映画「テリファー」と「テリファー 終わらない惨劇」とセルですからBlu-ray版を見ており、第三弾が劇場公開されたとかされないとか
そのことで“テリファー”人気に便乗して「テリファー」の原型を作ったと言われてる幻の作品である「All Hallows' Eve」と言うダミアン・レオーネが監督したいろんなデーモンが殺しをするっても3、四件ですけども・・・
 
その作品の中で一際目立ってその存在感をアピールしていたピエロを主人公にして「テリファー」シリーズが生まれたんだそうで
ってことでこのシリーズBlu-rayで持ってるからセル買おうと思って先月30日にDVD屋さんに行ってもリリースされてない
聞いたら発売が分からないと言う事でGEOさんでレンタルしてきたら
なんとプルークのリリース作品だったのね
 
プルーク作品だと半年後にセルリリースされるかされないかって言う塩梅ですから
先にレンタルしておいて良かったけど
この作品先に記述したように「テリファー」の原型ですから「テリファー」よりも三年前の2013年製作の映画だったのね
通りで映画の中で使われてるのがVHSのビデオだったわけですか
 
あるハロウィンの夜、ベビーシッターのサラはティアとティミーの2人の姉弟のお守りをしてたら
集めた菓子袋の中からVHSテープが出てきて
何せ10歳の少年ですから中身に興味持って映像を見るとなんといろんなデーモンが人を惨殺しまくるオムニバスホラー映画だったんですが
もう就寝の時間だって途中できって子供たちを寝かしてサラはよせばいいのに続きを見出したら・・・
 
夢か現か幻か今VHSで殺しをしてたクラウンがまさかTV画面から飛び出して・・・
気づけば二階から子供たちの悲鳴が
慌てて階段を登ろうとすると階段の途中に血塗れのクラウンが一瞬怯み目を瞑り開けるとそこには誰もいない
子供部屋を開けるとそこには・・・
 
まぁそれなりに殺しがグロいんですがテリファーのクラウンはこの時点ではある意味デーモンの1人だったんですね
ほんま日本のあのホラーをまねたのかまさかのクラウンがTVから出てきてフィクションか現実かっていう境界を曖昧にしてるものの
一応合格点のホラー作品でした。
 
なおこの作品全米では「テリファー 終わらない惨劇」の公開に合わせて劇場公開されたようですが
日本では第三弾の「テリファー 聖夜の悪夢」の劇場公開に合わせて『テリファー』3作品おさらい上映として11月8日よりTOHOシネマズ新宿&梅田にて上映されるんですね
 
2013年製作、アメリカ映画
デイミアン・レオーネ脚本・監督作品
出演:ケイティ・マグワイア、キャサリン・A・キャラハン、マイク・ジャンネッリ、コール・マシューソン、シドニー・フライホアー
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フューリー 戦場の女神

2024-11-05 05:05:25 | 洋画
これはオルガ・キュリレンコでレンタルしてきたんだけど
新宿のシネマカリテの企画興行<カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2024>で新作として「ブーディカ 美しき英雄」と言うタイトルで上映された一本だったのね
そして二次仕様のDVDリリースに関して「フューリー 戦場の女神」とは改題されてリリースされたのね
 
まぁ帝政ローマ軍と戦うイケニ族の女王ブーディカのお話
紀元一世紀ローマ帝王ネロに蹂躙されイケニ族の国王が殺され、子どもたちも殺される中1人生き残ったオルガ・キュリレンコは同じ目にあった同士たちに
戦いの女神ブーディカと崇められて彼らと共に復讐心を燃やして立ち上がった彼女は、ケルト戦士を率いてローマ軍に決死の攻撃を仕かけ、ローマ帝国の植民地を次々と攻略していくと言ったお話ですが
 
このジャケットは実に綺麗に盛られておりますが
劇中のキュリレンコは薄汚い女王とは呼べないような衣装と戦士とはこれまた呼べない山賊見たいな連中と
そうなんです配給会社のアメイジングD.C.の作品梗概ではローマ帝国の植民地を次々と奪還していくとあるんですが・・・
ローマ軍はいつもの戦闘服に身を包み赤いマントひらひらさせて進軍してくるものの劇中の台詞でも街って言うんですが、これが全て森の中で周りは木だらけ
 
戦いも森の地の利をいかしての側面攻撃でして
これ見て思ったのは
日本の低予算で作られてるネオ時代劇のOVを思い出してしまいました
低予算でセットは借りられず、ほとんど現代の街並み写す訳に行かないから山ん中で撮影して濁してるっていう多くの作品群をね
そうこの英国の作品もまさにローマ帝国のセットも作れず、アリタリアのオープンセット借りずにいるから王宮って言っても森の中のテントだし
青天井で寝起きしてるんではねぇ
 
