MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

少女たち

2017-07-31 18:41:24 | アジア映画
輸入DVD屋さんの店頭で一応新作のコーナーにおいてありました
どうやら香港映画のようですが、立派にアメリカ盤にBlu-rayとDVDのコンボパックです
って言うのもDVDはNTSC方式でリージョンコードは1です
Blu-rayのリージョンもAと言うことでしたので

中国語音声のままですので英語字幕を表示しての鑑賞です
見終わって調べたら、2011年の映画でしたが、劇中使われるPC画面の日付等は2010年ですねぇ
一応登場人物の少女たちの年齢はハイティーンと言う設定ですが
内容が内容だけにファックシーンとか多いのでみんな18歳以上の女優さんたちが
14歳とか16歳と言う設定になってますが
いくら中国人といっても見てくれは設定年齢に見えないのが・・・

っても多分今の香港ではローティーンたちの援助交際という名目での売春行為はたえんのでしょうね
ってことで日本未公開DVDスルーの香港映画で原題は「GIRL$」
GUCCI グッチ
ICY アイシー
RONNIE ロニー
LYNN リン
の4人のティーンエージャーのハンドルネームの頭文字に複数を表す”S”がお金を表す”$”にして映画タイトル「GIRL$」ってるという
ある意味ナイスセンスなタイトルですが

シノップスはかなりなシリアスさで原題ガールズの自由奔放なお金とセックス
更にそんな世界にお金と一緒について回るクスリ
そして時代を反映しての
SNSにて売春仲介とか売春行為を盗み撮りしてSNSにアップしたりと

そして行き着く先はリベンジポルノにAIDS
表面上4人は仲間としてつるんでこれらセックスと金に奔放に生きてるようですが
その内実、彼女らの心は孤独感にさいなまれているからこそ
背徳感、罪悪感もない訳で

金持ち娘の孤独な暇潰しであり
ブランド品ほしさの行動であり
ゲームしかしないヒモ彼氏に欲しいものを貢いで彼を繋ぎ止めてるだけなんですよね

エロチックではないですが、それなりに過激なセックスシーンを挿入して
観客をひき止めてくれていますが
孤独な少女たちの心に焦点をあてた映画でしょうか
いつからかは記憶にないのですが・・・もう2010年ではスマホが浸透していたのですね

2011年製作、香港映画(日本未公開)
ケネス・ビー監督作品
出演:ミシェル・ワイ、ボニー・シン、ヴィーナス・ウォン、デレク・ツァン、エリック・ツェー
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レクイエム 外道の中の外道

2017-07-31 00:02:42 | 邦画
オールインのVシネマではありますし、いつものように2本撮りのようですが
見終わって調べると一応劇場公開はされてるようですが
1、2の二本を同時公開されたようですので、このブログのジャンルは一応邦画として扱っておきます。

山本淳一脚本・監督のドラマですので、ヤクザというか極道を主役にしておりますが
いつものオールインVシネとは明らかに毛色の違う映画に仕上がっております
内蔵グロありますし、タイトルの示す通り外道の中の外道な映画でしたし
いつものオールインに見られるように女優さんに恵まれない作品ではなく
なんと初代モー娘。の飯田圭織さんが出演されてますし、"1"からどことなく微妙な雰囲気を醸し出しており、単なる賑やかしな出演ではないような感じです
トレーラーを見ると”2”でどのみちその正体も明らかにされるようです

芸人としては己を十分に開放できずにいるものの
オールイン作品では特異な性格役者としてその存在感を十分に見せつけてくれてる三又又三
今作品でもオープニングからまさにド変態ぶりの演技で存在感を十分に発揮してくれます
って言うことで、のっけからもう山本淳一ワールド満開の映画でして
最後までついていくのに大変な映画でした

