クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

同じ日同じことをしたけれど

2015-11-08 | 上の娘ごと

土曜日、上の娘は室内楽の授業がありました。

毎週、2グループずつ、課題曲を演奏し、先生の指導を受けます。

先週は、娘たちのグループが演奏する順番でした。

曲は、ベートーヴェン 弦楽四重奏曲「セリオーソ」 第1楽章。

娘は、1stヴァイオリン担当でした。

課題曲が発表されると、まず個人練習をし、それから合わせに入るのですが、

忙しいメンバー4人のスケジュールを合わせるのは結構難しく、

初合わせがようやく本番の2日前だったり、2回目の合わせがもう本番当日の朝だったり。

大抵は、練習不足、合わせ不足のギリギリの状態で本番に臨みます。

今回もまさにそれ。

当然のことながら、本番はあまり良い出来とは言えず、

特に1stだった娘は、指が滑って大きく音を外してしまったり、音程が微妙だったり、

散々だったようです。

今回当たってしまった第1楽章は、四重奏の中では相当難しい曲だそうで、

いつも以上に練習にも合わせにも時間を掛けなければいけなかったのでした。

演奏直後もふがいなさに落ち込んだそうですが、家に帰ってから録音を聴いて、

思っていた以上の質の悪さにまたさらに落ち込んでいました。

室内楽は、娘にとって、何よりも難しい存在のようです。


同じ日、夫は、雑司ヶ谷の小さな音楽堂で、室内楽のサロンコンサート。

曲目は、

ハワード・ブレイク フルート五重奏曲

ハイドン 弦楽四重奏曲 第77番「皇帝」

ドヴォルジャーク 弦楽四重奏曲 第13番

夫は、2ndヴァイオリン。

室内楽に限らず、クラシック音楽全般にまだまだ勉強が足りない娘に対して、

アマチュアながら深い音楽知識と多くの演奏経験を持つ夫。

音楽を心から楽しんで演奏することができたようです。

テクニカルな面では、すでに娘が夫を追い越していますが、

それ以外の音楽的要素では、娘は夫に全く敵いません。

夫の方がずっと先にいます。






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