Urayasu-535

「皆の者、見ろよこのでかい耳を！俺様は聞く力がすごいんだぞぉー！！」（『狼少年Part 1～聞く力の巻』）、「皆の者、俺様が経済を立て直し、平民の暮らし向きを改善してやっつぉー！御救（おすくい）だって配ったる！どうだ太っ腹だろ！（…年貢を増やす話はひとまず引っ込めとくのが得策だな）」（『狼少年Part 2～経済経済また経済の巻』）、「皆の者、俺様は適材適所を徹底してんだぞぉー！俺様が選びぬいた人間に腹黒い奴なんかいねぇんだぞぉー。……おい、人の話聞いてんのか？！」（『狼少年Part 3～適材適所の巻』）｜皆の者は、あまりの『ウソップ物語』ぶりに呆れ果て、とうとう聞く耳を持たなくなった。｜身内からも愛想をつかれはじめ、孤独が深まるばかりの狼少年。次は何を叫ぶのか。叫ぶ力は残っているのか。｜しかし、今後、もし狼少年がまた何か叫ぼうとも、疲弊した民にもう聞く力は残っていないのであった。｜｜現状を携帯に例えるならば、バッテリー残量はもう20％、いや、10％を切りそうな勢い。バッテリーの重度劣化で、再充電しても使い続けるのは難しい。余命いくばくかのポンコツ携帯。可及的速やかな機種変が待たれる。…わからんけど、どの機種がええんやろか。どれも似たり寄ったりちゃうか。｜｜「目には目を。ブラックジョークにはブラックジョークを。」｜黒を結びつけるためだけの雑記：黒子、黒金、黒糖、黒名単、黒歴史、黒魔術、黒色幽黙、太陽黒点。｜ふと思い出したが、戸棚の奥に「ドミノ」が仕舞ってあった。ドミノの感覚を改めて確かめるために久々に取り出してやってみようか。そういえば、オセロでもドミノみたいにダーッと一気に手がひっくり返ることがあったな……で、なにが言いたいん？｜