A whiSper Of memOrieS

☬Murmure de mémoire☬

Ota-53

2020-10-22 | Tokyo
窓のほうから微かに虫の羽音がした。スッとカーテンを開けると窓際にカメムシがいた。危機を感じると鼻がヒン曲がるほどの悪臭を放つアノ虫だ。昆虫界のスカンクといっていい。殺傷も捕獲も御免蒙りたいので、そっと窓を開け、フッと強く息を吹きかけると、カメムシが宙に舞った。急降下しただろうけど、羽を使って軟着陸してるはず。死なないでちゃんと生きとってくれ。||最近は、夜も更けた頃にDDZynthで音作りに勤しむ日が増えている。最初はプリセットがあまりに少なくて不安だったが、要は自分でせっせと音を作りんさいというplugin。エッジの利いた機械音は元より、打楽器、管弦楽器や鍵盤系の音も作れ、実に奥が深い。劇的に音の表情が変わるツマミをいじくり回しながら、鍵盤を忙しなく叩いて音を鳴らす。それだけで、YMOやPropagandaや平沢進や平山照継の、某アルバムの某曲の音世界にトリップできる。それらの楽曲には、記憶も染み付いているので、時々、人や場所が映像を伴って立ち現れる。ふ~。…ただ、PCに向かって音を作っているだけなのに、かなり忙しい。|そういうわけで、現在、ある人達のために創作中の「踊れる曲」の制作は停滞したまま。いいサビが思いつかない。||BGB:“Between A Breath And A Breath” by Dyble Longdon,English Electric Recordings,2020|BGB:『平成時代』(吉見俊哉著、岩波新書、2019年)☞積読状態だったが、読み始めたら滅法、面白い。
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