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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

高レート裏麻雀列伝 むこうぶち7 筋殺し

2022-01-31 23:05:13 | Vシネマ
チャンネルNECOで連続OAされてる“むこうぶち”シリーズ
オールインの前会社GPミュージアムからリリースされていましたが
エロス的な女雀士モノは好きですが、お色気ないし、任侠ドラマではないとリリース時には敬遠していたのですが
この7作目まで見てくると、片岡修二監督の作劇のうまさと原作の良さもあったのか
かなり傀の持ってる世界観にはまっている自分がいまして
OAされた分は必ず見てブログアップしていこうと思ってる次第です。
 
今作の仇役はなんとデビッド伊東さん、ここんとこ「日本統一」の八王子編で主役を張っておられてて
間をおかずにこっちでは10年前の伊東さんの怪演が見られてよかったというか
これは偶然と言うか蓋然なんでしょうか
 
そんなデビッド伊東さん、元プロ雀士でその強さがヤクザに買われて反社の代打ちして協会から追放され
今ではマンション麻雀のオーナーとして、サマ麻雀で荒稼ぎしてる人間
それも麻雀好きなキャバ嬢を麻雀で借金漬けにして
キャバクラのお客さんをマンション麻雀に誘い込み、みぐるみはいでいるという
 
その毒牙にかかったのが詩織のヘルプについた華彩なな演じる新人凛香ちゃん
そんな凛香が国の母親に仕送りしてるお話にこころ動かされた安永プロ
詩織をほったらかしで東空紅では招待麻雀したりしていたが
彼女に誘われるままデビッド伊東演じる前野が営む、マンション麻雀の店に連れて行かれて、なんと安永が身ぐるみ剥がされてしまうのだった。
 
いちおうサマだとはわかるものの全自動雀卓でのサマにこころあたりがない安永でして、前野は凛香を使って次々と社長さんたちを喰い物に・・・
また凛香も借金で身動き取れないようにして、フウゾクに落とそうとすることを知った安永は、傀に前野打倒を頼むものの
一応“自分はむこうぶち”だからと言う傀でしたが
安永が凛香を助けるために前野に勝負を挑んでいったことを知り
傀は動く、そして一局を回す間に前野のいかさまを見抜いた傀
傀の反撃が始まる
 
今回は副題にあるように”筋殺し“と言うイカサマ・・・
特定の牌を回転台に落とす時にそれが集中して山に集まるように仕組まれ
さらにその山にぶち当たるように賽の目も磁石で調節しているわけで
圧倒的に有利になる仕組みを見抜いた傀による反撃がはじまる
 
凛香さんを演じていた華彩ななさんのキュートさと
麻雀打ちながら飴を食べるデビッド伊東の演技力に圧倒される今作でしたが
高田延彦さんの演技力のなさには笑うしかないのが残念
今回は傀より安永がフューチャーされてる回でしたから余計に・・・
 
2010年製作、日本Vシネマ、GPミュージアム作品
片岡修二脚本・監督作品
出演:袴田吉彦、デビッド伊東、ガダルカナル・タカ、及川奈央、華彩なな、史朗、三上剛、宮内こずえ、成瀬朱美、黒部幸英、岡田正典、高田延彦
 
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ファイナル・ジャッジメント

2022-01-31 17:57:08 | 洋画未公開
「ファイナル・デスティネーション」のシリーズでは人がスラッシュされたりとホラー映画として
人体破壊がよく出来ていて、ホラーサスペンスとして面白く見られた記憶だけがありまして
その制作陣が再結集して作ったから「ファイナル・ジャッジメント」と言う寄せてきた邦題とジャケットのど真ん中に鎮座ましましてるスカルプに釣られてのジャケット借り
 
しかしまぁ、最初に言っちゃいますが栓開けて日向に置いてあった炭酸の抜けたコーラみたいな映画だった
スラッシャー的な人体破壊も皆無、人は死ぬものの死体が破壊されるわけでも
墜死した死体のグチャってのもなんもない
主人公もこの人?ってくらいヒロインに美貌もなんもない
見方によってはブスにしか見えないと言う(失礼)
もう希望もなんもあったもんじゃない作品
唯一の救いが84分と言う短尺だったこと、っても個人的には結構長く感じた
 