企業舎弟じゃないけれども表面上は一流企業の若社長のオールイン作品では初主演の加藤晴彦
彼が出演私鉄からでしょうか今作の舞台はなんと名古屋
彼の別れた妻に飯田圭織、彼女は愛知県警の刑事と再婚しておりますが加藤との間に子供をもうけており
その子が実父加藤を会社にガールフレンドと尋ねて来る
そのガールフレンド役にバクステ外神田一丁目の諸星あずなだったりするのも公開作としてのキャスティングなのかな

その義理の父親に本宮泰風さん、
加藤が組長から三又の殺害を命じられ、彼の弟は始末するものの彼を逃した影響で
加藤の息子がさらわれて、かつ加藤の配下の組員が何人か殺されて
更に加藤まで拉致され手に釘まで打ち込まれたり
息子まで惨殺されて、そのグロ写真が本宮に送られてきて

実の父と義理の父親が子の仇と狙うは三又又三
一応なんとか彼を仕留めた思うものの彼の死体が消えていて・・・to be continued

私の性格としては一度見たらリピートをしないのですが
なんかリピートしないとここまでブログを書いてはいますが今一全体を把握できてないようなもどかしさを感じているで
”2”がリリースされたときにこの作品を見直してから続編との一気見することにしよう

2017年製作、日本映画、スターコーポ21作品
山本淳一脚本・監督作品
出演:加藤晴彦、本宮泰風、三又又三、飯田圭織、赤塚真人、原田龍二、諸星あずな
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殺し屋ノエル 悲しみを纏ったスナイパー

2017-07-30 02:19:34 | OV
CSのチャンネルNECOでは横山美雪さんの「殺し屋マリア」から始まり
マリア、アンナと主人公の名前は変われどもこのシリーズか全作OAされてたようですが
全部を録画してる訳ではありませんが
来月も月一OAがあるようなので、なんとか拾ってみようkあなとは思ってますが・・・

ということで今日ライブで見ながら録画しました
中味の主人公は殺し屋として神父さんに育てられシスターとして表の顔で生活しており
神父様に来た殺しの以来を着実に実行していくと言う
筋立ては換わっていないと言い切ってしまっていいものか
ってのは私はノエルのまえにはついこないだAVを卒業された横山美雪さんの「殺し屋アンナ」しか見ていないから
横山さんの場合は神父さんに大分懐疑的になっていましたが

今回のノエルは、はっきりと神父さんを裏切ってしまう
それもターゲットとして近づいたやくざの親分井川を愛してしまったから
ノエルとはフランス語でクリスマスのことらしい
そんな訳からなのか、やくざの井川が喫煙愛用しているタバコはジタン

ジタンといえばドイツのゲルベゾルテと一緒に若い頃はいきがって私も愛用していたな
ゲルべは扁平に巻かれているところに惹かれたけど
ちょっと両ぎりには苦労して毎回刻んだ葉っぱを吐き出していたような

ジタンはアランドロンの映画を見てて、ジプシーの絵面とブルーの箱に惹かれたけど
中年になったらいつのまにかケントになっていたなぁ
ジタンの箱は懐かしかったけどやっぱり親分が吸ってて
それに憧れてって台詞でもいっていた
話が私の思出話になってしまいましたが
それも映画のもたらす副作用って
これはOVだったなぁ

毎回主演の女優さんが変わられるようです
今回は現役AV女優の桜井あゆさん、ちっパイの代表格の方です
彼女のOVは古川いおりさんの後釜作品「 嬢王ゲーム 女の下剋上決戦」と
「True love 」の2本のOVを見ていますが
表の稼業がシスターで裏の稼業が殺し屋と言う役ははじめてなので

表と裏との違いのメリハリがちょい描写されてなかったかなぁ
「嬢王」では見せなかった濃厚ラブシーンをしっかりと
と言うことで、今回はターゲットに惚れてしまい
協会も神父もしまつをつけて愛する男と共に権力に追われる立場に・・・
結局愛する男は殺されて、その敵を討った映像で物語は終わる

