「自分が出せてないのよ!」
この一言が、ほとんどすべてを語っているかと思いますが、
本選での演奏について、E先生の講評を大まかに記しておきます。
まず、控室から。
受付で、友達2人に会ってワイワイおしゃべりしている娘の姿を見て、
これはまずいと思い、注意しようとされたそうなのですが、
お母さんたちも一緒だったので遠慮した・・・とおっしゃっていました。
ある巨匠の話を例に出されました。
どんな巨匠であっても、本番は緊張するし、怖いもの。
ある演奏会で、出番直前になっても控室に巨匠の姿が見えなかったので、
心配した関係者が探し回ったところ、
トイレの個室に一人籠り、精神統一していたそうです。
「本番前に、友達とおしゃべりなんて絶対にダメ!」
娘が舞台袖で、番号を呼ばれるのを待っている時のこと。
ちらちらと娘のドレスの裾がカーテンから見え隠れしていました。
さらには一瞬、ひょこっと顔まで見えました。
舞台袖で待っている時は、観客席から完全に見えないように、
「しっかり奥の方に引っ込んで、気持ちを落ち着かせて待っていなさい!」
お辞儀について。
舞台袖から、胸を張って堂々と出て来たら、しっかり正面を向いて、
両手を重ねて綺麗にお辞儀をして、また正面を向く。
「お辞儀をしながら、観客席を見まわしちゃだめよ!」
演奏に入る前。
一旦座って、椅子の高さの調節はきちんとしたものの、
次に座った時には、すぐさま弾き始めました。
「椅子に座った途端に弾き始めちゃだめよ! しっかり集中力を高めてからよ!」
演奏云々の前に、これだけのダメ出し。
やれやれといった感じです。
肝心な演奏について。
まずバッハ。
自分が出せていないから、テンポもあれだけ速くなってしまった、と。
間違えたことのない場所で間違えてしまったのも、自分を出せていないから、と。
「弾き直しはあれだけやっちゃいけないと言っているのにどうしてやったの?
音間違いしても次の音から弾けばいいのに、弾き直しなんてしたら、
今間違えましたってわざわざ言ってるようなものでしょ?」
エオリアンハープ。
ここで少し持ち直した感があったのですが、
音にいつものキラキラ感がないなぁ、こもってる感じがするなぁと思っていました。
「ペダルが上がりきってなかったからよ。」
あー、そういうことだったのか。
またペダル問題勃発です。
革命。
これもバッハと同じく、自分が出せてないからテンポが速くなってしまったということです。
もう少し続きます。
秋のパウンドケーキ@スタバ
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