チャンネルNECOで連続OAされてる“むこうぶち”シリーズ
オールインの前会社GPミュージアムからリリースされていましたが
エロス的な女雀士モノは好きですが、お色気ないし、任侠ドラマではないとリリース時には敬遠していたのですが
この7作目まで見てくると、片岡修二監督の作劇のうまさと原作の良さもあったのか
かなり傀の持ってる世界観にはまっている自分がいまして
OAされた分は必ず見てブログアップしていこうと思ってる次第です。
今作の仇役はなんとデビッド伊東さん、ここんとこ「日本統一」の八王子編で主役を張っておられてて
間をおかずにこっちでは10年前の伊東さんの怪演が見られてよかったというか
これは偶然と言うか蓋然なんでしょうか
そんなデビッド伊東さん、元プロ雀士でその強さがヤクザに買われて反社の代打ちして協会から追放され
今ではマンション麻雀のオーナーとして、サマ麻雀で荒稼ぎしてる人間
それも麻雀好きなキャバ嬢を麻雀で借金漬けにして
キャバクラのお客さんをマンション麻雀に誘い込み、みぐるみはいでいるという
その毒牙にかかったのが詩織のヘルプについた華彩なな演じる新人凛香ちゃん
そんな凛香が国の母親に仕送りしてるお話にこころ動かされた安永プロ
詩織をほったらかしで東空紅では招待麻雀したりしていたが
彼女に誘われるままデビッド伊東演じる前野が営む、マンション麻雀の店に連れて行かれて、なんと安永が身ぐるみ剥がされてしまうのだった。
いちおうサマだとはわかるものの全自動雀卓でのサマにこころあたりがない安永でして、前野は凛香を使って次々と社長さんたちを喰い物に・・・
また凛香も借金で身動き取れないようにして、フウゾクに落とそうとすることを知った安永は、傀に前野打倒を頼むものの
また凛香も借金で身動き取れないようにして、フウゾクに落とそうとすることを知った安永は、傀に前野打倒を頼むものの
一応“自分はむこうぶち”だからと言う傀でしたが
安永が凛香を助けるために前野に勝負を挑んでいったことを知り
傀は動く、そして一局を回す間に前野のいかさまを見抜いた傀
傀の反撃が始まる
今回は副題にあるように”筋殺し“と言うイカサマ・・・
特定の牌を回転台に落とす時にそれが集中して山に集まるように仕組まれ
さらにその山にぶち当たるように賽の目も磁石で調節しているわけで
圧倒的に有利になる仕組みを見抜いた傀による反撃がはじまる
凛香さんを演じていた華彩ななさんのキュートさと
麻雀打ちながら飴を食べるデビッド伊東の演技力に圧倒される今作でしたが
高田延彦さんの演技力のなさには笑うしかないのが残念
今回は傀より安永がフューチャーされてる回でしたから余計に・・・
2010年製作、日本Vシネマ、GPミュージアム作品
片岡修二脚本・監督作品
出演:袴田吉彦、デビッド伊東、ガダルカナル・タカ、及川奈央、華彩なな、史朗、三上剛、宮内こずえ、成瀬朱美、黒部幸英、岡田正典、高田延彦