はじめての経験でビックリしたのだが
撮影に使う車両のナンバープレートに暈しをかけていたのですが
今はそこまでうるさくなっているのかな
暈しが気になって仕方なかった

ここまですると街頭ロケのシーンでは役者さん以外の人の顔に暈しがかかった映画を観なくちゃならないはめになってしまうような
テレビヴァラエティじゃないんだかね、テレビドラマじゃまだ人の顔には暈しがかかってはいないけども時間の問題かしら
肖像権の問題だといってねぇ

映画自体にテンポと言うかリズム感がないので77分の尺が眠かった
少しでも緊張感のあるシーンがあると眠くならなかったし映画にテンポも生まれたと思うのだが

2015年製作、日本OV、ネクスタシーEX製作
小淵アキラ監督作品 、月檸一閃脚本
出演:桜井あゆ、檜尾健太、岩尾隆明、滝川拳長谷川圭作、菅野達也
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ディスクローズ葬られた秘密

2017-07-29 22:30:32 | 洋画未公開
コレってどう見ても西部劇でしょ
どことなく時代的には現代に近いような雰囲気もあるんだけど
原題は「Wild Horses」だしロバート・デュヴァルがジャケットのど真ん中
テンガロンハット被ってるしとレンタルしてきましたが
なんと製作総指揮・監督・脚本・主演と言う一人4役
オンとし80歳を越えられても頑張っておられるようですね

ジェームズ・フランコとジョシュ・ハートネットが彼の息子役
ヒロイン?としてはちょっと薹が経っておられます女性テキサスレンジャーを演じてるのが
なんとデュバルとは40歳と言う親子ほど年齢の離れた現在の奥方ルシア・デュヴァル
それでも彼女自身40才を越えられてるとか
主人公デュヴァルとは敵対する間柄を演じられております

メキシコとの国境近いテキサスの田舎町メキシカンが不法に侵入してきたり
アメリカンとある意味居住しておりますが
場所がらテキサスですから、そこに昔から居住してる牧場主はかなりな保守的でもある
そんな典型的な西部人をデュヴァルが演じてます

十五年前に行方不明になったメキシコ少年ジミーの母親が、
テキサスレンジャーに息子の行方不明事件の再捜査を頼みにやって来る
担当になった女性レンジャーのサマンサは、
前任者から町の有力者ブリッジスが事件に関係しているのでは?と聞かされて
捜査を開始するものの

デュヴァル演じるブリッジスは、保守的でかなりな実力者
国境を挟んでの麻薬取引や、人身売買も独断で撃退するという、典型的な昔気質の
テキサス男ですからレンジャーそれも女性レンジャーを受け付けるわけもなく
保安官補に彼女の排斥を頼むと言うより命令するのだった

そう15年前彼は、少年が消えたのと時を同じくして、ゲイの息子を牧場から追い出していたって、そうなんです彼にとってマイノリティーは許されざる存在でしかなかったわけで
息子のゲイの相手が件のメキシコ少年だったわけで
その15年前の映像はプロローグとして映像化されており
コレが事件の真相であるならば彼がメキシコ少年を殺した犯人に思えるのだが

こんな映画の肝ネタを始まって早々にバラしちゃってますが
そこは監督デュヴァル、殺人事件にはしてませんが

その後も、事件のきっかけのゲイの息子があっさり帰郷して来たり
デュヴァルがメキシコ人のメイドとの間に作った娘を実子として財産分与の席で
息子たちにお披露目したりとか

レンジャーの捜査妨害する様子での銃撃&カーチェイス
保安官補が麻薬横流しの現場を襲撃する女性レンジャーの活躍とか
サイドストーリーのネタが映画の尺伸ばしなんでしょうか淡々と流されていくのですが
奥さん演じる女性レンジャーを魅力的に撮ると言うプライベートな感情で作ってるとしか思えない