ヒロインは直近に父親と一緒に強盗に襲われ死亡から生還してきた人物
そんなこんなで死に関してトラウマを抱えて生活してる
おっとヒロインは黒人さん、そして現代のアメリカを反映してからか、白人の彼氏がいる
ある日ジョギング中に公園で男が殴り殺されるのをそこにいた数人の人々と目撃したものの
彼女は強盗事件を思い出し一瞬固まってしまうが
周りにいた人はただ見てただけで、誰も止めようとはしないで傍観してるのみ
一人の男だけが携帯でその様を動画撮影していた
 
その動画が出回りマスコミが買ってそれを流して傍観していた人間たちを批判するニュースを流す
そうして目撃者がっていうか動画撮影者が最初に墜死し・・・
傍観していた人が次々に死んでいく
それを止せばいいのにヒロインが死の真相を探っていく・・・
 
だけのお話でしたが犯人はすぐに割れるんですが
さらにとってつけたようなツイストで締めくくってくるとはねぇ
よくオチずに見てられたと自分を褒めてあげたい
 
2020年製作、アメリカ映画
ジェフリー・レディック脚本・監督作品
出演:コートニー・ベル、ウィル・スタウト、スカイラー・ハート、ジェレミー・S・ホルム、ジャクリーヌ・フレミング
コメント (2)
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ヒットマン・ザ・プロフェッショナル

2022-01-30 23:02:53 | 洋画未公開
なんなんだこの主人公の殺し屋さんは
オープニングから的確冷静沈着に殺し屋としての仕事を見事にこなす
追ってくる敵をちゃんとまいてこれまた始末して
何食わぬ顔で帰宅すると
多分に子離れできてない母親が待っており、ごそして本人もマザコンっぽい感じで母親に接するし、
不思議な親子関係でして、母親は完全に息子の仕事を把握しており、時には檄をも飛ばす
どうやら父親が殺し屋さんで、父の仕事を受け継いだようで
父親が刑務所に収監されたのち、親の仕事をまんま継承して
父親以上の信頼を得てる男
 
そんな男が引き受けた政治家暗殺の仕事で、下調べしてるうちに
この政治家の新規採用された秘書に惚れてしまったようで
一応なんとか政治家を葬ったもののその現場を秘書に見られて
咄嗟に彼女を拉致して、なんと家にお持ち帰りしてしまう
お母さんは旦那から仕事に関してので厳しさを熟知してるから
女の始末を口をすっぱくして息子を説得するが
 
惚れた弱み?彼女を自分のベッドに縛り付けて監禁するものの
この男童貞?って思わされるように彼女を見つめるだけで手も出せずにいるだけ
掴みとしてのオープニングでの殺しの的確さ冷徹さは一体どこへ行ってしまったのか
って言うくらいこの女に対しての体たらくさは
全く見てるこっちが焦ったくなる
 
そしてこの女を生かしておくことから
政治家の暗殺を依頼してきた組織と彼との仲がきな臭くなっていくわけで
クライマックスではそいつらとの銃撃戦となるんですが
てっことで最初と最後に銃撃アクションがあるだけで99分の尺の70分は
監禁した女と男のある意味捕らえられた方は
そりゃ逃げようとするはな
男と女の緊張感あるって言うやりとり
ってもこっちにはさほど緊張しない映像が綴られていくだけの映画でした
 
しかし、結末には予想もしなかったツイストが待っていて・・・
女が政治家が殺された瞬間を見ても動じなかったっていうのはそう言うことだったのね
ツイストの意外性だけで見せてくれた映画
 
2021年製作、アメリカ映画
キャメロン・ヴァン・ホイ脚本・監督作品
出演:ダニエル・ゼヴァット、ティルダ・コブハム・ハーヴェイ、キャシー・モリアーティ、デヴィッド・プローヴァル、バディ・デュレス
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ラスト・オブ・キングダム 八百義兵の大死闘

2022-01-30 17:17:59 | アジア映画
本当にここきてなんと中国映画の配給作品が多い事
一時日の出の勢いであった韓流ドラマ2対しても中国ドラマのDVDリリースもその数に於いては遜色無くなってきてるし
映画本編のが方はちょっと中国映画の勢に駆逐されてしまった感があるように見えるほど中国映画のDVDリリースは勢いついているのが
 