ただその分日本の低予算作品と違うのがブーディガとローマ軍との戦い
そう戦闘アクションだけは戦う場所は森の中限定ではあるんですがそれなりの戦闘というか剣戟アクションを魅せてくれてて
セットとか組めない分またイタリアでローマ帝国のセットが使えない分きちんとアクションに長けた俳優さんをたくさん使い回ししてこっちに予算使うと言う合理主義での
きちんとしたアクション作品となってる点は買いでしたかね
 
ブーディカはいくつかの植民地を解放しただけでローマ軍に倒されてしまうのね
神がかって死んだ娘たちは彼女にだけは見えていたようですね
 
2023年製作、イギリス映画
ジェシー・V・ジョンソン脚本・監督作品
出演:オルガ・キュリレンコ、クライヴ・スタンデン、ペーテル・フランツェーン、ルーシー・マーティン
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Firebird ファイアバード

2024-11-04 05:05:43 | 洋画
GEOさんの店頭のDVDジャケットはこのような絵面ではなくて
男女三人の軍服の兵隊さんの絵だったから、戦争の悲恋ものかって思いつつ何も読まずにセットレンタルの員数に入れてきたし、円盤の絵も同様の軍服三人衆でしたから
まぁ開けてびっくり玉手箱でしたねぇ
そう見出し画像が表してるようにゲイの映画だった
ってことで一応DVDの自主規制でR -15にしてるだけなんですね、映倫さんではR -18指定でしたが
 
ちょっと横道にそれますが、最近なんでこれがR -15って首をかしげたくなる作品がままあるんですが、映倫さんが指定してるんではなくDVD販売会社が自主的規制機関を作り規制をかけてるんですね
劇場にかかる作品は全て映倫さんの審査が必要になりますが、それでないと劇場公開できない法的根拠に基づいてるためですが
表AVなんぞはもちろん劇場公開されませんから自主規制としてはビデ倫とかその他の類似私的機関を設けて自主規制してるわけでして
って言うことでこの作品はR -18で劇場公開された作品ですから、もちろん映倫さんとは違う指定を出したってことでしょうね
 
英語のダイアローグでなんとロシアのお話かって思ったら冷戦時代にソ連に統治されてたエストニアだ実際にあったある男女の数年間のお話
当事者の無名俳優が描いた自伝を映画化した作品だそうで
ソ連時代ソ連に属する国々はソ連の法律に基づいて国が運営されており
1977年のエストニアはNATOとソ連との緩衝国家であったようで空軍がその役割を果たしていたようで
 
エストニア空軍に配属されてた二等兵セルゲイは退役を間近に控えており、女将校のルイーザと恋に発展しそうな友情関係を保っていた
そんなとこにローマンと言う空軍大尉がパイロットとして赴任してきて
一目彼を見た途端に心ときめかしたのはセルゲイとルイーザだったが
いち早く相思相愛の恋に落ちたのはセルゲイとローマンだった
そうなんです今ではLGBTqとして市民権を得てる性的マイノリティの関係に陥ったセルゲイとローマンでしたが
この当時同性愛は犯罪でして、二人の関係は秘密の秘なんですが司令官何二人の関係を怪しむものの実態が掴めぬまま
セルゲイは除隊を迎え、モスクワで演技の勉強に励んでいた78年
 
ローマンとルイーザとの結婚の知らせが来て結婚式に出るセルゲイは
ローマンを詰るのですが・・・
一年も会わずに愛し続けていたセルゲイだったんですね、ゲイとはいえ一年も会わずに愛していたとは驚き桃の木山椒の木でありんすが
ローマンはルイーザとの間に子を儲けているんでLGBTqのBだったようですが
さらに4年後ローマンはなんと妻と離れて訓練と称してセルゲイと暮らすことに
 
セルゲイは一途にローマンとの愛を会えずとも5年もの間一人育んできてたから
ここで与えられた二人の世界にのめり込んでいくものの
ついにローマンの妻ルイーズの知るところとなり
セルゲイはアフガン戦線に派遣され戦死する
 
法的に同性愛は禁止されてる上にルイーザにとっては不倫されたも同然ですし
そんな時代に己の生命を賭けて一途に同性を愛した人がいたって言うことを
社会がLGBTを認めた今の時代に問いかけてきた作品だったのね
 
いやレンタル用のジャケットに騙されて重たい映画をみてしまいましたがな
どうせ同性愛の映画を見るならGよりLの作品の方がわたしにはふさわしいんだよね濡れ場は眼福になるし・・・
 
2021年製作、イギリス・エストニア合作映画
セルゲイ・フェティソフ原作・共同脚本、トム・プライヤー共同脚本・出演、ペーテル・レバネ共同脚本・監督作品
出演:オレグ・ザゴロドニー、ダイアナ・ポザルスカヤ
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RHEINGOLD ラインゴールド

2024-10-29 05:05:51 | 洋画
よく知らないんですが、今月のレンタルの消化分としてさらにセットレンタルの員数としてレンタルしてきた作品でして
さらになんと尺が140分もあるという
ドイツで著名なスターであり音楽プロデューサーでもあるカターと言うラッパーの半生を自伝を基に作られた作品