だってメインプロットである筈のメキシコ少年の失踪の真相なんて屁の突っ張りにもなっていなかったようなで・・・
奥方をただただフューチャーしたく撮影しただけの映画になってたような
こけおどしの映画だったなぁ

2016年製作、アメリカ映画
ロバート・デュバル製作・脚本・出演・監督作品
出演:ジェームズ・フランコ、ジョシュ・ハートネット、ルシアナ・デュバル、アンジー・セペダ
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フライト・クルー

2017-07-29 10:06:16 | 洋画

2016年年ロシア製作のスカイパニックの超大作であり、
地震というディザスターパニックはもちろん航空機空中給油ならぬ乗客空中乗移りのハラハラドキドキのクライマックスのケレンにラストはなんと
見てるこっちの胸も熱くする映画です
ってことで遅ればせながら
<未体験ゾーンの映画たち2017>の真打ちがようやく半年経って登場したようで・・・

最初は、ロシアの空軍パイロットとして働くアレクセイが
任務として被災地への救援物資を運ぶ任務に
上官がやってきてある有力者への結婚式のプレゼントとして新車2台を運ぶ指令を受けますが
輸送機は重量オーバーで飛行を開始するものの

嵐に遭遇し、嵐を切り抜けるためには、機体を軽くする必要が生じたために上官から
救援物資を捨てろとと命令を受けますが
彼の捨てたものはプレゼントの車を棄てたために、軍を解雇されてしまう

こんなエピソードや、民間航空会社の就活でのフライトシミュレーションでも
彼の経験値を優先し教官から不評を買ったりと
エピソードを積み重ねて彼の正義感の強さと融通のきかなさと言った
主人公の人間としての信念をしっかりと我々にみせてくれてる他に

教官でもあり、かつ上官ともなる彼を試験採用した機長さんの息子とのコミュニケーションがとれない家庭環境を見せたり
アレクセイのプライベートから女性パイロットとの恋愛と、女性パイロットならでは男社会で生きてく苦労みたいなお話はすべて後半への伏線になってるようで
この伏線があってこそのラスト見終わって我々の胸に熱さが伝わってくると言った
実に丁寧な仕事してる映画でした

そしてある日、彼らが操縦する空いたチャーター機に、海上の火山島から地震と避難通報が入り、被災した人々の救助へと向かうのです
そこでは大噴火が起こり、空港では避難民たちがパニックに陥り、
火山の溶岩流が次々と滑走路を飲み込み、次々と航空機爆発炎上させでいく

そんな救出側も避難民も生死のかかった困難な状況で、
避難民のバスが途中で崩落に巻き込まれていると主人公は彼らを救出に向かいますが
迫り来る溶岩と彼らの救出のに刻々と迫る退避時間
上官パイロットは輸送機に避難民の乗せついに島から脱出を・・・

残された主人公と避難民は飛び去る輸送機を見るのみですが
残されていたのだ彼の乗ってきたチャーター機が・・・それに避難民を乗せて
彼は溶岩炎の燃え盛る滑走路から果たしてチャーター機を離陸させることができるのか

これで映画が終わるわけでなく一応飛び立った二機の飛行機ですが
前方に嵐が押し寄せ近くの飛行場に降りられなくなるは
輸送機の燃料がなくなるはで
思いもよらない見せ場はまだまだ用意されていたのですね

登場する主人公の行動によってその生き方というか人間としての価値が問われる映画でしたけども
ある意味すべてにおいてハッピーエンドでよかったね
って言う映画でエピソードプロットの一つ一つが旨く絡まっていたので
見終わって観客は拍手喝采、胸に熱いものが込みあがってくる寸法

なんと主人公の父親まで登場してくるとは思ってもみなかった

2016年製作、ロシア映画
ニコライ・レベデフ脚本・監督作品
出演:ウラジミール・マシコフ、ダニーラ・コズロフスキー、アグネ・グルディテ、カテリーナ・シュピツァ、セルゲイ・ケンポ
コメント (2)
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アシュラ