さてこの映画ジャケット通りの作品です
惹句には10万の大群に退治する800にんの義兵ってあります
まさに此の作品に関しては看板に偽りなし
ジャケット通り雨霰の如く矢が連日降ってきます
どこかで見たように敵乃矢を逆にこちらの武器にしようって腹まで・・・
 
そうなんです辺境の北坡城で10万人の蛮族シャーマンに包囲された李追風大帥を筆頭にして国境を守る警備隊兵士たち
ここで”城“って言ってますがこれはいわゆる”砦“ですね
そんないつ落城してもおかしくない砦の状況を見かねて、若きは北坡城の大将李追風大帥と警備兵を救うため救援部隊を率いて颯爽と現れるのかと思いきゃ
 
辺境のこれまた街を訪れて、なんと軍人ではなく、いわゆる野武士的な浪人とか民間人を含めた800人の義勇兵を組織して北坡城へ向かうんですね
何せ2時間の尺がありますから正規軍から都守備何手薄になると援軍派遣を断られた黄自在が辺境の街ですね兵を集めるまで三分の一を使い
彼らと共にってもう完全に民間人の大移動の景観で蛮族シャーマンの先代王の墳墓の秘密の通路から北坡城への侵入に成功した黄将軍は、
城で10万の攻撃に耐えていた李大帥を始めとする兵士たちを脱出させ、自ら800人の民間義兵で彼らに代わって北坡城の守備にあたり
シャーマン軍10万の大軍を相手に援軍の到着を待つのだが
そこは援軍が到着する前にシャーマンの攻撃が開始されちゃうわけでは
 
寄せ集めの民間義兵ですから多勢に無勢砦乃陥落は目に見えている時に
 
なんと黄自在はシャーマンの先代王の墳墓から持ってきたシャーマン王の金色の鎧を
身に纏って獅子奮迅の活躍
死屍累々のシャーマン兵士の死体の山で不動のまま命を落とす
まさに黄自在の立ち往生ですが
 
 
そこに無事逃げて軍隊を再編し李大帥が再び救出にきたものの黄自在は立ったまま命果てていたのだったが
彼によってシャーマン族は撃退されたのだった

たった一人の男の死を賭した活躍が、徐々に民間人に浸透していく過程とか
その死によって自身が軍神となってしまうと言う結果の作品でした
ある意味中国国民のプロパガンダでもあったような作品でしたが
こんだけの人間を集めての戦闘シーンの見応えは相当なものでして
中国映画界が成熟してるのをも見せつけられた作品と言えるでしょう
中国映画恐るべし
ですが資金がたっぷりあってできる木とですから中国映画というよりは
中国という国自体が恐るべしというべきか
 
2020年製作、中国映画(日本未公開作品)
チン・ジァオショウ監督作品
出演:リー・ゾーユー、シャオ・シンイン、リー・ティエンヤー 、コー・ツイ、ワン・ウェンシュエン、ジン・リー 、ユー・ロン
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総理の夫

2022-01-29 23:22:57 | 邦画
妻が総理大臣になっちゃったら、旦那はドーなるって言う映画に
なかなか女性の社会進出が進まない日本の場合現状をパロって見せてくれてた作品でもあるのかしら
この作品も日本映画を積極的に見ていこうと言う企画で試聴した作品
あのBLドラマで完全にブレイクした田中圭主演で見せてくれる
“総理の夫”というよりは夫婦というのはどのようなものかを教えてくれる作品と言った方が正しいんだろうな
 
一応製作委員会制度で製作してるものの東映さんと日活さんが手を取って作っているんですね
日本では東宝さん一強での興行界ではあり、東宝は完全に映画製作から手を引いてる
この配給だけで一強になってるんですが
他三者はある意味ジリ貧状態打破のために映画会社同士手を握っての対抗手段ですか
この後なんとこれで味をしめたのか?東映さんは松竹と合作で映画を作っていくんですね

まだまだ日本は女性の社会進出が厳しい
さてさて映画のお話ですが、ついに2、3日前に中米ホンジュラスで初の女性大統領が誕生されたようですが、
日本では(アメリカでもですが)未だ誰も女性が首班になってはいないんですね
ある意味そんな国で女性が首班になったらって言う夢物語をコミカルに
そしてある意味そうなったらこうなるのかっても言うリアル感持って描いてるのかな
 
