今月のレンタル作品はこういった作品を入れ込むことでなんとか消化する見込みがつきましたが
そういったような員数とか数合わせのために
ってもよっぽど見る気がしないものもあるけど、これは見てもいいかなっていうことでレンタルしてきたんですが
実話だったんですね
そういうことで実話の持つ面白さっていうか実に見応えある作品だった
こう言うのってハマるとぜってぇ面白いんだよね
何せ普通の今まで考古学にも触れたことのない普通の主婦が仕事も子どももおっぱらかして
シェイクスピアが悪人として作り上げたリチャード三世
通説では殺されて川に流されてしまったってイギリス人に思われて
さらにシェイクスピアによって悪王っていうレッテル貼られてそのまんま信じられてきてるからこの21世紀まで考古学者も見つけようとはしなかったのかなぁ
ってことである夜息子と一緒にシェイクスピアのリチャード三世を見て
彼の容姿とか生き方とかに興味と疑問を持ち
なんと数冊のリチャード三世に関わる本を読み始めて
さらに足で稼いだ末に500年もの間、行方不明となっていた英国王リチャード三世の遺骨をなんとレスターの街中の駐車場のそれも”R“と書かれたコンクリートを剥がしたところから発見される
もちろん場所を特定したのはヒロインのフィリッパですが、ごくごく普通の主婦ですから
彼女一人でできるわけがなく、考古学者を一応動かして発掘にまでこぎつけたまではいいけど
大学がこの発掘に関わっており出てきた遺骨は大学のものとなり発掘に関してはフィリッパは完全に蚊帳の外に置かれ、大学の発見ってことに・・・
それでも劇中では宣材にあるように彼女の妄想でリチャード三世と会話したりしてる妄想シーンを挟んできたり
それでも劇中では宣材にあるように彼女の妄想でリチャード三世と会話したりしてる妄想シーンを挟んできたり
映画の持ってる映画的な表現技法など縦横無尽に駆使してヒロインが遺骨の埋葬されてる場所を見つけて行く様を克明に描きつつ
発見後に学会という権威から弾き出される様を描いて行くとこも実にリアル
白い巨塔なんてそんなもんなんでしょうね
でも英王室がなんと彼女の貢献を称賛したってことでフィリッパがこういった形で報われる事になったようですね
ここいらも含めて実話のは持つリアリティがいいよね
普通ならこういった場合個人は権力に埋没されるのが常ですからねぇ
2022年製作、イギリス映画
スティーヴン・フリアーズ共同脚本・監督作品
出演:サリー・ホーキンス スティーヴ・クーガン ハリー・ロイド マーク・アディ
出演:サリー・ホーキンス スティーヴ・クーガン ハリー・ロイド マーク・アディ