クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

チャリティコンサート

2013-12-09 | 学校ごと

先週金曜日、東京芸術劇場にて、

娘たちが通う音大付属高校の「ユニセフ チャリティコンサート」が行われました。

年間行事の中で最大のイベントです。





2000人収容の大ホールがほぼ満席でした。

プログラムは、

第1部 吹奏楽、

第2部 ア・カペラ合唱、ピアノ独奏、女声合唱(ソプラノソロ)、

第3部 オーケストラ(ヴァイオリンソロ)

の3部構成です。

下の娘はア・カペラ合唱に、上の娘はオーケストラに、それぞれ出演。

ア・カペラ合唱には、「合唱」の授業を選択している生徒達が出演します。

下の娘は、ソプラノです。

直前までドイツ語の歌詞を覚えるのに苦戦していました。

前日になってようやく完璧になったらしい

声楽のレッスンでは、歌詞はイタリア語、

本人曰く、イタリア語の方が断然覚えやすいのだとか。

「メンデルスゾーン 森からの別れ」など3曲ありましたが、

どの曲も透明感のある美しい歌声が響いていました。


オーケストラは、最後の出番です。

モーツァルト 交響曲 第31番 ニ長調 「パリ」

グラズノフ ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.82

を演奏しました。

娘はどちらの曲も、1stヴァイオリンです。

コンチェルトの奏者は、例のSくんです。

もはや当然のことではありますが、

やはり、Sくんの演奏は素晴らしかった!

そして、それを支えるオーケストラも同様に素晴らしかった!