エンドクレジットで知ったんですがこれって原作があったんですね
まぁそんな関係でしょうかキャラクターの役名が実に面白い
田中圭が相馬日和(ひより)、なんとソーマ財閥の御曹司で鳥類研究に人生を捧げて、弟の多和(たより)に経営権を全放棄してる
経営者としてより研究者に生き甲斐があるということか
 
そして中谷美紀演じる妻で日本で初の総理大臣になるのが相馬凛子
初の女性総理であり、相馬凛子ですから国民んからソウリンと呼ばれている
で政治家として相馬凛子を追い落とそうと画策する岸部一徳さんの役名が原九郎
いわゆる”腹黒“って事なんでしょう
原作未読ですからよくわかりませんが、大体多すじは変わってないということで
 
日本の初代女性総理は原九郎の連立離脱で、政権維持のために総理大臣の伝家の宝刀である解散総選挙で原宿九郎と対決させるものの
選挙戦の間に妊娠が発覚して
ここいらはニュージーランドの女性首相であるアーダーンさんが
首相で初のが産休や育休を取ったところからいただいているようですね
でも日本では・・・
って言うことで夫婦は国民の幸せよりも愛で二人の愛の結晶を選択したようですね
 
中谷美紀と田中圭の夫婦役がハマってた
シングルマザーで仕事きっちりのキャリアウーマンの貫地谷しほりさんが良かったですよね、
片岡愛之助さんの濃い顔が実にスパイスにもなってたし、松井愛莉も実にいい役もらっていたような

2021年製作、日本映画、「総理の夫」製作委員会作品、東映・日活配給作品
河合勇人監督作品
出演:田中圭、中谷美紀、貫地谷しほり、工藤阿須加、松井愛莉、木下ほうか、長田成哉、関口まなと、米本学仁、国広富之、寺田農、片岡愛之助、嶋田久作、余貴美子、岸部一徳
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クーリエ:最高機密の運び屋

2022-01-29 17:17:44 | 洋画
つい2、3日前に大学入試センターの世界史Bの試験問題がテスト時間中に
映像として解いてくれって流出した事件?がありまして
その一部がニュースで紹介されていた問題にこの1962年のキューバ危機の問題だったのをこの映画見て思い出した
米国とソ連が核兵器開発競争から両国間で冷戦危機が起きて
ソ連がカリブ海にあるキューバに核兵器ミサイル基地を置き
アメリカ乗ってケネディさんが危機を感じて米ソ核戦争の一触即発の危機を回避した人物がいた
って言う実話スパイ映画
 
なんと実話です。それも実際はスパイとして諜報機関の訓練を受けた人間ではなく
CIAやMI6の人間だと面が割れてるってことで
ソ連の核戦争反対の大佐から情報を受け取るのに目立たない人物って事で
MI6が白羽の矢を立てたのは
なんと海外との物流サラリーマン
そう極々普通のただの人
それも商談で東欧と商談をまとめてる人
 
こう言ったごく普通の市井の人の愛国心って強いものがある人がいるんですね
目立たずに大佐とあって情報を受け取りイギリスまで持ち帰ることが任務だから
原題も邦題も運び屋って事で「THE COURIER」
彼を諜報の世界に引き入れるスリルと
ソ連で荷物を受け取る緊張感で映画を見せてくれます
 
が、敵もさるもの大佐も運び屋さんもKGBに捕まります
後半は捕まっても口を割らない獄中生活と二人の家族のお話で映画は進みますが
ここですごいのは運び屋さんを演じてるベネディクト・カンバーバッチ
骨と皮だけのガリガリの獄中での姿を見せてくれてます
役者魂ここにありのベネディクト・カンバーバッチがすごすぎでした。
 
二年の獄中生活の末にソ連スパイとの交換要員としてイギリスに帰れるんですね
エンドロールの前に本人が解放されイギリスに帰還し記者団の質問に答えてる映像が流れるんですね
アクション主体ではない、モノホンのスパイってこう言うのを言うのだってとこを見せてくれてる
でも緊張感が途切れずに112分見てられる作品
ケネディ大統領の演説映像も見られます。
 