いや実に数奇な運命を辿ってきた人物でオープニングから、“自分の人生の最初の記憶は刑務所”って言うモノローグと共に
なんと収容所に入れられてそこの所長に”金はどこにある“って拷問を受け
さらに両親に出会いと結婚までの過程さらに彼が生まれて両親は民族紛争で刑務所に入れられてって言う
簡単な紹介と言った映画的なつかみも鮮やかでしたし

彼が刑務所で過ごしていく中で彼のこれまでの成長過程といわゆるストリートギャング的な犯罪人生と
刑務所の中での音楽家として秘密裏に成功していく様をみごとな演出力で描いていくと言う
誠に見てて楽しい作品でした。

机に手書きでドレミのワン音階分だけの鍵盤を描いてそれをトントンと叩く音がいつの間にか鍵盤の音階に変わっていくとか
金塊強盗するとかまさかの犯罪映画でもあったりで
いろんな娯楽的な要素も取り入れてきて映画としても退屈させないように作ってあるわけですが

音楽で成功して、現代(いま)の大金持ちになった彼の姿を見て描くのですが、このネット社会
人の秘密はどこからか暴露され、可愛い我が子にも学校で過去のギャングであった自分の姿を友人たちからYouTubeでは見せられて
過去を隠さず娘に話すシーンで映画は終わるんですが
娘に“金はどこにあるの?”って聞かれても結局こっちには知らせんと言う・・・
この徹底ぶりも見事でしたねぇ

2022年製作、ドイツ・オランダ・モロッコ・メキシコ合作映画
ファティ・アキン脚本・監督作品
出演:エミリオ・ザクラヤ、カルド・ラザーディ、モナ・ピルザダ、デニス・モシット
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ザ・ウォッチャーズ

2024-10-28 05:05:40 | 洋画
一つ疑問あのバス代誰がどうやって払ったんですかねぇ
そんな疑問もっちゃいかんことは重々承知しとりますが、気になって気になって・・・
 
父親のM・ナイト・シャマランがプロデュースし、その娘イシャナ・ナイト・シャマランが、初監督作品としてメガホンを撮ったサスペンス・ホラー。
オープニング不穏な森から必死で逃れようとする一人の男とその男を得体の知れない何かが追い詰めるんですが、その時の男が森を抜けてボートのところで出てきたんですよね
いや実に画面が暗くて、そうなんですよ舞台は森の中だし、クリーチャーが出てくるのは夜だけだしで全体が暗いんでよく見えないようになってる
っていうかあの鳥籠もよくできてて
特殊硬化ガラスですから暗い外にいる連中には明るい中がよく見えて
鳥籠の中では外が暗いから内側からはガラスが鏡になってて
ほんとよくできた構図ですよね、っていうかオリジナル脚本ではなく原作ありきで作られた映画だったんですね

ヒロインのミナは、母の死のトラウマから15年も抜け出せないでいた。ある日ミナは、勤め先のペットショップから動物園へ一羽の鳥を届けに行く途中、森の中で車が故障してしまう。助けを求めて森を彷徨っていると、車が消えてしまい、何かが追ってくる気配を感じる。そんな時突然、ガラスに囲まれた鳥籠と呼ばれている小屋が眼前に現れその中にミナは避難した
そこには、老婆のマデリンと若い女性シアラと10代のダニエルが居た。彼らは、毎夜訪れる何者かに監視され、怯えながら何か月も鳥籠の中で暮らしていた。そして、そこには鳥籠から夜出ると何かに殺されてしまうルールがあった。何とか脱出を図ろうとするミナだったが、なんかの拍子に密閉された地下室を見つけ
 
地下の研究室でその鳥籠を作った人物や作られた目的、経緯が明らかになる中で外にいて彼女らを注視していた得体の知れない何かの正体もわかり・・・
なんと得体の知れたクリーチャーが出てこれない昼に鳥籠からの脱出を試みて脱出に成功する
普通ならここで映画は終わるんですがねぇ・・・
なんとクリーチャーたちの正体と目的がわかった今ミナはクリチャーの中で進化したデイウォーカーとの戦いに臨むのであった
 
なんかホラーとしては怖くもないし、ある意味クライマックスを迎えるまではなんとなくな会話劇であったりで
実は恥ずかしながらも2、3回オチてなんとなく見知った映像までチャプター使って巻き戻し巻き戻しで約三時間くらいかけて見終わったのかな
でもまぁ原作ありきですから物語的にはラストのオチもふくめて面白かった
なんて寝てた割にはよく言うよね
 
2024年製作、アメリカ映画
M・ナイト・シャマラン製作、イシャナ・ナイト・シャマラン脚本・監督作品
出演:ダコタ・ファニング、ジョージナ・キャンベル、オルウェン・フエレ、アリスター・ブラマーオリヴァー・フィネガン
 
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