2017-07-29 00:08:12 | 韓国映画
「哭声/コクソン」「お嬢さん」そしてこの「アシュラ」と今月末は強烈かつディープな韓国映画三本が実になんて言うかDVD会社の枠を越えて実にいい企画ですよねぇ
今日はそのトリとなる「アシュラ」

かなり濃厚な2時間13分でした
私は連チャンで韓国映画を見ないようにしてまして、ただでさえ韓国映画の持ってる独特のエグみには連チャンで映画を観たら完全にノックアウトされるとわかってるからでして
それにしてもすごい映画だったなぁ、私自身この韓国映画3本リリース企画のトリにこの映画を持ってきたのは単なる偶然でしかないのだかある意味正解だったよう

一言で言うと、悪人だけが出て来て、善人が一人も出てこない映画
“善人”が一人でも出てきたならまだ救われるが、悪人ばかりがこれでもかと登場するし
普通悪人と言えば、所謂アウトロー・・・つまり司法の外側に位置する人と大抵は思いますが
この映画の悪人と言うか主要な登場人物は司法をつかさどる側の警察官に検事
そして行政の長である市長、
コレがすべて悪人と言うことでして
そこが韓国映画の持ってるえもいわれぬ力量なんでしょうねぇ

やっぱ司法と行政の長がすべて悪人と言うことからか、
映画の舞台はあらゆる汚職が蔓延した架空の都市アンナム市
末期ガンの妻の治療費が必要な刑事のハン・ドギョンは、
市長パク・ソンべが妻の兄であることから彼の経済的な支援を得ていて
彼の悪事の後始末を請負い、汚い金を手にしていたのだった

一方、汚職市長の不正を暴こうと躍起になっていた検事のキム・チャインと
検察捜査官ド・チャンハクは、ドギョンの弱みを利用して
市長の不正の証拠を手に入れろと脅迫するものの
ドギョンは市長の証拠をなかなかつかめないでいる・・・

こう書けば正義に燃える検察が悪徳警官をその職権から利用して市長の悪行を暴こうとする
犯罪映画に見えるが
市長の悪事を隠蔽する過程で裁判の証人を美人局で恐喝する手はずを整えたのもドギョンだったが
彼の上司である班長がおこぼれに預かろうとしたためにやむ無く上司を殺してしまったりと

検察は検察でドギョンのプライベートからこの殺人の顛末までどう録画したのか
彼を恫喝する資料を集めてそれをネタに彼に市長の犯罪の証拠を集めるよう恐喝かつ暴力も辞さない恫喝
こんだけ彼の犯罪のネタを集められるなら、彼を使わずして市長の犯罪の証拠くらい集められそうなのに

しかし、市長は市長でかなりなずる賢い権力の亡者でして
己の私利私欲のためなら己の兄まで自分の反対派に下手あげ、ありとあらゆる手段でもって権力に固執し続けて
その欲望の果てははかりしれないし、検察も司法もなんとも思ってないとこがすごい
ある意味感嘆に値する

ドギョンの後輩刑事は警察を辞めて市長を心酔する人物になってますし
惹句にある”仁義なきラスト40分”は刑事、検察官、市長とその取り巻きの犯罪者集団の三つ巴の殺し合い
血みどろというより血糊ドバーのスプラッターの文字通り圧巻の殺し合い
この40分だけでもお腹いっぱいに・・・
って言うのにそこまで収斂していく過程でも過激なバイオレンスと
検察官、市長と法を無視してのせめぎ合い
その狭間に揺れる刑事と人間の欲望のドラマがすごい