2020年製作、イギリス・アメリカ合作映画
ドミニク・クック監督作品
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、メラーブ・ニニッゼ、レイチェル・ブロスナハン、ジェシー・バックリー、アンガス・ライト、ラッセル・バロ
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茜色に焼かれる

2022-01-28 23:02:24 | 邦画
積極的に日本映画を見ていこうと言う企画で視聴した作品
なんだろう、映画の情報入れないからねぇ
こんなに重たい作品だとは思ってもみなかったし、スケベ心で尾野真千子でR -15ならちょっとHな方向性ものぞめるかな
くらいで見始めたら、最後までズンズンっていうかズブズブというか、重たさが私の心の中でどんどん比重が増してきて
完全に救いの見えない作品だったような気がする
 
まずはオダギリジョーさんが気楽に自転車転がしていて
元政府高官の高齢者が車の操作を誤りアクセルとブレーキを踏み間違えてしまったことによって死んでしまったところから始まります。
この設定は次のシーンにも重要につながってくるんですが
このオダギリジョーので妻である尾野真千子さん演じる田中良子が、この加害者が天寿を全うした葬儀の参列を拒否られるんですね
まぁ実際に元一級国民である老人が東池袋で母子をブレーキとアクセルの踏み間違いで殺傷した、あの事件からヒントを得たオープニングなんですが
 
劇中ではその事故は七年前に起き、当時認知症ということで加害者は無罪
良子は加害者やその家族から謝罪の言葉がなかったからと言う矜恃から、賠償金の請求権を拒否していたりして
7年間公団住宅に住み、カフェ経営で子育てしてきたのですが
このコロナ禍でカフェも閉めざるを得なくなり
今では昼はDIYセンターで時給930円のアルバイト
夜はお口専門の風俗で時給13500円で中学2年になる息子と暮らしている
なんか香典10000円とか、その時々の出費額が表示されるのが実に切ない
 
息子は母の夜のアルバイトは知らないんですが
学校で上級生から売春婦の息子とイジメを受けていたりする
そうなんですこの親子実に精一杯生きているのに
彼らの生き方に関係なく悪い方に悪い方にと人生が回っていく映画
よくまぁこんだけの不条理な出来事をおもいつくもんだってくらいにのしかかってくる
普通に生きてるはずなんですが負の連鎖は止まるとこを知らない。
 
そう周りの人間、特に登場する男どもは全くみんな悪い奴ばっか
中学時代に想いを寄せていた男と偶然出会って
昔の感情が蘇る良子さんですが
男は単なる肉体関係だけ、なんとこの男となら再び家庭が持てるかもカモって
風俗やめて、ピロートークで愛の告白したら完全にすかされしまったり
風俗嬢の仲間のおねえちゃんはいい人
底辺に生きる人だけが分かり合えるって言うのかなぁ
この風俗嬢も負の連鎖に振り回される一人
 
やり場の無い憤りが良子さんの頂点に達した時に、そのベクトルは自分を弄んだ男に向かう
そう包丁を持って・・・
その危機的状況を救うのが風俗のお姉ちゃんと風俗店の店長さん
まさに底辺に暮らしている人間同士の連帯感
そこにこの映画の本質が見え隠れしていたのかな
尾野真千子さん然りですが、息子の中学生を演じていた和田庵と、同僚風俗嬢を演じていた片山友希さんの演技も素晴らしかった
空白 」といい、
この映画といい、日本映画も捨てたものではないなぁって感じさせてもらえた
しかし、どっちの映画も内容が重すぎる
 
2021年製作、日本映画、「茜色に焼かれる」film partners作品
石井裕也原案・脚本・監督作品
出演:尾野真千子、和田庵、片山友希、オダギリジョー、永瀬正敏、大塚ヒロタ、芹澤興人、前田亜季、笠原秀幸、鶴見辰吾、嶋田久作
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スティール・シャドー 五代十国伝

2022-01-28 17:00:55 | アジア映画
本当にここ最近、中国映画の剣戟ファンタジー映画のDVDリリースが多いんですよね
よく知らなかったんですが副題の“五代十国”って実際にあった元号みたいで
ある意味中国の戦乱の歴史を踏まえて、その中で活躍するキャラクターは架空の人物で
柔軟なっていうか自由な発想での娯楽映画に仕上げて居るんですね。
まぁ日本でもチャンバラ時代劇である程度実在の人物・・・例えば黄門様のキャラクターだけいただいてプロットは完全なるオリジナルドラマを作るのと同じ手法ですよね。
 
