コロナで、異常事態宣言が発令されると
医療関係と医薬品そして食料品販売店だけが営業できるだけ?
我々一般大衆は家に篭れってことで、映画館もレンタルビデオ屋さんも営業停止だよね
我々一般大衆は家に篭れってことで、映画館もレンタルビデオ屋さんも営業停止だよね
で、TV業界はどうなるんだろう、ネット配信とかでビデオ見るだけなんでしょうか
観れるものがないと篭るにも篭れないんですよ、私ゲームしないし
家にあるDVDを見ていくしかないんだけどCSとかの放送とかあるのかな
なんて考えても仕方ないんですが
って事で、現在家にある作品を消化しちゃっていいのかしらと思いつつも
OP•PICTURESのR−18作品のこの作品
タイトルからも分かる様に、ある意味昭和の東宝特撮映画にオマージュを捧げたピンク映画
と言うことで、脚本は高橋祐太、監督は国沢実
タイトルカットはもう「怪奇大作戦」へのオマージュですよね
東宝特撮映画の特撮の手作り感を敢えてこの時代に持ってきたのは製作費の関係からか
CGにお金かけてられんしって言うお家事情もあるんでしょうけども
東宝特撮映画ほどの特撮感はカラー映像を反転させてのネガ画像に溶解して果てた人間の造型だけですが
ラストでの真木今日子さんとマッドサイエンティストの寺西徹さんとの長〜い長〜い
キス(そこはピンクですからねちっこいベロチュー)のシーンがもう忘れられない名シーンと言っても過言ではない
っていうか、実は「性鬼人間第二号〜イキナサイ〜」って言うのが次に控えているんですが
そこへのフリなんでしょうか、プロットでの映画的なオチとは別に
次作も寺西徹さん演じるマッドサイエンティストが登場してくるんでしょうか
って言うようにマッドサイエンティストの死体は見せないんですね
内容的には先に書いたように映画としてタイトルとかに東宝特撮へのオマージュはあるものの
本当のところ思い入れのある当時子供だったおバカなおじさんをピンク映画に誘い込むだけでじゃないのかと思う程の
お話としては底にの浅いエロ設定を怪奇譚にブチ込んできて
高橋裕太にしてはエロギャグに走ることなく、真木今日子さん渾身の異形の愛を
マジで哀愁と情念たっぷりに切なく描ききってくれてるんですね
もうそういう意味でこれは傑作ですし、ヒロインは桜木優希音さんではなくて真木今日子さんだったんですね
オープニングに犯される原美織さんは第三の脱ぎ要員として立派に役を果たしていましたねぇ
2016年製作、日本ピンク映画、OP•PICTURES作品
国沢実監督作品
出演:桜木優希音、真木今日子、原美織、折笠慎也、永川聖二、浦町夏鳴、太三、寺西徹