その夏はとてもとても暑かった。
フレズノという町に一ヶ月いた。何もない町だ。待ってもバスやタクシーはいっこうに姿をみせず、僕らは強烈な陽射しの中、トボトボと歩いた。飲み物の自動販売機もない。やっとの思いで辿り着いたマクドナルドで、バケツみたいな巨大なカップのコーラを飲んだ。
「なんでフレズノなんて、畑と砂しかない所にいったんだ?一ヶ月もあんなとこにいたら退屈でおかしくなるぞ?」
サンフランシスコ在住の従姉妹は信じられない、と方をすくめてた。
このどうしようもない町で、唯一、ラジオから流れてくる音楽だけが楽しみだった。
この時期、ラジオから流れてくる沢山の音楽の中に気にいった曲があった。
ジョン・クーガーの 「check it out」。
すぐにこの町唯一のショッピングモールで、喋れない英語を必死に使いレコード屋の定員に、「ジョン・クーガー!」と連呼した。
彼のテープを手に入れ、僕はウォークマンで一夏中この曲聴き続けたのだった。
初めていったアメリカは、だから僕には彼の歌声しか記憶に残っていない。
でもとてもいい曲だ。
彼は今はどうしてるのかな~?
ほかのミュージシャンのプロデューサーとして敏腕を発揮している、とも聞いた。
でも、ほんとうにいい曲だ。
「check it out」
夏が近ずく。
ビール片手にまた久しぶりにこの曲を聴くことにしよう。
フレズノという町に一ヶ月いた。何もない町だ。待ってもバスやタクシーはいっこうに姿をみせず、僕らは強烈な陽射しの中、トボトボと歩いた。飲み物の自動販売機もない。やっとの思いで辿り着いたマクドナルドで、バケツみたいな巨大なカップのコーラを飲んだ。
「なんでフレズノなんて、畑と砂しかない所にいったんだ?一ヶ月もあんなとこにいたら退屈でおかしくなるぞ?」
サンフランシスコ在住の従姉妹は信じられない、と方をすくめてた。
このどうしようもない町で、唯一、ラジオから流れてくる音楽だけが楽しみだった。
この時期、ラジオから流れてくる沢山の音楽の中に気にいった曲があった。
ジョン・クーガーの 「check it out」。
すぐにこの町唯一のショッピングモールで、喋れない英語を必死に使いレコード屋の定員に、「ジョン・クーガー!」と連呼した。
彼のテープを手に入れ、僕はウォークマンで一夏中この曲聴き続けたのだった。
初めていったアメリカは、だから僕には彼の歌声しか記憶に残っていない。
でもとてもいい曲だ。
彼は今はどうしてるのかな~?
ほかのミュージシャンのプロデューサーとして敏腕を発揮している、とも聞いた。
でも、ほんとうにいい曲だ。
「check it out」
夏が近ずく。
ビール片手にまた久しぶりにこの曲を聴くことにしよう。