クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

音楽塾 その11

2019-04-03 | 上の娘ごと

小澤先生は、「本物」、「一流」というワードを

よく使われ、「一流に触れなければいけない」、

「本物を知りなさい」とおっしゃいます。

娘からこのことを聞いた時、遠い昔、私も同じよ

うなことを言われたことを思い出しました。

学生時代、家庭教師やケーキ屋さん、ドーナツ屋

さん、広告代理店の事務や製薬会社の事務といっ

たアルバイトをして来た私ですが、単位もほぼ取

り終わった4年生の約1年間は、当時銀座にあった

紙パルプの代理店会で週3日程、9時5時でアルバ

イトをしていました。

大手の製紙会社をリタイアされた方が代理店会の

会長をされていたのですが、その方がとても良い

方で、アルバイトの私を3回に1回は昼休みに外に

連れ出して、老舗の洋食屋さんやトンカツ屋さ

ん、鰻屋さんなどでご馳走してくださいました。

そしてその帰りには、いつも必ず三越か松屋に寄

り、上階で催されている一流画家や陶芸家、彫刻

家の個展を一緒に見て回りました。

その時にいつもおっしゃっていたことが、これで

す。

「若い時から本物を見ないといけないよ。今はわ

からなくても、こうやって見ていればいつかきっ

とわかるようになるからね。」

この言葉は、折に触れてふっと思い出す言葉なの

ですが、娘の話を聞いて、また鮮やかに浮かび上

がってきました。

若い時に、人生において大切な一言を言ってくれ

る大人に出会うというのはとても幸運なことなの

だなと改めて思いました。

この会長さんは、どら焼きであれば、上野のうさ

ぎやさん、ケーキであれば、パレスホテル東京の

オレンジケーキと決まっていました。

何度も持たせてくださって、それも良い思い出で

す。



目黒川沿いの夜桜。




ダンス発表会の後、再びお花見。

同じ場所でも、日のある時と日が落ちてからでは

風情が全く違いますね。

自然光で見る桜もライトアップされた桜もどちら

も美しい。