
ニコケイの映画はパブロフのワンちゃんよろしくDVD化されていたら必ず見るようにしてるですが
本当にこの人アカデミー賞受賞俳優とは思えぬほど作品を選ばずオファー受けたらB級だろうがZ級だろうが何にでも出演してきていましたが
って言う彼の実人生が映画の前半で語られているんです
そうそれは正しくニコケイが語る己の映画人生っていうのをを忌憚なく語っていく訳でして
見てるこっちはニコケイの人生のおさらいをしてるうちに
そこが映画のマジックでして
ニコラス・ケイジが演じてニコケイの実人生を語っていかにしてあんだけの作品を選ばずに出演してきたかまでを語って
まだまだ作品に出たい
なんでも引き受けるよお金のために・・・
そんな彼の人生を反映していたのはニコラス・ケイジ演じるニック・ケイジと言う役者さん
ニコケイではないよって我々に知らせてくれていたんですね
なんか最初っからちょっと違和感感じていたんですが
そこも映画マジック
ニコケイの過去作品でのハゲる前の彼を見せといて
現実ニック・ケイジの頭には普通に毛があるわけでして・・・
ニコケイがカツラ被って映画俳優ニック・ケイジとしてスペインの大金持ちにお金で呼ばれて
そいつと映画談義に花を咲かせている
ここにもちゃんと仕掛けが施されてて、何と彼と映画を作ろうってプロットを一緒に考えていると
その後の展開がその考え通りに進んで行ったり
そうなんですよ大金持ちが国際的な犯罪組織の首領で、彼の動向をスパイしてほしいとCIAから頼まれてしまい
更に新作映画のプロットでは女の子の誘拐とかを入れて・・・
なんて言ってるとニックの娘が誘拐されたりと
なんて言ってるとニックの娘が誘拐されたりと
もう現実と虚構の世界が交錯してクライマックスへと突き進んでいくわけで
あくまで虚構の世界観の中に現実を取り入れてその境界線をなくしてしまうと言う
映画マジックを存分に味わえると言う作品でしたねぇ
ただもう少しアクション映画としての派手さが欲しかったかなぁ
ある意味映画談義で終わっちゃったような会話劇でもあったんですよね
2022年製作、アメリカ映画
ニコラス・ケイジ製作・出演作品、トム・ゴーミカン共同脚本・監督作品
出演:ペドロ・パスカル、シャロン・ホーガン、パコ・レオン、アイク・バリンホルツ、アレッサンドラ・マストロナルディ、ジェイコブ・スキピオ、ニール・パトリック・ハリス、ティファニー・ハディッシュ
その点ではコメディとして成立しているものの、もっとインパクトを植え付ける様なシーンがあれば良かったかなあと。
アクションも何か中途半端な感が否めず、会話中心になってしまったのが残念でした。
ニコケイが自分自身というか分身を演じて
それがいつの間にか映画になっていくって言う設定でしたので
もうやりたい放題
ならもちょっとアクションのほうに主眼置いて欲しかったですよね
ここでも手抜きしちゃったかニコケイも?