3年生にとっては、付属高校で学んできた音楽の集大成とも言える場。

この日が高校における最後のオーケストラ演奏でした。

演奏が終わった途端、

コンマスの男子を筆頭に、3年生は涙、涙、涙・・・だったそうです。

みんながみんな、それぞれにそれぞれの楽器を頑張ってきました。

でもそれだけでは、オーケストラにはならない。

個々でできていても、まとまっていなければ、全員で合っていなければ、

オーケストラではない。

弦楽器だけで集まって朝練もしました。

やることが多すぎて日々忙しい中、

睡眠を削って練習時間を捻出してきました。

曲がかなり難しいこともあって、

直前までまとまらない部分もあったそうですが、

本番ではそれも乗り越えて、これまでで一番の演奏ができたそうです。

良かった。

本当に良かった。

弦楽器の3年生はみんなでとても仲が良く、

普段は漫才のような掛け合いばかりしている、

ちょっぴり変態気質の面白くて明るい仲間たちなのです。

そんな彼らが見せる涙。

美しいです。

かっこいいです。

2000人近いお客さんからの盛大な拍手は、

彼らにとって一生忘れないものになっただろうと思います。



お昼ごはん @おぼん de ごはん




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役員のお仕事

2013-12-01 | 学校ごと

先週は、娘たちの学校の役員のお仕事で、

「私学振興予算要望期成大会」なるものに出席してきました。

東京都の私立高校、私立中学校、私立初等学校、私立幼稚園に

子供達を通わせている父母の代表が集まり、

東京都及び東京都議会に対して、要望書を提出するものです。

・父母負担教育費の公私間格差の解消

・私立学校教育の充実のため、経常費補助の更なる拡充

この2点が要望事項です。

このような大会を毎年行っているとは全く知りませんでした。

この大会を継続することで、

私学に対する補助金の確保が実現しているそうです。

特に説明も受けずに動員の1人として出席したのですが、

行って、まずその規模の大きさにびっくりしました。

1900人もの私立学校父母代表が集まりました。

大きな会場の壇上には、

中学高等学校父母の会、初等学校父母の会等の幹部の方々、 

また東京都議会議長、東京都議会自由民主党幹事長、東京都生活文化局私学部長

といった来賓・役員の方々が着席。

「父母の意見」、「父母の願い」を会代表の方がそれぞれ述べ、

要望書を都議会議長に手渡しました。

これまで考えたこともなかったことが、

今回この大会に出席していろいろ知ることができました。

私達は、私立高校に通う自分達の子供の授業料を納入し、

また納税者の1人として、

都立高校に通っている子供達の授業料までをも負担している、

ということなのですね。

私自身、私立の学校で育ったこともあり、

都立高校のことは全く知らなかったのですが、

都立高校はなんとなんと授業料が無償なのですね

これには驚愕です。

授業料等初年度納付金の公私較差は、878,179円にもなるそうです。

同じ税金を払っている身としては、確かに不公平感を感じずにはいられません。

子供のためにより良い教育を求めて私学に学ばせているわけですが、

だからといって、すべての家庭が経済的に余裕があるわけではないですし。

公私間における保護者の負担する教育費の格差、

これは確かに少しでも解消していただけたらと思います。






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ヴァディム・ホロデンコ ピアノリサイタル

2013-11-29 | 学校ごと

昨日は、書き上げた記事が一瞬にして消えるという悲しい事態に

久しぶりに遭遇して萎えました。

自動バックアップ設定ができるようになってから、

そんなこととはとんとご無沙汰だったのに、

いったい何が起こったのだろう



月曜日の夜、娘たちが通う音大の記念ホールで、

「ヴァディム・ホロデンコ ピアノリサイタル」が行われました。

下の娘がお世話になっているE先生に薦められ、

チケットも頂いたので、私も行って参りました。

仙台国際音楽コンクール優勝、シューベルト国際ピアノコンクール優勝、

今年6月のヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝、

という輝かしい経歴。

世界で最も注目されている若手ピアニストの1人とのこと。

このリサイタルの数日前には、

浜離宮朝日ホールで、リストを12曲演奏したそうです。

この日の曲目は、

モーツァルト ロンド ニ長調 K.485

モーツァルト ロンド イ短調 K.511

ストラヴィンスキー ペトルーシュカからの3楽章

バッハ ゴールドベルク変奏曲 ト長調 第1変奏~第30変奏


ペトルーシュカ、圧巻でした。

最高峰の超難曲だそうで、超絶技巧が詰まりに詰まっているらしい。

上の娘の友達(女子)も、ピアノ実技の先生に、

ペトルーシュカをやりたいと言ったところ、

「力強い和音が多い男性向けの曲だから、あなたには無理。」

と言われて諦めたとか。

実際凄かった!

連弾か?と思うくらいの音の多さ。

何これ、人間技じゃない。

指どうなってるんだ?

攣るでしょ、絶対。

これ練習中に流血してるよ、きっと。

指の骨にひびとか、ありえる。

「のだめカンタービレ」の中で、

のだめがコンクールでこの曲を弾いていた場面、

途中、「今日の料理」のオープニングが降りてきたしまったところだなー

・・・なんて思いながら聴いていました。

バッハのゴールドベルクも、素晴らしかったです。

優雅で華やかで。

一音一音が明瞭で、とても丁寧に大切に弾いている感じがしました。

音大のピアノ科の先生方も聴きに来ていらっしゃいました。

感想を聞いてみたいものだわ。

しかしながら、問題は下の娘ですよ。

これだけの素晴らしい演奏を前に、よくもそれだけぐっすり眠れるよね。

仮にもピアノを専門的に勉強している身でしょうが。

途中、何度も肘でツンツンしましたが、ほとんど無駄に終わった



クリスマスツリーを飾りました。

かれこれ10日ほど前だけど。





















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歌舞伎鑑賞

2013-11-22 | 学校ごと

水曜日、娘たちは歌舞伎を鑑賞してきました。

学校行事の一環です。

「音楽を専門に勉強している付属高校生にとって、

教養を高め、芸術性を養い、感性を磨くために

他の芸術に触れ親しむことは大切なこと」

という趣旨に基づくものだそうです。

昨年度は、オペラ鑑賞でした。

毎年、オペラ、バレエ、歌舞伎のいずれかを鑑賞するそうです。

海外育ちの娘たちは、

日本の伝統芸能に触れる機会などほとんどなかったので、

歌舞伎を鑑賞するのも初めて。

ちょうど歌舞伎座も新しくなったところ、

早速その新歌舞伎座で鑑賞できるなんてうらやましいったら。

しかも1階の良いお席だったとか。

華やかで美しい舞台を目の当たりにして、

2人とも、「すごかった!!」を連発していました。

昼食(お弁当)を挟んでの長丁場だったので、

上の娘は、「30分くらい寝ちゃった。」と言っていましたが、

いやいや、よく起きていたね、と褒めてあげたい。

下の娘に至っては、

「長かったから、寝たり起きたり繰り返してもまだやってた。

 寝心地が良くて気持ちよかった!」

とおバカ発言。

それでも、重要場面ではしっかり起きていたそうで、

「すごく良かった!」と言っていました。

演目は、「通し狂言 仮名手本忠臣蔵」です。

大石内蔵助ならぬ大星由良之介を吉右衛門さん、

浅野内匠頭ならぬ塩治判官を菊五郎さんが演じていらっしゃいます。





おみやげに買ってきてくれました。

   








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オペラ発表会

2013-11-17 | 学校ごと

土曜日、娘たちが通う高校の「オペラ発表会」を鑑賞してきました。

声楽科にとって、1年で最も大きな行事。

配役のオーディションを経て、

丸1年かけて厳しい練習を重ねてきたそうです。

今年の演目は、「フィガロの結婚」。

この学校のオペラ発表会を鑑賞するのは初めてでしたが、

とてもとても素晴らしかったです。

はっきり言って、こんなにレベルが高いものとは思っていませんでした。

もちろん、声楽を専門に学んでいるのだから、

当たり前といえばそうかもしれませんが、

歌のテクニックがもはや高校生とは到底信じられないレベルです。

主役級の子達は、プロかと見紛うほど。

なんて美しく伸びのある歌声なのでしょう!

全く危なげのないソリストです。

例えば、ソプラノ、メゾソプラノ、テノール、バリトンが合唱すれば、

それはもう弦楽四重奏を聴いているかのよう。

そして、オペラは歌だけではなく、演技力も必要なのですね。

台詞から顔の表情、立ち居振る舞いに至るまですべてこなせなければいけない。

本当に素晴らしい。

内容というよりも、一人ひとりの歌や演技に惹きこまれて、

あっという間の2時間でした。



スペイン出張中の夫ですが、

昨日は支社の方のアテンドで、山奥の村に行ったそうです。




栗祭りだとかで、炭火で焼き栗。




栗林。

   
 

鍛冶屋さん見学。

   



     


雪が降り出して、あっという間にこんな風景に。

   





お食事はこちらで。




ひよこ豆のスープ。

   


ラム肉のグリル。

   


夫から次々送られてくる写真を見た娘たち、

「パパってヨーロッパに遊びに行ったの?」

確かに、これらを見る限り、そうとしか思えない



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