で、お話としては西暦945年の五代十国時代、閩が南唐の皇子の陰謀によって滅亡させられた
その時、閩の宮廷警護兵士である存義が1人生き残ったものの
なんと戦闘中に頭を強打して記憶を無くし倒れていたところ、閩を倒すために南唐に味方した妖女銭茉季によって救助され
彼女が昔命を助けた旅館の主人に存義はあづけられ無名と名付けられてそこで治療を兼ねて働き始める
実は髭面の人ですから、ジャケットにあるイケメンさんではないんですね
 
ジャケットにデカデカのイケメンさんが閩を倒した南唐の皇太子でして
存義が実際に記憶喪失かどうかと、無名が記憶を回復して父親の天下統一にために必要な地獄の業火のありかを示す地図を存義がどこかに隠しているのかを探るために
医師としてくるものの
元は素人ですから投薬はいい加減ですから存義の記憶は戻らない
そんな中妖女銭茉季が拐かされたということで
これは大変と呉越同舟で存義と皇太子が共同して妖女銭茉季救出に行く中で
敵との遭遇による剣戟の中で次第に存義の記憶が・・・
 
これも剣戟アクションファンタジー作品の一本とみていいので
剣は跳ぶ、人は跳ぶ(飛ぶ)と中国映画お得意のワイヤーアクションとVFX満載で作られた作品
映画的にでき不出来とかはありますが
個人的には中国映画ってこう言った作品が主流であるべきだと思ってますので
これからもうこう言った歴史アクション時代劇ファンタジーは見続けていくつもりでおります。
 
2020年製作、中国映画(日本未公開作品)
チャン・レイ監督作品
出演:サミュル・チャン、シュー・トントン、ヤン・ジュンユー、マウナ、リー・イェン
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イースタン・フロント 東部戦線からの脱出

2022-01-27 23:08:37 | 洋画未公開
私的には前にも書きましたが、ジャケット借りですから
邦題に“イースタン・フロント”とありますので
ロシア製の第一次大戦の戦争映画だと思ってました
これが第一の思い違い
そして円盤をプレイヤーに入れたら、彩プロのがロゴが出てきて、まぁいつもこの彩プロの配給作品はほとんど駄作というか、なんでこんな作品しか仕入れられないんだって思う配給会社ですから、見る前に期待感が失せてしまったのが第二の間違い
 
最初に言っちゃいますがこの作品まずはイギリス映画
さらにキャストが少なくてかなりな低予算で作られてはいるものの
彩プロさんには申しないけども、実によく出来た作品だった
そう戦闘場面は人員の関係で派手な前線での戦闘シーンも戦車も何も出てこずに
砲弾が派手に落ちてくるだけの作品で火薬の使用量は文句ありませんが・・・

そしてなんと第二次大戦の東部戦線での味方の陣地になんとか逃げていこうという
ドイツ軍の小隊に焦点を当てて描いてるだけの作品
さらにイギリス映画ですからドイツ軍服着たキャラクターも、ウクライナの女性民間人とドイツ軍に捕まってる2人のソ連軍の女兵士
皆さん英語で喋っています
そこは原語だけでもなんとかして欲しかったけど、まぁイギリス映画だから仕方ないんですが・・・

ジャケットから得られる情報は、戦争アクション映画のようでありますが戦争アクション映画として先に書いたように戦争アクションには当たらない
ある意味窮極の戦場での人間ドラマって言った方が正解
人間関係がそれぞれよく出来ててなかなかうまく出来ております。
敵の攻撃から逃げてきたドイツ軍兵士ヴァイス二等兵は、友軍のトラックにかろうじて助けられる
そのトラックにはブラント少尉率いる小隊が乗っており、ウクライナの民間人の女、重症者を看護するソ連軍の女兵士二人が乗り込んでいた
ウクライナの女性は少尉の恋人だったんですね
そんな人たちが敵の攻撃をかわして味方のって陣営に行く間に
それぞれの人間模様が描かれていくわけで
 