こんな映画とれる韓国が羨ましい
一応日本でもこんな毒のある映画をとれる北野武監督でもここまでの悪人映画は
今の日本じゃとれないよねぇ

2016年製作、韓国映画(日本公開作品)
キム・ソンス脚本・監督作品
出演:チョン・ウソン、ファン・ジョンミン、チュ・ジフン、クァク・ドウォン、チョン・マンシク、ユン・ジヘ、キム・ヘゴン、キム・ウォネ、オ・ヨンア
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頂点(てっぺん)

2017-07-28 15:08:06 | Vシネマ
波岡一喜主演のヤクザVシネマです
ゾク上がりで“ステゴロの竜”の異名を持ってる
神田組組長・神田剛造の実子にして、組の若頭補佐を務める竜一
岡崎二郎の大西組ともめている、どちらも大組織に属さず一本どっこでしのいできたヤクザ組織でして
その大西組と何かと揉め事を起こす竜一、今日も彼女?なのか小泉麻耶演じるスナックのママに絡んできた大西組のチンピラ3人をのしてしまう

大西組はけじめを求めて来るものも竜一がケンカした場所は神田組の島内だったので
彼に目を掛けてきた神田組の若頭の工藤は一人大西組に見舞いと称して乗り込む、
若頭の工藤にベテラン石橋保さん
なんだか精彩がないし、ちょっとやつれて見えたので
あれ?石橋さんちょっとヤバそうなって思ったのですが
ドラマが進むと竜一とゾク時代からつるんできてる遠藤要の二人に
彼は自身が末期ガンである事を告白し、自分の後の若頭に竜一を指名・・・
いやはや迫真の役作りだったようですが
一応彼がどっかで本当にガンの告知してないかネットで調べちゃいましたよ
石橋さんこんなにウマイ演技をされる方でしたっけ
CSで今「本気まじ」を継続して見続けてますけども・・・

ゾク時代に竜一と敵対関係だった反町という男(久保田秀敏)がふらりと現れ、
何と大西組組長の義理の息子みたいな関係と言う立場でもある彼が
なんと神田組の事務所にチャカのかちこみ
渡辺裕之大親分の仲介で両組織は手打ちの約束ごとを交わしたばかりなのに
彼の一発が神田組と大西組の間の手打ち破りの嵐を巻き起こす

久しぶりの辻裕之が監督だからか、全体には手堅いヤクザVシネマとして、
男の友情とか兄弟関係とかしっかりと描かれていまして
大西組親分に岡崎二郎、神田組の組長になんと片桐竜次と言った貫禄組に
さらに神田組の兄弟分に千葉真一と役者も揃えていますし

ドラマの中で、新カジノ候補地としてる場所が
以前は魚市場の移転候補地だった化学工場跡地とか、
魚市場は土壌汚染でダメだけど盛土すればカジノ候補地にはOKとか、
“旬”なネタがぶち込まれてる作品でした。

あと波岡一喜、遠藤要、久保田秀敏の3人がてっぺん目指して突き進んでいくところで終わってますので
オールインとしては2本で終わらせないでシリーズ化してくんじゃね

2017年製作、日本Vシネマ、頂点製作委員会
辻裕之監督作品
出演:波岡一喜、遠藤要、石橋保、片桐竜次、千葉真一、小泉麻耶、久保田秀敏、渡辺裕之
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ZOOー暴走地区ー シーズン2

2017-07-28 02:21:11 | 海外ドラマ
6月にDVDリリースされたものをようやっと見ることが・・・
先月リリースでようやく一週間レンタルになっていたんですね
全13話545分を二日に分けて一気見しましたが

シーズン2は前シーズンの終了場面からそのまま物語は続いていましたが
新シーズンというよりドラマの後半部といった感じで、ノア作戦の壊滅と
ワクチン製作の様子を描いており、先に言ってしまうと一応お話は終わりを迎えますが

アフリカのサファリガイド、フランスの諜報部員、若手の女子ジャーナリストに動物病理学者という5人の「ワクチンで動物を元に戻そう」とするチームは健在でして
そのまま活躍するんだろうと安心して見てると
チームのリーダー格のフランスの諜報部員クロエがなんと死んでしまいます
いやはやレギュラーそれもチームリーダーが早々と死んじゃうなんてびっくり

びっくりついでに言わせてもらうと、ドラマを面白くさせる要因として
死んでいた筈のジャクソンの父親が生きていて
それも敵対するノア作戦の大将に汲みしていたとは・・・

って言うか、暴走する動物への変化する薬品をその父親からジャクソンは注入されており
彼の母親も注入されていたために変身しちゃってジャクソンに射殺されるという悲劇

リーダーのクロエの死に関わったレンジャーのダリエラがチームに加わる
さらにカナダに取り残されたジェイミーはローガンって言う男性と一緒に生き延びるけども
足の指を失うものの強い女に成長していますよね
ローガンもチームに加わるけども、彼はノア作戦側に雇われた裏切り者
裏切りを知ったジェイミーに飛行機から落とされるもののしぶとく生きていて

このローガンって言うニックネームはあのウルバリンからとった名前だそうでして
そうだった、動物病理学者の元義母って言うのが飛行機の持ち主で
かつ彼の父親に寝とられた元恋人って言うのも設定としては面白かったけども

ワクチン作りに成功したもののこの成功に関わった孤島の科学者たちが曲者でして投下されたガスによって動物は死んでおらず、
実はこのガスは人間を不妊させるためのウィルスで地球を動物に帰す、という目的だったのです。
病理学者のミッチも命を落としてしまうのですねぇ

数年後、チームのエイブラハムとダリエラの間に生まれた子の卒業式に
ミッチの娘が現れ、父は生きており居場所を知っている、
父を助けてと伝えます

ということで動物の暴走は片付いてシーズン3ではまたチームが集合してミッチ救出作戦になるのかしら
一応本国ではシーズン3がOA開始されたようですので
シーズン3を私が観られるのは来年でしょうね、楽しみにしておこう
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フェアリー・オブ・キングダム

2017-07-27 20:35:33 | アジア映画
見始めたら、なんかどっかで見たことのあるプロットが
そうだったんですよ、ベトナムに昔から伝わる
ベトナムのシンデレラと言われる有名な昔話「タムとカム」を
娯楽大作へと大胆に改変したアクション・ファンタジー映画でした

継母に、義姉の"カム"に苛められて育った美しい娘"タム"が王子さまと偶然出会い恋に陥る
ある時、王子の結婚相手を探すパーティーに国中の女性が招待されるも、
タムは母娘からパーティへの参加を邪魔をされてしまう。
その時妖精が現れ、タムを助けて美しい衣装を用意してくれて遅れて
パーティーに参加しようと馬を走らせる彼女は片足の靴を落とすものの
そのままパーティに参加を
タムは王子はめんどくさく宮廷を出るものの途中で光る靴を発見し
その靴に合った女を妻にすると公言
王子はタムとめでたく結婚するものの

そうですよねぇちょっとお話に変化をつけてますがどっから見てもこれはシンデレラ
しかし、このお話にはその続きがあって
隣国との戦争が起きるのですが、魔物の大臣が国の王位を狙っており、
まずは王子を亡きものに・・・タムの継母と結託し
継母と義姉は結託しタムを殺してしまい
タムの意思だとカムを王子の世話がかりにしての
王子の暗殺を企むものの死んだタムがウグイスに変身したり大きな木になって
王子の命を助けるのだが

隣国との戦争では裏切り者の影響で王子は傷つき裏切り者に崖から突き落とされて
ってお話が膨大な展開を見せてくれて・・・
しまいにはタムが生きかえってみたりのラブリーなファンタジーアクション大作