107分の尺の前半では、少尉が彼女と軍務との狭間で思い悩み、女は少尉との関係に一縷の希望を抱いている
さらに女ロシア兵の一人は、
自分の目の前で父親のソ連兵士がドイツ軍曹に射殺されてて
敵討ちを誓っていたり
軍曹は少尉の女連れでの行動に怒っており
そう極限下で人はどんな心理に落ちていくのかを見つめた作品
 
少尉は女を自ら離し、逃がそうとするものの
女は少尉に捨てられたらすがるよすぎが失せてしまうからとりすがる
少尉は自ら命を断つんですね
そこで指揮を取ることになった軍曹に女は射殺される、彼遠こう言った狂気に駆り立てたのとやっぱ戦争というものだったのだろうが
 
まぁ見ててこう言ったとこはこっちが全て読み取らねばならないものの
なんとかそう言ったメッセージは読み取れるんですが
何せ予算不足ですから味方の陣営に辿り付いてもほとんど兵士がいないから戦争映画としては中途半端

戦線からの逃走劇の中でそこにいる様々な人種とその人間の背景とキャラクターが、戦争映画ではなく普通な人間ドラマだったんですね

2020年製作、イギリス映画
リック・ロバーツ脚本・監督作品
出演:ジョシュ・ハーパー、ニール・ワード、ローラ・ジーン・マーシュ、ベサニー・スレイター、マイリ・カルベイ
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鳩の撃退法

2022-01-27 17:02:29 | 邦画
私はもう20年以上も前になるんでしょうか、ハロプロヲタでした
そうTVではドラマをとかアニメとか見ないので、ヴァラエティ番組とニュースとかしか見ない人だったので
テレビ東京のルー大柴のいい加減なMCが面白くて(当時はですが)「浅草橋ヤング洋品店」を見ていまして、それがいつの「ASAYAN」というオーディション番組に変わって行き
そこからモー娘。にはまってハロおヲタになってた行き
東日本大震災を契機にヲタから卒業し
現在の電気街から坂道グループの国民的アイドル集団には移行もせずにきてますので
実は高畑秀太の名前はハロヲタの契機になった人ということで、尊顔は拝したことはありませんがよく認知しておりまして
 
この作品はよく知らない日本映画ですが、ここのブログで積極的に日本映画を見て行こうって言う企画から見た作品ですが
いやタカハタ秀太さんの監督作品だったとはねぇ、彼の作品では「原宿デニール 」をこれまた贔屓の武田梨奈さんので関係で見てますが
こう言ったジャンルの作品も撮られるんですねぇ
で、この作品は佐藤正午さんんが原作の同名小説だったんですね
主人公は富山でデリヘルの宅配運転手だと思ったら、かなりな著名な小説家だったんですね
で映画は彼が日常経験することを克明に描写していくんですが
それはある意味主人公が描いてる小説であり
ってことで観客はスクリーンで展開されていくプロットが現実世界でのプロットなのか?
彼が書いてる小説の世界観なのか?
全く映画的な説明もなくプロットが動いていく
それがいわゆる制作側が我々観客に与えるトリックであるんでして
 
なんとなくわかったようなわからないような感じで見ていくと
後半から謎解きのように前半のプロットが解き明かされていく時の爽快感に見てるこっちが酔わされる作品とかなっていて
ようやっとどこまでが主人公が書いた小説の世界観と現実との境界が理解できる見事さでしたが
何故か、ラストで観客を突き放してくれる
 
いつも言ってますが、個人的にはこう言った投げかけというか結論示さない放置プレイ映画が好きなので
これはこれでいいと思えますが、ここまで引っ張ってきといて放置されたら普通の観客は怒るよねぇ
っていうことで結末は賛否ある作品
ハトって偽札の隠語だったんですね
 
2021年製作、日本映画、「鳩の撃退法」製作委員会作品、松竹配給
タカハタ秀太共同脚本・監督作品
出演:藤原竜也、土屋太鳳、風間俊介、西野七瀬、佐津川愛美、桜井ユキ、駿河太郎、浜野謙太、岩松了、村上淳、坂井真紀、濱田岳、ミッキー・カーチス、リリー・フランキー、豊川悦司、ついひじ杏奈、安藤聖
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