クライマックスでは国を牛耳った魔物の大臣と野獣に変身した王子との一騎討ち
ってか"シンデレラ"で始まり
ラストはなんと"美女と野獣'で終わるという

そんなこんなで邦題が「フェアリー・オブ・キングダム」ってことだったようで
お伽噺の世界観がいくつか味わえる物語となってます
さらにファンタジーとソードアクションの映画をさらに合体させてる一粒で何度おいしい作りの映画なんでしょうか
見てるとあ、これは・・・だとお伽噺のいくつかを見つけられるし
ソードアクションも楽しめる娯楽大作でした

ある意味ベトナム映画も侮れないなぁ・・・なんちゃって

2016年製作、ベトナム映画(大阪アジアン映画祭にて公開)
ゴ・タイン・バン監督作品
出演:ゴ・タイン・バン、アイザック、ファム・ハ・ビー、ニン・スン・ラン・ゴック、ジュン
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哀しき抗争

2017-07-27 16:36:29 | Vシネマ
オールインエンターテインメント恒例の70分前後のドラマを
2本撮りして前後編で1作品を完結させる任侠Vシネ
なんと松田一三の企画・主演なんですね
でも主人公の松田一三はヤクザじゃないんですねぇ
京都で小料理屋を経営してる板前さんの役所

武田幸三演じる、しのぎは力なりと言う過激な武闘派組織と
彼に敵対する穏健派組織とによって関東極道界は揺れており
伊吹吾郎演じる“闇の法王”とも呼ばれる大物、本条誠太郎の執り成しで
何とか関東極道界のバランスは保たれるいたのだが、

激務がたたったのか誠太郎は倒れて入院
そんな時板前の龍夫に誠太郎危篤の連絡が・・・
おっとり刀で帰ってくると誠太郎は一応立ち居振舞いのできる状況
滅多に帰ってこない龍夫にいい機会と弟の昇が危篤の連絡をしたのだった

ヤクザの義父からのDVにより子供時代に母親が死んだところを
誠太郎に拾われ、親代わりに育てて貰い、今は父親としたっているものの
ヤクザの世界をその育ちから嫌って板前になった龍夫だったが・・・

普段なら女優に恵まれないオールイン作品ですが、なんと子供時代の死んだ母親に
丸純子さん、二人を誠太郎とともに育てた母親代わりのスナックのママに水沢アキ
さらに誠太郎にこれまた拾われて龍夫と昇と一緒に育てられた女の子の成長後の姿として
サヘル・ローズが共演らしい、ってのはこの前編には出演なし

金子昇が実は穏健派のヤクザに飼われているチンピラだったり
伊吹吾郎の下で頭としての渡辺裕之、ゲスト扱いですが4課のデカに小沢兄貴と
ある意味男優陣チョー豪華

武田幸三が腕に自身ありってことで関東ヤクザ社会制覇に燃えて
伊吹吾郎を殺しにかかり、頭もてにかけて

みんな死んじまって、さて堅気の松田一三は一体どうなる・・・って先が見える展開ですが
ちょうどここいらで前編は終わるんですが
後編のトレーラーをみると頭の渡辺裕之さんは死んでいなかったようです
さらにどっから見ても日本人の顔には見えないサヘル・ローズも姿を表すようです

脚本・監督はすぎやまたろうというかた
よく知らないのでallcinemaさんで調べたら所謂VシネでもエロチックOVを沢山手掛けてこられた方のようですねぇ
ヤクザドラマ初演出のようですが、所謂伊吹、渡辺、松田三氏の演技もあるのでしょうが
ある意味間延びしつつもそれなりに見てて楽しめる作品ですが
また武田幸三絡みで殺陣のシーンに見映えがしていたのがこの作品の肝ですよね

男優さんよし女優さんよしということで、後半が待ち遠しい

2017年製作、日本Vシネマ、officeMH作品
すぎやまたろう脚本・監督作品、松田一三企画・出演
出演:金子昇渡辺裕之、武田幸三、サヘル・ローズ、丸純子、水沢アキ、伊吹五郎
コメント
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